シニア猫や子猫でも登りやすいローステップ設計がうれしい、MWPO キャットタワー TX00116。ネット上の口コミでは「しっかりしたつくりで安定感がある」「段差の間隔が狭く、猫が登りやすい」などと評判ですが、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のMWPOのほかのモデルやPETEPELAのキャットタワーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、キャットタワー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
MWPO キャットタワー TX00116は、シニア猫や子猫がいる家庭におすすめです。表面素材には猫の脚がすべりにくいよう、ふわふわの布を採用。さらにステップの間隔は10~28cmと、比較した同じ据え置き型のなかでもとくに狭く設計されています。ステップの間隔が40cmと広い商品もあったなか、こちらは口コミどおり跳躍力が落ちてきたシニア猫や子猫でも使いやすいでしょう。
安定性の高さも魅力です。動物行動学の研究者である三井さんが横転や揺れがないかをチェックしたところ、「全然揺れない」と好印象でした。「しっかりしたつくりで安定感がある」という評判どおりです。比較したところ、床と天井でタワーを支える突っ張りタイプのほうが安定性が高い傾向がありました。対してこちらは据え置きタイプながら低めの設計のため、揺れにくく倒れる心配は少ないでしょう。
猫の居心地もおおむねよいつくりといえます。ベッド・ハウス・爪とぎつきがひと通りそろっており、猫のくつろぎパーツは充実。比較した同じメーカーのTX00086はハウスが2つ・ハンモックが2つ・ベッドが1つありより充実していたものの、こちらは多頭飼いでなければ問題ないでしょう。
組み立てに必要なねじやボルトは少し多めですが、設営動画や図ありの説明書つきで手順も迷いません。高さのある突っ張りタイプに比べ、1人でも組み立てやすいのもよい点です。とはいえ、成猫が使うには物足りない高さなので、運動不足を解消できるものがほしい人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
キャットタワーを置くメリットは、猫が快適に過ごせるスペースをつくれること。運動不足解消・ストレス解消につながるだけでなく、ベッドやハウスなどがあれば、猫の寝床としても活躍します。リラックス空間をつくれるので、猫のためを考えると設置するのがベストでしょう。
今回ご紹介するTX00116は、犬や猫が快適に過ごせるようなペット用品を展開するMWPOのキャットタワー。高さ99cmとキャットタワーとしては低めの設計で、足腰が弱くなってきたシニア猫や、落下が心配な子猫も簡単に昇り降りできると謳っています。
サイズは幅40×奥行60×高さ99cmと低め。一番高いところでも十分手が届くので、1人で組み立てられます。据え置きタイプで、設置場所を選ばないのがうれしい商品です。災害時や掃除のときにも移動が簡単で、猫が好む場所に設置しやすいでしょう。
表面素材は布ですが、隠れ家ボックスや最上部につながるポールは爪とぎに適した麻素材を採用。タワーのいたるところにポールがついているので、思いっきりバリバリできますよ。猫の遊び心をくすぐるポンポンもついています。
カラーはベージュ・ライトグレー・ダックグレーの3種類から選択できます。部屋の雰囲気にあわせるのはもちろん、猫の抜け毛が目立ちにくいものを選ぶのもおすすめですよ。
今回はMWPO キャットタワー TX00116を含む、キャットタワー全20商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初は安定性の検証です。愛玩動物看護師の資格を持ち動物福祉学と動物行動学の研究者である三井香奈さんに協力を依頼。設置されたキャットタワーに横転の心配がないか・猫が飛び乗ることを想定したとき、気にならない揺れであるかに注目してチェックしてもらいました。
構造を確認した動物行動学の研究者は、「全然揺れない」とコメント。「しっかりしたつくりで安定感がある」という評判どおりの結果でした。比較したところ、天井と床の2点で支える突っ張りタイプのほうが安定性が高い傾向がありましたが、こちらは据え置きタイプながら十分な安定性を備えています。
転倒防止の安全紐が付属しているのもうれしいポイント。比較した商品のなかには、ハウスやベッドなど重みのあるパーツが上部にあり、揺れやすいものもありました。対してこちらは土台がしっかりしているうえに低めの設計で、最上段のベッドに猫が飛び乗っても大きく揺れにくいでしょう。転倒や横転の心配はなさそうです。
続いて、猫の居心地のよさの検証です。動物福祉学・動物行動学の研究者である三井香奈さんに、猫が昇り降りしやすく、猫が好む傾向があるキャットタワーの特徴について取材。その特徴を参考に、パーツの豊富さ・ステップの間隔・素材・スロープの有無を確認して評価しました。
ベッド・ハウス・爪とぎがついており、くつろぎスペースはひととおりそろっています。比較した同一メーカーのTX00086にはハウス・ハンモック・ベッドが複数あり、充実度は一歩届かないものの、多頭飼いでなければ十分でしょう。
