完全オンライン型のプログラミングスクール、RUNTEQ (ランテック)。「受講料に対してのサービスの質が高い」「質問について丁寧かつ素早く答えてくれる」と評判な一方、「カリキュラムが難しい」という口コミも存在するため、利用を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回は以下の4つの観点で検証してわかったメリット・デメリットをご紹介します。
さらに、ポテパンキャンプやG’s ACADEMYなど人気のプログラミングスクールとも比較。卒業するまでのサポートや、コミュニティでのイベント、専門実践教育訓練給付制度についてなど詳しく調べました。プログラミングスクール選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
高校時代に個別指導塾の講師を務めた経験から教育に興味を持ち、青山学院大学に進学後は教育学を専攻、中学校・高等学校の教員免許を取得し、大学在学中に放課後児童クラブ施設・児童養護施設でのアルバイトや、NPO法人「Learning for All」でのボランティア活動など、様々な教育活動にも専念していた。 大学卒業後mybestに入社、教育関連サービスを専門にガイドを担当しており、東進ハイスクールや早稲田アカデミーなどの学習指導塾から、「スタディサプリ」「スタディング」などオンライン英会話スクール・資格試験対策講座まで徹底的に検証し、自身の教育機関での実体験と知識を活かしコンテンツを企画制作している。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
RUNTEQは、未経験からエンジニアへ転職したい人におすすめです。転職サポートに力を入れており、就職ガイダンスやカウンセリングはもちろんのこと、企業に見せるためのポートフォリオ添削も行っています。ポートフォリオの添削が受けられるのは11スクールのうち本スクールを含めた7つ。RUNTEQのサポートを活用すれば、質の高いスキル提示につながるでしょう。
比較したほかのスクールでは実際に転職ができていないケースもあるなか、本スクールの卒業生は多くの現場で活躍していることもわかりました。Ruby・Ruby on Railsを中心に、幅広い言語を学べるカリキュラムを展開。業界内では「スキルのレベルが高く、未経験エンジニアでも待遇がよいなかで働いている」と評判です。
「カリキュラムが難しい」という口コミもありますが、質問は24時間無制限で行えて、グループワークや勉強会など同期や卒業生と交流を持てる場も。比較したところ、質問をする機会が講義中のみ、コミュニティは卒業生のみの参加など制限があるスクールもありました。本スクールは、挫折を防ぐサポートが整っています。
受講費用は55万円とやや高め。比較したスクール全体の平均費用よりは4万円ほど安いものの、比較したほかのスクールでは40万円台で通えるところもありました。とはいえ、サポートの手厚さ・業界内での評判のよさを考えると、コスパに優れたスクールといえます。未経験からエンジニアへの転職を考えているなら、ぜひ検討してみてください。
<おすすめできない人>
RUNTEQは、株式会社スタートアップテクノロジーが運営する完全オンラインのプログラミングスクールです。「未経験の常識をくつがえす」というコンセプトのもと、就職・転職に向けた学びやサポートを展開しています。
約9か月の受講期間で、Rubyの言語を中心に幅広くプログラミングについて学べる環境です。Rubyの教育を行う高い技術を持った企業として、Rubyアソシエーション認定教育機関にも認定されています。詳しい特徴は以下のとおりです。
18歳以上の人であれば誰でも受講可能です。無料のキャリア相談会へ参加をすれば、7日間お試し会員として利用できて、RUNTEQの受講を決めたあとのイメージができます。
RUNTEQの受講生に対して行った調査では、Web系企業就職率94%(※1)、受講生満足度92%(※2)を記録。就職先事例も多くあります。
1:RUNTEQ受講生のうち所定の学習を履行された方およびRUNTEQ Agent経由で転職活動を履行された方に関する就職率(2023年1月〜2023年6月の当社統計より)
2:2023年8~9月に現役受講生を対象とした自社アンケート結果より
今回はRUNTEQを含む、人気のプログラミングスクールを調査して比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
RUNTEQのメリットは3つです。学習・転職サポートが手厚く、エンジニア業界のなかでも評判がよいとわかりました。
