胸ポケットに収まる薄型サイズと謳う、江戸屋 携帯用豚毛洋服ブラシ(ウール用)。「さっと払うだけできれいになった」「硬すぎず生地を傷めにくい」と評判です。しかし、「握りづらい」との気になる口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の洋服ブラシとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説します。ポイントや送料を考慮した価格比較も行ったので、洋服ブラシ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
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本コンテンツに記載の検証結果は2024年05月までの情報です
目次
江戸屋 携帯用豚毛洋服ブラシ(ウール用)は、デリケートな生地を傷めにくい一方、手早く汚れを落としにくいのがネック。ウール生地に疑似ホコリをつけて検証すると、取りきるまでに13回のブラッシングが必要でした。上位商品は5回以内に汚れを除去できたことを思うと、「さっと払うだけできれいになった」との口コミには頷けない結果です。
携帯用で持ち手がなく、毛先まで力を伝えづらいのも難点。最初はコントロールしにくいと感じる人もいるでしょう。ただ携帯用のなかでは持ち手が厚く、手へのなじみやすさは良好。「握りづらい」との口コミもありましたが、慣れれば問題なく使えそうです。40gとかなり軽量なので、力に自信のない人にも向いています。
生地へのやさしさは、非常に高い評価を獲得。比較した同じ豚毛タイプのなかでは毛が柔らかく、ウール・ニット生地の両方を傷つけずにブラッシングできました。「硬すぎず生地を傷めにくい」との口コミどおり、デリケートな衣類のお手入れにも使いやすいでしょう。
比較した多くの商品になかった、静電気除去機能がある点も魅力です。静電気によるホコリや花粉の付着を防ぐ効果も見込めます。負担なく持ち運べるものがほしい人には候補となるでしょう。とはいえ、忙しい朝でも手早く汚れを落としたい人は、上位商品も検討してみてください。
洋服ブラシは、繊維に入り込んだホコリ・花粉・ペットの毛など除去する商品。衣類の毛並みを整えて毛玉の発生を抑えたり、型崩れを防いだりする効果も期待できます。こまめなブラッシングで洋服が劣化しにくくなるため、大切な洋服を長く愛用したい人におすすめですよ。
今回ご紹介する江戸屋 携帯用豚毛洋服ブラシ(ウール用)は、胸ポケットに収まると謳う薄型サイズの商品。しっかりしたウール生地のお手入れに適した設計です。
販売元の江戸屋は、1718年(享保3年)創業の老舗メーカーです。もともとは伝統工芸品を作るために使う江戸刷毛の専門店として開業しました。洋服ブラシにはすべて天然の豚毛を使用。デリケートな生地用のブラシや、幅広い生地に対応できる万能タイプも展開しています。
ブラシ部分には中国重慶産の黒豚毛を採用し、しなやかでコシの強い毛質とアピーしています。江戸屋のブラシは、天然の豚毛を毛先から毛根にかけて丸々1本使用しているのも特徴です。静電気を防ぎながらホコリを落とせると謳っています。
サイズは、ブラシの全長が10.5cm・ヘッドの長さは10.3cmです。持ち手の厚みは1.2cmで、胸ポケットにも収まりやすい設計。高級感を追求し、持ち手には黒檀を使用しています。
今回は江戸屋 携帯用豚毛洋服ブラシ(ウール用)を含む、洋服ブラシ全33商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは汚れの取りやすさの検証です。
検証では20cm四方で区切ったウール素材の生地に、0.2gの綿毛で作った疑似ホコリを付着させたものを使用。各商品でブラッシングを行い、5回でホコリが何g取れるか・何回ブラッシングでホコリを取りきれたかをチェックし評価しました。
汚れの取りやすさは低評価に。5回のブラッシングで疑似ホコリを取りきった商品もあるなか、取れた疑似ホコリは約半分の0.12g。すべて除去するには13回のブラッシングが必要で、比較した全商品の平均値である約8回(※執筆時点)にも届きませんでした。
比較したなかでも、本品のような携帯用にはホコリを落としにくいものが多め。本品が使用している豚毛は馬毛に比べて硬く、ホコリを絡めとりにくい傾向もありました。「さっと払うだけできれいになった」との口コミに反し、汚れをしっかり落とすには時間がかかるでしょう。
次は、生地へのやさしさの検証です。10cm四方のウール生地・ニット生地を用意し、逆毛方向に25回・順毛方向に5回ブラッシングを行いました。ブラッシング後の生地をマイクロスコープで確認し、ダメージが少ないものほど高評価としています。
検証の結果、「硬すぎず生地を傷めにくい」との口コミどおり、生地の傷みは見られず。毛足は2.3cmと短めですが、毛が柔らかいのでやさしくブラッシングできました。比較した硬めの豚毛には、ガリッと引っ掻くように繊維を傷めたものもあったなか、デリケートな洋服にも使いやすいでしょう。
続いて使い勝手のよさの検証です。
各商品を使用し持ちやすい形状か・ブラシの大きさ・重量・毛の硬さの4つのポイントに着目し、ストレスなく使えるかをチェックしました。
持ち手のない携帯用で、使い勝手はいまひとつ。比較した持ち手つきのブラシに対し、ブラッシングの際に毛先まで力を伝えづらい点が評価を下げました。
