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Oladance OWS Pro OLA07をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

耳にさっと掛けるだけで迫力のサウンドが楽しめると謳うランニング・スポーツ向きイヤホン、Oladance OWS Pro OLA07。インターネット上では「低音から高音まで解像度が高い」と評判ですが、「横に頭を倒すと落ちるようなサイズ感」「ホールド力がそこまで強くない」などの口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?


今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証・レビューを行いました。


  • つけ心地のよさ
  • 走っているときのずれにくさ
  • 外音の聞きやすさ
  • 音質のよさ
  • ランニング中の使いやすさ
  • 防水性能の高さ
  • 連続再生時間の長さ

さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のランニング・スポーツ向きイヤホンとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ランニング・スポーツ向きイヤホン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

2025年09月30日更新
原豪士(Goshi Hara)
ガイド
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ・ビジュアル機器担当
原豪士(Goshi Hara)

オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。

原豪士(Goshi Hara)のプロフィール
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本コンテンツに記載の検証結果は2025年09月までの情報です

目次

はじめに結論!音楽も外音も聞きやすく、運動時以外でのながら聞きにもよい。バッテリーも長持ち

Oladance
OWS ProOLA07-WHT

23,980円

OWS Pro

Oladance OWS Pro OLA07は、長時間ながら聞きしたい人におすすめです。バッテリー持ちがよく、イヤホン単体で16時間、充電ケース込みで58時間使用可能。比較した全商品の平均は約34時間(※執筆時点)だったのに対し、トップクラスの性能です。音楽の再生・停止や音量調整などを本体で行え、スマホを操作する必要がなく、仕事や家事の時間にも使いやすいでしょう。


実際に音質を確認したモニターからは、ボーカルの表現力に高い評価が集まりました。中音域が得意で、「細かな表現がはっきり聞こえる」「息遣いまで繊細に感じられる」などとモニターに好印象です。「低音から高音まで解像度が高い」との口コミに反して、全体のバランスはいまひとつですが、低音はアタック感が強め。BGMとしては十分楽しめるサウンドです。


外音を確認したモニターからは、「自転車のブレーキ音もしっかり聞こえる」という声が多数寄せられました。比較したカナル型の商品と比べると周囲の音が聞きやすいため、状況を把握しやすいでしょう。雑音下での音楽の聞きやすさも良好で、特にボーカルの声は歌詞がはっきりわかるほど。低音域もかき消されることはありません。


耳に引っかけて装着する構造で、痛みや圧迫感がない点も大半のモニターに支持されています。ただし実際に走ると10人全員がズレたり外れたりしてしまい、「ホールド力がそこまで強くない」という口コミどおりの結果となりました。ランニング用とするには不向きです。安定感で選びたい人は、左右一体型の商品を選ぶのがよいでしょう。


ECサイトでの販売価格は3万円台(※執筆時点)。防水性能はIPX4と比較した多くの商品と同レベルで、汗や突然の雨など水飛沫程度なら故障のリスクは少ないですよ。バッテリーが長く持つので、長時間ながら聞きするにはもってこいです。スポーツ・ランニング時の使用がメインの人は、より安定感に優れていたほかの商品も検討してみてください。

Oladance OWS Pro OLA07とは?

Oladance OWS Pro OLA07とは?

そもそもランニング・スポーツ向きイヤホンとは、運動に適した条件を満たしたイヤホンのこと。ワイヤレス・周りの音が聞こえやすい・防水対応という絶対条件に加え、外れにくさや音質のよさも兼ね備えているとうれしいですよね。


今回紹介するOladance(オーラダンス)OWS Pro OLA07は、米国発の新興オーディオブランドの商品。外耳道を密閉しないオープンイヤーデザインで、快適さと音質にこだわっています。


超大型ダイナミックドライバーや低音再生技術など新しい技術を搭載し、低音の厚みや繊細な高音まで再現。耳の鼓膜に向かって音を直接届けることで、気になる音漏れも最大限抑えているとしています。

2023年8月発売。周囲の状況を確認しやすいオープンイヤー型

2023年8月発売。周囲の状況を確認しやすいオープンイヤー型
出典:oladance.jp
形状は、耳穴が痛くならないオープンイヤー型です。装着時の負担軽減のため、肌に触れる部分にはシリコン素材を使用。何度もつけ直しすることなく、長時間どこでもつけていられるよう工夫されています。連続再生時間はイヤホンのみで16時間、本体を使用すると58時間です。

