独自の光拡散技術により目線の先に影を作らないと謳うデスクライト、BALMUDA(バルミューダ)The Light。「ライトの向きが自由に変えられる」「明るいし目が疲れない」と評判です。一方で「広い範囲を明るく照らすという感じではない」との口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のオーム電機やツインバードなどのデスクライトとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、デスクライト選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
BALMUDA The Lightは、デザイナーなど微妙な色の変化を見分ける作業が多い人におすすめです。比較した多くの商品が忠実に色を再現する演色性がRa90に届かなかったのに対し、こちらはRa98.3を記録。実際に使っても自然光に引けを取らない見え方で、カラフルな教材を使う際も目への負担を抑えられます。「本来の色を照らし出す」との謳い文句にも納得です。
手元をしっかり照らせるのも魅力。デスクに商品を設置して手元の複数地点で明るさを測ると、平均1042lxと非常に高い数値を記録しました。比較したほとんどの商品が1000xlに届かなかったなか、トップクラスの評価を獲得。光源の真下から少し前の位置を明るく照らせるため、猫背で手元が陰になりやすい人にも向いているでしょう。
一方「広い範囲を明るく照らすという感じではない」との口コミどおり、照らせる範囲は狭めです。デスクの端4エリアで明るさを測ると、平均70.28lxにとどまりました。比較したほとんどの商品が平均100xlを超えたのに対し、こちらは教科書やノートを広範囲に広げて勉強するには不向きです。メイン照明と併用し、明るさを確保する必要があります。
実際に使用した際に、手の影がはっきりできたのも気がかり。ちらつきはないものの、影と影の間が光ってきらきらして見えるのも気になりました。明るさにムラがあるため、眩しく感じる可能性もあります。長時間に渡ってこまかな作業を続ける場合、目への負担が懸念となりそうです。
オンオフ・調光スイッチはダイヤル式で、スムーズに操作できました。調色機能はないものの、青みがかった白色のライトを6段階に調節可能。比較したなかで青みがかった白は黒い文字がはっきり見える傾向があり、こちらも学習・作業用のライトに適した色味といえます。
ただし、角度を調節できるのは根元・ライト部分の2か所のみ。思ったとおりに照らすには、設置場所自体を変える必要があるでしょう。おしゃれなデザインや自然光に負けないナチュラルな照らし方は魅力ですが、広範囲を照らしたい人・角度調節がしやすい商品を探している人は、ほかを検討するとよいでしょう。
実際にBALMUDA The Lightと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイデスクライトと、手元の明るさ・照らせる範囲の広さ・目への優しさ・使いやすさ・シーンに合わせた光への変えやすさそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
BALMUDA The Lightの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
Dyson
ライフスタイルに合わせて自在に調整可。間接照明にもなる
BALMUDA The Lightは、独自の光拡散技術を採用しているのが特徴。手術灯において国内シェアトップクラスを誇る山田医療照明と共同で開発を行い、目線の先に影ができないよう工夫しています。
本来の色が見えるよう、美術館などで使用することの多い太陽光LEDライトを採用しているのも特徴です。一般的な白色LEDライトに比べてピーク波長が弱いため、目への負担も抑えられると謳っています。明るさの調整には電流調光式を採用しており、ちらつきを軽減するつくりです。
バルミューダはオーブンレンジや扇風機などの生活家電を中心に、LEDランタンといった照明器具も開発している会社。デザインとエンジニアリングの力を大切に、商品を通じて心躍るような素晴らしい体験を届けると掲げています。
カラーは3種類。ブラック・ホワイトと、公式オンラインストア限定のベージュです。
本体サイズは幅191×奥行264×高さ463mm、重量は約3.2kg。持ち運びがしやすいスタンド式を採用しています。スタンド部分はツールボックスになっており、ペンや定規などの道具が収納可能です。
