合計145Wの出力に対応したハイパワーが魅力の、UGREEN 145W Power Bank モバイルバッテリー。ネット上では「本体の充電速度が速い」と評判ですが、実際に口コミどおりなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のAnkerなどのノートPC用モバイルバッテリーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ノートPC用モバイルバッテリー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
10,485円
おすすめスコア
変換ロスの少なさ
パソコンを充電する速さ
本体充電の速さ
利便性の高さ
実容量 | 15,796mAh |
---|---|
変換ロス率 | 36.82% |
USBポート数 | 3ポート |
最大出力(実測値) | 94.28W |
良い
気になる
UGREEN 145W Power Bank モバイルバッテリーは、高性能ノートPCも充電できる高出力な商品をお探しの人におすすめです。実際に充電できる容量を測定したところ、表記容量25,000mAhに対して実容量は15,796mAhを記録しました。ロス率を36.82%に抑え、M2チップを搭載したMacBook Air 15インチをフル充電できる容量です。なお比較した約半数の商品は表記容量の40%以上をロスしていました。
続いてパソコン充電時の最大出力を計測したところ、94.28Wと高出力。MacBook Proなどの高性能ノートパソコンも、急速充電できる出力があります。比較したなかでも最大出力が65W以上ある商品は、ほとんどのPCを高速充電できました。出力ポートはUSB Type-C2つ・Type-A1つを搭載しており、3台まで同時に充電できますよ。
本体の充電速度をチェックしたところ、65Wの入力が可能でした。人気のAnker「537 Power Bank」は30W入力対応でフル充電まで約3時間かかったのに対して、本商品は口コミどおり約2時間と素早くフル充電できます。パススルー機能を搭載しているので、電源がある場所ならバッテリー本体を充電しつつ、ノートPCの充電も同時にできますよ。
低電流モードで、イヤホンやスマートウォッチなど電流が小さい機器を同時に充電できるのも便利なポイント。バッテリー残量は数字で表示されるので、充電のタイミングを把握しやすいでしょう。LEDのインジケーターで残量表示される商品よりも、細かく電池残量を知ることができました。
価格は執筆時点でECサイトにて13,000円台です。100Wに迫る高出力なうえに、変換ロスも少ないので、MacBookなど高性能ノートPCを充電するのにぴったり。パワフルなわりに約500gとそこまで重くなく、2.7cmと文庫本程度の厚さなので、ノートPCと一緒に持ち歩きやすいでしょう。購入を検討中なら、ぜひチェックしてみてくださいね!
実際にUGREEN 145W Power Bank モバイルバッテリーと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
UGREEN 145W Power Bank モバイルバッテリーよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
Anker
入出力は驚異の約140W!ロスが少なく、利便性も高い
Anker
高性能ノートPCも急速充電できる高出力。ロスが少なく機能性も高い
UGREEN
ノートPC2台を同時に高速充電可能。充実した機能性も魅力
今回ご紹介するUGREEN 145W Power Bank モバイルバッテリーは、USB Type-Cポートが2つ・Type-Aポートが1つ、合計3ポートを搭載したアイテムです。最大3台を同時に充電できるうえ、合計出力は145Wに対応しています。
過電圧・過電流・過充電・過放電・過熱・短絡保護など、本体を守るマルチ保護システムを搭載。電気用品安全法の基準を満たした電化製品につけられる「PSEマーク」も取得していますよ。
製造元のUGREENは、2012年に中国で設立されたメーカー。おもに充電器・USBケーブルなどを取り扱っており、急速充電器のNexode GaNシリーズやポータブル電源などを展開しています。
バッテリーの容量は25,000mAh。iPhone 14なら5.6回・Galaxy S23 Ultraは3.0回・Nintendo Switchは4.3回以上の充電ができる容量としています。
給電規格はUSB PD 3.1に対応しており、USB Type-Cポートで最大140W(公称値)の高出力を実現。ノートパソコンの急速充電ができるスペックで、13インチMacbook Air(M2チップ)をわずか90分で充電できると謳っています。
そのほかの機能としては、パススルー機能にも対応。電源がある場所では、本体を充電しながら、ほかのデバイスにも同時に充電できるので効率的ですよ。低電流モードも搭載しており、ハンディ扇風機やイヤホンなどの電流が小さい機器も充電できます。
<スペックの詳細>
本体のサイズは幅8.1×奥行15.8×高さ2.7cm、重量は約505gです。比較したほかの商品とも大きな差はなく、大きすぎず小さすぎずのサイズ感といえます。
カラーはグレーのみ。デザインは長方形でシンプルなので、ビジネスシーンでも使用しやすいでしょう。側面には電池残量が数字で表示されますよ。USB Type-C to Type-Cケーブルと専用ポーチが付属しています。
今回はUGREEN 145W Power Bank モバイルバッテリーを含む、ノートPC用モバイルバッテリー全10商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、変換ロスの少なさの検証です。フル充電状態のモバイルバッテリーが空になるまで、電流電圧テスターチェッカーを使用してバッテリーの実容量を計測しました。
検証した結果、表記容量の25,000mAhに対して、実容量は15,796mAh。変換ロス率は36.82%でした。比較したZendure「SuperTank PL」など、約半数の商品は40%以上ロスしていたことをふまえると、本商品は効率よく充電できるほうです。
実際に、MacBook Air 15インチ(M2)もフル充電ができました。ノートパソコンをしっかり充電したい人におすすめです。
次は、パソコンを充電する速さの検証です。実際にMacBook Pro 16インチを電池残量が30%から50%になるまで充電しました。その際の最高出力を電圧電流チェッカーで測定し、出力が高いものほど高評価としています。