ハンズフリー通話には、ウィンドノイズ低減技術を採用。人の声と環境音を正確に分離するため、相手にクリアな声を届けることができるとしています。外出中の電話にもストレスフリーで対応できるでしょう。


専用アプリを使えば、イヤホンの設定やタッチ機能の割り当ても可能に。左右の音バランス調整やイコライザー調整など、自分好みにカスタマイズできます。Bluetoothは2台に対応し、スマホやパソコン、タブレットなどがシームレスに切り替えが可能です。


スペック詳細

  1. 価格|-
  2. 発売日|2023年8月
  3. イヤホンの種類|オープンイヤー型
  4. 防水性能|IPX4
  5. 対応コーデック|SBC
  6. Bluetoothバージョン|Bluetooth 5.3
  7. 充電時間|イヤホン:2時間/ケース:3時間
  8. 充電端子|USB Type-C
  9. ノイズキャンセリング機能|‐
  10. マイク付き|〇

おしゃれなデザイン。5種類のカラバリから選べる

おしゃれなデザイン。5種類のカラバリから選べる
出典:oladance.jp
カラバリは、ブラック・ホワイト・シルバー・グリーン・ピンクの5種類。運動の気分を上げるファッションアイテムとしてもおしゃれです。

本体には弾力のあるチタン合金メモリーワイヤーを、耳かけ部分には医療グレードの液状シリコンゴムを採用し、耳にやさしくフィット。ワイヤーフレームによりさまざまな耳の形に対応し、安定するとしています。


イヤホンのサイズは長さ57×幅45×高さ22.5mm、片側1個の重さは13.8g。キャリーケースは幅88×奥行74×高さ29mm、重さは73.6gです。付属品としてType‐Cの充電ケーブルもセットになっていますよ。

実際に使ってみてわかったOladance OWS Pro OLA07の本当の実力!

今回はOladance OWS Pro OLA07を含む、ランニング・スポーツ向きイヤホン全10商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。

具体的な検証内容は以下のとおりです。


  1. つけ心地のよさ
  2. 走っているときのずれにくさ
  3. 外音の聞きやすさ
  4. 音質のよさ
  5. ランニング中の使いやすさ
  6. 防水性能の高さ
  7. 連続再生時間の長さ

痛みや圧迫感はなかった。ズレたり外れたりしやすく、ランニングには向かない

痛みや圧迫感はなかった。ズレたり外れたりしやすく、ランニングには向かない

はじめに、つけ心地のよさ・走っているときのずれにくさを検証しました。


週1回以上ランニングをしている30代までの男女10人をモニターとし、実際に商品を装着した際の圧迫感や傷みの感じやすさを評価。さらに、時速7kmに統一したランニングマシンで走った際の、ずれにくさや落ちにくさもチェックしました。

10人全員がランニング中にズレを感じた。イヤホンを落とした人もいる

10人全員がランニング中にズレを感じた。イヤホンを落とした人もいる
実際に走ってみると、複数人のモニターがイヤホンを床に落としてしまう事態に。「ホールド力がそこまで強くない」という口コミのとおり、10人全員がズレたり外れたりしてしまい、ランニングには不向きといえます。

比較したところ、ソニーのFloat Runのように左右がつながっている一体型のオープンイヤーや、Shokzなどの骨伝導型の商品は安定感があり、耳から落ちることはありませんでした。本商品のような左右分離型はずれやすい傾向があったため、ランニング中の使用をメインに考えるならほかの形状を選ぶのがよいでしょう。


「横に頭を倒すと落ちるようなサイズ感」という口コミがあるように、耳にかけるタイプのため、あまりフィット感が得られません。モニターからは「サイズが大きいせいか速く走るとズレが気になる」「私の耳の形状には合わず外れてしまった」という意見も聞かれました。


