手仕事で作られた洋服ブラシ、ブラシの平野 洋服ブラシ 手植え羽子板型。インターネット上の口コミでは「セーターにツヤが出る」「高品質で、一生ものとして持ちたい」と評判ですが、実際はどうなのかわからず、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ブラシの平野 洋服ブラシ 手植え羽子板型を含む全25商品を実際に使って、汚れの取りやすさ・生地へのやさしさ・使い勝手のよさ・機能性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
ブラシの平野 洋服ブラシ 手植え羽子板型は、デリケートな衣類を手早くお手入れしたい人におすすめ。実際にウールに付着したホコリを何回で取れるか確認したところ、わずか4回できれいになりました。比較したほかの商品は9~12回ほどかかったものもあったのに対し、汚れの取りやすさはトップレベルです。
やわらかく上質な馬毛をたっぷりと使っており、長めの毛で汚れを撫でるように取り除けます。デリケートなニットやウールに使ったあとに繊維の状態を確認すると、ほぼダメージはなし。生地が傷みにくく、口コミで「セーターにツヤが出る」と愛用している人がいるのにも頷ける結果となりました。
ブラシは14cmとやや大きめで、コートやロングスカートといった大型衣類も楽にケアできます。重量は153gと重めですが、持ち手の厚みや幅がちょうどよく、持ちやすく感じました。天然木ならではの温かみがあり、手入れするたびに気分を上げてくれそうです。
静電気除去や水洗い可といった機能はないものの、「高品質で、一生ものとして持ちたい」との口コミどおり、ブラッシングの快適さは申し分なし。ブラシ自体もきちんと手入れをすれば、長く愛用できるでしょう。良質なブラシを探している人は、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
そもそも洋服ブラシとは、数回のブラッシングで繊維の奥に入り込んだホコリや花粉などを落とせるアイテム。繊維の毛並みが整うため、毛玉や型崩れ防止にも効果を発揮します。
今回紹介するブラシの平野 洋服ブラシ 手植え羽子板型は、1942年創業の平野刷毛製作所による手仕事の一品。大量生産のための機械植毛ではなく、強固な手植え製法で丈夫に仕上げられています。
毛は、豚毛に比べてやわらかい馬毛を採用。馬の尾のなかでも希少な本毛を使い、カシミヤなどのデリケートな素材をいたわるよう配慮していますよ。
はじめに、汚れの取りやすさを検証しました。
20cm四方に区切ったウール素材の生地に、0.2gの綿毛をほぐした疑似ホコリをまんべんなく散布。5回のブラッシングで何g取れるか、すべて取り切るのに何回ブラッシングが必要かを確認しました。
今回の比較では、毛質がやわらかい馬毛は豚毛よりもホコリを落としやすく、本商品もトップレベルの評価を獲得。10回以上ブラシをかける必要があった商品と比べると、質が高いという口コミにも頷けます。
次は、生地へのやさしさの検証です。
10cm四方のウール生地・ニット生地を、逆毛方向に25回・順毛方向に5回ブラッシング。その後、マイクロスコープでダメージ具合を確認しました。
今回の比較では、本商品と同じ馬毛のものは豚毛に比べ、生地を傷めにくい傾向がありました。こまめにブラッシングをするなら、馬毛を選ぶのがよいでしょう。
デリケートなニット生地にブラッシングしても、ダメージはほぼありません。生地へのやさしさに配慮しているとの謳い文句どおりといえるでしょう。
生地を傷めないためには、毛の長さもポイントに。各商品を比較した結果、毛が3cm以上のものはホコリを取り除きやすく、生地の風合いも損ねにくいとわかりました。
本商品の毛の長さは5.5cmと、比較した商品のなかでもトップクラスです。大切な衣類をいたわりたい人にぴったりですよ。
続いて、使い勝手のよさを検証しました。
ブラシの毛量や硬さ・持ち手の形状などから、スムーズに使えるかを評価しています。
比較した商品のなかでは、15cm以上の大型ブラシが広い範囲をブラッシングしやすい傾向にあり、本商品も14cmと大きめです。ボリュームのある馬毛で、コートなどの大型衣類のホコリをサッと絡め取れます。
