軽くてサラッとした生地を使用したスリング、北極しろくま堂 キュットミー!しじら織り。赤ちゃんの肌にやさしく、スリング初心者でも使いやすいと謳っています。しかし、インターネット上では口コミが少ないため、評判がわからず購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、北極しろくま堂 キュットミー!しじら織りを含むスリング全15商品を実際に使って、安定感・着脱のしやすさ・肩への負担・通気性・使い勝手のよさ・携帯性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
フィットネス・マタニティ商材を担当。現役でパーソナルトレーナー活動をしつつ、2歳児のママとしても奮闘中。前職では大手フィットネスクラブで健康に関わるさまざまな業務に携わってきた。現在はマイベストにて、アスリートやパーソナルジムトレーナーとして培ってきた知見を活かし、プロテインやマッサージガンなどをはじめとしたフィットネス商材を300商品以上比較検証。また、搾乳器などのマタニティ商材も担当し、実際の育児経験を活かし、ママ目線でのコンテンツを届けている。全米ヨガアライアンスRYT200の資格を保持し、第20回ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会63kg級優勝・2016年世界クラシックパワーリフティング選手権大会女子63kg級16位の実績も持つ。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
北極しろくま堂 キュットミー!しじら織りは、柔らかい素材で負担なく赤ちゃんを支えたい人におすすめです。横抱き・縦抱きともに赤ちゃんとぴったり密着でき、安定感は比較したなかでもトップクラス。比較したほかの商品には肌触りがよくないものがあったのに対し、薄くて肌なじみのよい生地で快適に過ごせるでしょう。
サラッとした生地を使っているとの謳い文句どおり、通気性も高評価を獲得しています。濡らしたガーゼと電気あんかなどで汗をかいた子どもを再現し、スリング内の湿度変化をチェック。すると、15分後には9.3%低下しました。比較した商品の平均値である8.9%(※執筆時点)を上回り、夏場でも使いやすいといえます。
肩の疲労も感じにくく、実際に使用した男女18名のモニターの半分以上が「負担が少ない」と回答。モニターの体格・性別を問わず、「肩のクッションが効いている」「薄手なのに体にフィットする」との声が多く聞かれました。長時間の外出でも、体への負担は比較的少なく済むでしょう。
使い勝手もまずまずです。長さを調節できるリング式で、パパとママで兼用できるのが利点。洗濯機でも洗えるため、お手入れも楽に済みますよ。一方で、抱き入れが難しく着脱しにくいのは気がかりです。長さ調節時にリングが滑りにくい点も相まって、慣れるまでは装着に手間取るかもしれません。
携帯性も高いとはいえず、折りたたんだときにコンパクトに収まらないのもネック。通気性がよく安定して抱っこできるものをお探しの人にはよいですが、着脱や持ち運びやすさを重視するならほかの商品も検討してみてください。
実際に北極しろくま堂 キュットミー!しじら織りと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
北極しろくま堂 キュットミー!しじら織りよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
そもそもスリングとは、袋状の大きな布を肩から掛け、赤ちゃんを包み込むように抱っこするためのアイテム。首が座っていない新生児にも使用できるので、ベビーカーを使えない頃のお出かけ時に活躍します。抱っこ紐よりもかさばらず、持ち運びに便利なのもメリットです。
今回ご紹介するキュットミー!しじら織りは、生地にこだわった商品。阿波地方発祥の織物であるしじら織を採用し、赤ちゃんのデリケートな肌にも使いやすいと謳っています。
販売している北極しろくま堂は、抱っこ紐・おんぶ紐を手掛けるベビー用品メーカー。赤ちゃんとの触れ合いを大切に、快適な暮らしを支える製品を販売しています。
サイズは180×80cmの1種類です。充実のカラー展開が魅力で、検証で使った水色のほか、ピンク系・グリーン系・ブラック系と、パパ・ママで兼用しやすい色味がそろっています。
布の両端には、可動式の綿が入っているのも特徴。赤ちゃんの頚椎から頭部を支えるのに役立ち、定頚後は抜いて使用するなど調節が可能です。抱っこする人の負担を軽減するために、厚めのパッドが入っているのもうれしいですね。
まずは、着脱のしやすさの検証です。