走っている時にずれないかについてのモニターコメント
  1. 「走っている時にずれてきてしまい、落ちないように気にしながら走る必要があった」
  2. (30代・男性)
  3. 「耳に掛ける形なので落ちる心配はなかったが、サイズが大きいせいか走るペースを速めると少しズレが気になる印象」(20代・男性)
  4. 「ゆったりしすぎていて、私の耳の形状には合わず、走っている最中に外れてしまった」(30代・女性)
  5. 「走っている最中にイヤホンがかなり浮いてしまっていた。なんとか引っかかり外れることはなかったが、とても気にしながら走ることになった」(20代・男性)
  6. 「走っているとすぐに落ちそうだった。首を左右に振ったら落ちた」(20代・男性)
  7. 「耳裏に当たるパーツが少し重いせいか、激しく走ると片耳だけぷかぷか浮いているように感じる。大きくズレはしなかった」(30代・女性)
  8. 「装着して軽く歩いただけでもイヤホンが揺れる。走ったらすぐに両耳のイヤホンがぷらぷらと揺れ始めて、片方は床に落としてしまった。安静時にしか使いたくない」(20代・女性)
コメントは一部抜粋

耳を圧迫せずにつけられるオープンイヤー型。つけているのを忘れるほど快適

耳を圧迫せずにつけられるオープンイヤー型。つけているのを忘れるほど快適
オープンイヤー型で耳に引っかけるような装着方法のため、痛みや圧迫感はなくつけ心地は良好です。大半のモニターに「軽やかで痛みが少ない」「圧迫感はまったくない」と好印象でした。

比較したところ、本商品のようなオープンイヤー型や骨伝導タイプは耳を塞がないため、耳が詰まっているような閉塞感がない傾向がありました。商品によってずれやすさに差は出たものの、圧迫感や痛みを感じたものはほとんどなく、スポーツシーン以外であれば快適に使えるでしょう。


装着時に痛みを感じにくいかについてのモニターコメント
  1. 「パーツは硬めだが装着感は悪くなく、痛みは感じなかった」(20代・男性)
  2. 「痛みはまったくなかった。ただ緩いので落としてしまいそう」
  3. 「少し余裕があり、痛みは特に感じない」(20代・女性)
  4. 「耳に引っかけるタイプで軽やかなので、痛みは少ない」(20代・男性)
  5. 「眼鏡の先端部分のように耳に掛けられて、つけ心地が軽い。パーツが干渉せず痛みを感じにくい」(30代・女性)
  6. 「少し重め。耳珠(じじゅ)付近にイヤーピースがくる。つけてすぐはまったく痛みがないが、すべて硬い素材でフィット感に乏しく、長時間の装着では重みもあり耳の上あたりに痛みが出てきそう」(20代・女性)
  7. 「外側は硬いパーツだが、耳に当たる部分はなめらかで柔らかい素材でできていて痛みがない。ただ耳に軽く引っかけるだけで、パーツも全体的に丸みを帯びているのでまったく刺激がない」(20代・女性)
コメントは一部抜粋

装着時に圧迫感があるかについてのモニターコメント

  1. 「まったく圧迫感はない。しっかり装着はされていたが、常にどこか浮いているような感触でぴったり密着感を感じる子とはない」(20代・男性)
  2. 「ゆったりしたつけ心地で圧迫感はほとんどない」(20代・男性)
  3. 「耳にそっと乗っているような感じでつけられて、こめかみなどを締めつけない。つけ心地がよく圧迫感を感じなかった」(30代・女性)
  4. 「耳かけタイプで重みはあるが、締めつけ感はまったくなく、耳かけ部分が耳の裏側のカーブと合わずすぐ取れそうなくらい」(20代・女性)
  5. 「耳に引っかける形のイヤホンだが、点ではなく面で固定されている感じで、一点に圧がかからないので非常に快適。つけていることを忘れそうなほど開放感がある」(20代・女性)
コメントは一部抜粋

小さな外音もはっきり聞き取れる。雑音があっても歌詞まで聞こえた

小さな外音もはっきり聞き取れる。雑音があっても歌詞まで聞こえた

次に、外音の聞きやすさを検証しました。


10人のモニターに引き続き参加してもらい、部屋のなかでイヤホンを装着。車道近くで録音したノイズをスピーカーから流した状態で、イヤホンで音楽やラジオを聞きます。その際、外音や音楽・ラジオがはっきり聞こえるかを評価しました。

車の走行音や自転車のブレーキ音も、はっきり聞こえた

車の走行音や自転車のブレーキ音も、はっきり聞こえた
ほとんどのモニターが「自転車のブレーキ音もしっかり聞こえてくる」と好評でした。オープンイヤー型のため周囲の音が聞こえやすく、ランニング中にも危険を察知しやすいでしょう。「音量を上げるとかなり環境音がシャットアウトされてしまう」という人もいましたが、音量調節すればおおむね聞き取れるようです。

