気軽に精米できると評判の家庭用精米器、サタケ キッチン用精米機 マジックミル RSKM300。インターネット上では高評価の口コミが多い一方、「音が大きい」「玄米が残った」など気になる声もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の家庭用精米器とも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、家庭用精米器選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
サタケ キッチン用精米機 マジックミル RSKM300は、おいしいお米に精米できるコンパクトな精米機がほしい人におすすめです。商品で精米したお米を炊いて五つ星お米マイスターの片山真一さんが試食したところ、比較したなかでトップクラスのおいしさと評価されました。最大量・最小量のどちらで精米しても、ほどよい粘り気と弾力がありツヤがある仕上がりです。「おいしいお米に仕上がる」と謳うのにも頷けます。
コンパクトで設置場所を選びにくいのも利点。幅17.7×奥行28.7×高さ23.9cmと5合炊き炊飯器よりも小さく、狭いキッチンにも置きやすいサイズです。重量も3kgと、移動する際に負担になりにくい重さでした。それでいて一度に5合まで精米でき、3人家族以上の人やまとめて精米したい人にもぴったり。1〜5合からお米の量を選べるため、お米の消費量にムラがある人にも向いています。
本体にコース名が記載され、直感的な操作がしやすいのも魅力。無洗米モードは非搭載ですが、胚芽を多めに残す胚芽米モードが利用できます。実際に最大量・最小量のお米を精米したところ、どちらでも欠け・割れはあるものの許容範囲内の仕上がりでした。比較した一部の商品のように割れが多く、食感に影響が出るほどではありません。「玄米が残った」という口コミに反し、ぬかの取れ具合も良好です。
使用後は、ぬかボックスと精米ケースを一緒に取り出せます。ぬかが散らばりにくく、持ち手もあるのでスムーズにシンクまで運べますよ。手入れが必要なパーツも4つと多すぎません。しかし、「音が大きい」という口コミどおり、玄米2合を精米した際の稼動音は1m離れたところで最大80.3dBと大きめ。精米時間は2分58秒と短いものの、時間帯を選んで使用する必要があるでしょう。
おいしく精米できるのはもちろん、使いやすさや手入れのしやすさにも配慮された本商品。操作部に点字表示があったり、設定を音で知らせるなど本体に操作を助ける工夫も充実しています。手軽においしいお米を楽しみたい人は、ぜひチェックしてみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
今回紹介するのは、使いやすさにこだわったデザインが特徴のサタケ キッチン用精米機 マジックミル RSKM300。お米のうまみ層を残したまま精米できる構造で、「おいしいお米に仕上がる」と謳っています。
精米量と仕上がりを選択したら、あとは「運転/停止」ボタンを押すだけで精米が可能です。設定を音で知らせる機能や操作部に点字表示があるなど、幅広い人が使いやすいように工夫されています。取扱説明書以外にも操作クリックマニュアルが付属されているのもポイントです。
精米部分には、持ち手があり本体から取り外しが可能。さらに、上フタ・内フタ・精米ブレード・精米スクリーン・糠受箱の5つの部品に分解できます。上フタは透明なので、精米の様子を確認することもできますよ。
販売元は、米・麦・とうもろこしを中心に加工機械や食品の製造販売を行うサタケ。世界約150カ国に製品や技術を提供し、グローバルに活躍しているメーカーです。精米機は、本商品のような家庭用以外にも農業用や店舗用、コイン精米機なども手掛けています。
今回はサタケ キッチン用精米機 マジックミル RSKM300を含む、人気の家庭用精米器を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気の家庭用精米器を比較検証したところ、サタケ キッチン用精米機 マジックミル RSKM300には4つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
実際に精米し炊飯したごはんを五つ星お米マイスターの片山真一さんがチェックしたところ、比較したなかでトップクラスのおいしさと評価されました。
最大量・最小量のどちらで精米しても、ほどよい粘り気と弾力がある食感を楽しめます。ツヤとハリもあり、見た目からも食欲がそそられる仕上がりです。
検証した結果、比較したなかには、精米しすぎてベタつきを感じるものや、逆に精米が足りずザラつきを感じるものがありました。対して本商品は炊飯後のおいしさにこだわる人にもうってつけです。「おいしいお米に仕上がる」という謳い文句にも頷けます。
設置場所を選びにくいコンパクト設計も大きな魅力です。サイズは幅17.7×奥行28.7×高さ23.9cmで、体積を求めると12,141cm3でした。5合炊き炊飯器と同じ程度の大きさとした20,000cm3よりも小さめ。比較したなかには5合炊き炊飯器より大きい商品があったことをふまえると、小さいキッチンに置きたい人にも向いています。重量も3kgと軽く移動もしやすいでしょう。
一度に5合まで精米できるのも利点。5合とはお茶碗10〜15杯分のお米のことで、3人以上の家族やまとめて精米したい人に適しています。比較したなかには2合までしか精米できないものも。対して本商品は1〜5合まで選べるので、自宅のお米の消費量にムラがある人にも向いています。
使いやすさにこだわったデザインなだけあり、使い勝手も良好。本体にコース名が記載され直感的に操作しやすい仕様です。フタはワンタッチで閉められないものの、比較したほとんどの商品が同様の結果だったため、大きなデメリットではないでしょう。