本体の着脱のしやすさ・子どもの乗せ下ろしやすさをチェック。子どもの乗せ下ろしやすさは縦抱き・横抱きの2パターンで評価しました。
リングで長さを調節するタイプのため、パパ・ママで兼用しやすい点が魅力。実際に使ってみると、着脱は簡単に行えました。
ただし、子どもを抱っこした状態ではリングが滑りにくい点が気になります。リングの位置もわかりにくいため、使いはじめは調節に手間取ることも。調節不要のチューブ式と比べると、扱いにややコツがいるでしょう。
子どもの乗せやすさもいまひとつ。縦抱き・横抱きともに人形を袋内に入れるのが難しく、長さ調節の際には、落としてしまいそうでした。
子どもを降ろす動作は問題なし。ただ比較したほかのリング式の商品には乗せる・降ろすのどちらもスムーズだったものがあり、高評価には至りませんでした。
続いて、安定感の検証です。
新生児・生後約12か月に相当する重さの人形を用意します。横抱き・縦抱きの両方を試し、子どもの体がグラついたり姿勢が崩れたりしないかや、親子の体が密着しているかをチェックしました。
縦抱きを試した際の安定感は非常に優秀。比較したほかの商品には少しゆとりがあり、安定しないものもあったなか、親子の体が密着していたのがよいところです。
首回りのサポートはやや薄いものの、子どもの体をしっかり支えられました。M字開脚・背中のCカーブといった姿勢も自然にキープできています。
本商品の対象年齢は、生後2週間目から約3歳ごろまで。体重は16kgまで対応していますよ。
横抱きの安定感も良好です。薄くて柔らかい布が肌によくなじみ、子どもも親も違和感なく過ごせました。
ただ、前かがみになると少し隙間ができてグラついたのは注意したいポイント。M字開脚が崩れやすく、首のホールド感が欠ける点も気になりました。大きく動くときは縦抱きのほうがより安定するでしょう。
続いては、肩への負担の検証です。
標準体型の女性6人・小柄な女性6人・男性6人の計18人のモニターが新生児サイズの人形を抱き入れました。肩にどれだけ負担がかかるか・肩にベルトが食い込まないかを確認しています。
肩パッドがあるため、「肩への負担が少ない」と回答したモニターは18人中10人。「クッションのおかげで重さが和らぐ」「肩パッドが広くて負担が軽減される」と好評でした。
一部のモニターから「クッション性が足りない」という声が出ていたものの、全体の印象は悪くありません。比較した商品のなかにはモニター全員が肩への負担が大きいと口をそろえたものがあったことを思うと、体格を問わず使いやすいでしょう。
<肩への負担のモニターコメント>
コメントは一部抜粋
通気性は、スリングにバスタオル・濡らしたガーゼ・電気あんかを入れて検証。子どもが汗をかいた状態を再現し、ガーゼを入れた直後と15分後のスリング内の湿度の変化をチェックしました。
その結果、スリング内の湿度の減少率は約9.3%と、比較した全商品の平均8.9%(※執筆時点)を上回る結果に。
比較したどの商品も通気性は高めでしたが、しじら織とメッシュ加工を採用した商品はとくに熱がこもりにくい傾向に。夏場も快適に過ごしたい人にぴったりですよ。
最後は使い勝手の良さと携帯性の検証です。
抱き方の豊富さと、洗濯機で洗えるかをチェック。最小に折りたたんだ状態のサイズと重さを計測し、携帯しやすいかも評価しました。
抱き方のバリエーションは対面・前向き・横向きの3パターン。ポーチや収納袋はありませんが、肩ひもは最短約47cm・最長約64cmまで調節可能です。パパとママの兼用も問題ないでしょう。
比較した商品のなかには手洗いのみに対応しているものがあったなか、洗濯機で洗えるのもメリット。汚れを気にせず使えるのがうれしいですね。
持ち運びやすさの評価は振るわず。本体重量・折りたたんだときのサイズから算出した体積のどちらも、比較した全商品の平均値(※執筆時点)を上回りました。外出先に持っていくときは、荷物の数を調整するなど工夫がいるでしょう。詳細な数値は以下のとおりです。
なお比較した商品のなかで携帯しやすかったのはチューブ式。なかには体積がわずか300㎠ほどのものもあったので、サブのスリングをお探しの人はチューブ式も検討するとよいでしょう。
対象月齢下限 | 生後2週間〜 |
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着脱方法 | リング |
対象月齢上限 | 36か月 |
体重目安下限 | 不明 |
体重目安上限 | 16kg |
本体重量 | 約430g |
良い
気になる
本体長さ | 180cm |
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肩紐の最短の長さ | 約47cm(実測値) |
