今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のアクアやシャープの縦型洗濯機とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、縦型洗濯機選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
東芝 洗濯乾燥機 AW-10VP2は、お手入れのしやすさを重視するなら候補に入る商品です。洗濯が終わると自動で槽乾燥を行う設定が可能で、見えない部分のカビも防げます。また、比較したなかでも布製の糸くずフィルターの商品はゴミを取り出しにくかったのに対し、プラスチック製のフィルターで簡単にゴミを除去できるのが便利です。
謳い文句には「ウルトラファンバブルが洗浄効果を高める」とありますが、洗浄力は低評価。標準コース・温水洗浄コースのどちらを使用しても、汚れは薄くはなりましたが、完全には落ちませんでした。比較した商品でもアクアのAQW-P7Nは標準コースでも汚れの種類を問わずきれいに落とせたのに対し、洗浄力はあまり期待できません。
洗濯1回あたりの水道代が32円と、比較した商品のなかではかなり高い点もデメリットです。電気代が1円以下と安いため、総合的にみるとコスパは悪くないものの、月々の光熱費をしっかり節約したい人にはやや不向き。洗濯槽の深さは520mmと浅めのつくりで、身を乗り出さなくても洗濯ものを取り出しやすいのは利点です。
「音が静かで夜でも使える」と口コミにあるように、運転音の静かさは優秀。洗濯音も脱水音も商品全体の平均値を下回りました。環境省によると、洗濯時の運転音は美術館の館内程度の大きさで、洗濯機の置き場所が近くてもあまり気にならないでしょう。
ECサイトでの価格はだいたい12万円前後。乾燥機能も搭載しているので、比較した商品のなかでは高めです。お手入れがしやすい点は魅力ですが、洗濯機で重要な洗浄力が低い点はやはり気になります。頑固な汚れもしっかり落とせる縦型洗濯機がほしいなら、ほかの商品もチェックしてみてください。
実際に東芝 洗濯乾燥機 AW-10VP2と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ縦型洗濯機と、洗浄力・静かさ・お手入れのしやすさ・洗濯ものの取り出しやすさ・1回あたりの洗濯コストのかかりにくさそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
東芝 洗濯乾燥機 AW-10VP2のデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
東芝ライフスタイル
脱水時の運転が静か。汚れもきれいに落ちて申し分なし
アイリスオーヤマ
毎日の洗濯を楽にしたい人に。お手入れしやすく洗浄力も高い
東芝ライフスタイル
つけおきコースの洗浄力が高い。お手入れもしやすい優等生
縦型洗濯機のメリットは、生活スタイルに合わせて豊富な容量から選べるところです。ドラム式洗濯機の主な容量は11~12kgで種類が少ないのに対し、4.5kgから16kgほどまで幅広く展開しています。また、縦型洗濯機はドラム式に比べてサイズがコンパクトなので、置き場所に余裕がない家でも使いやすいのが利点です。
東芝 洗濯乾燥機 AW-10VP2は、2022年8月に発売された乾燥機能付きの縦型洗濯機。繊維の隙間より小さな泡を使用した抗菌ウルトラファインバブル洗浄Wで、洗浄効果を高める設計です。乾燥機能はメーカー独自のハイブリッド乾燥を採用し、スピーディにふんわり仕上げると謳っています。
東芝は、生活家電から空調家電まで幅広く展開している日本の総合家電メーカーです。洗濯機にはウルトラファインバブル発生装置を搭載し、ナノサイズの微細な泡で洗浄を行うのが特徴的。また、低騒音設計にもこだわっていて、深夜や早朝でも使いやすいモデルがそろっています。
脱水の最後に洗濯槽に付いた衣類をはがしてほぐす仕組みで、洗濯ものをスムーズに取り出しやすい仕様。液体洗剤と柔軟剤の自動投入機能も付いています。
給・排水ホースを含んだサイズは幅637×奥行650×高さ1042mm、重量は約56kgです。カラーはグランホワイトとボルドーブラウンの2色から選べます。付属品は、給水ホース・ふろ水用給水ホース・おしゃれ着トレーです。
今回は、東芝 洗濯乾燥機 AW-10VP2を含む縦型洗濯機全43商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初は、洗浄力の検証です。