無洗米モードには対応していない反面、胚芽米モードを搭載しているのはポイント。ビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれているとされる胚芽の量を多めに残す機能です。健康意識の高い人でも候補になるでしょう。
手入れでは、ぬかボックスと精米ケースを一緒に取り出せる点が高ポイント。ぬかが周囲に散らばりにくく、持ち手もあるのでスムーズにゴミ箱やシンクまで運べますよ。比較したなかで精米ケースとぬかボックスを別々に取り出す必要があった商品より、掃除の手間が少なくて済みます。
手入れ用ブラシは付属していなかったものの、手入れが必要なパーツは4つと少ないのは利点です。比較した商品内には洗うパーツが5つのものもありましたが、こちらはわずらわしく感じるほどの量ではありません。使用頻度が高い人にもおすすめです。
精米後の欠けや割れも少なめです。五つ星お米マイスターである片山真一さんが精米したお米をチェックしたところ、最大量・最小量どちらもやや割れたものがあるものの、許容範囲内の仕上がりでした。
比較した商品内にはほとんどぬかが取れていないものもあったなか、こちらはぬかの取れ具合も良好。最小量で精米した際には専門家から「もう少し白さがほしい」との声もありましたが、均等にぬかは除去できており、大きく気になるほどではありません。画像で見てもきれいに取れているのがわかります。「玄米が残った」という口コミとは異なる結果でした。
稼動音が大きいのが気になるところです。玄米2合を精米し、本体から1m離れた場所で使用時の音を計測しました。すると、最も稼動音が大きくなった際の数値は80.30dBを記録。比較した商品の平均値70.39dB(※2024年10月時点)を大きく上回り、「音が大きい」という口コミを払拭できませんでした。
環境省によると、80dBとは航空機の機内に匹敵する音とのこと。夜中や早朝など静かにすることを求められる時間帯の使用は避けたほうがよいでしょう。
ただ、玄米2合の精米時間が2分58秒と短いのは利点です。比較したなかには、3分以上かかる商品が3割ほど(※2024年10月時点)ありました。稼動音は大きめですが、精米時間は短いので時間帯を選べば周りも利用する人もストレスを感じるほどではないでしょう。
精米容量 | 5合 |
---|---|
精米コース | 白米、胚芽米 |
良い
気になる
本体重量 | 3.0kg |
---|---|
精米方式 | かくはん式 |
連続使用可能時間 | 10分 |
分解構造 | 上フタ、内フタ、精米ブレード、精米スクリーン、糠受箱 |
消費電力 | 280W |
電源コードの長さ | 1.5m |
稼動音 | 80.3dB |
フードプロセッサー機能 | |
籾摺り機能 | |
付属品 | 計量カップ、取扱説明書、操作クイックマニュアル |
精米コースがある品種 |
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サタケ キッチン用精米機 マジックミル RSKM300はツヤのあるおいしいごはんを楽しめ、コンパクトで置き場所に困りにくいのが魅力です。しかし、稼動音が大きいのがネック。ここでは、比較的稼動音が抑えられていた商品をご紹介します。
まとめて精米したいなら5合まで精米できる、新鮮風味づき SM-500をチェック。一度にお茶碗10〜15杯分のお米を精米できるので、3人家族以上の家庭にもぴったりです。実際に精米してみると、最小量だとぬかの取れ具合のムラや割れているお米があるものの、最大量では欠けや割れが少なくきれいに仕上がりました。
炊飯後のごはんのおいしさは、五つ星お米マイスターの片山真一さんから高評価を獲得。最小量・最大量どちらで精米しても、炊きあがりに粒感や弾力のある食感で見た目もツヤがありました。ごはんのおいしさを重視する人にもってこいです。
無洗米モードに対応しているのも注目したいところ。本体にはコース名が記載され直感的に利用できます。稼動音は70.7dBと大きめではあるものの、サタケ キッチン用精米機 マジックミル RSKM300よりは控えめ。玄米2合の精米にかかった時間も2分28秒とかなり短いため、音が気になることは少ないでしょう。
手入れするパーツが3つと少ないのも利点です。お米をおいしく精米でき、使用中から片づけまで手間なく使える本商品。最大量なら精米の仕上がりも優秀なので、4〜5合精米したい人は検討してみてください。
デザイン性も重視するなら、タイガー 精米器 RSF-A100をチェック。比較した商品内では白ベースのものが多かったなか、こちらは赤を基調とした色味が目を引きます。シックなキッチンにもなじみやすいでしょう。
炊飯後のおいしさの検証では高評価に。最大量・最小量のどちらで精米したお米を炊いても、どちらもハリ・ツヤのあるおいしいごはんに仕上がりました。粘り気もほどよく感じられ、毎日の食卓をより豊かにしたい人にもぴったりです。
本体にはコース名が記載されており、操作は簡単。無洗米モードも搭載されており、洗米の手間を省きたい人にも向いています。手入れが必要なパーツも少なく、毎日こまめに精米したい人でも扱いやすいでしょう。
稼動音は68.4dBと、比較した商品の平均値70.39dB(※2024年10月時点)を下回る結果に。玄米2合分の精米時間も2分15秒と短めなので、稼動音によるストレスを感じにくいのもポイントです。本体サイズは小さめで、キッチンのスペースが限られている人もぜひ候補に入れてみてください。
サタケ キッチン用精米機 マジックミル RSKM300は、Amazonや楽天市場など大手ECサイトで販売されています。値段は2024年10月時点で28,000円前後です。
取扱店舗によっては中古品を販売しているところもありました。新品を購入したい人はサイトの記載内容をしっかりと確認して購入してくださいね。
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