一方で、コンパクトながら持ち手が分厚く握りやすさは良好。「握りづらい」との口コミもありましたが、本体のくぼみに指を掛けて持つと問題なく使えます。
重量は40gと非常に軽量で、比較した全商品の平均値である約107g(※執筆時点)の半分以下。ややコントロールしづらいのはネックですが、比較した200g近く重量がある商品に対し、力に自信のない人も軽くブラッシングできそうです。
一般的にコシが強いとされる豚毛を使用していますが、毛は柔らかめです。比較した同じ豚毛のブラシには、硬い毛でガシガシ衣類を擦る感覚があり使いにくかったものもあったなか、なめらかにブラッシングできました。
使い勝手の総合的な評価は伸び悩みましたが、比較した携帯用ブラシのなかでは悪くない結果です。持ち手がなく自宅用としては物足りないものの、主に外出先での使用を検討している人は候補に入れてもよいでしょう。
最後は機能性の検証です。静電気除去機能や持ち手の紐の有無をチェック。加えて、水洗いができるかを確認しました。
検証の結果、静電気除去機能を備えており高評価を獲得。ブラッシング中に静電気が発生しにくいうえ、衣類へのホコリ・花粉の付着を防ぐ効果も期待できます。ヘッドについたホコリもサッと取り除けるため、ブラシ自体の手入れに時間をかけたくない人にも向いているでしょう。
持ち手に紐はついていませんが、ポケットやカバンに収納しやすいコンパクト設計。置き場に困ることは少ないといえます。比較した多くの商品と同様に水洗いはできないため、ブラシ本体を濡らさないよう注意してくださいね。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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江戸屋 携帯用豚毛洋服ブラシ(ウール用)は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトで販売されています。各サイトの値段やショップレビューを確認して購入場所を決めてくださいね。
本体に加えて、持ち運びに便利なビニールケースも付属します。ブラシに汚れがつきにくく、衛生面が気になる人も気軽に持ち運べるでしょう。
江戸屋 携帯用豚毛洋服ブラシ(ウール用)を使う際は、洋服の肩から胸・背中と上から下にかけてブラッシングしましょう。毛先が繊維に対し直角になるように当て、手首のスナップを効かせるのがコツです。繊維に逆らうようにホコリを搔き出したあと、繊維の流れに沿ってホコリを落としてください。
メーカーでは洋服を長持ちさせるために、帰宅して洋服をクローゼットにしまう前にブラッシングすることを推奨しています。丁寧なお手入れを心掛け、お気に入りの洋服を長く着られるようにしましょう。
(参照:公式サイト)
衣類から取れたホコリが本体にたまったら、市販のくしなどで毛並みに沿ってブラシをとかしてください。メーカーでは、ペット用の粗目で先が丸いくしをすすめています。ホコリがブラシ表面に浮いてきたらティッシュなどに取り除きましょう。
万が一ブラシが油などで汚れた場合は、濡らしたガーゼを固く絞り、ブラシの毛先を拭き取るように掃除します。木製の持ち手部分は濡れると品質を損なう恐れがあるため、水分がついたら乾いた布で拭いてから陰干ししてくださいね。
(参照:公式サイト)
最後に、少ない回数で汚れを落とし高評価を得た商品をご紹介します。
使い勝手のよさにこだわるなら、池本刷子工業グランドイケモト 洋服ブラシがおすすめです。ブラシ幅が17cmと長く、広範囲の汚れもサッと落とせます。検証では、疑似ホコリすべてをわずか5回で取りました。柔らかい白馬毛で、楽しくなるほどのなめらかなかけ心地。静電気除去繊維も混毛しています。
軽さを重視したい人は、同じくグランドイケモトの高級洋服ブラシをチェック。96gと比較したなかでも軽量で、力に自信のない人でもコントロールしやすいでしょう。こちらも静電気除去機能つきで、毛足が長くなめらかなかけ心地。疑似ホコリをわずか4回で除去できました。
毛の種類 | 白馬毛 |
---|---|
ブラシ部分の長さ | 不明 |
良い
気になる
重量 | 約178g |
---|---|
柄の素材 | チェリーウッド |
持ち手あり | |
ブラシの全長 | 29.5cm |
持ち手のカーブあり |
池本刷子工業 グランドイケモト 静電気除去洋服ブラシ IKC-3822をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | 据え置きタイプ |
---|---|
形状 | ブラシタイプ |
毛の種類 | 白馬毛、銅イオン含浸アクリル繊維 |
機能 | 不明 |
幅 | 5.8cm |
奥行 | 25cm |
高さ | 5.3cm |
重量 | 96g |
柄の材質 | 天然木(チェリーウッド) |
毛の長さ | 3.4cm |
柄の素材 | 天然木(チェリーウッド) |
持ち手あり | |
持ち手の紐付き | |
持ち手の幅 | 2.1cm |
ブラシ部分の長さ | 13.5cm |
静電気除去機能 | |
水洗い可能 | |
マット加工 | |
ブラシの全長 | 25cm |
携帯性 | |
本体サイズ | 5.8×5.3×25cm |
特徴 | 不明 |
池本刷子工業 グランドイケモト 高級洋服ブラシ IKC-3222をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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