長時間使っても疲れにくい軽量さを謳う振り出し竿、プロックス マイクロソルトSE MSS80MLTS。15cmのエクステンショングリップつきなので、長さ調節が可能です。「コンパクトでリュックなどに入れやすい」と評判ですが、「先重りする」「先端が細すぎる」という口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のシマノやDAIWAなどの振り出し竿とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、振り出し竿選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
釣り歴は15年以上。投げ釣りやフカセなどの堤防からできる釣りをはじめ、ルアーフィッシングや船でのエサ釣りなどの幅広い釣りを経験してきた。釣りジャンルのYouTube出演や雑誌取材を多数経験後、自身も釣りに関するコンテンツのライターとして活動中。メインのカワハギ釣りでは、トーナメント大会に出場し決勝ステージ進出の経験もある。現在はmybestにて釣りジャンルのコンテンツ制作に注力し、ユーザーファーストを重視して正確で分かりやすい企画制作に日々努めている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
プロックス マイクロソルトSE MSS80MLTSは、振り出し竿の購入を検討しているすべての人におすすめです。実際にモニターに使ってもらうと、「重量感はほとんどなく、手元の操作だけでルアーを操れる」と高評価。重量は169gとそれほど軽くはないものの、比較した200g以上の商品に比べて長時間使っても負担が少ない扱いやすさでした。
インターネット上では「先重りする」「先端が細すぎる」という口コミもありましたが、モニターからはそういった感想はなく、「硬すぎず、柔らかすぎず、適度な硬さで投げやすい」と好評。2本継ぎのルアーに負けない投げやすさです。
「コンパクトでリュックなどに入れやすい」という評判どおりのちょうどよいサイズも魅力。仕舞寸法は38cmと短くなるので、持ち運びしやすいでしょう。比較でも仕舞寸法が50cm以下の商品ほど旅先に持っていきやすい傾向にありました。
パーツの品質の高さもポイント。ガイドとリールシート(リールとロッドの接合部分)に国内トップシェアを誇る富士工業製を採用しています。ダウンロック機能がついているので、ネジ山に手があたらず、握りやすさを底上げしていました。
「長時間使っても疲れにくい軽量さ」を謳うほどの軽さはなかったものの、重量感のない振り抜きやすさと持ちやすさは手への負担が少なく、謳い文句どおりといえるでしょう。自転車や電車で移動して釣りに行く機会が多い人は、ぜひ検討してみてくださいね。
そもそも振り出し竿とは、伸び縮みする釣り竿のことをいいます。別名テレスコピックロッドとも呼ばれ、コンパクトに持ち運びしやすいところがメリットです。
プロックス マイクロソルトSE MSS80MLTSは、釣り愛好家の間で注目を集めている振り出し竿のひとつ。手にフィットするショートグリップが特徴で、軽量プラグやジグヘッドなどを簡単に操作することができ、狙ったところにルアーを投げやすいよう工夫されています。
15cmのエクステンショングリップが付属しており、持ち手の長さ調節が可能です。さらに、専用のハードケースつきで、コンパクトに携帯できます。バッグにスムーズに収められるので、旅先での釣りなど、さまざまなシーンで活躍するでしょう。
ただし、エクステンショングリップの装着時にネジが緩んだ状態で使用すると、折れや破損のリスクも。そのため、使用前には定期的にネジの締まりを確認し、確実に固定してから使いましょう。
ブラックで統一されたシンプルで使いやすいデザインが特徴の本商品ですが、持ち手に突起があるベイトと突起がないスピニングの2種類が展開されています。
それぞれ全長などが異なる下記のラインアップが販売中なので、自分に合ったものを選んでくださいね。
<ベイト>
<スピニング>
今回の比較では、スピニングのMSS80MLTSを使用しました。
今回はプロックス マイクロソルトSE MSS80MLTSを含む、振り出し竿全16商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、投げやすさの検証です。リールのついたロッドでルアーを投げたことがあるモニター5人に各商品のグリップの持ちやすさ・重量感の少なさ・楽に振り抜けたかをチェックしてもらいました。
