天然の馬毛100%で作られている洋服ブラシ、thsgrt 馬毛ブラシ。インターネット上では「新品のような毛羽立ちのない状態をキープできる」と評判ですが、「毛先が柔らかく、衣類についたホコリが取れない」といった口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、thsgrt 馬毛ブラシを含む洋服ブラシ全33商品を実際に使って、汚れの取りやすさ・生地へのやさしさ・使い勝手のよさ・機能性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
thsgrt 馬毛ブラシは、木製ながら水洗いできるのが魅力。比較した商品の多くが水洗い不可だったのに対し、本商品は水洗いでの手入れが可能です。静電気除去機能や吊り下げるための紐など、便利な機能も備えていました。
天然の馬毛で作られており、ウール素材との相性はまずまずです。実際に疑似ホコリを付着させて5回なでたところ、0.2gのうち0.16gを回収。比較した商品には0.1gしか除去できないものもあったなか、生地へのダメージを抑えつつ大半のホコリを取り除けました。
ただし、完全にきれいにするには、何度もなでなければなりません。比較した商品には、4回で付着させた0.2gのホコリを取り切れたものもあったなか、11回のブラッシングが必要でした。口コミで指摘されていたとおり、「ホコリが取れにくい」と感じる場合があるでしょう。
デリケートな素材のケアにも不向きです。今回の比較で繊維へのダメージが少ない傾向があった馬毛を採用していますが、毛足が2.0cmと短くてやさしくなでるようにケアできず、ニット生地はやや毛羽立ちました。ウール地のコートに使うには便利ですが、おしゃれ着のケアは避けるのがベターです。
ヘッドが11.5cmと少し短いのもネック。比較した商品にはヘッドが15cm以上と長いものもあったのに対し、広範囲をケアするのに少し時間がかかります。丸みのある木製の持ち手は握り心地がよかったものの、より簡単にきれいになるものを選びたい人は、ほかの商品を検討してみてください。
thsgrt 馬毛ブラシは、天然の馬毛のみで作られた洋服ブラシです。洋服や帽子・布団はもちろん、革製のカバンや靴のケアにも使えるのが特徴。ブラッシングすることで、花粉やホコリ・静電気を除去できると謳っています。
持ち手は木製で、吊り下げて収納するための紐が付属。使うごとに風合いが変わっていくのも、木製ならではの魅力です。
今回はthsgrt 馬毛ブラシを含む、洋服ブラシ全33商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、汚れの取りやすさの検証です。
20cm四方に区切ったウール生地に疑似ホコリとして0.2gの綿毛を付着させ、5回の取れたホコリの量をチェック。すべて取り切れなかった場合には、20cm四方内のホコリが何回のブラッシングできれいになるかも確認しました。
5回のブラッシングで、疑似ホコリ0.2gのうち0.16gを除去できました。比較した商品には0.1gしか取り除けなかったものもあるなか、2割を残すのみと優秀な結果です。
今回の比較では、毛が硬い豚毛よりも本商品と同じ柔らかな馬毛を使用したブラシのほうが、よくホコリが取れる傾向が。少ない回数で大半のホコリが取り除けており、サッとケアするのに便利であるといえるでしょう。
ただし、すべての疑似ホコリを除去するには、11回のブラッシングが必要でした。比較した商品には4~5回ですべて取り除けたものが複数あったため、口コミのようにホコリが取りにくいと感じる場合がありそうです。
次は、生地へのやさしさの検証です。
10cm四方のウール生地とニット生地を、逆毛方向に25回・純毛方向に5回ブラッシングします。その後マイクロスコープを使用し、生地へのダメージがあるかを確認しました。
ウール素材に使用したところ、繊維に大きな乱れは見られませんでした。
今回の比較では、豚毛よりも本商品と同じ馬毛のものは繊維に傷つけにくい傾向があり、コートやスーツのケアにも使いやすいでしょう。
ニット生地は、少し毛羽立ちが気になりました。
比較した商品には、ニット・ウールともにダメ―ジが少なかったものもあったため、デリケートな素材やおしゃれ着には使いにくいでしょう。
続いて、使い勝手の検証です。
持ち手の形状・ブラシの大きさ・重量・毛の硬さに着目して評価しました。
ヘッドは長さ11.5cmとコンパクト。今回の比較では、長さ15cm以上あると効率よくブラッシングできる傾向があったため、ロングコートなどのケアは時間がかかるでしょう。