光源にはLED3灯を採用。光源寿命は40,000時間と謳っており、購入日より1年間の製品保証があります。
今回はBALMUDA The Lightを含む、デスクライト全25商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まず、手元の明るさ・照らせる範囲の広さの検証です。
100×60cmのデスクに商品を設置し、外光の入らない室内で明るさの範囲を計測。JIS規格の計測方法に則り、本体から60度で30・60cmに伸ばした4箇所を照度計で測りました。同様の条件でデスクの端に近い4エリアの明るさも計測し、照らせる範囲の広さもチェックしています。
手元の明るさは申し分ありません。4地点の明るさの平均値は1042lxで、とても満足の行くレベルの基準値とした750xlを大きく超えました。比較ではほとんどの商品が1000xlに届かなかったため、本商品はトップクラスの評価です。
公式の使い方に則り、利き手と反対側の対角線上にも設置。すると、光源のやや前方を最も明るく照らし、左の30cm地点では2000lxもの明るさを記録しました。作業中に猫背になりやすい人も、手元の明るさをキープできるでしょう。
一方、照らせる範囲は狭め。デスク端4エリアの明るさは平均70.28lxと、高評価の基準値に設定した250xlには届かきませんでした。比較したほとんどの商品は平均100xlを超えたなか、こちらはデスクの隅を照らしにくい商品といえます。
右利きでの使用を想定し、左側に設置した場合も測定。しかし、最も明るいエリアで189xlと、こちらも高評価の基準値に設定した250xlには及びませんでした。「広く手元を照らす」との謳い文句とは異なり、教科書やノートを広げての作業には向いていません。
「広い範囲を明るく照らすという感じではない」との口コミどおり、照らせる範囲には物足りなさを感じます。使用する際は部屋のメインの照明をつけ、デスク全体の明るさを確保するとよいでしょう。
続いて、目への優しさの検証を行いました。
デスクライトを実際に使用し、光のちらつきがないか・シェードの角度調整の有無・演色性の高さなどの観点からチェック。長時間使用しても目が疲れにくいかを評価しました。
目への優しさはそこそこレベル。演色性がRa98.3と高いため、微妙な色の変化まできれいに見えました。
比較した多くの商品がRa90に届かなかったなか、こちらは自然光にも引けを取りません。「本来の色を照らし出す」との謳い文句どおりなため、デザイナー・ネイリストといった色味が大切な仕事に向いています。子どもの学習にカラフルな教材を使うときも、目への負担を抑えられるでしょう。
「ミラーで光を反射させ、影のない光を作り出す」と謳っているとおり、裏には鏡が設置されていました。頭の影が入らないための工夫が感じられます。比較したほとんどの商品と同様に、光のちらつきもなし。万が一ちらつきを感じた場合は商品の不具合の可能性があるので、メーカーへ相談しましょう。
一方で、照度の均一さはいまひとつ。明るさにムラがあるため、眩しく感じる可能性があります。シェードが真下向きで、角度を調節できないのもネック。LED部分は目の位置(480mm)より低いものの、比較したフレキシブルに角度を変えられるものに比べると使いづらく感じることもあるでしょう。
比較したほとんどの商品と同様に、手の影が多重にできてしまうのも気がかり。濃淡がはっきりあり、鏡の反射により赤や青に色づいている部分も見られました。影と影の間が光り、きらきらして見えるのも気がかりです。長時間集中して書き作業をするには、やや目への負担が懸念されます。
さらに、使いやすさを検証。固定した位置から不用意に動かないか・スイッチの使い勝手・角度調整のしやすさの観点から商品を調査しました。
最後は、シーンに合わせた光への変えやすさの検証です。調光・調色が何段階まで変更可能かをチェック。段階が多い商品ほど高評価としました。
使い勝手はそこそこ。電源・調光が一体型のスイッチがライトの根本にあります。0にすると、スイッチがオフになる設計。比較したなかではダイヤル式・スライド式の商品は操作がしやすい傾向があり、ダイヤル式のこちらもスムーズに扱えました。本体側面には、ツールボックス部分が光るボタンもついています。
一方、電源がACアダプターのみな点はネック。スタンド式で持ち運びはしやすいものの、コードの長さが1.8mなため充電式の商品と比べると置き場所が限られます。
