クリップで挟むだけで設置できるスリムなデスクライト、URCXC クリップライト。インターネット上では「作業に合わせて明るさを調節できるので便利」と評判です。一方、「明るさが足りない」「アームが垂れ下がってくる」といった口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、URCXC クリップライトを含むデスクライト全25商品を実際に使って、手元の明るさ・照らせる範囲の広さ・目への優しさ・使いやすさ・シーンに合わせた光への変えやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
URCXC クリップライトは、就寝前の手元灯に使いたい人に向いています。ライト下の明るさを測ると、133.38lxと作業用としては暗めでした。比較した上位商品は1000lxを超えるほど明るく机の隅も照らせていたのに対し、光源の真下以外はとくに暗くなります。「明るさが足りない」との口コミどおり勉強や作業には明るさ不足なので、寝る前の読書などによいでしょう。
手元に薄い二重の影ができることからも、作業向けではありません。作業時に使いたいときは、メインの照明で補ってください。「自然光のような明るさ」と謳うとおり、色の再現度を表す演色性はRa87.2と良好だったので、色の多い本や資料を読むのには向いています。
調光・調色機能は豊富でした。明るさは10段階、光の色は昼光色・昼白色・電球色の3段階と細かく設定できます。比較したなかには、明るさを変えられない商品もあったのに対し、口コミどおりシーンに合わせて自在に調整が可能。直接目に入らないようシェードの角度調整ができるため、まぶしいのが苦手な人にもよいでしょう。
ただし、調光が10段階と多いぶん、ボタン連打での操作はやや面倒です。電源スイッチがコードの途中にあり、手元ですぐ操作できないのも気になりました。比較した商品はライトの根本についているものが多かったなか、コードを引き寄せる手間があります。アームは可動域が広く自在に角度を調整できるうえ、口コミに反して固定力も高めでした。
執筆時点の値段は2~3千円台。作業用に使えるほど明るかった上位商品は1万円に近いものが多く、予算を抑えたい人にはぴったりです。クリップで固定できるため、ベッドの枠に固定して使いたい人にも向いています。しかし、暗さゆえに使用シーンが限られるため、勉強や作業用にも使いたい人は予算をあげてほかの商品をご検討ください。
実際にURCXC クリップライトと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
URCXC クリップライトよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
Dyson
ライフスタイルに合わせて自在に調整可。間接照明にもなる
今回ご紹介するURCXC クリップライトは、LED照明器具を複数取り扱うURCXCが販売する商品。80個のLEDチップを搭載しており、長時間でも目が疲れにくいと謳うクリップ式のデスクライトです。
机や作業台などに挟むだけで簡単に取りつけられ、省スペースで設置できるのが魅力。設置時の光源の最小高さは7.4cm、最大高さは35.5cmです。なお、クリップには滑り止めスポンジと保護カバーがついており、接地面を傷つけないよう配慮されています。最大6cmの机やベッドなどに挟めますよ。
給電方式は、コンセントとUSB接続の両方に対応。パソコンやモバイルバッテリーなどUSB接続に対応した機器があれば、コンセントがない部屋や屋外でも気軽に使えます。重量490gと軽量なので、持ち運びも楽にできるでしょう。
カラーは、ブラック・グレー・パープル・ゴールドの4色と豊富。好みや部屋の雰囲気に合わせて選べますよ。
今回はURCXC クリップライトを含む、デスクライト全25商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、手元の明るさ・照らせる範囲の広さの検証です。
外光が入らない室内で、机の上を商品で照らします。JIS規格の計測方法をもとに、ライトの中心から60度で30cm・50cmに伸ばした4点の明るさを照度計で計測。その平均値が高いものほど、作業に必要な範囲を明るく照らせるものとして高評価としました。同時に机の外側のエリアの明るさも測定しています。
なお、検証には一般的な作業机の大きさ100×60cmの机と、演色照度計 CL-70F(コニカミノルタジャパン株式会社 JIS A級、DIN Class Cに準拠)を使用しました。
机上で作業によく使う範囲の明るさを計測した結果、高評価の基準とした450lxを大きく下回る平均133.38lxを記録。教科書や資料を広げて使うには暗めでした。
比較した結果、本商品のようなクリップ式よりもスタンド・クランプ式のほうがパワフルに照らせる傾向が。上位商品は1000lxを超えるほど明るかったため、「明るさが足りない」との口コミどおりの結果といえます。
ライトの真下しか明るく照らせないので、作業時は目への負担を軽減するために部屋の電気もつけるようにするのがよいでしょう。
机の隅の明るさも、平均70.1lxと暗めでした。比較した商品には高評価の基準とした250lxを超えるものも多かったのに対し、上の画像を見てもライトの真下以外が暗いのがわかります。