比較した結果、本商品のようなオープンイヤー型や骨伝導型は、耳を塞がないため小さな音も聞き取りやすい傾向がありました。対して耳の奥に押し込んで装着するカナル型は、自転車のブレーキ音がかき消されることも。どこで使うかによって形状を選びましょう。


外音がはっきりと聞こえるかについてのモニターコメント
  1. 「車の音も自転車のブレーキ音もよく耳に入ってきた」(20代・男性)
  2. 「割と音が小さな外音でもはっきり聞こえた」(30代・女性)
  3. 「自転車のキーッという音や車の近づいてくる感じ、遠ざかっている感じが距離感までわかるようにしっかり聞こえる」(20代・女性)
  4. 「普段音楽を聴くときくらいの音量に設定すると、かなり環境音がシャットアウトされてしまう。車が横を通り抜けるような轟音はさすがに聞こえるものの、自転車のブレーキ音のような高い音は聞き取りづらさを感じる」(20代・女性)
コメントは一部抜粋

外音があってもボーカルの歌声よく聞こえる。低音はやや聞こえづらい

外音があってもボーカルの歌声よく聞こえる。低音はやや聞こえづらい
外音があるなかでも、ボーカルの歌声はよく聞こえました。モニターからは「歌詞まで問題なく聞こえる」という意見が多数。車道から大きな音がしてやや聞き取りづらくなることはあっても、歌声を楽しめるでしょう。

ボーカルの聞きやすさについてのモニターコメント
  1. 「全体的に音に厚みがありサビでの迫力は満足。サビ以外の箇所は車のロードノイズで聞き取れないところもあった」(30代・男性)
  2. 「ノイズが大きくなっても歌詞まではっきり聞こえて満足」(20代・男性)
  3. 「車の大きな音がすると少し聞こえにくくなってしまうが、それほど気にならない。静かであればはっきり鮮明に聞こえる」(20代・女性)
  4. 「大きな車が近くを通った時でも、歌詞まで問題なく聞こえる」(20代・女性)
  5. 「脇をトラックが走り抜けるような轟音が入っても、環境音とボーカルが混ざってしまうことがなく、しっかりと何を歌っているかがわかる」(20代・女性)
コメントは一部抜粋

一方で、低音は「外音が大きいと聞こえづらく感じる」という意見が多めでした。同様に、男女が話しているラジオ番組では「男性の声が小さく聞こえる」「車の轟音が入っても女性の声ははっきり聞き取れる」という声があり、低音域はかき消されないもののやや聞こえづらく感じるでしょう。


低音の聞きやすさについてのモニターコメント

  1. 「音に厚みがあり、イントロからベースの低音が心地よい鳴り方。好印象」(30代・男性)
  2. 「低音強め。極端にノイズが大きくない場面ではベースもドラムもよく聞こえる」(20代・男性)
  3. 「外音がうるさいときは低音が聞こえにくい」(20代・男性)
  4. 「車の大きな音がすると鮮明ではないが、低音がかすかに聞こえてくる。静かであればきれいに聞こえてくる」(20代・女性)
  5. 「若干低音の音量が小さく感じた。外音に負けてしまっているのかスピーカー自体がそうなのかわからないが、重厚感のある響きを感じにくい」(30代・女性)
  6. 「低いドラムの音はしっかり伝わってくるが、ベースのラインは車の音にかき消される感じがある」(20代・女性)
コメントは一部抜粋

ボーカルの細かな表現がしっかり再現されている。低音域はアタック感が強め

ボーカルの細かな表現がしっかり再現されている。低音域はアタック感が強め

次は、音質のよさの検証です。


外音に埋もれやすい低音やボーカルが際立って聴こえるものを高評価の基準とし、モニターが実際に楽曲を試聴。イヤホンが最上コーデックで再生されるAndroid端末を再生機器とし、低音や中音を中心にチェックしました。

全体のバランスはいまひとつ。ながら聞きには十分な音質

音質は良好です。低音域は少し迫力に欠けるものの、リズムの刻みが際立ってアタック感が強めなので運動時にリズムをとりやすいでしょう。中音域はほとんどのモニターがボーカルの声の繊細な表現を評価し、「かすれやゆらぎまでしっかり再現されている」という意見が挙がりました。