「向きが自由に変えられる」との口コミに反し、思った向きに調節するにもあまり向いていません。根元・ライト部分は角度の調節ができますが、左右には動かず。比較した商品の半数以上が関節を3か所以上動かせたなか、こちらは2か所と少なめでした。
アームが自重で下がることはないものの、思ったとおりに照らすには本体位置自体を調節する手間がかかります。
調光機能は6段階です。比較したほかの商品には2~5段階と少ないものもあったため、シーンに合った明るさを見つけやすいのがメリット。ダイヤルを回すと段階に合わせて音が鳴り、子どもも楽しく使えるでしょう。
調色機能は搭載しておらず、少し青みがかったクリアな白色で光ります。比較した調色機能がある商品は、黒い文字がくっきり見えやすい青白い光・リラックスした雰囲気に合うあたたかい光をシーンに合わせて切り換えられるのが魅力でした。こちらは1色のみですが、学習・作業用のライトとしては十分でしょう。
手元の明るさ | 1042.00lx |
---|---|
JIS規格 | 不明 |
光源色 | 昼光色 |
良い
気になる
重量 | 3.2kg |
---|---|
調光機能 | |
光源 | LED |
調色機能 | |
切り替え方式 | ダイヤル式 |
特徴 | おしゃれ |
光源の幅 | 14.5cm |
台座の幅 | 11.1cm |
台座の奥行 | 11.1cm |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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BALMUDA The Lightは、公式オンラインストアで購入できます。値段は税込39,600円(執筆時点・公式サイト参照)で、送料無料です。公式オンラインストアで購入すると、メーカー保証1年延長・30日間返金保証といったサービスも受けられますよ。
実際に見てから購入したい人は、実店舗に足を運んでみましょう。取扱店舗は公式サイトから確認できるので、ぜひチェックしてみてください。
また、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトでも販売が確認できました。
最後に、広範囲を明るく照らせたデスクライトをご紹介します。
オーム電機 LEDデスクライト ODS-LDC6Kは、アームがスリムで圧迫感が控えめ。シェード部分もこパクトながら、デスク全体を明るく照らせました。手の影が多重にならなかったため、目への負担も抑えられるでしょう。角度調節がしやすいうえ、昼光色・昼白色・電球色の3色に調色も可能です。
自然光に近い見え方を重視するなら、ツインバード LEDデスクライト LE-H851Wをチェック。教科書や図鑑などカラフルな教材を長時間見続けても、目への負担を軽減できるでしょう。見やすい角度に固定しやすく、机の隅までしっかり照らせる一品です。明るさは24段階と細かく変えられます。
手元の明るさ | 1017.00lx |
---|---|
JIS規格 | JIS規格AA形相当 |
光源色 | 白色、昼光色、電球色 |
良い
気になる
重量 | 2kg |
---|---|
調光機能 | |
光源 | LED |
調色機能 | |
切り替え方式 | ダイヤル式 |
特徴 | |
光源の幅 | 13.5cm |
台座の幅 | 17.7cm |
台座の奥行 | 17.7cm |
オーム電機 LEDデスクライト 調光調色 タイマー機能付 ODS-LDC6K-Wの口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
手元の明るさ | 1341.5lx |
---|---|
JIS規格 | JIS規格AA形相当 |
光源色 | 昼白色 |
良い
気になる
重量 | 1.5kg |
---|---|
調光機能 | |
光源 | LED |
調色機能 | |
切り替え方式 | ダイヤル式 |
特徴 | |
光源の幅 | 22.5cm |
台座の幅 | 13.0cm |
台座の奥行 | 15.0cm |
ツインバード LEDデスクライトの口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
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