モニターのなかには「グリップの太さや長さがほどよく、握りやすかった」という人も。グリップ全体の太さと長さが、しっかり投げられる2本継ぎのルアーロッドに近い形状だったことも持ちやすさにつながりました。
<グリップの持ちやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
「重量感はほとんどなく、手元の操作だけでルアーを操れる」「それなりに重量もあるのでルアーも飛ばしやすい」といった操作性とのバランスが絶妙なところも好印象です。
また、比較した200g以上の商品は重量感があって投げにくかったことを考えると、軽量さも投げやすさの理由といえるでしょう。長時間の使用でも腕への負担が少なく釣りを楽しめそうです。
<重量感の少なさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
また、比較商品のなかには硬すぎてほとんどしならないものもありましたが、この商品は適度なしなり具合。「先重りする」「先端が細すぎる」という口コミのようなこともなく、高いコントロール性能が期待できるでしょう。
コメントは一部抜粋
続いて、持ち運びやすさの検証です。各商品のハードケースの有無・ソフトケースの有無・キャップの有無・仕舞寸法の短さをチェックしました。
仕舞寸法が38cmと非常に短く、評判どおりリュックにすっぽりと収まるサイズで持ち運びに便利。専用の丈夫なハードケースも付属しており、安心して移動できるところも魅力です。比較でも仕舞寸法が50cm以下のものほど旅先での持ち運びもしやすい傾向にありました。
比較した仕舞寸法の平均は48.2cm(※執筆時点)で、最小寸法は37.5cm(※執筆時点)、最大寸法は70.5cm(※執筆時点)となるなかで、本商品のコンパクトさが際立ちました。
加えて丈夫なハードケースはロッドを安心して持ち運べるための重要なアイテム。この点でも、優れた利便性が伺えます。
最後に、パーツの品質の検証です。各商品がガイドが富士工業製か・ガイドが問題なく接着されているか・リールシートが富士工業製か・リールシートのねじ山に手があたらないかを評価しました。
結果、国内トップシェアを誇る富士工業製のパーツが高評価を獲得。ガイドの接着には問題なく、強度と耐久性に優れています。また、リールシート(リールとロッドの接合部分)も富士工業製で、安定性と堅牢さを併せ持っているところも好印象です。
特筆すべきはダウンロック機能。これによりネジ山がグリップに露出することを防ぎ、手の負担を軽減してくれるでしょう。
今回の比較では、商品のほとんどが本商品と同様にガイド・リールシートに富士工業製のものを使用しており、ねじれを防いでリールの取り付けもスムーズに行えました。
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プロックス マイクロソルトSE MSS80MLTSは、Amazon・楽天市場・Yaoo!ショッピングでの購入が可能です。
購入後の振り出し竿を破損から守るためにも、コンテナギア5レングスハードロッドケースも併せて購入しておきましょう。5段階に伸縮可能なので、本商品とは長さの違う振り出し竿にも使えます。
<税込価格>
価格は執筆時点・公式サイト参照
まず竿の尻栓(持ち手の先端部分)を外し、本体が傷つかないように固着した根元を持って押し込むように力を加えます。このとき、滑り止めがついたゴム手袋などを使うと外しやすいですよ。
この方法で戻らないときは、購入した販売店やブロックス取扱店に修理を依頼しましょう。
まずガイドの先端を焦がさないように火であぶって、プライヤーなどで外します。素材が溶けないようにあぶりすぎには注意しましょう。
ガイドリングは竿先から順番に外していき、取り付けるときは大きいガイドリングから通して、先端のガイドは接着して固定します。
先端部分以外のガイド交換は販売店に交換依頼しましょう。
最後に、本商品にはない魅力を持った商品をご紹介します。
シマノ ブエナビスタコンボ S60MLは、リールつきなので購入後すぐに使用可能。ナイロン1.5号のラインもあらかじめ巻かれており、ルアーさえ用意すれば釣りに行けますよ。コルクでできたグリップの手触りのよさもポイント。旅先ではじめて釣りをする人にもおすすめです。
DAIWA ダイワ クロスビート SW 766TMLは、小型で手の小さい人でも持ちやすいサイズ。クセのないしなやかな曲がり方で、狙ったところにルアーを投げやすいでしょう。リュックやバッグにも収納しやすいので、自転車での移動が多い人でも持ち運びやすいですよ。
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