きれいに精米でき、炊飯後の味・香りがよくなると評判のサタケ 家庭用精米機 マジックミル RSKM3D。インターネット上では高評価の口コミが多い一方、「音が大きい」という気になる意見もあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、サタケ 家庭用精米機 マジックミル RSKM3Dを含む家庭用精米機全10商品を実際に使ってみて、精米後のお米のおいしさ・手入れのしやすさ・使いやすさ・静かさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
サタケ 家庭用精米機 マジックミル RSKM3Dは、使いやすさを重視する人・ギャバが生成できる商品が欲しい人におすすめです。
設定する項目ごとにボタンがあり、何を押せばよいか一目瞭然。クイックマニュアルも付属していて、初心者にもやさしい印象でした。精米スピードが1分50秒とかなり速いのも魅力。稼働音も約81dBと検証商品の平均を大きく下回っており、ストレスなく使えます。
精米クオリティもまずまずです。胚芽が残り黄色く仕上がりますが、欠けや割れはほぼ見られません。実際に炊飯して試食した専門家からも、「柔らかさと粒感のバランスがよく、お米の甘さも感じられる」と高評価でした。
分解しやすい構造で、掃除に手間がかからないのもメリット。簡単に使えるものが欲しいなら、ぜひ検討してみてくださいね。
なお、本商品の製造は2022年6月に終了しています。ECサイトでは引き続き購入できますが、検討中の人は早めに購入するのがおすすめです。
サタケ 家庭用精米機 マジックミル RSKM3Dは、ギャバを生成できるのが最大の魅力。改めて機能や使い方などをご紹介します。
サタケは、食文化の向上のため穀物加工技術に力を入れている老舗メーカーです。世界約150か国で、数多くの農業機械・精米機器・炊飯機器などを販売しています。
マジックミル RSKM3Dは、健康促進に役立つとされるギャバを生成できるのが魅力。通常精米のギャバ値が4.0mg/100gなのに対し、専用モードなら最大で11.8mgまでアップします。
胚芽部のグルタミン酸からギャバを生成して自然に吸収させるので、お米本来の栄養を損なうことはありません。見た目・味・食感をほとんど変えず、効率よく栄養を摂取できます。
主な精米方式は、かくはん式・対流式・圧力式の3つです。マジックミルは、お米同士の摩擦で精米する「かくはん式」。対流式や圧力式と比べて欠け・割れが起きやすい方式ですが、きれいに表面が削れることで白度が高くなり、ぬか独特のニオイも感じにくいのが特徴です。
本記事では実際に商品を使って精米し、炊飯して実食までを行いました。5つ星お米マイスターに評価をお願いしたので、ぜひ検証結果も参考にしてみてくださいね。
コースは通常精米・ギャバ精米の2種類です。再精米モードを使えば、風味が落ちた古米もおいしく蘇ります。精米度は、以下6種類から好みで選びましょう。
【精米度】
ギャバ精米コースは、ギャバを生成してから通常精米と同じように精米を行う仕組みです。5・7・9時間のタイマー設定ができるので、食事の支度に合わせてセットしておけますよ。
商品サイズは幅22.7×奥行29.1×高さ24.6cm、重量は約4kg。精米量は1〜3合まで対応しています。一見炊飯器のようなデザインで、キッチンになじみやすいですよ。
【付属品】
なお、本商品は2022年6月14日に終売しました。ECサイトでは引き続き販売されていますが、早めの購入がおすすめです。
終売についてはこちら
検証① : 精米後のお米のおいしさ
検証② : 手入れのしやすさ
検証③ : 使いやすさ
検証④ : 静かさ
今回は、5つ星お米マイスターの山辺恵一郎さんと中村真生さんに協力を依頼。玄米の「あきたこまち」を最小量時と最大量時の2回精米し、精米直後の米の欠け・割れの程度・炊いたごはんのおいしさなどをチェックしました。
精米のクオリティは、今回検証した全商品のなかではトップクラス。最小量(1合)だと胚芽の黄色感が目立ちますが、最大量(3合)では白度が高まりました。
より白く仕上がった商品には及ばないとはいえ、欠けや割れはほぼなく、まずまずのきれいさです。
実際に炊飯してみた結果、胚芽の味やぬかのニオイは感じませんでした。
試食した専門家からは「柔らかさと粒感のバランスがよい」「甘みが出ている」と高評価。見た目の黄色っぽさを除けば、満足度の高い仕上がりです。