口コミでは「低音から高音まで解像度が高い」など音質を評価する声を多く見かけますが、モニターからは「全体的なバランスは少しよくない」という意見も。一つひとつの音がやや主張しがちでまとまりに欠けますが、運動中のBGMとして聞くには十分でしょう。


比較したところ、音質は完全ワイヤレス型・オープンイヤー型・骨伝導の順に高い傾向がありました。本商品は完全ワイヤレス型のAirPods Proには及ばないものの、同じオープンイヤー型のソニーのFloat Runと音質に大きな差はありません。ながら聴きであれば、十分楽しめるサウンドですよ。


低音についてのモニターコメント
  1. 「全体的に低音がきれいだが、ベースのボリューム感や低音の厚みがわかりにくい部分があった」(30代・女性)
  2. 「低音の中では軽い音だと感じるが、音としてはクリアな感触で聞き心地がよい。もう少し厚みがあればすごくよい」(20代・男性)
  3. 「重低音の迫力がちゃんと感じられた。低音のバランスはいいと思うが、少し中音域が弱く感じるので全体的なバランスは少しよくない」(20代・男性)
  4. 「迫力は全然感じられないが、低めのいい音が聞こえてくる感じがする。低音域が聞こえないわけではないが、もう少し存在感があったほうがバランスがよい気がする」(20代・女性)
  5. 「響くほどではないが、十分迫力を感じられる。ベースやドラムは強めに鳴っており、リズム感を感じることができる」(20代・男性)
コメントは一部抜粋

中音についてのモニターコメント

  1. 「聞く曲によって中音は評価が分かれると思った。鮮明さを表現したい曲は中音のきれいさがイマイチだが、ボーカルの強弱はよく表現されていると思う」(20代・男性)
  2. 「ボーカルの強弱や息遣いまで繊細に感じられる。ほかのパートとの分離感や立体感はそこまでないので、総合的にはやや満足」(20代・男性)
  3. 「抑揚などの細かな表現すべてがはっきり聞こえてきてとてもよい」(20代・女性)
  4. 「ビブラートやファルセットなどもきれいで再現性が高い。楽器はどれもぼんやり聞こえがちで厚みは感じにくい。臨場感に欠ける」(30代・女性)
コメントは一部抜粋

再生・停止や曲のスキップもイヤホン本体で操作できる。ハンズフリー通話も可能

再生・停止や曲のスキップもイヤホン本体で操作できる。ハンズフリー通話も可能

続いて、ランニング中の使いやすさを検証しました。


再生・停止や音量調整などの基本操作をイヤホン本体で行えるか、ハンズフリー通話や首にかけられるかなど、ランニング中でも使いやすい機能を備えているかをチェックしています。

イヤホン本体で再生/停止・音量調整・曲のスキップが可能なので、ランニング中にスマホを取り出す必要はありません。比較した大半の商品が同様でしたが、なかには一部機能に対応していないものもあり、メーカーの配慮が感じられます。


ハンズフリー通話にも対応しており、基本的な機能は押さえていました。ただし、音声アシスタント機能には対応していません。声での操作はできないので、その点は少し不便に感じる場合がありそうです。


比較したなかでもとくに便利だったのは、首かけに対応したソニーのFloat RunやShokzのOpenRun Pro。紛失しにくいため、ランニング中に外してひと息つきたいときに重宝しますよ。本商品の機能は以下のとおりです。


  1. イヤホン本体のボタンで再生・停止|◯
  2. イヤホン本体のボタンで音量調整|◯
  3. イヤホン本体のボタンで曲のスキップ操作|◯
  4. 音声アシスタント対応|✕(記載なし)
  5. 耳を塞がない|◯
  6. ハンズフリー通話|◯
  7. 内蔵メモリ|✕
  8. 首にかけられるか|✕

防水性能はIPX4。汗や突然の雨など、水飛沫程度なら故障するリスクは少ない

防水性能はIPX4。汗や突然の雨など、水飛沫程度なら故障するリスクは少ない

次に、防水性能の高さを検証しました。


雨や汗などを気にせずに使えるかを確認するため、メーカー公表の防水性能をチェック。IPX8を上限として高いものほど高評価としました。

運動に最低限の防水性能は備えていた

防水規格IPX4を備え、水飛沫であれば耐えられるレベル。汗や突然の雨でも故障しにくいため、運動に最低限の防水性能を備えているといえます。

比較したJabraのElite 8 Activeは、IPX8と水中でも使えるほど高い防水性能を備えていました。ただし、ほとんどの製品が本商品と同レベルの防水性能で、一段階上のIPX5を搭載しているものもわずかです。


