自宅で本格的な精米ができると評判の、象印 家庭用精米機 BR-WA10。インターネット上のレビューには「数日分の精米が一度にできて便利」「米とぬかが別々に出てくるのがよい」など高評価のコメントが並ぶ一方、「精米が不完全」「手入れが難しい」といった気になる口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、象印 家庭用精米機 BR-WA10を含む家庭用精米機全10商品を実際に使ってみて、精米後のお米のおいしさ・手入れのしやすさ・使いやすさ・静かさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
象印のBR-WA10は、一度にまとまった量のお米を精米したい人におすすめです。精米容量は1合~1升まで対応し、ダイヤルを回すだけで15段階から精米度を選べるのがうれしいポイント。使い方はダイヤルを回してスタートボタンを押すだけなので、操作に迷うこともないでしょう。
精米後は、お米とぬかが別々のケースに出てくるのも利点です。ぬかを漬物や肥料などに活用したい人にも重宝しますよ。また、米受け・ぬか受け・精米構造部は水洗いが可能。精米構造部の手入れは3日に一度行う必要がありますが、お手入れブラシがあるのでサッと洗えます。ただし構造部を外す際に、米やぬかが落ちることがあるので注意してくださいね。
実際に精米したお米は、全体的に黄色味がかり欠けや傷も見られました。しかし最大量の10合で精米したお米を炊くと、白くてツヤがあり、ふっくら柔らかくおいしい仕上がりに。少ない量で精米したお米はしゃっきりと硬めだったので、精米量によって食感に差が出る印象です。
価格は執筆時点で税込40,480円(公式サイト参照)。安くはありませんが、自宅にいながらつきたてのお米を楽しめるのは大きな魅力です。パワフルながら、運転音が家庭用精米機のなかでは小さめだったのも好印象。大容量タイプをお探しなら、候補に入れてみてはいかがでしょうか。
実際に象印 家庭用精米機 BR-WA10と比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
象印 家庭用精米機 BR-WA10よりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
象印のBR-WA10は、最大1升(10合)まで精米でき、つきたて風味を楽しめると謳う家庭用精米機 。ここでは、そもそもどんな商品なのかを詳しく解説していきます。
1918年にガラスマホービンからスタートした象印は、「日常生活発想」をスローガンにあらゆる生活用品を展開する国内メーカー。お米関連では、炊飯器はもちろん洗米器・精米機・電子ジャー・おかゆメーカーなど幅広く取り扱っています。
今回ご紹介するのは、2017年発売の家庭用精米機BR-WA10。1合~1升(10合)の大容量タイプで、家族が多い人や1週間分を一度にまとめて精米したい人にぴったりです。
精米度は、3分づきから上白米まで15段階から選択可能。精米時にお米とぬかを分離する設計で、お米は米受け、ぬかはぬか受けに別々に入るのが便利です。野菜のぬか漬けを作ったり、ガーデニング用のぼかし肥料にしたりと、ぬかを活用したい人にも重宝するでしょう。
精米方法には、かくはん式・対流式・圧力式の3種類があります。家庭用精米機はかくはん式が主流ですが、BR-WA10はコイン精米機によく導入されている圧力式を採用。圧力を与えて摩擦を起こし、米同士をこすり合わせてやさしくぬかを取り除く仕組みです。
ぬかを削るのではなく剥がしとるため、お米に欠けや傷が生じにくくつやと透明感のある仕上がりが期待できますよ。かくはん式と比べて栄養素の損失が少なく、運転音が比較的小さいのもメリットです。
先述した15段階の精米コースに加えて、健康志向の人におすすめの胚芽コースも用意。ビタミンE・ビタミンBが豊富な胚芽の部分を残して精米するため、栄養価が高いのが魅力です。
古い白米を再精米し、鮮度を取り戻す白米フレッシュコースも搭載。お米は精米後から酸化がはじまり風味が落ちるといわれていますが、精米機があれば古米でもフレッシュな味わいを手軽に楽しめるでしょう。
本体サイズは幅21×奥行43.5×高さ40cmで、重量は11kg。容量が大きいぶんコンパクトではありませんが、横幅は5合タイプの商品と大差なく縦にスリムな形状のため、比較的設置しやすいといえます。
また、本体内部はお手入れしやすいよう分解できる構造です。精米スクリーン・ぬか分けカバー・米受け・ぬか受けは水洗い可能なので、本体を清潔に使い続けられますよ。
今回は、象印 家庭用精米機 BR-WA10を含む家庭用精米機全10商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:精米後のお米のおいしさ
検証②:手入れのしやすさ
検証③:使いやすさ
検証④:静かさ
まずはじめに、精米後のごはんのおいしさを検証します。
玄米のあきたこまちを、最小量と最大量で2回精米。精米直後の米の欠け・割れ具合に加えて、精米したお米で炊いたごはんのおいしさを、5つ星お米マイスターの山辺恵一郎さん・中村真生さんの協力を得てチェックしました。
実際に精米してみると、全体的に黄色味が強く欠けや割れが見られました。最小量と最大量を比べても精米度は変わらず、量に左右されるわけではなさそうです。
白さにこだわりたい場合は、白度が最も高くなる「上白米」に設定するなど調整するとよいでしょう。
次に最大量で精米したお米を炊飯してみると、黄色味を感じさせない白くてツヤのある仕上がりに。食感はやや柔らかめですが、ふっくらとしていてほどよい粒感も楽しめました。
一方で最小量のお米は、見た目がやや黄色く食感もしゃっきり硬めです。精米する容量によって食感に差が出る可能性がありますが、自分好みに水分量を調節すればよりおいしくいただけますよ。