肩紐の最長の長さ | 約64cm(実測値) |
使用者の胸囲下限 | 不明 |
使用者の胸囲上限 | 不明 |
本体幅 | 75〜80cm |
使用者の身長下限 | 不明 |
使用者の身長上限 | 不明 |
ポケット付き | 不明 |
メッシュ仕様 | 不明 |
コンパクト | 不明 |
付属品 | 中綿、使い方ハンドブック |
特徴 | おしゃれ |
安全基準 | 不明 |
北極しろくま堂 キュットミー!しじら織りは、公式サイトのほか、楽天市場やAmazonなど大手ECサイトでも販売されています。価格は次のとおり、カラーによって異なります。
価格は執筆時点・公式サイト参照
なお公式サイトやECサイトでは、北極しろくま堂 キュットミー!823も販売中。こちらは肩パッドが薄めのコンパクトサイズです。購入時に間違えないよう注意してくださいね。
まずはスリングを準備しましょう。手順は次のとおりです。
<使用前の準備>
①布の端(テール)をくしゅくしゅとまとめて、両方のリングに通すまずはスリングを使用する人が装着します。赤ちゃんが入る部分(ポーチ)の大きさを整えてから、赤ちゃんを抱き入れましょう。
<スリングの装着方法>
①リングに布を通し、わっかにした状態でかぶってたすき掛けにする最初は手順が難しく感じるかもしれませんが、慣れてしまえば簡単です。講習会や電話・メールで使い方の相談ができるので、不安な人は利用してみてくださいね。
最後に、お出かけ先でも使いやすいスリングを紹介します。
CUBYベビースリングは、子どもをしっかり支えられるアイテム。ピタッと密着するため、大きく動いても子どもの姿勢が崩れませんでした。貴重品を収納できるポケットつきなのもうれしいポイント。ちょっとしたお買い物なら、スリングだけでお出かけできますよ。
ディディモスのスリングは着脱しやすいリング式。袋の口が大きいため、赤ちゃんをスムーズに抱き入れできました。布がたっぷりしているぶん、モニターからは「肩の負担が気にならない」との声も。通気性に優れているため、夏場に使いやすいのもメリットです。
対象月齢下限 | アップライト、イージーライダー、ハンモックスタイル:新生児 |
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着脱方法 | バックル |
対象月齢上限 | アップライト、ハンモックスタイル、ヒップスター:2歳頃/イージーライダー、ジョイポジション:6か月頃 |
体重目安下限 | 3.5kg |
体重目安上限 | 13kg(コアラ抱き、カンガルー抱き、腰抱き) |
本体重量 | 500g |
良い
気になる
本体長さ | 約167cm(実測値) |
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肩紐の最短の長さ | 約33cm(実測値) |
肩紐の最長の長さ | 約86cm(実測値) |
使用者の胸囲下限 | 不明 |
使用者の胸囲上限 | 不明 |
本体幅 | 約66cm(実測値) |
使用者の身長下限 | 不明 |
使用者の身長上限 | 不明 |
ポケット付き | |
メッシュ仕様 | |
コンパクト | 不明 |
付属品 | 日本語説明書 |
特徴 | 不明 |
安全基準 | 不明 |
CUBY ベビースリングをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
対象月齢下限 | 新生児 |
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着脱方法 | リング |
対象月齢上限 | 60か月 |
体重目安下限 | 3kg |
体重目安上限 | 20kg |
本体重量 | 約380g(実測値) |
良い
気になる
本体長さ | 190〜200cm |
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肩紐の最短の長さ | 約44cm(実測値) |
肩紐の最長の長さ | 約78cm(実測値) |
使用者の胸囲下限 | 不明 |
使用者の胸囲上限 | 不明 |
本体幅 | 約64cm(実測値) |
使用者の身長下限 | 不明 |
使用者の身長上限 | 不明 |
ポケット付き | 不明 |
メッシュ仕様 | 不明 |
コンパクト | 不明 |
付属品 | 不明 |
特徴 | おしゃれ |
安全基準 | 不明 |
ディディモス スリング オーロラをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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