パワフルな吸引力と軽さを実現したと謳うスティッククリーナー、シャープ RACTIVE Air POWER EC-PR9。口コミや評判が少なく、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気の日立やダイソンなどのスティッククリーナーとも比較。検証したからこそわかった、ほんとうのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較を行いましたので、スティッククリーナー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
シャープ RACTIVE Air POWER EC-PR9は、大きな音を怖がるペットや小さな子どもがいる家庭におすすめです。実際に稼働音を測定すると、標準モードで58.0dBを記録。比較した全商品の平均値63.3dB(※執筆時点)を大幅に下回り、トップレベルの静かさでした。部屋を隔てていればほとんど気にならないので、子どもが寝ている間に掃除を済ませたい人にもうってつけです。
肝心の吸引力も優秀。わずか1往復でフローリング・カーペットともに大きなゴミをほとんど吸引できました。比較した多くの商品が苦戦していた壁際のゴミまで、ブラシが届いてしっかりかき出せます。本体も約1.63kgとさほど重くなく、自走式ヘッドによってかけ心地も軽やか。ヘッドをひねればテレビ台・ソファ下にも差し込め、小回りが利きました。
ヘッド部分が自立するので掃除形態を切り替えやすいのも利点。掃除中にノズルとヘッド部をそのまま立たせておけるので、ハンディへの変更やアタッチメントの取り替えがサッと行えます。ゴミ捨てはダストボックスを外して中身をゴミ箱へ捨てるだけ。ブラシの毛絡みも少なく、フィルター・ブラシは水洗いできるので清潔に保ちやすいでしょう。
バッテリーも長持ちしやすく、自動モードで約28分・標準モードでは約36分も連続使用可能。価格は約5万円(※執筆時点)と少し高めですが、吸引力や使い勝手はもちろん静音性にもこだわりたい人には有力な選択肢となる1台です。しかし、静かさをそこまで求めないという人は、より安価なそのほかの商品をチェックしてみてはいかがでしょうか。
実際にシャープ RACTIVE Air POWER EC-PR9と比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
シャープ RACTIVE Air POWER EC-PR9よりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
東芝ライフスタイル
軽さ重視ならおすすめ。フローリングでの吸引力も申し分なし
東芝ライフスタイル
進化した吸引力と細やかな機能性。お手入れを楽にしたい人に
SharkNinja
吸引力と使い勝手を両立。ゴミ捨ては月1回でOK
今回ご紹介するシャープ RACTIVE Air POWER EC-PR9は、「掃除をラクにアクティブに」というコンセプトのもと、軽さと吸引力を追求して開発されたラクティブエアシリーズの1つ。これまでハイエンドのみに採用していた軽量高出力モーターを搭載し、シリーズ史上最強パワーを謳っています。
独自の低騒音化技術により、運転音を抑える設計も魅力。時間帯問わず掃除しやすいよう工夫されています。ヘッドの端まであるブラシが壁際のゴミをかき出し、髪の毛やペットの毛などの入り込みも抑制。パイプがついたままのヘッドも自立するため、掃除中にハンディへの切り替えもスムーズに行えるでしょう。
販売元はいわずと知れた大手家電メーカー、シャープ。空気清浄技術「プラズマクラスター」に代表される、他社にないアイデアを搭載した電化製品を数多く生み出しています。
SR9は本品よりもモーター音や排気音、駆動音を抑える「ノイズリダクション設計」を進化させ、さらなる低騒音化を実現したとのこと。バッテリー残量を分単位で確認できる点や、布団用ヘッドなどの付属品が追加された点も本品にはない魅力です。
今回は、シャープ RACTIVE Air POWER EC-PR9のコードレススティック掃除機を含むスティッククリーナー66商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
各商品を実際に使用してみたところ、シャープ RACTIVE Air POWER EC-PR9には主に6つのメリットがありました。1つずつ紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
毛足の長さ9mmのカーペットでも、1往復で大きなゴミを取り除けました。密度が高いブラシゆえにお菓子のクズが張りつき、一部吸い残しもあったものの、十分優秀な吸引力といえます。場所を問わず隅々まで掃除したい人にうってつけでしょう。
約1.63kgと平均的な重量で、重さもさほど気になりません。人気のダイソンには2kg近いモデルも多かったなか、こちらは長時間使用しても疲れにくいでしょう。
ノズルがついた状態でヘッドが自立するのも比較したほかの商品にはない魅力。ハンディへの変更や、アタッチメントの取り替えがかがまず楽にできますよ。本体は自立しませんが、壁や机に立てかけやすいフック形状の出っ張りが手元についているのも親切です。
掃除をしている人でさえ、音をうるさいと感じなかったのが驚くべきところ。部屋を隔てていればほとんど気にならないので、夜間に掃除したい人・大きな音を怖がる子どもやペットがいる家庭でも使いやすいですよ。
バッテリー耐久も優秀です。比較した多くの商品が、標準モードでも15~20分ほどしか持たなかったなか、自動モードで約28分・標準モードでは約36分も連続して使えました。広い間取りの家に住んでいる人でも掃除中にバッテリーが切れる心配は少ないでしょう。
比較したなかにはツインバード TC-E264Bやマキタ CL107FDSHWなど、1~2万円でも本品と遜色ない吸引力だったものも。極力低コストで購入したい人は、そちらをチェックしてみるとよいかもしれません。
シャープ共通のデメリットなのですが、バッテリーを充電台に載せるひと手間が気になります。そこまで大きなデメリットではありませんが、購入の際に頭に入れておきたい点です。
2023/08/24 発売
標準モードの連続使用時間(公称値) | 標準モード:約36分/自動モード:約28分/強モード:約12分 |
---|---|
ヘッド種類 | 自走式パワーヘッド |
充電時間(公称値) | 約1時間20分 |
本体重量 | 1.63kg |
集じん容積 | 約0.20L |
---|---|
HEPAフィルター付き | |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
ゴミセンサー付き | |
付属品 | すき間ノズル、ハンディ用ノズル、充電コード、収納スタンド |
本体幅(公称値) | スティック時:22.1cm/ハンディ時:10.7cm |
本体奥行(公称値) | スティック時:25cm/ハンディ時:17.9cm |
本体高さ(公称値) | スティック時:97.2cm/ハンディ時:42.2cm |
本体幅(実測値) | 22.0cm |
本体奥行(実測値) | 21.0cm |
本体高さ(実測値) | 97.3cm |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
38,398円
(最安)
販売価格:38,750円
ポイント:352円相当
送料無料
73,031円
(+34,633円)
販売価格:73,031円
ポイント:0円相当
送料別
(35件)
74,339円
(+35,941円)
販売価格:75,021円
ポイント:682円相当
送料別
ツインバードのTC-E264Bは、執筆時点で約2万円とリーズナブルながら吸引力・軽さ・静音性のバランスが取れた1台。フローリングだけでなくカーペットでもしっかりゴミを吸い込み、自走機能つきでヘッドもスイスイ進みました。
本体は1.47kgと軽量で、取り回しのよさも良好。標準モードの運転音も56.2dBとかなり静かなので、子どもが眠っている間に掃除を済ませたいときにも重宝するでしょう。格安機でありながら申し分ない性能を備えており、コスパに優れたアイテムです。
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。