質問は無制限で行えるだけではなく、24時間いつでも質問が送信可能。学習時間を選びません。また、定期的なグループワークやオフラインの交流の場となる「RUNTEQ祭」などが開催されており、仲間と頑張れて継続しやすい環境です。
比較したほかの商品では、講義中のみの質問と制限がある、コミュニティは卒業生向けに設定されているというスクールもありました。悩みや疑問を都度解消して継続したい人は、RUNTEQを視野に入れましょう。
Googleで検索したときに候補として出てくるサジェストキーワードは、実際に挫折しやすい・やめたほうがいいかは関係なく、調べる人が多ければ出てくるものです。プログラミングスクールの受講を検討している人は、「やめとけ」をはじめとしたネガティブキーワードをわざと検索して、デメリットがないか確かめています。
もちろん、半端な気持ちで受講を始めたり、サポート体制が手薄なスクールに通ったりすると難しさやモチベーションの保ちづらさから挫折する人も。質の悪いプログラミングスクールも存在はするため、業界内の評判が悪いスクールは避けた方がよいでしょう。
RUNTEQでは説明会やカウンセリングはもちろん、ポートフォリオの添削や履歴書添削も行っています。ポートフォリオは、自分のスキル・経験・実績などをまとめて企業に見せる資料です。自身のポートフォリオを添削してもらうことで、より質の高いポートフォリオを企業に見せてアピールできます。
比較したほかの商品では、説明会やカウンセリングは入っているところがほとんどでしたが、ポートフォリオの添削が受けられるのは11スクールのうち本スクールを含めて7つです。サポートをしっかり受けて転職を目指したい人は検討したいスクールのひとつといえるでしょう。
業界内でも評判がよく、さまざまな現場で卒業生は活躍しています。IT業界に精通した専門家へ取材を行ったところ、「スキルのレベルが高く、未経験エンジニアでも待遇がよいなかで働いている」「9か月のカリキュラムで十分に学べる」という声があがりました。
比較したほかの商品では、「カリキュラムが少なく内容が物足りない」「転職支援はあるものの、実際に転職できていない」というコメントも。レベルの高い技術を学び、待遇もよい企業へ転職をしたい人はぜひ検討したいスクールといえるでしょう。
RUNTEQでは受講の高さが気になりました。費用を抑えて受講したい人にはネックとなり得ます。
とはいえ、条件に適していれば専門実践教育訓練給付制度の給付金を受けられます。制度を利用すると、最大440,000円の給付を受けられる可能性も。以下の条件を満たしていれば対象になる可能性は高いでしょう。
また、RUNTEQでは入学日の30日前までに入学申し込みを行うと、受講費用が最大5万円オフになる「早割」も実施しています。給付金も早割も受けるのが難しいと感じる場合は、ほかのスクールを検討するのもありです。
実施方法 | オンライン |
---|---|
転職サポート | ポートフォリオ作成、カウンセリング、自己分析、履歴書添削、面接対策、求人紹介 |
価格については、2025年06月06日時点の公式サイトを参照した標準価格が記載されています。
短期集中
良い
気になる
所在地 | オンライン完結 |
---|---|
受講期間 | 約9か月 |
入学条件 | あり(18歳以上)※卒業日時点で35歳以上の方は就職サポート対象外 |
週あたりの学習時間 | 働きながら学習するケース:週25〜30時間、学習フルコミットケース:週50時間 |
学べる言語・フレームワーク | Ruby、Ruby on Rails |
体験 | 無料体験なし |
メンターの特徴 | 現役エンジニアのみを採用 |
求人の紹介あり | |
卒業生の就職先例 | GMOメディア株式会社、チームラボ株式会社、株式会社SARAH |
質問対応あり | |
質問可能な時間 | 24時間送信可 |
質問の手段 | チャットボット(AI)、チャット、1on1面談 |
分割払い可能 | |
支払方法 | クレジットカード、銀行振込、分割払い、併用払い、教育ローン |
学割あり | |
無料説明会・カウンセリングあり | |
教育訓練給付金対象コースあり | |
無料受講コースあり | |
転職保証の条件・注意点 | |
学習コミュニティあり | |
転職向けコースあり | |
社会人向けコースあり | |
オンライン受講コースあり | |
フリーランスを目指すコースあり |
RUNTEQよりも安さを重視したい人や、起業や独立といった目標が明確にできている人向けにおすすめのプログラミングスクールをご紹介します。
