ハイアール 全自動洗濯機 JW-U45Aをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

実際にTシャツを洗った結果、汚れの種類によって落ちやすさに差が出ました。画像右下の口紅はよく落ち、1回の洗濯でも目立たないレベルです。標準コースでも、十分落ちているといえます。

一方で口紅以外の汚れは、はっきりと残りました。とくに上段右の泥・下段中央のカレーの汚れは苦戦してしまい、つけおき洗いでも落ちず。検証では24時間放置しましたが、部分的に手洗いする・漂白するなど、対策をするのがよいでしょう。

とはいえ、標準コースでの汚れ落ちは、今回検証した商品では大きな差が見られません。それほど衣類が汚れる生活をしていなければ、汚れ残りを気にせず使えますよ。

使いやすさはまずまずの評価です。ボタンを押すときに少し力が必要ですが、本体にコースが表記されていて、迷わず操作できるのが好印象でした。残り時間の表示もあり、家事を効率よく進められます。

洗剤投入口は、洗剤をこぼしにくい広めの引き出しタイプ。入れやすいように高い位置に配置されていました。コンパクトサイズゆえに洗濯槽が狭く、洗濯物は取り出しにくいものの、フタの開閉も容易です。

手入れもしやすい構造です。取り外すのに少し力がいりますが、糸くずが取りやすいプラスチック製のフィルターが採用されていました。ただし、ゴミを直接触って捨てないといけないので、気になる人はビニール袋などを使いましょう。

槽洗浄モードは、洗浄の度合いに応じて3段階用意されています。特徴的なのは2分間だけ運転する「ちょっと槽洗浄」。洗濯の前後にサッと洗濯槽を洗うことで、黒カビの発生を抑えられます。

稼働音は、洗濯時・脱水時ともにほぼ平均並みです。わずかに検証商品の全体平均を上回っていますが、今回最も音が大きかった商品でも洗濯時40dB・脱水時54dB。どの商品も、それほど大きな差はありません。

【検証結果】

• 洗濯時｜39dB（全体平均：37.9dB）
• 脱水時｜51dB（全体平均：48.6dB）

環境省のデータでは、40dbは図書館の館内程度・50dBは書店の店内程度とされています。脱水時でもうるさくはないので、深夜や早朝をなるべく避けて使えば、近隣への迷惑にはならないでしょう。