白いTシャツに卵・泥・皮脂・カレー・口紅の5種類の汚れを付着させて24時間放置してから、商品の標準コースと温水洗浄コースで洗浄。汚れがどれくらい薄くなっているかをチェックしました。
謳い文句には「ウルトラファンバブルが洗浄効果を高める」とありますが、洗浄力は物足りない結果となりました。
比較した商品には洗濯時でも60dB近い大きな音がするものもあったなかで、「音が静かで夜でも使える」という口コミどおりの静音性です。
<検証結果>
次に、お手入れのしやすさ・洗濯ものの取り出しやすさの検証です。
糸くずフィルターのゴミが簡単に捨てられるか・自動槽洗浄や自動槽乾燥など槽のメンテナンスの頻度を減らせる機能があるかをチェック。また、投入口の広さや槽の深さを測定し、洗濯ものを楽に取り出しやすい構造かも確認しました。
お手入れのしやすさは高評価を獲得。洗濯が終わると自動で槽乾燥を行うカビプロテクトの設定が可能で、見えない部分のカビもしっかり防げるのが魅力です。
また、糸くずフィルターがプラスチック製で掃除がしやすい点も便利。比較した商品でもシャープのES-GE5Gは糸くずフィルターが布製でゴミを取り出しにくかったのに対し、ティッシュで拭うだけでゴミを除去できますよ。
比較したなかには、深さ590mmで取り出すときに身を乗り出さなくてはならない商品もありました。それに対してこちらは、身長の高さを問わず洗濯ものをスムーズに取り出せるでしょう。
最後は、1回あたりの洗濯コストのかかりにくさの検証です。
商品に水量計とワットモニターを接続し、洗濯開始から完了までに使用した水道量と電力量を計算。水道代は1Lあたり0.24円、電気代は1kWhあたり31円と想定して、かかったコストをチェックしました。
とはいえ、比較したなかには洗濯コストが1回あたり25円以下で収まる商品もありました。そのような商品に比べると、月々の光熱費をしっかり節約したい人には若干不向きです。
洗濯容量 | 10kg |
---|---|
乾燥容量 | 5kg |
糸くずフィルターのタイプ | プラスチック |
良い
気になる
設置可能な防水パンの奥行(内寸) | 550mm以上 |
---|---|
洗濯から脱水までの電気代 | 0.62円 |
洗濯時標準コース目安時間 | 35分 |
手前から槽までの距離 | 100mm |
風呂水対応 | |
槽の深さ | 520mm |
洗濯時の運転音. | 45.77dB |
投入口の幅 | 415mm |
投入口の奥行 | 260mm |
脱水時の運転音. | 51.37dB |
洗剤・柔軟剤自動投入機能 | |
ほぐし脱水機能 | |
温水洗浄機能 | |
槽洗浄コース | |
槽乾燥コース | |
部屋干しコース | |
除菌・消臭コース | |
AIセンサー機能 | |
スマホ連携機能 | |
インバーター搭載 | |
本体幅 | 599mm |
幅(手掛け・排水ホースを含む) | 637mm |
奥行 | 650mm |
高さ(給水ホース取付部を含む) | 1042mm |
重量 | 56kg |
本体下部幅 | 587mm |
本体下部奥行 | 496mm |
本体下部高さ | 118mm |
洗濯機を設置するときは、消防法で定められた基準に従って壁から一定の距離を離す必要があります。前方は50cm以上、後方は1cm以上、サイドは5cm以上、排水ホース側は10cm以上離して設置しましょう。防水パンは幅640mm以上・奥行550mm以上・高さ80mm以下のものを使用してください。
また、新しい洗濯機を購入する場合は、置き場所までの搬入経路を確認しておくのも大切。玄関ドア・廊下・洗面所の入り口など洗濯機が通る場所は事前に測っておいて、10cmほどのゆとりがある商品を選ぶようにしましょう。
東芝 洗濯乾燥機 AW-10VP2はメーカーでは生産を終了しているため、取扱店舗はAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトです。値段はオープン価格ですが、だいたい12万円前後で購入できます。普段利用しているサイトをチェックしてみてくださいね。
最後に、どんな種類の汚れもきれいに洗える縦型洗濯機をご紹介します。
アクアのAQW-P7Nは、3Dアクティブ洗浄で洗いムラを抑えてしっかりもみ洗いすると謳った商品。検証では洗浄力の高さを発揮し、標準コースでも泥汚れから皮脂汚れまできれいに落とせました。糸くずフィルターや本体のお手入れもしやすく、忙しい日々のなかで快適に洗濯したい人に向いています。