IPX5なら流水にも耐えられるため、イヤホンの汚れを洗い流したい人は目安にしてください。そこまで気にならないのなら、IPX4でも十分でしょう。

連続再生時間は充電ケース込みで58時間。1日に何時間も使う人も充電の頻度を減らせる

連続再生時間は充電ケース込みで58時間。1日に何時間も使う人も充電の頻度を減らせる

最後に、連続再生時間の長さを検証しました。


メーカーから公表されている連続再生時間をチェック。週2~3回、1時間程度ランニングしても充電が持つかどうかを目安とし、バッテリーが長く持つものほど高評価としました。なお、充電ケース込みのものはケースを含めた最大連続再生時間を評価対象としています。

バッテリー持ちは、比較したなかでもトップクラス!

連続再生時間は長く、高評価を獲得。イヤホン本体で16時間、充電ケース込みなら58時間と、比較したなかでもトップクラスの連続再生時間です。

なお、比較した全商品の平均時間は約34時間(※執筆時点でした)。本商品のような充電ケースつきの商品は20時間以上使えるものが多く、OladanceのOWS 2はケース込みで95時間という長さです。一方で骨伝導・一体型のオープンイヤー型は、長くても15時間程度という商品が多い傾向がありました。


頻繁に充電するのが手間に感じる人は、連続再生時間は10時間以上を目安にしたいところ。2日1回1時間のランニングに使っても2~3週間充電せずにすみます。58時間も使える本商品なら数か月レベルで充電が不要になる可能性も。1日に何時間も使用するヘビーユーザーでも満足できるでしょう。

Oladance OWS Pro OLA07はどこで売っている?

Oladance OWS Pro OLA07はどこで売っている?
Oladance OWS Pro OLA07は、楽天市場などのECサイトで購入できます。取扱店舗によって値段は異なるので、ぜひ比較してみてください。

ランニングしても、ずれにくかったのはこちら!

最後に、ランニング中にずれにくく使いやすい商品をご紹介します。


SONYのFloat Run WI-OE610は、安定感に優れた左右一体型の耳かけタイプ。オープンイヤー型で外音が聞こえやすいのに加え、音楽はボーカルが歌う歌詞もはっきり聞き取れます。イヤホン本体で基本的な操作ができるため、運動しながら臨場感のあるサウンドに包まれたい人におすすめです。


ShokzのOpenRun Proも、左右一体型の耳にかけるタイプでランニング時にぴったり。骨伝導タイプのためこめかみ部分にスピーカーがあたりますが、つけ心地も良好でした。音質はオープンイヤー型におよびませんが、防水性能はIPX5で水にも強い点がメリットです。

ソニー
Float Run WI-OE610

おすすめスコア
4.21
Float Run 1
Float Run 2
Float Run 3
Float Run 4
Float Run 5
Float Run 6
最安価格
16,536円
最安価格
16,536円
おすすめのジャンルロック、ジャズ、クラシック、クラシック、ジャズ、アニソン、EDM、ロック
連続再生時間 (イヤホンのみ)10時間
連続再生時間 (充電ケース込み)
ノイズキャンセリングの強弱調節
着脱検知機能
連続再生時間(ノイズキャンセリングなし)不明
ワイヤレス充電対応
連続再生時間(ノイズキャンセリングあり)不明
タイプ耳かけ(ネックバンドタイプ)
アダプティブノイズキャンセリング機能
接続タイプワイヤレス
音の傾向自然なバランス
最大入力不明
ペアリングアシスト機能不明
イヤホン形状耳掛け型
おすすめの音楽ジャンル不明
BluetoothバージョンBluetooth 5.0
BluetoothクラスClass1
対応コーデックSBC、AAC
BluetoothのプロファイルA2DP、AVRCP、HFP、HSP
ドライバー構成ダイナミック型
ドライバーサイズ16mm
プラグ形状不明
インピーダンス不明
再生周波数帯域不明
音圧感度不明
連続再生時間最大10時間
充電時間3時間
充電端子USB Type-C
防水性能IPX4
防塵性能IP4X
ケーブルの長さ不明
重量33g(左右一体)
不明
操作方法ボタン操作
奥行不明
高さ不明
MFi認証モデル
マイク付き
リモコン付き
ノイズキャンセリング機能
ノイズリダクション機能
ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能
空間オーディオ機能
外音取り込み機能
自動パーソナライズ機能
選択式パーソナライズ機能
選択式イコライザー機能
自由調整式イコライザー機能
着脱検知機能
内蔵メモリ
MP3プレイヤー内蔵
急速充電
接続安定性機能
急速充電対応
自動電源ON機能
自動電源OFF機能
マルチペアリング対応
マルチポイント対応
AIアシスタント
アプリ対応
紛失防止機能
リケーブル対応
ハンズフリー通話対応
ハイレゾ対応
再生/停止操作可能
曲のスキップ操作可能
音量調整操作可能
音漏れ抑制機能
音量制限機能不明
片耳タイプ
電車の騒音のカット率不明
電車の走行音の低減dB数不明
音質の特徴バランス型
立ち上がりの速いノイズの低減dB数不明
最小音量不明
いびきの遮音量不明
イヤーフィン型
カラーブラック
デザイン
製造国中国
特徴耳を塞がない
全部見る
Float Run