続いて、手入れのしやすさ・使いやすさを検証します。
実際に商品を使用して、精米モードの幅広さやスピードなどを確認。手入れのしやすさは、分解構造や掃除が必要なパーツの数などをチェックして評価しました。
使いやすさの評価も、今回の検証商品のなかではトップクラス。設定する項目ごとにボタンがあり、直感的に操作できるのが好印象でした。フタは閉めるだけの仕様で、炊飯器のような使い心地です。クイックマニュアルもあり、初心者でも迷いません。
<精米までの手順>
精米スピードも、白米2合で1分50秒と非常に高速。今回検証した商品は2分以上のものが多く、かなりスピーディでした。最大3合までと容量は小さいものの、スピーディに精米できるので、食事のたびに使えば問題ないでしょう。
お手入れのしやすさの評価はまずまず。お手入れブラシやコードを束ねるバンドは付属しませんが、掃除が必要なパーツ数は4つと今回検証したなかでは標準的でした。
ぬかボックスに取っ手があり、持って移動できるのもポイントです。スムーズに分解でき、移動時にぬかが溢れることもありません。精米カゴとぬかボックスが重なっているため、掃除も非常に簡単でした。
稼働開始時から終了までの最大騒音数値を3回測定して平均を算出しました。なお、家庭での使用を想定して、家庭用精米機は棚の上に設置し、30cm離れた場所で計測を行っています。
検証の結果、3回とも平均を大きく下回ってトップクラスの評価を獲得。稼働中はお米の音はほとんど聞こえず、モーター音がする程度でした。詳細な数値は以下のとおりです。
環境省によると、80dBはゲームセンターの店内や航空機内、90dBはパチンコの店内に相当するとされています。夜間に使えるほどではありませんが、家庭用精米機のなかでは静かな商品です。
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サタケのマジックミルは、手間なく使える初心者向けの商品でした。最後に、また違った魅力のあるおすすめ商品をご紹介します。
ツインバード工業のMR-E751Wは、精米時間が選べるのが特徴です。設定なしでも市販の白米と遜色ないクオリティですが、短め・長めを選ぶとより好みの仕上がりになります。構造がシンプルで、ぬかで周囲が汚れにくいのもメリット。はじめての家庭用精米機としても、おすすめの1台です。
タイガー魔法瓶のRSF-A100は、玄米を普通の炊飯モードで炊けるように精米できるのが特徴。精米したお米は白さが際立ち、炊飯すると光沢のあるごはんに仕上がりました。コードリール付きで、本体を移動させやすいのもポイントです。多機能な商品をお探しなら、ぜひ候補としてみてください。
精米容量 | 5合 |
---|---|
精米コース | 白米、胚芽米、3分付き、5分付き、7分付き、上白米、白米みがき |
良い
気になる
本体重量 | 4.0kg |
---|---|
精米方式 | かくはん式 |
連続使用可能時間 | 15分 |
分解構造 | 内フタ、かくはん棒、精米カゴ、ぬかボックス |
消費電力 | 200W |
電源コードの長さ | 1.4m |
稼動音 | 67.0dB |
フードプロセッサー機能 | |
籾摺り機能 | |
付属品 | 玄米用計量カップ、レシピブック、取扱説明書 |
精米コースがある品種 |
ツインバード コンパクト精米器 精米御膳 MR-E751Wをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
精米容量 | 5合 |
---|---|
精米コース | 白米、白米(強め)、無洗米(白米から)、無洗米(玄米から)、3分付き、5分付き、7分付き、古米みがき、もち米、やわらか玄米 |
良い
気になる
本体重量 | 3.6kg |
---|---|
精米方式 | 変速かくはん式 |
連続使用可能時間 | 10分 |
分解構造 | フタ、精米はね、精米カゴ、ぬかボックス |
消費電力 | 300W |
電源コードの長さ | 1.4m |
稼動音 | 68.4dB |
フードプロセッサー機能 | |
籾摺り機能 | |
付属品 | 計量カップ |
精米コースがある品種 |
タイガー魔法瓶 精米器 RSF-A100の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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