CUBY ベビースリングをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

実際に使ったところ、着用自体はスムーズに完了しました。ただバックルが背部にあるため、口コミどおり着用後の長さ調整が難しいのがネック。比較したなかでも本商品と同様のバックル式は着脱しにくく、リング式やチューブ式が着脱しやすい傾向がありました。

感覚をつかむまでは、家族に手伝ってもらうのがおすすめです。抱っこ後の微調整のしやすさを重視する人は、スリング式などほかの商品をチェックしてみてください。

比較した結果、横抱きは慣れが必要な商品が多い傾向があり、本商品も横抱きだとポジションが安定するまでに時間がかかりました。一般的に横抱きするのは新生児期～首のすわる4か月前後が多く、ママもパパも赤ちゃんの抱っこ自体に慣れていない人が多い時期。はじめは2人以上で練習してみるとよいでしょう。

一方口コミどおり、横抱き・縦抱きともにおろしにくさは感じません。寝ている赤ちゃんを起こさずおろしたいなら、リング式の商品を選ぶのもひとつの手ですよ。

安定感は高評価です。実際に縦抱きすると、密着しつつ赤ちゃんの理想の体勢をキープ。股関節のM字や背中のCカーブを、自然な状態で保持できました。比較したなかにはスリングから手を離すことに怖さを感じる商品があったなか、手を離して動いても赤ちゃんのぐらつきが少なく安定しています。

赤ちゃんの顔の位置は鎖骨くらいの高さ。顔と顔を密着できるほどの近さなので、赤ちゃんとアイコンタクトをとりやすいでしょう。首を支えるサポートがあり、首がしっかりすわっていない時期や赤ちゃんが寝たあとにも重宝します。

抱き方は、対面抱き・前向き抱き・横抱き・腰抱きに対応。そのほか、授乳カバーとしても使えますよ。縦抱きは新生児～2歳頃までが目安です。

横抱きしながら手を離して大きく動いても、ある程度安定していました。比較したなかには密着感が低くかがむと赤ちゃんと離れてしまうものもあったなか、ぐらつきは少なめです。

股関節脱臼予防のためのM字開脚をキープできるのも利点。赤ちゃんの顔を出すようにすると少し上半身が離れるものの、やわらかい布が馴染んでしっかり密着しました。

横抱きは、新生児から生後6か月ころまで対応。首の部分にクッション性があり、首が支えやすいのも低月齢時には魅力です。

実際に人形を抱っこしたところ、肩部分のクッション性が十分にあり負担は感じませんでした。比較したほかの商品には肩が痛くなるものもあったなか、モニターからは「クッションがしっかりしていて、きちんとカバーされている」と好評。やわらかいな感触で、「肩が痛くなる」との口コミを払拭しました。

肩ベルトが幅広く、肩パッドはクッション入り。標準体型の女性6人全員・小柄な女性6人全員・男性6人中5人が、肩への負担について満足と回答しました。性別や体型に関わらず、負担なく使えるでしょう。

＜肩への負担についてのモニターコメント＞

1. 「肩にあたる部分のクッション性が高く、安定感もある」（標準体型/女性）
2. 「クッションが重さをかなり軽減してくれるため、使用しやすかった」（小柄体型/女性）
3. 「クッションがうまく肩にあたり抱きやすい」（男性）

コメントは一部抜粋

携帯性はそこそこの評価に。実際に折りたたんだところ、最小サイズでも26×11×12cmと大きく、かさばる点が気になりました。比較したなかでは本商品と同じバックル式はかさばりやすく、チューブ式はコンパクトな傾向に。

重量も500gと比較した商品のなかでは重めです。コンパクトとはいえないため、持ち運ぶ際は大きめのカバンが必要でしょう。