ヨシカワ あげた亭 温度計付天ぷら鍋 SH9257は、手軽に使える揚げ物鍋がほしい人におすすめです。鍋に入れた油500gが、180℃に達するのにかかった時間はわずか3分18秒。比較したほかの商品は、6分近くかかったものもあるなか、トップレベルの速さでした。忙しい朝、お弁当のおかずを作るときもストレスなく使えそうですよ。オイルポットに移し替える際の油切れも良好。注ぎ口のフチに凹凸があるため、口コミに反して、ほとんど油は垂れませんでした。比較したほかの商品は、油が滴るように落ちたものもあるなか、後処理は容易。使うのが億劫にならないでしょう。本体の重さは約750g。比較した全商品の平均値は770g(執筆時点)だったため、特段重くはありません。油を入れてもそこまで負担にならないといえます。ただし、蓄熱性はあまり高くありません。180℃に熱した油の火を止め7分間放置すると、約37℃も低下していました。比較したほかの商品は、30℃ほどしか下がらなかったものも。大量の食材を入れると、より大きく温度が下がるので、少量ずつ揚げるほうがよさそうです。油はねガードに食材ごとの揚げ温度が記載されているうえ、温度計を付属。さらに、比較した上位商品のなかでは、価格が手頃という点も魅力ですが、口コミ同様「温度管理が難しい」と感じる場合もあるでしょう。できるだけ失敗せずサクッとおいしい揚げ物を作りたいなら、ほかの商品も検討してみてくださいね。
和平フレイズ 両手天ぷら鍋 揚げづつみ AR-7003は、油の後処理がとても簡単。キュッと尖った注ぎ口が使いやすく、オイルポットに注いでも油漏れしませんでした。また、移し終わったあとの油だれも気になりません。片付けの楽さにこだわりたい人におすすめです。保温性も優れており、冷凍コロッケを入れてから適温に戻るまでの時間はわずか1分55秒でした。コンロの周りに半紙を敷いて料理してみても、ほとんど油シミが目立たず、極端にキッチンが汚れる心配も少ないでしょう。一方で、揚げ網をつけると菜箸を動かせるスペースが狭くなってしまうのは惜しいところ。食材をスムーズにひっくり返すために、ある程度揚げ終わってから網をセットしてください。使っていると持ち手が熱くなってしまうので、ミトンも忘れずに用意しておきましょう。
杉⼭⾦属 燕三条キッチン研究所 4w1h コンパクトフライヤーは、少量の揚げ物に使える鍋がほしい人におすすめです。省スペースでの調理・収納が可能で、狭いキッチンでも使い勝手が良好。ボイルする感覚で、手軽に揚げ物ができますよ。オイルポットに注ぐ際の油漏れ・油垂れがなく、後処理しやすいのも大きな魅力。油はねも少ないので、面倒な片付けも楽に済むでしょう。一方、コンパクトサイズゆえ、ひっくり返しにくいのはややネックです。保温力も高いとはいえず、適温に戻るまでに3分ほどかかりました。また、使用後の油を移す際は、手にかからないよう注意が必要です。価格は執筆時点で税込6,050円(公式サイト参照)と、今回検証した商品のなかでは高め。とはいえデザイン性が高く、アウトドアなどに持ち運びしやすいのは魅力です。コンパクトなものをお探しなら、検討してみる価値ありですよ。
和平フレイズ 燕三条いいもの小路 鉄製蓋付天ぷら鍋 TM-9467は、カラッと揚げられ後処理も楽なものがほしい人におすすめ。蓄熱性をみるため、180℃に熱した油の火を止め7分間放置したところ、148.8℃をキープしました。比較したほかの商品は、110℃台まで低下したものも。食材を入れても温度が下がりにくいため、おいしく仕上げられるでしょう。調理後、オイルポットに油を移し替えやすいのも魅力。注ぎ口があるため、1滴落ちた程度でほぼ油垂れしませんでした。さらに、フタをかぶせれば鍋がオイルポットに早変わり。フタ裏には油きりを搭載しており、揚げ物の一時置きに使えます。油はねガードとしての役割も果たすので、後処理は楽でしょう。一方、本体の重量は約1.01kgと口コミのとおり重めでした。比較した商品のなかにあった500gを下回る商品に比べると、使い勝手はよいとはいえないでしょう。また、熱伝導はそれほど優れておらず、油が温まるのにやや時間がかかります。比較したなかには、わずか3分程度で180℃に達した商品もあったのに対し、4分13秒かかりました。素早く揚げる作業に取り掛かりたいときは、ややストレスに感じそうです。高い蓄熱性を備え後片付けも楽に済ませられる点はよいですが、時短を重視したい人は熱伝導性の高い商品も含めて検討してみてくださいね。
和平フライズの千歳 純銅 揚げ鍋は、ガス火でカラッと揚げたい人におすすめです。実際に油を注いで火にかけてみたところ、比較した全商品の平均よりも20秒以上速く180℃に達し、熱伝導性はトップクラス。加えて、蓄熱性もまずまずでした。火を止めてから7分後の温度低下を、平均よりも3℃ほど抑えています。温度が上がりやすい一方下がりにくく、食材を入れても油を適温に保ちやすいのが特徴です。たくさん揚げたい人・揚げ物に不慣れな人に向いています。ただし、オイルポットに移し替える際に油が垂れやすいのは気になりました。勢いよく注ぐと垂やすいので、ゆっくりと少量ずつ移すとよいでしょう。優れた熱伝導性・蓄熱性を備え、技いらずでおいしい揚げ物を作れるのは大きな魅力。本体は670gと軽量で、扱いやすさも十分です。銅製の商品を検討しているなら、ぜひ候補に入れてくださいね。
和平フレイズの天ぷら鍋 エコラーレは、手早く揚げ物をしたい人におすすめです。油が180℃に達するまでに4分以上かかる商品もあったのに対し、3分21秒とスピーディに温まりました。忙しいときでもサッと調理が始められます。また、重くなりがちな鉄製ながら約530gと軽量です。片手で持てる取っ手もついているので、油を入れた状態での移動や後処理も楽に行えますよ。注ぎ口が浅めの商品は油垂れしやすいなか、縁の凹凸により油垂れは少なめです。慎重に注げばキッチンを汚さずに後処理できるでしょう。ただし、蓄熱性がいまひとつで温度が下がりやすいため、食材を追加する際は温度確認することをおすすめします。とはいえ、熱伝導性の高さや使い勝手のよさは魅力的。そこまでたくさん揚げない人には、快適に使える商品です。