天然木の温もりを感じるデザインが特徴的な、MWPO キャットタワー 130フラッグシップモデル。「重めで安定感がある」と評判です。その一方、「スロープが邪魔になりそう」「1人では組み立てが大変」と気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のキャットタワーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説します。ポイントや送料を考慮した価格比較も行ったので、キャットタワー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
MWPO キャットタワー 130フラッグシップモデルは、1人でも簡単に組み立てられて、猫が心地よく過ごせる据え置きタイプがほしい人におすすめです。比較したなかにはハウス・ベッド・ハンモックのうち1種類しかついていない商品もあったなか、3種類を完備。身を隠したり、ゆったりくつろいだりと、猫の気分に合わせた過ごし方ができますよ。
ステップの間隔は30~40cmでシニア猫には不向きですが、成猫なら問題なく登れる高さ。「スロープが邪魔になりそう」という口コミもありましたが、中段のスロープは小さい猫が登る際に活躍しそうです。ステップは木製ですが、ハウスやハンモックはマイクロファイバー製で、ふわふわの素材を好む猫に配慮。麻紐と綿紐の爪とぎも活躍するでしょう。
接続部分は28か所とやや多いものの、パーツには印があり、かつ図解つきの説明書つきで組み立てはスムーズ。比較した接続部分40か所以上の商品やパーツに印がない商品に対し、簡単に設置できるでしょう。「1人では組み立てが大変」との口コミは、それほど心配しなくてよさそうです。
一方で、安定性はいまひとつ。動物行動学の研究者である三井香奈さんは、「高めで揺れやすい可能性がある」と指摘しました。162cmと高いうえ、上部分に重めのパーツが位置しているのも気がかり。「重さがあり安定感がある」という口コミも見られましたが、猫が勢いよく飛び乗ると揺れやすいといえます。
とはいえ、転倒を防止する安全紐つきで、適切に設置すれば倒れる心配は少ないでしょう。ただ、やんちゃな猫や複数匹の猫が使用する場合は、安定性に満足できない可能性も。倒れにくさを優先したい人は、床と天井でタワーを支える突っ張りタイプや、高さ130cm程度で下部に重心がある据え置きタイプなどを検討してくださいね。
実際にMWPO キャットタワー 130フラッグシップモデルと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイキャットタワーと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
MWPO キャットタワー 130フラッグシップモデルの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
キャットタワーは、室内で過ごす猫の運動不足やストレス解消につながるのがメリットです。ベッドやハウスを備えたものなら、猫がくつろげる寝床としても活躍。スペースが必要なイメージもありますが、最近では半畳以下で設置できるコンパクトなものも増えています。
MWPO(モロ)は、キャットタワーをメインに扱うペット用品専門店。今回ご紹介するキャットタワー 130フラッグシップモデルは、高品質なラバーウッドやマイクロファイバーなど材料にこだわり、家具としての美しさと猫の快適さを追求した商品です。
サイズは幅50×奥行50×高さ162cmです。据え置きタイプなので、好きな場所に移動させて使えます。ハンモックなどのパーツが内部に収まっているので、省スペースで設置可能。ベッドとしても使える展望台が高い位置にあり、高所を好む猫の本能も刺激できるでしょう。
ステップの素材にはラバーウッドを採用。ハウスやハンモックは、柔らかく手触りがよいと謳うマイクロファイバー製です。ステップをつなぐポールには綿やサイザル麻の紐が巻かれ、爪とぎがしやすい設計。取扱説明書のほか簡単な工具も付属するので、届いてすぐ組み立てられますよ。
ポールに巻かれた紐の種類や色が異なる3つのバリエーションを用意。ポールに綿紐が巻かれたタイプは、グレーかベージュから選択可能です。サイザル麻を巻いたものもあるので、見た目や猫の好みも考慮して選んでみてくださいね。
<ラインナップ>
mwpo-130E 綿紐(ベージュ)|税込12,500円
mwpo-130F 綿紐(グレー)|税込12,500円
mwpo-130pro サイザル麻|税込11,500円
価格は執筆時点・公式サイト参照
今回は、MWPO キャットタワー 130フラッグシップモデルを含む、キャットタワー全19商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめに、安定性の検証です。動物福祉学と動物行動学の研究者であり、愛玩動物看護師の資格も持つ三井香奈さんに協力を依頼。横転の心配がないか、猫が飛び乗ったと想定したときに、揺れが気にならないかをチェックしました。
検証の結果、専門家は「高めで揺れやすい可能性がある」とコメント。162cmと高さがあるため、猫が勢いよく飛び乗ると揺れが気になるかもしれません。比較したなかでも、本品のような据え置きタイプは突っ張りタイプより揺れやすいのが難点です。
比較した結果、重心が低めのものや、木製で重めのものは高評価を得る傾向が。本品も木が使われていますが、上部に重心があり、やや安定感に欠ける印象です。「重めで安定感がある」との口コミもありましたが、付属の安全紐を使用したり、壁につけて設置したりといった転倒防止対策が必要でしょう。
続いて、猫の居心地のよさの検証です。昇り降りしやすく、猫が好む傾向があるキャットタワーを三井さんに取材。その特徴を参考に、パーツの豊富さ・ステップの間隔・素材・スロープの有無を確認して評価しています。
