文響社の「うんこゼミ」は、小学3年生以上の子どもが使う場合でとにかく安さを重視したい人におすすめ。月額約2,500円と検証したサービスのなかでもかなり安く、継続が心配な人も気軽にトライできます。全学年共通で年間費用の目安は約30,000円に抑えられますが、対象は小学3~6年生で、小学1~2年生には対応していない点には注意しましょう。国語・算数・社会・理科・英語の5教科を学習でき、無学年方式で学年に関わらず予習・復習が可能。半月に一度、チェックテストがあり習得の度合いを確認できます。演習教材は1回約10分と短く、習い事への移動やごはん・お風呂前のすきま時間に取り組みやすいところも魅力です。多くはないものの、子どものやる気を引き出す機能も備わっています。ゲーム感覚で学習できる仕掛けや、全国の仲間と競いながら実力アップを狙えるところがメリット。学習のがんばり具合に応じて「うんこグッズ」がもらえるところもやる気につながります。学習の進捗や取り組み時間は保護者が確認でき、苦手な科目も把握可能。採点機能がついているため、保護者のチェックいらずで取り組めるのも便利です。スクリーンタイム制限や、学習の解説動画・検定試験対策がないところは気になりますが、価格を考えると十分な内容でしょう。子どもに人気の「うんこドリル」と同様におもしろい要素が多く、うんこドリルが好きな子どもにはぴったりです。無料体験もあるので、タブレット学習に子どもが興味を持つか心配な人はぜひ検討してみてください。
ジャストシステムの「スマイルゼミ 小学生向け通信教育」は、費用がかかっても質の高い学習フォローを行いたい人におすすめです。学習には専用タブレットを使用するので、ほかのアプリで遊んでしまうこともありません。小学生・中学生・高校生は5教科に対応するほか、3教科対応の幼児コースもあり長い期間で取り組めます。模擬テスト・理解度テストも搭載しており、習得度を把握できるでしょう。ネイティブの発音に触れて学習量を増やす英語プレミアムもありますよ。個人にあった学習ペースを提案する「コーチング」機能も特徴的。個別の学習サポートはありませんが、保護者の採点が不要で子どもだけで進められます。学習時間は1回約15分と短く、落ち着きがない子どもでも取り組みやすいでしょう。授業の映像はわかるまで何度でも視聴可能。ミニゲームで反復練習でき、がんばったぶんだけアプリで遊べるなど、子どものやる気を引き出す機能も満載です。体感的な理解を促す「体感ワーク」があるところも特徴的で、見る・聞く・触る・話す行動から苦手な科目の理解も深まるでしょう。アプリで遊ぶ時間を0〜60分まで保護者が10分単位で制限でき、学習を見守る機能も充実していました。ただし、専用タブレット代として初期費用が1万円以上かかるうえに、学年が上がるごとに月額料金が高くなります。小学6年生になると月額約7,300円で、年間費用の目安は87,000円と検証したサービスの中央値を上回る結果でした。とはいえ、機能の豊富さと質の高さを考えれば納得のいく価格設定で、無料体験も可能。集中力や学習意欲に課題を感じている子どもの強い味方といえるので、教材の質を重視するならぜひ検討してみてください。
城南進学研究社の「デキタス」は、費用を抑えつつ内容やサポートが充実している、コスパがよいタブレット学習教材を探している家庭におすすめです。入会金やタブレットの購入は不要で、受講費用は全学年共通で月額約4,000円と続けやすい価格設定。中学生のほか、小学生は1~6年生が対象です。学年が上がっても料金は変わらず、年間費用の目安は48,000円ほどと検証したサービスの中央値より安い結果でした。子どものやる気を引き出す機能も充実。学習は授業の映像を視聴したあとに問題演習を行うスタイルで、知識の定着が期待できます。学年や科目によって設定されたキャラクターと一緒に学習を進められ、ログイン・学習で貯めたポイントを景品やアバターと交換できる点も継続につながりやすいでしょう。コンテンツは無学年方式を採用し、学習内容の先取りや復習をいつでも行えます。小学生コースでは4教科、中学生・全学年コースでは5教科の学習ができ、テストモードで力試しも可能。苦手科目を対策したい子どもにおすすめです。5~3級程度の英語検定対策も行えて実用的といえます。スクリーンタイム制限や保護者向けアプリはありませんが、学習の進捗・苦手な科目・学習内容や時間の確認は可能。採点や学習サポートがあるところは忙しい保護者にうれしいポイントです。子どもが日々の学習目標をたてて、保護者がその学習到達度や進捗状況をチェックするシステムで、困ったときはメールでの質問サポートも可能。自立学習のサポートも手厚いといえます。講義動画は1本5分程度、問題は早ければ2分で解答できるので、スキマ時間を有効活用できます。手厚いサポート・豊富な機能・リーズナブルな価格設定で、自立学習に取り組む子どもにぴったりです。無料体験もできるので、タブレット学習選びに迷ったらぜひ最初に検討してみてください。