毛足が2.0cmと短いのもネックです。毛が長い方がやさしくブラッシングできるため、生地の風合いを保つには3.0cm以上ほしいところ。実際に使っても、なでるようにやさしくケアできているとは言い難い結果でした。
使った後に毛が数本抜けていたのも気になる点です。
持ち手は丸みを帯びた木製で、長さは3.2cm。比較した商品には、本体が薄くて持ちにくいと感じたものもあったのに対し、手になじみやすい形状でした。
重量も81gと軽量です。今回の比較では、200g近い商品もそれほど重量を気にせず使えましたが、力がない人でも扱いやすいですよ。
機能性を確認した結果、3項目すべてを備えていました。
静電気除去機能があるため、ケアすれば衣類にホコリがつきにくくなります。比較した商品のほとんどが水洗い不可だったのに対し、水洗いできるのもポイントです。持ち手に紐があるため、収納にも困らないでしょう。
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thsgrt 馬毛ブラシは、Amazonや楽天市場などのECサイトで購入が可能です。気になる人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
洋服を傷めずケアするには、正しい使い方を知ることが大切。ホコリを浮かせるように、繊維の流れに逆らってブラシを動かしましょう。ホコリが浮いたら、逆方向に動かして繊維の流れを整えてください。テンポよくブラシを動かすのがコツです。
こまめな手入れにより繊維の流れが整った状態を維持できるため、ドライクリーニングの回数が減ったり、虫食い防止につながったりとメリットがたくさんあります。ファブリックミストも併用すれば、気になるニオイのケアもできますよ。
洋服ブラシ自体の手入れも忘れずに。表面についた汚れは手で、残った汚れは目が細かいブラシを差し込んで取り除きましょう。
水洗い可能かどうかも購入前にご確認ください。本商品のように水洗い可能と記載がないものを洗ってしまうと、割れてしまったり、衣類にダメージを与えやすくなったりします。正しく手入れをすれば、長く愛用できますよ。
最後に、少ないブラッシング回数でホコリを取り除けた商品をご紹介します。
効率よくブラッシングしたいなら、池本刷子工業のグランドイケモト 洋服ブラシがおすすめです。しなやかさとコシのある白馬毛を使用しており、生地へのダメージを抑えられるのが魅力。ヘッドが17.5cmと大きいうえ、汚れも取りやすいため、忙しい朝でもサッとケアしてから外出できますよ。
軽くて扱いやすい商品をお探しなら、池本刷子工業の高級洋服ブラシがおすすめです。疑似ホコリを4回なでるだけで取り切れるほど、除去力に優れた商品。毛足が3.4cmと長いため、生地をなでたときの滑りも非常になめらかです。静電気除去機能があり、ホコリの付着も防げます。
毛の種類 | 白馬毛 |
---|---|
ブラシ部分の長さ | 18cm |
良い
気になる
重量 | 223g |
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柄の素材 | 天然木(チェリーウッド) |
持ち手あり | |
ブラシの全長 | 29.5cm |
持ち手のカーブあり |
池本刷子工業 グランドイケモト 静電気除去洋服ブラシ IKC-3822をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | 据え置きタイプ |
---|---|
形状 | ブラシタイプ |
毛の種類 | 白馬毛、銅イオン含浸アクリル繊維 |
機能 | 不明 |
幅 | 5.8cm |
奥行 | 25cm |
高さ | 5.3cm |
重量 | 96g |
柄の材質 | 天然木(チェリーウッド) |
毛の長さ | 3.4cm |
柄の素材 | 天然木(チェリーウッド) |
持ち手あり | |
持ち手の紐付き | |
持ち手の幅 | 2.1cm |
ブラシ部分の長さ | 13.5cm |
静電気除去機能 | |
水洗い可能 | |
マット加工 | |
ブラシの全長 | 25cm |
携帯性 | |
本体サイズ | 5.8×5.3×25cm |
特徴 | 不明 |
池本刷子工業 グランドイケモト 高級洋服ブラシ IKC-3222をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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