受講費用を抑えたい人はポテパンキャンプをチェックしましょう。受講費用は44万円。指定の条件に合致すれば、経済産業省の補助金制度を使ってより安く受講できる可能性があります。比較したほかのスクールを含めた料金の平均は約59万円で、ポテパンキャンプは平均より約15万円ほど安いことがわかりました。
履歴書添削・求人紹介などの基本的なサポートだけでなく、ポートフォリオ作成支援もついています。業界内で「多くのWeb系企業と提携しているため就職につながりやすい」と評判なため、卒業してからの就職先も決めやすいでしょう。
一方で、「質問への対応・メンターの質に不満を感じている声がある」という意見も。質問はAIチャットかメンターへの質問の2種類ですが、理解に自信がない場合はメンターに相談するようにしましょう。
起業や独立などのはっきりとした目標をもっているなら、G’s ACADEMYも候補に入れましょう。100社を超える起業家を輩出していると謳われており、業界内からは「起業したい人に向いているイメージがある」「結果を出せたら、スタートアップ企業から欲しがられそうな印象がある」といった声があがりました。
働いている人でも通いやすい「週末集中コース」の授業料は約43万円。比較したほかのサービスの平均より16万円ほど安く学べます。在職・通学をしながら、費用を抑えつつエンジニア・起業家を目指したい人におすすめといえます。
ここでは、RUNTEQに関するQ&Aを紹介します。
受講期間内に卒業認定を取得しなかった場合、RUNTEQのサービスを利用できなくなります。
2023年5月入学以降の受講生は、有料で1か月間のみの延長プランを利用可能。ただし、延長プランを利用した場合は専門実践給付金の給付対象外となります。給付金の受給を受けたいなら、期間内で終わらせるようにしてください。
退学の概念がなく、返金には基本的に対応していません。
卒業認定を受けてしまえばカリキュラム・コミュニティなど無期限で利用が可能となります。最後までがんばってやりきりましょう。
18歳以上の方であれば受講は可能で、大学生や高卒でも就職の実績があります。
ただし、就職サポートを受けられるのは卒業日時点で35歳以下の人です。受講を始める年齢が上限に近い場合は、就職サポートが受けられない可能性も念頭に置きましょう。
学ぶ言語は、RubyおよびそのフレームワークのRuby on Railsがメイン。ほかにも、HTML・JavaScriptなどを幅広く学習可能です。
コースはWebエンジニア転職コース Ruby on Rails専攻のみとなります。
在職・通学をしながらの受講は可能です。完全オンラインスクールであり、スクールが営業していない時間帯でも学習をすすめられる環境が整っています。ZoomやMattermostなどのツールがあるため、コミュニケーションもしやすいでしょう。
在職や通学をしている場合は、平均で週25~30時間の学習を推奨しています。1日あたり3~4時間の勉強時間を確保できるなら、ぜひRUNTEQを活用してみてください。
地元企業やフルリモート企業への転職サポートも行っています。ただ、企業の数は首都圏と比較して少なくなってしまうため、RUNTEQでは東京都内での就職を推奨しています。
卒業認定を取得できた人は、卒業した後にも継続して学習カリキュラムの利用・コミュニティやイベントへの参加・就職サポートなどを受けられます。ただし、就職サポートを受けるには一部条件があります。卒業後の就職サポートが対象外となる場合は以下のとおりです。
<卒業後就職サポート対象外のケース>
RUNTEQには、転職活動をして内定が出なかったときに受講料を返金してもらえる制度である、転職保証制度がありません。
9か月の受講期間内で卒業認定を取得すれば、継続して就職サポートを受けられますよ。
<支払い方法>
また、銀行提携ローンのなかで最適な教育ローンを提案する「クラウドローン」と提携しており、申し込み完了から2~3営業日ほどで成約の回答がきます。
クラウドローンの借入金額は最低10万円から、最低借入期間は6か月以上と決まっており、金利は最安1.7%(※執筆時点)。振込は成約の回答がされてからなので、最低でも5日程度の期間がかかると想定しましょう。
無料キャリア相談会では、カウンセラーへのキャリアに関する相談を行う・業界やRUNTEQの説明を聞くなどができます。プログラミング初心者や異業種からの転職といった人でも相談がしやすいでしょう。
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。