表面素材には、足がすべりにくいふわふわの布を採用。猫が遊べる工夫やくつろげる空間があり配慮が感じられます。「段差の間隔が狭く、猫が登りやすい」との口コミどおり、ステップの間隔が28cmで、階段の段差が10cmと狭いのもポイント。PETEPELAの商品のように上下運動はあまりできないため、活発な成猫には物足りませんが、シニア猫や子猫にはやさしいつくりです。
最後に、組み立てやすさの検証です。ネジの数の少なさ・説明書のわかりやすさ・パーツの見分けやすさ・組み立て用の付属品の多さ・素材ごとのネジの差し込みやすさ・最上段パーツの設置のしやすさをチェックし、時間をかけずに1人で簡単に組み立てられるかどうかを評価しています。
パーツは合計24個と多いものの、迷うことなく組み立てられました。比較した商品には組み立ての順番がわからず作業に迷うものもありましたが、本品は図説の説明書があるほか5分程度の動画にパーツの説明もあります。一番高い場所でも99cmと低いので、目の届く範囲で組み立てが完結しますよ。
一方で、ファー素材が用いられており、差し込み先が見えにくい点は気になるところ。ネジがきゅっと止まるまで、しっかり締めるようにしてください。
MWPO キャットタワー TX00116は、公式サイトから購入できます。公式サイトでの販売価格は税込6,980円(※執筆時点)です。キャットタワーのほか、猫ハウスや爪とぎも購入できるので、ぜひ一度のぞいてみてくださいね。
キャットタワーの置き場所は、家族を見渡せるリビングがよいでしょう。なかでも日あたりがよい窓際がおすすめです。窓の外を含め、自分の縄張りを監視できるので好んで使ってくれやすい傾向があります。置く場所に余裕があれば、猫のお気に入りの場所にもう1台設置してあげるのもよいでしょう。
ただし、窓際は温度変化が激しいため注意が必要です。温湿度計を用意したり定期的に温度を確認したりして、温度変化には十分気を配ってくださいね。
最後に、猫がくつろぐスポットが多く上下運動もしやすい商品をご紹介します。
よく走り回る活発な猫には、同じメーカーのTX00086がおすすめ。突っ張りタイプで天井ギリギリまでステップ台がついており、床から天井まで駆け上がって遊べます。ハウス2個・ハンモック2個・ベッドとくつろぎスポットもたくさん。多頭飼いにも使いやすいでしょう。
PETEPELAのキャットタワーは、猫がすっぽり入れる透明ボールつきの商品です。最上部でくつろぐ猫を下から見上げられるので、かわいい肉球を眺めたい人にうってつけ。転倒を防止する安全紐も付属しているため、猫が飛び乗っても倒れるリスクは少ないですよ。
タイプ | 突っ張りタイプ |
---|---|
幅 | 57cm |
奥行 | 57cm |
高さ | 235~260cm |
重量 | 19kg |
本体の耐荷重 | 約24kg |
表面素材 | 布 |
使用頭数(目安) | 2匹 |
ハウス | 2つ |
ベッド | 1つ |
ハンモック | 2つ |
スロープ | 1つ |
おもちゃ | 3つ |
透明ボウル | 不明 |
ハウスサイズ | 上段:40×40×30cm/下段:40×40×25cm |
ハウスの耐荷重 | 不明 |
ベッドサイズ | 29×29cm |
ベッドの耐荷重 | 不明 |
ハンモックサイズ | 30cm |
ハンモックの耐荷重 | 不明 |
スロープサイズ | 19×50cm |
透明ボウルサイズ | 不明 |
爪とぎ素材 | 麻紐 |
爪とぎ | 13か所 |
ステップ板サイズ | 不明 |
ステップの耐荷重 | 不明 |
ステップの間隔 | 34~55cm |
支柱の太さ | 23cm |
交換可能部品 | 不明 |
キャスター付き | |
付属品 | 取扱説明書、六角レンチ |
特徴 | おしゃれ |
素材 | 台座・ステップ台:MDF、ポリエステル、集成材に生地貼り/ポール:紙管に麻縄巻き/ハンモック:ポリエステル、スチール |
タイプ | 突っ張りタイプ |
---|---|
幅 | 48.0cm |
奥行 | 48.0cm |
高さ | 236~258cm |
ステップの間隔 | 30cm |
良い
気になる
重量 | 18.6kg |
---|---|
本体の耐荷重 | 不明 |
ハウス | 1つ |
ベッド | 不明 |
ハンモック | 2つ |
スロープ | 不明 |
おもちゃ | 2つ |
透明ボウル | 1つ |
ハウスサイズ | 30×30×28cm |
ベッドサイズ | 不明 |
ハンモックサイズ | 円状ハンモック:直径30cm |
スロープサイズ | 不明 |
透明ボウルサイズ | 直径30cm |
爪とぎ | 9か所 |
ステップの耐荷重 | 不明 |
支柱の太さ | 22.0cm |
付属品 | 取扱説明書、六角レンチ |
特徴 | スリム |
PETEPELA 突っ張り式 キャットタワーをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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