ポテパンキャンプは、手厚い転職サポートを受けたい人におすすめです。履歴書添削・求人紹介など基本的なところだけでなく、ポートフォリオ作成もサポート。比較したなかには転職サポートがないものや、キャリア相談・就職ゼミだけのスクールもありましたが、「転職サポートがかなり充実している」との口コミどおり、こちらは未経験からの転職でもサポートを受けながら就職活動を進められます。幅広いスキルを習得可能な点も魅力。比較したなかには1言語に特化したスクールもありましたが、こちらは基礎学習としてHTML・CSS・JavaScriptを学習したうえで、RubyおよびそのフレームワークのRuby on Railsを学べます。カリキュラムの最後には模擬プロジェクト開発が組み込まれており、実際の現場と同じ流れで開発を経験できますよ。学習サポートの充実度も高評価。24時間対応しているAIチャットも利用できるため、仕事のあとの遅い時間や早朝の時間帯でも学習可能です。メンターへの質問もできて、10〜23時であれば回答をもらえます。比較した多くのスクールと同じく、わからないところのアドバイスを受けながら、効率的に学習を進められるでしょう。受講生の学習コミュニティやイベントがあるのもポイントです。「学習内容が難しい」との口コミはありましたが、仲間と励まし合ってモチベーションを維持できるでしょう。手厚いサポートと学習に適した環境がありながら、受講費用は44万円と比較したスクールの平均より15万円ほど安いのもうれしいですね。業界内でも「Web系企業との提携が多く就職につながりやすい」と好評。ただ「質問への対応・メンターの質に不満を感じている」との声もありました。講師にたくさん質問をしたい人は、RUNTEQなど別のスクールもチェックしてみましょう。メモリ8GB以上のMacが必須で、Windowsでは受講できない点にも要注意です。<おすすめの人>予算を抑えつつ転職支援が充実したプログラミングスクールを選びたい人<おすすめではない人>質問への対応・メンターの質重視で選びたい人
RUNTEQは、未経験からエンジニアへ転職したい人におすすめです。転職サポートに力を入れており、就職ガイダンスやカウンセリングはもちろんのこと、企業に見せるためのポートフォリオ添削も行っています。ポートフォリオの添削が受けられるのは11スクールのうち本スクールを含めた7つ。RUNTEQのサポートを活用すれば、質の高いスキル提示につながるでしょう。比較したほかのスクールでは実際に転職ができていないケースもあるなか、本スクールの卒業生は多くの現場で活躍していることもわかりました。Ruby・Ruby on Railsを中心に、幅広い言語を学べるカリキュラムを展開。業界内では「スキルのレベルが高く、未経験エンジニアでも待遇がよいなかで働いている」と評判です。「カリキュラムが難しい」という口コミもありますが、質問は24時間無制限で行えて、グループワークや勉強会など同期や卒業生と交流を持てる場も。比較したところ、質問をする機会が講義中のみ、コミュニティは卒業生のみの参加など制限があるスクールもありました。本スクールは、挫折を防ぐサポートが整っています。受講費用は55万円とやや高め。比較したスクール全体の平均費用よりは4万円ほど安いものの、比較したほかのスクールでは40万円台で通えるところもありました。とはいえ、サポートの手厚さ・業界内での評判のよさを考えると、コスパに優れたスクールといえます。未経験からエンジニアへの転職を考えているなら、ぜひ検討してみてください。<おすすめな人>未経験からエンジニアに転職したい人業界内での評判がよいスクールを探している人コストより、サポートの充実度を重視する人<おすすめできない人>転職サポートがなくてもよいから費用を抑えたい人
スタディサプリは、自主的に勉強できるお子さんにおすすめです。「ベーシックコース」では、プロ講師による映像授業が見放題。比較したなかにはオンライン授業のみのサービスもありましたが、こちらは自分のペースで学びを深められます。短時間にまとまっているため、スキマ時間を有効活用できるのもメリット。小1〜高3まで全教科に対応しているため、先取り・学び直しが自由にできますよ。料金もリーズナブルで、ベーシックコースは小学〜高校まで一律で月2,178円です。中学生は、週1回60分の個別指導を受けられる「個別指導塾オンライン」をプラスすることも可能。個別指導塾オンラインをつけても月10,780円と比較的安く、入学金など別途料金は不要です。年間費用は約129,000円で、比較したサービスの中央値よりも約81,000円安い結果となりました。「他社と比較して安い」との口コミにも納得です。ただし、サポート体制はいまひとつ。比較したなかにはオンライン自習室の設置・授業時間外での質問対応などを行うサービスもありましたが、スタディサプリは授業時間のみの対応となります。「わからないときのフォローがほしい」との口コミにも頷ける結果です。また、個別指導では演習・解説や、学習計画がメイン。授業は受けられません。カメラは表情が写るのみで、比較した一部サービスのような手元カメラはなし。苦手を克服したい人・実際の塾に近い感覚で授業を受けたい人には不向きです。映像授業はプロ講師が行っていますが、個別授業は難関大学の現役大学生・大学院生が担当しています。社会人プロ講師のみの指導を希望する場合は、家庭教師のアルファなど別のサービスを検討するとよいでしょう。なお、個別授業の授業時間は固定。一度のみの振り替えは非対応なため、注意が必要です。総合的に見ると、低料金で映像授業が見放題で、個別指導をつけたとしてもリーズナブルな点が大きな魅力といえます。自主的に勉強を進められる・難関校大学を目指しているといったお子さんの場合、スタディサプリのよさを存分に発揮できるでしょう。1人で集中するのが苦手・個別でしっかり授業が受けたいといったお子さんの場合、サポート体制が充実した別サービスを検討してみてくださいね。<おすすめの人>自主的に勉強できるお子さん難関校を目指して一人で集中して学習したいお子さん塾・家庭教師費用を抑えたいご家庭<おすすめでない人>授業時間固定・オンライン自習室ありなど、制限があるほうが勉強しやすいお子さん細やかな個別指導を希望するお子さん