軽くて扱いやすく、簡単に遠くまで竿を投げられるアルファタックル トラギア TIPTOP S706L。インターネット上では「旅先での使用に最適でかさばらない」と評判な一方、「グリップの形状が独特」「アクションが硬い」との口コミも存在するため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の振り出し竿とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、振り出し竿選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
釣り歴は15年以上。投げ釣りやフカセなどの堤防からできる釣りをはじめ、ルアーフィッシングや船でのエサ釣りなどの幅広い釣りを経験してきた。釣りジャンルのYouTube出演や雑誌取材を多数経験後、自身も釣りに関するコンテンツのライターとして活動中。メインのカワハギ釣りでは、トーナメント大会に出場し決勝ステージ進出の経験もある。現在はmybestにて釣りジャンルのコンテンツ制作に注力し、ユーザーファーストを重視して正確で分かりやすい企画制作に日々努めている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
アルファタックル トラギア TIPTOP S706Lは、手軽に釣りを楽しみたい人におすすめ。親指と人差し指がフィットするグリップ形状で持ちやすく、形状の独特さを指摘する口コミに反して、繊細にルアーを動かせました。比較したなかにはグリップが重く持ちくいものもあったのに対し、力に自信がない人でも扱いやすい商品だといえるでしょう。
ロッドは柔らかく、軽々と投げられます。「アクションが硬い」との口コミに反して、しなりやすくスムーズに曲がるつくりが特徴。パワーが弱めなので大物狙いには向いていませんが、メバル・トラウトなどの小物釣りを楽しみたい人にはぴったりの商品です。
コンパクトで持ち運びやすいサイズも魅力。仕舞寸法は43cmと非常に短いため、収納に困りません。比較したなかには仕舞寸法が50cm以上のものもありましたが、こちらはリュックに入れて旅先で釣りを楽しみたい人にもおすすめです。
ガイドとリールシートは、高いシェア率を誇る富士工業製。ガイドがしっかり接着されており、手にねじ山が当たらないよう、リールシートに装飾も施されていました。比較したなかにはパーツのゆがみや接着の甘さが気になるものもあったなか、こちらはトラブルなく釣りを楽しみやすい商品です。
操作しやすく持ち運びも楽なので、外出先で手軽に釣りを楽しみたいならぜひ購入を検討してみてください。ただし、細身でパワーはやや物足りないため、さまざまな種類のルアーを試したいならほかの商品も選択肢に入れてみましょう。
そもそも振り出し竿とは、持ち運びやすさを重視した伸び縮み可能な釣竿のこと。テレスコピックロッドとも呼ばれており、内部が空洞になっているため、持ち手部分にすべてのパーツを収納できるのが特徴です。
今回ご紹介するアルファタックル トラギア TIPTOP S706Lもそのひとつ。多様な釣り方に対応したスタンダードシリーズ・トラギラ TIPTOPのルアーロッドです。
販売元のエイテックは、主にルアーやロッドを企画・製造しているメーカー。それぞれコンセプトが異なるブランドを運営し、より多くの人が釣りを楽しめるような製品づくりに力を入れています。
全長は2.13m、重量は97g。仕舞寸法は43cmと非常に短く、リュックに収納しやすいため持ち運びには困りません。
リールはスピニングに対応しており、適合ウェイトはルアーが3~15cm、下錘が3〜15号、ラインは12lb(3号)。アジ・トラウト・ハゼなど、小物釣りに適したモデルです。
トラギア TIPTOPでは、ライト・ヘビー・スピニング・ベイトなど全部で15モデルを展開。投げやすさ・握りやすさを追求し、ロッドの特性ごとに異なるグリップタイプを使い分けています。
渓流から海釣りまで、あらゆるシーンで楽しめるのが魅力。釣りたい魚に合わせて、自分にぴったりのモデルを選んでみてください。
まずは釣りを楽しむために重要な、投げやすさの検証です。
リールのついたロッドでルアーを投げたことがある5名のモニターが実際に商品を使用し、グリップの持ちやすさや重量感の少なさ、楽に振り抜けたかをチェックしました。
グリップの持ちやすさでは、モニター5人中3人が満足だと回答。人によって好みは若干分かれたものの、形状が握りやすく、安定してリールを巻ける点が高評価でした。
「グリップの形状が独特」との口コミに反し、くぼみに親指と人差し指をフィットさせる握りやすいつくりが魅力。比較したなかにはグリップが太すぎたり、短すぎたりと片手で扱いにくいものもあったのに対し、こちらは細めなので子どもにも扱いやすい商品です。
<グリップの持ちやすさのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
重量感の少なさでは、モニター5人中2人が満足と回答。「軽く感じた」「メバリングがしやすそう」とおおむね好評でした。
全長は2.13m、重量は97gと非常に軽いのもうれしいポイント。比較したなかには重量が200g前後のものもありましたが、こちらは初心者でも扱いやすい重量感だといえるでしょう。
<重量感の少なさのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ロッドの曲がりやすさでは、モニター5人中3人が満足と回答。口コミでは「アクションが硬い」との指摘もありましたが、ロッド全体がしなりやすく、スムーズに曲がりました。
比較したなかには動きが硬くものもあったなか、繊細にルアーを動かせるので、力に自信がない人でも投げやすい商品だといえます。
ただし、柔らかすぎて重たいルアーには向かないとの意見も。大物を狙うにはややパワーが物足りないものの、小物狙いの人には適しているでしょう。
<ロッドの曲がりやすさのモニターコメント>
次に、持ち運びやすさの検証です。ハードケース・ソフトケースの有無、仕舞寸法の短さなど、釣り場に持っていきやすい商品かをチェックしました。
仕舞寸法は43cmと非常に短いため、リュックに収納しやすいのが魅力。比較したなかには仕舞寸法が60cm以上のものもあったのに対し、こちらは旅行先に携帯して釣りを楽しみたい人に適しています。
クッション性の高いソフトケースとキャップも付属しているので、ロッドを擦れから保護できる点もうれしいポイント。持ち運びやすさを重視したいなら、ぜひ選択肢に入れてみてください。
検証結果は以下のとおりです。
ガイド・リールシートは、日本の大手釣り具メーカーのほとんどが採用している富士工業製でした。ほかのメーカーのパーツを採用している一部ロッドには、接着が甘かったりリールが取りつけにくかったりするものもあったなか、こちらはガイドが問題なく接着されており、トラブルが起きにくいといえます。
リールシートは装飾が施されており、ねじ山に手が当たらない設計。比較したなかにはねじ山が剥き出しになっているものもあったのに対し、ケガのリスクを少なくしたい人にも適しているでしょう。
アルファタックル トラギア TIPTOP S706Lは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます。実際の販売価格や送料はサイトによって異なるので、購入前にあらかじめチェックしましょう。
最後に、ロッドにパワーがある商品をご紹介します。
プロックスのマイクロソルトSE MSS80MLTSは、適合ウェイトが最大21g。扱えるルアーの種類が幅広く、中型魚を狙いたい人にも適したモデルです。ハードケースが付属しているのでロッドをキズから保護しやすく、グリップの太さや長さも快適に投げやすい印象でした。
DAIWA のダイワ クロスビート SW 766TMLは、7.6フィートと大きめのルアーロッドが特徴。グリップは小型で手に馴染みやすく、手の小さい人でも扱いやすいといえます。柔らかくしなやかに曲がりやすい仕上がりなので、投げやすさを重視する人にもおすすめですよ。
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