オーム電機 LEDデスクランプ USB電源 昼白色をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

4地点の明るさの平均は116.1lxで、高評価の基準に設定した450lxには及びませんでした。比較した商品の半数以上が300lxを超えたことを思うと、いまひとつの結果に。明るく照らすほどのパワーが感じられず、「デスクで使うには明るさが足りない」との口コミにも頷けます。

なお、ライトの真下は1550lxと明るく、手芸のような細かい作業でも難なく行えるほどです。手元を明るく照らしたいときは、ライトを近くに引き寄せて使うのもひとつの手です。

照らせる範囲も狭めです。机の端に近い4エリアの平均値は51.18lxで、高評価の基準値とした250lxには遠く及びませんでした。

比較したほとんどの商品が100lxを超えたことを思うと、パワー不足が否めません。教科書・ノートなどを広げる作業には向かない商品といえます。

目への優しさは、まずまずの評価に。自然光に近い色の見え方かを示す演色性を測定すると、Ra84.9でした。比較したところ、Ra85前後であればカラフルなものを見ても目が疲れにくい傾向に。こちらも色の見え方にこれといった懸念点はありません。

ちらつきは比較したほとんどの商品と同じく気にならず、照度も均一でした。しかし、手元の影が二重になるのはネック。濃く柔らかな影・薄い影が重なってふんわりした印象ですが、目に入る影の数が多いと疲労感につながりがちです。比較した多くの商品と同じく、書き作業メインの机で使うには向きません。

フレキシブルなシェードで、比較したほとんどの商品と同様に角度調整がしやすい点はメリット。光源は乳白色のカバーに覆われており、目に直接光が入る可能性は低いでしょう。

操作はシンプル。スイッチをタッチすることで点灯・消灯できます。比較したなかには電源・調光・調色を同じスイッチで操作する商品もありましたが、こちらは調光・調色機能がありません。そのぶん直感的な操作が可能。電源マークからズレた位置をタッチしても反応しないため、誤操作もしにくいでしょう。

スイッチがライトの根本にある点も高評価に。比較したなかにはスイッチがライト部分にあり、手を伸ばして操作する必要がある商品もありました。こちらは手元ですぐタッチできるので便利ですよ。クランプ式・クリップ式の商品に比べて、スタンド式で持ち運びやすいのも魅力です。

比較した多くの商品が関節を調節して動かすタイプだったのに対し、こちらはフレキシブルアームタイプ。自重で下がってくることもなく、自由自在に照らせます。根本は固定部分があるものの、細かな角度まで調整できたので「曲げられる部分が限られている」との口コミは気にしなくてよいでしょう。

調光機能は非搭載。比較したほとんどの商品が調光機能を搭載していたなか、こちらは好みの明るさへの調整ができません。まわりの明るさ・作業への集中度などによって明るさを変えたい人にとっては、やや使いづらいでしょう。

また、比較した商品の半数以上が調色機能も搭載していたなか、こちらは昼白色1色のみ。青白い昼光色に比べるとやや黒い文字が見えにくい可能性があります。とはいえ、自然な色味で照らして作業をしたいのであれば、そこまで不自由に感じることは少ないでしょう。