Specialized Torch 1.0を検証レビュー！ビンディングシューズの選び方も紹介

Specializedの「Torch 1.0 」は、ソールやアッパーの全面にベンチレーションが施されており、蒸れを軽減できるのがメリット。クリートの取りつけ穴は3穴タイプで、重量は280gと重いほうではありません。脚の疲れを軽減しやすく長時間でも快適に走りやすいでしょう。

クリート取りつけ穴は3穴タイプでロードバイク向き。しかし、圧縮試験機でソールに力を加える試験では、やや大きめの変形が見られました。樹脂ソールを採用していることもあり、ロードシューズのなかでは剛性が高いとはいえません。

フィット感はBOAダイアルと面ファスナーである程度細かく調整できますが、サイズのラインナップが少なくサイズ選びが制限される点はネック。また、つま先部分は補強されているものの、ダイヤル以外の消耗パーツの交換ができないため、長く使いたい人には不向きといえます。

通気性や軽量性に優れているため、夏場や長時間のレースで蒸れが気になる人や、快適な走行を楽しみたい人なら選択肢に入れてもよいでしょう。