検証の結果、ハウス・ベッド・ハンモックがそろっており、中段にはスロープも完備。比較した猫の居場所が1種類しか確認できなかった商品に対して、くつろぎやすいでしょう。「スロープが邪魔になりそう」という口コミがありましたが、体の小さい猫も昇り降りしやすいのは利点です。
ステップ部分は木製ですが、ベッドやハンモックはマイクロファイバー製で、ふわふわ素材を好みやすい猫も快適に過ごせます。ただ、ステップの間隔は30~40cmで、短足種やシニア猫には高すぎる可能性も。ステップは木製で爪を引っ掛けにくいため、はじめは落下しないよう見守る必要がありそうです。
比較した19商品のうち、猫の居心地のよさで高評価を獲得したのは4点のみ(※執筆時点)でした。本品はステップが高めで高評価には達しなかったものの、パーツが充実しており、足が滑りにくい布素材を採用。ジャンプ力に問題のない一般的な成猫には使いやすい設計といえます。
最後に、組み立てやすさの検証です。ネジの数をはじめ、説明書のわかりやすさやパーツの見分けやすさなどをチェック。組み立てに使う道具が付属しているかも確認して評価しています。
工具と軍手が付属しており、届いたらすぐ組み立てられるのもうれしいポイント。比較した全商品に工具がついていたものの、軍手つきは本品を含め4商品だけでした(※執筆時点)。据え置きタイプとしては高めの162cmですが、上まで手が届きやすく、最上段パーツの設置も比較的しやすいでしょう。
比較した結果、突っ張りタイプは組み立てに時間と手間がかかる傾向がありました。本品は手間のかかりにくい据え置きタイプで、組み立てやすくする工夫も多め。「1人では組み立てが大変」という口コミに反し、比較的スムーズに組み立てられますよ。
タイプ | 据え置きタイプ |
---|---|
幅 | 50.0cm |
奥行 | 50.0cm |
高さ | 162.0cm |
ステップの間隔 | 30~40cm |
良い
気になる
重量 | 16.3kg |
---|---|
本体の耐荷重 | 不明 |
ハウス | 1つ |
ベッド | 1つ |
ハンモック | 1つ |
スロープ | 1つ |
おもちゃ | 不明 |
透明ボウル | 不明 |
ハウスサイズ | 29×29×26cm |
ベッドサイズ | 30×30cm |
ハンモックサイズ | 50×50cm |
スロープサイズ | 15×35cm |
透明ボウルサイズ | 不明 |
爪とぎ | 7か所 |
ステップの耐荷重 | 不明 |
支柱の太さ | 22.5cm |
付属品 | 取扱説明書、六角レンチ、軍手 |
特徴 | スリム、おしゃれ |
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猫は自分のテリトリーを見張りやすい場所を好む傾向があるため、家族を見渡しながら過ごせるリビングに設置するとよいでしょう。寝室など猫が気に入っている場所があれば、もう1台設置を検討するのもおすすめです。
設置する場所は日当たりのよい窓際がベター。窓の外も含めてテリトリーを一望しやすくなる利点もあります。ただ、日光や冷気による温度変化には注意が必要です。キャットタワーの近くに温湿度計を設置し、定期的に温度管理を行いましょう。
最後に、安定感の検証で高評価を獲得したキャットタワーをご紹介します。
飛び乗るのを好むやんちゃな猫には、PETEPELAのキャットタワーがおすすめ。236〜258cmの天井に設置できる突っ張りタイプで安定性が高く、転倒を防止する安全紐も付属しています。猫がすっぽり入れる透明なボウルなど、落ち着ける場所が豊富に備わっているのも魅力です。
揺れにくい据え置きタイプを探しているなら、福和楽の木製キャットタワーをチェック。木製で重さがあるうえ、重心が低く作られています。高さも112cmと低めなので、猫が飛び乗っても揺れにくいでしょう。4段目まではステップの間隔が約20cmと狭めで、ジャンプ力が低い猫にもぴったりです。
タイプ | 突っ張りタイプ |
---|---|
幅 | 48.0cm |
奥行 | 48.0cm |
高さ | 236~258cm |
ステップの間隔 | 30cm |
良い
気になる
重量 | 18.6kg |
---|---|
本体の耐荷重 | 不明 |
ハウス | 1つ |
ベッド | 不明 |
ハンモック | 2つ |
スロープ | 不明 |
おもちゃ | 2つ |
透明ボウル | 1つ |
ハウスサイズ | 30×30×28cm |
ベッドサイズ | 不明 |
ハンモックサイズ | 円状ハンモック:直径30cm |
スロープサイズ | 不明 |
透明ボウルサイズ | 直径30cm |
爪とぎ | 9か所 |
ステップの耐荷重 | 不明 |
支柱の太さ | 22.0cm |
付属品 | 取扱説明書、六角レンチ |
特徴 | スリム |
PETEPELA 突っ張り式 キャットタワーをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | 据え置きタイプ |
---|---|
幅 | 60.0cm |
奥行 | 40.0cm |
高さ | 112.0cm |
ステップの間隔 | 19~40cm |
良い
気になる
重量 | 12.7kg |
---|---|
本体の耐荷重 | 不明 |
ハウス | 1つ |
ベッド | 1つ |
ハンモック | 不明 |
スロープ | 不明 |
おもちゃ | 1つ |
透明ボウル | 1つ |
ハウスサイズ | 40×30×30cm |
ベッドサイズ | 36×22cm |
ハンモックサイズ | 不明 |
スロープサイズ | 不明 |
透明ボウルサイズ | 直径40cm |
爪とぎ | 10か所 |
ステップの耐荷重 | 不明 |
支柱の太さ | 20.0cm |
付属品 | 取扱説明書、六角レンチ |
特徴 | おしゃれ |
RAKU 木製キャットタワーをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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