照らせる範囲が狭いため、資料や教科書を広げたいときは、ライトを近づけて調整したほうがよいでしょう。
次に、目への優しさの検証です。
実際にライトを使用し、明るさのムラや光がまぶしくないか・色が自然に見えるかなど、光の見え方をチェック。目への疲労感が少ないものを高評価としています。
目への負担を軽減できる工夫は、まずまず充実していいました。LEDライトがカバーで覆われているため、まぶしさを感じにくいでしょう。光が目に入らないよう、シェードの角度を自由に調節できるのも利点です。
色の再現度を表す演色性もRa87.2と良好。色が自然に見えるくらいまで再現できるので、色の多い本や資料を見ても目は疲れにくいでしょう。明るさにムラがないため、光が細かく点滅するちらつきも見られません。
しかし、ペンを構えると手元に大きな影が2重にできるのは気になる点。比較したなかには、影が重ならず筆記に集中できる商品もあったのに対し、影は薄いものの書く作業ではわずらわしく感じるかもしれません。
最後に、使いやすさ・シーンに合わせた光への変えやすさの検証です。
スイッチの位置・操作性や角度調整の仕方などをチェックし、使い勝手のよさを評価しました。また、明るさ・光の色を何段階変えられるかも確認。調整できる段階が多いものを高評価としています。
アームは細かく角度を調整できました。左右に回転するだけでなく、上下も自在です。「アームが垂れ下がってくる」という口コミに反して固定力も高く、自重で勝手に下がることはありませんでした。
スイッチは、オン・オフ・明るさ・光の色調整と4つのボタンが独立しています。直感的に操作できるものの、光の切り替えがボタン連打なのは惜しい点。比較したダイヤル式・スライド式のようにスムーズに調整できず、こまめに調整したい場合には手間に感じそうです。
スイッチがコードの途中にあり、手元で操作できないのも気になりました。比較した商品にはライトの根元で操作できるものが多かったのに対し、コードを引き寄せておくなどの工夫が必要です。
調光・調色機能の段階数は、比較したなかでもトップクラス。比較した商品には調色機能を備えていないものもあったのに対し、電球色・昼光色・昼白色の3段階で変えられます。寝る前はあたたかい電球色、勉強中は明るい昼光色とシーンに合わせた調整が可能です。
光の明るさも、10段階と細かく調整できました。「作業に合わせて明るさを調節できるので便利」という口コミどおり、用途に合わせた調色・調光ができるのは魅力的です。
手元の明るさ | 133.38lx |
---|---|
JIS規格 | 不明 |
光源色 | 昼光色、昼白色、電球色 |
良い
気になる
重量 | 0.46kg |
---|---|
調光機能 | |
光源 | LED |
調色機能 | |
切り替え方式 | ボタン式 |
特徴 | |
光源の幅 | 23.3cm |
台座の幅 | 7.3cm |
台座の奥行 | 6.3cm |
URCXC クリップライトは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入可能です。なお、値段や送料は取扱店舗によって異なるので、購入する際にリサーチしてみてくださいね。
最後に、手元から机の隅まで明るく照らせたデスクライトをご紹介します。
明るさ重視なら、オーム電機のLEDデスクライト 調光調色 タイマー機能付 ODS-LDC6K-W。手元だけでなく、机に広げた教科書の隅まで明るく照らせました。手元に影ができにくく、書く作業に集中しやすいも利点です。調光ダイヤルは台座にあり、気分に合わせて無段階で切り替えられます。
仕事や勉強・裁縫といった作業に使うなら、東谷のデスクライト LDY-1217TN-OHが便利。机上でよく使う範囲はもちろん、机の隅や手前まで昼白色の光で明るく照らせました。無段階で調整できる調光機能があり、ダイヤルで簡単に変えられるのも魅力。設置方法は、クランプ・ネジ留めの2種類です。
手元の明るさ | 1017.00lx |
---|---|
JIS規格 | JIS規格AA形相当 |
光源色 | 白色、昼光色、電球色 |
良い
気になる
重量 | 2kg |
---|---|
調光機能 | |
光源 | LED |
調色機能 | |
切り替え方式 | ダイヤル式 |
特徴 | |
光源の幅 | 13.5cm |
台座の幅 | 17.7cm |
台座の奥行 | 17.7cm |
オーム電機 LEDデスクライト 調光調色 タイマー機能付 ODS-LDC6K-Wの口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
手元の明るさ | 1005.75lx |
---|---|
JIS規格 | 不明 |
光源色 | 昼白色 |
良い
気になる
重量 | 約2kg |
---|---|
調光機能 | |
光源 | LED |
調色機能 | |
切り替え方式 | ダイヤル式 |
特徴 | |
光源の幅 | 59.5cm |
台座の幅 | 5.0cm |
台座の奥行 | 4.5cm |
東谷 デスクライト LDY-1217TN-OHをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。