SONY Float Run WI-OE610を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?

Shokz
OpenRun ProS810

おすすめスコア
4.55
OpenRun Pro 1
OpenRun Pro 2
OpenRun Pro 3
OpenRun Pro 4
OpenRun Pro 5
OpenRun Pro 6
OpenRun Pro 7
OpenRun Pro 8
参考価格
23,880円
ブラック
ピンク
ブルー
ベージュ
全部見る
ブラック
ピンク
ブルー
ベージュ
全部見る
参考価格
23,880円
ブラック
ピンク
ブルー
ベージュ
全部見る
ブラック
ピンク
ブルー
ベージュ
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装着方法ネックバンドタイプ
音漏れdB数4.5dB
用途リスニング向け
連続再生時間 (イヤホンのみ)10時間
連続再生時間 (充電ケース込み)
連続再生時間(ノイズキャンセリングなし)不明
連続再生時間(ノイズキャンセリングあり)不明
タイプイヤホン
接続タイプワイヤレス
最大入力不明
イヤホン形状耳掛け型、オープンイヤー型
Bluetooth接続可能
BluetoothバージョンBluetooth 5.1
Bluetoothクラス不明
対応コーデックSBC
BluetoothのプロファイルA2DP、AVRCP、HSP、HFP
ドライバー構成骨伝導型
ドライバーサイズ不明
プラグ形状
インピーダンス不明
再生周波数帯域20Hz~20kHz
音圧感度105±3dB
連続再生時間10時間
充電時間1時間
充電端子マグネット式
防水性能IPX5
防塵性能IP5X
ケーブルの長さ
重量29g
不明
操作方法ボタン操作
奥行不明
高さ不明
MFi認証モデル不明
マイク付き
リモコン付き
ノイズキャンセリング機能
ノイズリダクション機能不明
ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能不明
空間オーディオ機能不明
外音取り込み機能不明
自動パーソナライズ機能不明
選択式パーソナライズ機能
選択式イコライザー機能
自由調整式イコライザー機能不明
着脱検知機能不明
内蔵メモリ不明
MP3プレイヤー内蔵不明
急速充電
接続安定性機能不明
急速充電対応
自動電源ON機能不明
自動電源OFF機能不明
同時翻訳機能不明
ヘルスケア機能不明
マルチペアリング対応
マルチポイント対応
AIアシスタント不明
アプリ対応
紛失防止機能不明
リケーブル対応
ハンズフリー通話対応
ハイレゾ対応不明
再生/停止操作可能
曲のスキップ操作可能
音量調整操作可能
音漏れ抑制機能不明
音量制限機能不明
片耳タイプ不明
電車の騒音のカット率不明
電車の走行音の低減dB数不明
音質の特徴不明
立ち上がりの速いノイズの低減dB数不明
最小音量不明
いびきの遮音量不明
イヤーフィン型
付属品マグネット充電ケーブル、キャリングケース、オリジナルポストカード(全3種からランダム1枚)、ユーザガイド(日本語を含む12言語対応)、保証書(2年保証)
カラーキプチョゲ限定エディション、ブラック、ブルー、ベージュ、ピンク
デザイン不明
製造国不明
特徴耳を塞がない
全部見る
OpenRun Pro

Shokz OPENRUN PROをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

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