日常的に使う家庭用精米機は、使い勝手も注目したいポイント。そこで次は、使いやすさと手入れのしやすさを検証します。
使いやすさについては、精米スピード・フタの閉めやすさ・持ち運びやすさなどを確認。手入れのしやすさに関しては、分解できるかや洗う必要があるパーツの数などをチェックしました。
使い勝手は良好です。操作はダイヤルを回してスタートボタンを押すだけと、直感的に扱えました。閉めるときもフタを被せるだけなのでとても簡単。精米したお米はそのまま本体に収納できるため、1週間分をまとめて精米したいときにも便利です。
また2合のお米の精米速度は、1分52秒と全商品のなかでもスピーディー。本体重量は11kgありますが、1升用の大容量タイプということを考えると許容範囲といえます。据え置いて使うことを前提とし、購入前に場所を確保しておくとよいでしょう。
使い方も以下に記載するので、参考までにご覧ください。
<使い方>
気になったのは、精米を行う構造部の手入れが3日に一度の頻度で必要な点。構造部を外すと、精米されなかったお米やぬかが落ちてくるのも気になりました。とはいえお手入れブラシが付属されており、中に入り込んだ汚れを洗い落としやすいのは利点といえます。
また、コードリールはないため、収納時はコードを束ねる必要があることも覚えておきましょう。
家庭用精米機の運転音は大きめといわれていますが、できる限り静音性の高い商品を選びたいところ。そこで最後に、稼動開始から終了するまでの最大騒音値を計測し、静かさを検証しました。
30cm離れた位置での最大騒音値は、約86dB。スタート直後はややうるさめでしたが、それ以降は周囲に響き渡るような音は出ませんでした。全体平均の約92dBを下回っており、音が最も大きかった約104dBの商品と比べても静音性は優秀といえます。
ただし環境省によると、80dB前後はゲームセンター店内、90dB前後はパチンコ店内と同レベルの騒音。家庭用精米機のなかではそれほどうるさくありませんが、静かとはいえないため使用する時間帯には注意が必要です。
精米容量 | 10合 |
---|---|
精米コース | 白米、胚芽米、3分付き、5分付き、7分付き、上白米、白米フレッシュ |
良い
気になる
本体重量 | 11.0kg |
---|---|
精米方式 | 圧力式 |
連続使用可能時間 | 15分 |
分解構造 | 点検パネル、抵抗措置ケース、精米スクリーン、ぬか分けカバー、ぬか受け、米受け |
消費電力 | 255W(50Hz)/285W(60Hz) |
電源コードの長さ | 1.5m |
稼動音 | 66.3dB |
フードプロセッサー機能 | |
籾摺り機能 | |
付属品 | お手入れ用ブラシ |
精米コースがある品種 |
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最後に、ほかの魅力的な商品をご紹介します。
お米のおいしさを最優先するなら、ツインバード工業の精米御膳がうってつけ。精米後のお米は白度が高く、胚芽も見られず市販品と同レベルの上々な仕上がりでした。炊飯したごはんは、粒感とふっくら感のバランスが良好。構造がシンプルでお手入れが簡単なのもうれしいポイントです。
サタケのマジックミル ギャバミルも、炊きあがったごはんのおいしさに満足できる1台。精米後はやや黄色みが強いものの、お米本来の甘さがあり、ほどよい柔らかさと粒感を楽しめると好評でした。ぬかボックスと精米カゴが重なったシンプル構造で、掃除しやすいのも利点です。
精米容量 | 5合 |
---|---|
精米コース | 白米、胚芽米、3分付き、5分付き、7分付き、上白米、白米みがき |
良い
気になる
本体重量 | 4.0kg |
---|---|
精米方式 | かくはん式 |
連続使用可能時間 | 15分 |
分解構造 | 内フタ、かくはん棒、精米カゴ、ぬかボックス |
消費電力 | 200W |
電源コードの長さ | 1.4m |
稼動音 | 67.0dB |
フードプロセッサー機能 | |
籾摺り機能 | |
付属品 | 玄米用計量カップ、レシピブック、取扱説明書 |
精米コースがある品種 |
ツインバード コンパクト精米器 精米御膳 MR-E751Wをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
本体サイズ | 22.7×29.1×24.6cm |
---|---|
幅 | 22.7cm |
奥行 | 29.1cm |
高さ | 24.6cm |
本体重量 | 4.0kg |
精米容量 | 3合 |
精米方式 | かくはん式 |
精米コース | 白米、胚芽米、3分付き、5分付き、7分付き、再精米、ギャバ精米(白米/玄米) |
精米時間(2合) | 白米:2分30秒、胚芽米:1分55秒、3分付き:1分10秒、5分付き:1分、7分付き:1分30秒、再精米:なし、ギャバ精米(白米):2分30秒、ギャバ精米:なし |
連続使用可能時間 | 15分 |
分解構造 | 精米ブレード、精米カゴ、ぬかボックス |
消費電力 | 200W |
電源コードの長さ | 1.5m |
コンパクト | |
稼動音 | 不明 |
フードプロセッサー機能 | 不明 |
籾摺り機能 | 不明 |
付属品 | 計量カップ200mL(玄米用)、取扱説明書(保証書付き)、操作クイックマニュアル |
用途 | 不明 |
精米コースがある品種 | 不明 |
サタケ 家庭用精米機 マジックミル RSKM3Dをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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