最高出力を計測したところ、94.28Wを記録しました。100Wに迫る高出力で、MacBook Proなどの高性能ノートパソコンも急速充電できます。検証でも最大出力が65W以上ある商品は、ほとんどのノートPCを高速充電できました。
比較した商品の約9割は最大出力が65Wを超えていたことをふまえると、どの商品もパソコンを高速充電できる十分なパワーを備えているといえます。
続いて、本体充電の速さの検証です。充電出力は公称値を参照し、出力が高いものほど高評価としました。
充電出力をチェックしたところ、Type-Cポートから65Wの入力が可能で、約2時間でフル充電できます。比較した人気メーカーAnkerの「537 Power Bank」は30Wの入力にしか対応しておらず、フル充電に約3時間ほどかかりました。
口コミで評判だったとおり、本商品自体の充電速度は速めだといえます。デスクで作業している間にチャージできますよ。
最後は、利便性の高さの検証です。同時出力ポートの数・出力ポートの形・低電流モードの有無・バッテリー残量の表示方法などをチェックしました。
検証した結果、利便性の高さは比較したなかでもトップクラスです。比較した商品の約4割が対応していなかったパススルー機能を搭載。電源がある場所でバッテリー本体を充電しながら、ノートPCを同時に充電できます。
出力ポートはUSB Type-Cが2つ、Type-Aは1つ搭載しており、最大3台まで同時に充電可能です。低電流モードも搭載されており、イヤホンや加熱式たばこのような、必要電流が小さい機器も一緒に充電できますよ。
電池残量がパーセント表示なのも特徴です。LEDのインジケーターで表示される商品よりも、細かく電池残量を確認できます。1%単位で把握できるので、充電のタイミングを計りやすいでしょう。
<検証結果>
実容量 | 15,796mAh |
---|---|
変換ロス率 | 36.82% |
USBポート数 | 3ポート |
最大出力(実測値) | 94.28W |
良い
気になる
バッテリー容量. | 25,000mAh |
---|---|
入力端子 | USB Type-C |
出力端子 | USB Type-A×1、USB Type-C×2 |
最大出力(公称値) | 140W |
最大電圧 | 20V |
最大電流 | 3A |
AC出力対応 | |
USB PD対応 | |
ケーブル内蔵 | |
コンセントプラグ内蔵 | |
ワイヤレス充電(Qi)対応 | |
残量表示方法 | 数字 |
付属品 | USB Type-C to Type-Cケーブル、取扱説明書、収納ポーチ |
メーカー所在地 | 中国(本社)、日本(UGREEN Japan) |
保証期間 | 24か月 |
幅 | 8.1cm |
奥行 | 15.8cm |
高さ | 2.7cm |
重量 | 約505g |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
10,380円
(最安)
販売価格:10,485円
ポイント:105円相当
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(10,445件)
12,780円
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販売価格:12,780円
ポイント:0円相当
送料無料
(38件)
UGREEN 145W Power Bank モバイルバッテリーの取扱店舗は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトです。
値段は執筆時点で13,000円台でした。サイトによって値段は異なるので、購入の際は比較してみてくださいね!
最後に、パソコンを充電する速さが優秀だった商品をご紹介します。
より速く充電したい人は、Anker 737 Power Bankがおすすめ。最大出力は137.24Wを記録し、ほとんどのノートPCを急速充電できる性能です。本体への入力も最大140Wと高く、約1時間でフル充電ができます。ポート数は3口で、低電流モードならイヤホンなどの小型機器にも対応できますよ。
持ち運びやすさを重視するなら、Baseus BladeHDがおすすめ。本体が薄型なので、ノートPCと一緒にPCケースにしまえます。充電出力も最大94.81Wと高く、ほとんどのPCを高速充電できるでしょう。ポートはType-CとType-Aを2つずつ、合計4つと多いのも魅力です。
実容量 | 15,962mAh |
---|---|
変換ロス率 | 33.49% |
USBポート数 | 3ポート |
最大出力(実測値) | 137.24W |
良い
気になる
バッテリー容量. | 24,000mAh |
---|---|
入力端子 | USB Type-C |
出力端子 | USB Type-A×1、USB Type-C×2 |
最大出力(公称値) | 140W |
最大電圧 | 28V |
最大電流 | 5A |
AC出力対応 | |
USB PD対応 | |
ケーブル内蔵 | |
コンセントプラグ内蔵 | |
ワイヤレス充電(Qi)対応 | |
残量表示方法 | 数字 |
付属品 | USB Type-C to Type-Cケーブル、取扱説明書、収納ポーチ |
メーカー所在地 | 中国(本社)、日本(Anker Japan) |
保証期間 | 24か月保証 + 6か月(Anker会員登録後) |
幅 | 5.5cm |
奥行 | 15.6cm |
高さ | 4.9cm |
重量 | 約632g |
実容量 | 12,639mAh |
---|---|
変換ロス率 | 36.80% |
USBポート数 | 4ポート |
最大出力(実測値) | 94.81W |
良い
気になる
バッテリー容量. | 20,000mAh |
---|---|
入力端子 | USB Type-C |
出力端子 | USB Type-A×2、USB Type-C×2 |
最大出力(公称値) | 100W |
最大電圧 | 20V |
最大電流 | 5A |
AC出力対応 | |
USB PD対応 | |
ケーブル内蔵 | |
コンセントプラグ内蔵 | |
ワイヤレス充電(Qi)対応 | |
残量表示方法 | 数字 |
付属品 | USB Type-C to Type-Cケーブル、取扱説明書、収納ポーチ |
メーカー所在地 | 中国(本社)、日本(Baseus Japan) |
保証期間 | 12か月 |
幅 | 13.4cm |
奥行 | 13.4cm |
高さ | 1.98cm |
重量 | 約455g |
Baseus BladeHD PPBLD100HDの口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー
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