東芝のAW-8VM2は、温風で温めて洗浄力をアップさせる温か抗菌メガシャワー洗浄を採用。こちらも洗浄力にとても優れていて、どの種類の汚れもきちんと落とすことができました。柔軟剤の効果を高めるフレグランスコースもあり、香りを楽しみたい人にもおすすめですよ。
洗濯容量 | 7kg |
---|---|
種類 | 全自動洗濯機(簡易乾燥あり) |
乾燥容量 | |
ヒーター乾燥の種類 | 風乾燥 |
乾燥方式 | |
糸くずフィルターのタイプ | プラスチック |
設置可能な防水パンの奥行(内寸) | 540mm以上 |
乾燥フィルターのタイプ | |
設置可能な防水パンの幅(内寸) | 不明 |
フタから背面までの奥行(フタ折れ時) | |
洗濯から脱水までの電気代 | 1.68円 |
洗濯乾燥時標準コース目安時間 | |
洗濯から乾燥までの電気代 | |
洗濯時標準コース目安時間 | 37分 |
手前から槽までの距離 | 70mm |
風呂水対応 | |
槽の深さ | 520mm |
洗濯時の運転音. | 53.47dB |
投入口の幅 | 450mm |
洗濯時の運転音 | 53.00dB |
投入口の奥行 | 325mm |
予約タイマー機能 | |
予約タイマー. | ◯ |
チャイルドロック | |
本体背面からの出代 | |
脱水時の運転音. | 65.67dB |
フタを開けた時の高さ | 1304mm |
脱水時の運転音 | 65.00dB |
乾燥時の運転音. | |
フタを開けた時の高さ(折りたたみ時) | |
乾燥時の運転音 | |
ほぐし脱水機能 | |
自動おそうじ機能 | |
1kgあたりの使用水量 | 24.4L |
自動槽洗浄機能 | |
洗剤・柔軟剤自動投入機能 | |
温水洗浄機能 | |
シワ取り機能 | |
つけおきコース | |
槽洗浄コース | |
毛布コース | |
槽乾燥コース | |
お急ぎコース | |
部屋干しコース | |
除菌・消臭コース | |
インバーター搭載 | |
スマホ連携機能 | |
AIセンサー機能 | |
本体幅 | 520mm |
幅(手掛け・排水ホースを含む) | 560mm |
奥行 | 540mm |
高さ(給水ホース取付部を含む) | 980mm |
重量 | 35kg |
タンク容量 | |
透明窓あり | |
本体下部幅 | 520mm |
本体下部奥行 | 533mm |
本体下部高さ | 33mm |
標準使用水量 | 約113L |
洗濯時消費電力量 | 90Wh/110Wh(50Hz/60Hz) |
乾燥時消費電力 | |
洗濯時消費電力 | 320W/380W(50Hz/60Hz) |
洗濯乾燥時消費電力量 | |
電気代(目安) | |
水道代(目安) | |
風呂水ポンプ付き | |
タイプ | 縦型 |
特徴 | ガラストップ |
業務用 |
洗濯容量 | 8kg |
---|---|
乾燥容量 | 4.5kg |
糸くずフィルターのタイプ | プラスチック |
良い
気になる
設置可能な防水パンの奥行(内寸) | 510mm以上 |
---|---|
洗濯から脱水までの電気代 | 2.48円 |
洗濯時標準コース目安時間 | 39分 |
手前から槽までの距離 | 130mm |
風呂水対応 | |
槽の深さ | 550mm |
洗濯時の運転音. | 50.47dB |
投入口の幅 | 365mm |
投入口の奥行 | 290mm |
脱水時の運転音. | 52.20dB |
洗剤・柔軟剤自動投入機能 | |
ほぐし脱水機能 | |
温水洗浄機能 | |
槽洗浄コース | |
槽乾燥コース | |
部屋干しコース | |
除菌・消臭コース | |
AIセンサー機能 | |
スマホ連携機能 | |
インバーター搭載 | |
本体幅 | 564mm |
幅(手掛け・排水ホースを含む) | 600mm |
奥行 | 605mm |
高さ(給水ホース取付部を含む) | 1021mm |
重量 | 46kg |
本体下部幅 | 551mm |
本体下部奥行 | 507mm |
本体下部高さ | 105mm |
東芝 タテ型洗濯乾燥機 AW-8VM2をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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