テレビ録画にもPCのデータ用にも使用できる、アイ・オー・データ テレビ録画&パソコン両対応 外付けハードディスク HDD-UT4W。ネット上の口コミでは「書き込み速度が速い」「音が静か」と評判ですが、実際のところどうなのかと気になって購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の外付けHDDとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、外付けHDD選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
アイ・オー・データ テレビ録画&パソコン両対応 外付けハードディスク HDD-UT4Wは稼動音は静かですが、肝心のデータの転送速度は遅めです。実際にデータを転送したところ、1GBのデータは平均37.60秒、100GBは平均10分41秒かかりました。比較したなかには100GBのデータを平均7分ほどで転送できたものもあったことをふまえると、とくに大容量のデータ転送は待ち時間が長い…と感じそうです。
処理能力を示すベンチマークスコアも低めです。口コミでは「書き込み速度が速い」と評価されていましたが、実測値は読み込み40MB/s・書き込み28MB/sでした。比較した商品には読み書きともに250MB/sを超えたものもあり、素早くデータを転送したい人には向いていません。
一方、比較したなかでも珍しい故障予測ができるのは魅力です。Windows専用アプリ「診断ミレル」に対応しており、故障の兆候を事前に把握できます。データ復旧サービスは有料ですが、土日でも電話窓口へ問い合わせができるため、平日に連絡する時間がない人にもよいでしょう。
静音モデルを謳うだけあり、稼動音は平均40.20dBと静かです。口コミどおり寝室で使用しても音は気になりにくいですよ。熱を逃すファンのないファンレス設計ながら、熱がこもりにくいのもメリット。負荷をかけても本体温度は32℃までしか上がらず、故障リスクが高まる50℃を下回りました。
執筆時点で1万円台と手に取りやすい価格ですが、データの転送に時間がかかるのはネックです。同じくらいの価格帯でも、本品のようにテレビ録画・PCのデータ用の両方に使えて転送も速いものはありました。保証期間も1年間と特別長くはないので、ほかの商品をチェックしてみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介するアイ・オー・データ テレビ録画&パソコン両対応 外付けハードディスク HDD-UT4Wは、テレビの録画にもPCのデータ用にも使用できるのが特徴です。ケーブル1本でテレビやパソコンとの接続が可能。パソコンの電源に連動して、本体の電源もON/OFFできる省エネ設計を採用しています。
データの転送速度を左右するUSB規格は、主流のUSB 3.2(Gen1)に対応。容量は1~8TBまで展開しており、検証では4TBを使用しました。4TB以上あれば、一眼レフカメラで撮影したRAW形式の画像ファイルを約16.7万枚保存できるため、高画質な画像・動画をたくさん保存したい人も困らないでしょう。
縦横のどちらの向きでも置けて、設置場所を選びにくいのも魅力。本体背面には、ドライブ盗難防止用鍵取付穴「ケンジントンスロット」を装備しており、セキュリティケーブルなどで盗難や持ち出しを防げます。
販売元のアイ・オー・データ機器は、デジタルデバイス周辺機器及びソフトウェアの関連会社です。静音性にこだわった「HDD-UTBシリーズ」や、データの紛失・破損に備えられる「HDW-UTCシリーズ」など、HDDだけでも多くの商品を展開しています。
今回は、アイ・オー・データ テレビ録画&パソコン両対応 外付けハードディスク HDD-UT4Wを含む、外付けHDD全12商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
ただし、比較したほかの商品同様にMIL規格や防水・防塵には対応していません。外部からの衝撃には弱いため、落としたり飲み物をこぼしたりしないよう注意しましょう。
詳細な検証結果は以下を参照してください。
HDDから3cmの距離の騒音値なので、少し離れればほとんど聞こえないでしょう。「音が静か」という口コミどおりの結果だったので、寝室でも稼働音を気にせずテレビ番組を楽しみたい人にぴったりですよ。
熱もさほどこもまりません。負荷をかけても本体温度は32℃と低めでした。比較した商品には28℃台でとどまったものもありましたが、熱を逃すファンのないファンレス設計としては優秀です。
比較した結果、30分間データを転送し続けても故障リスクが高まる50℃を超えた商品はありませんでした。風通しのよい場所に設置すれば、故障するほど高温になる心配は少ないでしょう。
実際のデータ転送速度もスピーディとはいえません。実使用速度は、1GBのデータが平均37.60秒、10GBが平均59.40秒と振るわず。100GBの大容量データの転送には、平均10分41秒もかかりました。比較した商品には100GBを平均7分ほどで転送できたものもあり、高速で転送できるとはいえません。
上位商品と差が出た理由は通信規格。本品はUSB 3.2 Gen 1(USB 3.0)には対応していますが、Thunderbolt3は非対応です。比較したところ、Thunderbolt3対応商品のほうがベンチマークスコアが高い傾向がありました。大きなデータを転送すると、待ち時間が長い…と感じる場合があるでしょう。
一方で、土日も電話窓口へ問い合わせできるのはうれしいポイント。比較した半数以上の商品が平日のみの対応だったので、土日しか休みがない人は候補となるでしょう。平日・土日ともに9~17時まで対応しているため、気軽に問い合わせできますよ。
USBコネクタ形状 | Type-A |
---|---|
対応OS | Windows、Mac OS、Chrome OS |
ファイルシステム | NTFS |
USB規格 | USB 3.2(Gen1) |
---|---|
設置方法 | 縦横どちらもOK |
セキュリティ機能 | なし |
タイプ | 据え置き |
容量 | 4TB |
重量 | 730g |
付属コードの長さ | 約100cm |
故障予測機能 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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ここでは、スピーディにデータが転送できる商品をご紹介します。アイ・オー・データ テレビ録画&パソコン両対応 外付けハードディスク HDD-UT4Wの気になった点をカバーできるので、あわせて検討してくださいね。
実測したベンチマークスコアは、読み込み249.64MB/s・書き込み249.16MB/sと高め。実際のデータ転送もスムーズで、1GBのファイルを転送するのに4.63秒・10GBで43.69秒・100GBで428.56秒と、いずれも比較したなかではトップクラスのスピードでした。
負荷をかけた状態でも本体の温度は28.1℃と低めに抑えられ、熱による故障のリスクが少ないのもポイントです。保証期間が3年と長いので、長く愛用したい人にもおすすめですよ。
ベンチマークスコアは、読み込み210.57MB/s・書き込み208.52MB/sと高い数値をマーク。実際のデータ転送も速く、1GBは5.74秒・10GBは52.54秒・100GBは521.78秒で完了しました。大容量データもスムーズに転送できるため、仕事用にも使いやすいでしょう。
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ECサイトの価格は、13,000~15,000円台(※執筆時点)です。取扱店舗により値段が異なるため、比較してお得に購入しましょう。
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