総重量は153g。比較した商品には120g以下のものが多く、決して軽いとはいえません。ただし、重心のバランスのよさや持ちやすさのおかげで、さほど気になりませんでした。
チェックした項目で該当したのは持ち手の紐のみ。玄関やロッカーなどに吊り下げておけるため、収納の際に便利です。とはいえ、今回の比較ではほとんどの商品に紐がついていて、紐がないものでも持ち手に穴が空いているのが主流でした。
持ち手が天然木のため、水洗いはできません。ただし、水洗い可能な商品はプラスチック製に限られるという側面も。便利な機能ですが、手にしっくりなじむ感覚を重視するなら、さほどこだわらなくてもよいでしょう。
公式サイトによると、販売価格は17,600円(税込/執筆時点)。比較したなかでは高価な部類に入りますが、職人による手仕事と厳選された毛材の実力を試したい人は、ぜひ手にとってみてください。
なお、ラッピングにも対応しています。必要な場合は注文時に備考欄へ「ラッピング希望」と記入してくださいね。洋服好きの人や大切な人へのプレゼントとしても喜ばれるでしょう。
洋服についたホコリを取るには、ホコリが絡みついている繊維をほぐす必要があります。まずは生地の流れに逆らってブラッシングし、生地を逆立てましょう。繊維に絡んでいたホコリが表面に現れるまでほぐすのが大切です。
次に、表面に出てきたホコリをブラシを使ってすくい取るよう、繊維の流れに沿って払います。押しつけたりこすったりせずに手首を返し、ブラシを回転させながら勢いをつけて払うのがポイントです。
ホコリを取り除けたら、最後に服全体をブラッシング。繊維の流れに沿って一定方向にゆったり繰り返すと、素材本来の光沢を実感できますよ。
本商品は天然木製品のため、劣化の原因となる水洗いは厳禁。どうしても汚れが気になるという人は、固く絞った清潔なタオルで軽く拭き掃除してみましょう。過度な水拭きは避けてくださいね。
馬毛の質感を保つために、ブラシの平野では「金クシ」の使用を推奨しています。金クシの歯をブラシの根元に深く差し入れ、毛先に向かってゆっくりと梳かしましょう。前後左右から何度も入念にクシをかけることで、毛材がほぐれてサラサラになりますよ。
池本刷毛工業のグランドイケモト 洋服ブラシは、静電気除去繊維を混ぜた白馬毛を使用。花粉だけでなくホコリの付着も防げるのはうれしいですね。全長17cmとかなり大型のため、コートなどの大型衣類のケアにぴったり。検証ではやわらかな馬毛で、ニットを傷めずにホコリを絡め取りました。
手軽に扱えるものがほしい人は、同じく池本刷子工業の高級洋服ブラシをチェック。96gと軽量なので、長時間使っても疲れにくいでしょう。天然木の持ち手は丸みを帯びていて、手のひらに難なくフィットしました。弾力のある白馬毛を使用しており、なめらかなかけ心地も魅力です。
毛の種類 | 白馬毛 |
---|---|
ブラシ部分の長さ | 不明 |
良い
気になる
重量 | 約178g |
---|---|
柄の素材 | チェリーウッド |
持ち手あり | |
ブラシの全長 | 29.5cm |
持ち手のカーブあり |
池本刷子工業 グランドイケモト 静電気除去洋服ブラシ IKC-3822をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | 据え置きタイプ |
---|---|
形状 | ブラシタイプ |
毛の種類 | 白馬毛、銅イオン含浸アクリル繊維 |
機能 | 不明 |
幅 | 5.8cm |
奥行 | 25cm |
高さ | 5.3cm |
重量 | 96g |
柄の材質 | 天然木(チェリーウッド) |
毛の長さ | 3.4cm |
柄の素材 | 天然木(チェリーウッド) |
持ち手あり | |
持ち手の紐付き | |
持ち手の幅 | 2.1cm |
ブラシ部分の長さ | 13.5cm |
静電気除去機能 | |
水洗い可能 | |
マット加工 | |
ブラシの全長 | 25cm |
携帯性 | |
本体サイズ | 5.8×5.3×25cm |
特徴 | 不明 |
池本刷子工業 グランドイケモト 高級洋服ブラシ IKC-3222をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。