持ちやすい適度な長さで、精度も高いと評判のシンワ測定 普及ノギス 150mm 19899。インターネット上では高評価の口コミが多く並んでいますが、「角が面取りされていなくて痛い」「目盛りが薄くて少し読みにくい」といった声もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、シンワ測定 普及ノギス 150mm 19899含む全11商品を実際に使って、器差の正確さ・持ちやすさ・測りやすさ・付加機能の豊富さを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
DIYアドバイザー・DIY工作アドバイザー・日曜大工士。乙種第4類危険物取扱者免状を取得しているほか、フォークリフト運転技能講習を修了。2023年まで、ホームセンターの資材館の販売員として電動工具・建築資材・農機具などの接客に従事。現在はマイベストにて、インパクトドライバーや丸ノコなどの電動工具を中心に徹底的に検証。メーカーや価格を問わず、ユーザーが「買ってよかった」と感じられるようなコンテンツ制作に日々努めている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
シンワ測定 普及ノギス 150mm 19899は、プラモデルやミニ四駆などのパーツを正確に測りたい人におすすめ。実際に3種類の測定を行ったところ、外側・内側測定とも誤差はゼロでした。深さ測定も誤差0.01mmと、器差の範囲内。比較したなかには、器差を0.05mmも超えるほどの誤差が出た商品もあり、正確さはトップクラスです。
使用したモニター5人からは、スライダーの滑らかさも高評価でした。抵抗感がなくスムーズに測定でき、固定ネジを使えば対象物からノギスを外すときも目盛りがズレません。太さ・長さ・重さもほどよく、「手にフィットして全くストレスなく使える」との回答も見られました。
一方で、目盛りが若干見にくいのはネック。モニターからは、口コミ同様「目盛りが薄い」といった意見が複数出ています。明るい場所であれば問題なく読めますが、反射すると読みにくくなる印象でした。
「手触りがよくない」との意見も出ています。比較したほかのステンレス製も同様の回答が見られたものの、口コミで指摘されていたとおり、痛いと感じた人もいました。ソフトケースしか付属しないので、保管中の破損にもお気をつけください。
正確にあらゆる寸法を測れるのは利点ですが、比較したなかには、もっと目盛りが読みやすかった商品もありました。ノギスの扱いに慣れていない人は、デジタル式も含めて検討してみてはいかがでしょうか。
そもそもノギスとは、挟むだけであらゆる物を簡単かつ正確に測定できるアイテム。定規では測りづらい丸みのあるものや、内径・段差・深さなども測れます。細かな寸法を確認できるので、DIYはもちろん、プラモデルのカスタムなどにも活躍しますよ。
今回紹介する普及ノギスは、ステンレス製のスタンダードなアナログ式ノギスです。穴や溝の深さを測るためのデプスバーも備えています。販売元は、ものづくりの街である三条の燕地域で創業した、測定器具メーカー「シンワ測定」です。
サイズは幅235×高さ75×厚さ8mm、重量は149gです。最小読取値は0.05mmで、最大150mmまで測定できます。
サイズ展開は、今回検証で使用した測定範囲が150mmの商品を含め6種類。200mm・300mm・450mm・600mm・1000mmを販売しており、用途に合わせて選べます。
定規と比べて複雑に見えるノギスですが、2つのポイントを押さえれば簡単に対象物のサイズを測れます。簡単に構造を説明すると、10単位で数字が記載されている本体側が本尺、スライドする部品に記載されているのが副尺です。
目盛りを読むときは、まず副尺の「0」地点が示す本尺の値で何mmかを確認してください。次に副尺と本尺の目盛りが重なる部分の、副尺の数字を確認しましょう。副尺は1mmの10/1なので、例えば本尺が9・副尺が8を示していれば、9.8mmとなります。
今回は、シンワ測定 普及ノギス 150mm 19899を含む11商品を実際に用意して、比較検証レビューしました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、器差の正確さの検証です。
室温が22℃前後の部屋でブロックゲージを計測。外側測定・内側測定・深さ測定の3種類の測定方法を行い、誤差が器差の範囲内に収まるかのチェックしました。なお、検証で使用したブロックゲージは以下のとおりです。
実際に長さ測定の標準となるブロックゲージを測ったところ、比較した商品のなかでもトップクラスの正確さでした。本商品が定める器差が±0.07mmなのに対し、外側と内側はどちらも誤差ゼロ。深さも誤差わずか0.01mmと、器差の範囲内に収まりました。
今回検証したなかには、器差±0.1mmのところ実測では±0.15mmの誤差があった商品も。プラモデルの部品の加工や、精密な穴あけ作業にも使えるほどの精度といえます。
次は、持ちやすさ・測りやすさの検証です。
ノギスを使用したことがある人を含めた男女5人のモニターが、実際にパイプやボルトを測定。スライダーの動かしやすさや目盛りの読み取りやすさなどに着目して評価しました。
実際に使用したモニター5人のうち、「目盛りが見やすい」と答えたのは3人。明るい場所で読めば問題はありませんが、口コミ同様に一部のモニターからも「目盛りが薄い」との声が聞かれました。
「字体と寸法の線が混ざる」との意見もあり、とくに反射すると読みにくくなる印象です。比較したなかで、モニターから高く支持されたのはデジタル式。目盛りの読みにくさが気になる場合は、デジタル式の商品を選ぶのがよいでしょう。
<目盛りの見やすさのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
スライダーの動きは非常になめらかで、モニター5人中4人が「使いやすい」と回答しました。比較したなかには、抵抗感が強く動かしにくかった商品もあったのに対し、ストレスフリーな使い心地です。
1名だけ「指が滑る」と答えましたが、測りにくさは感じません。スライドは滑らかでも測定中はピタッと止まるため、誤差も出にくいでしょう。
破損しにくいステンレス素材が使われているのも魅力です。プラスチック製より強度が高く、測定中に力が入っても歪みにくいですよ。精度が安定するので、プラモデル作りやDIY用途に使いたい人に向いています。
<スライドのしやすさのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
適度に太さがあり、持ちやすかったのも好印象でした。今回の比較では、測定範囲が150mm以上あると手に収まりやすい傾向にあり、本商品もフィット感は良好。モニター5名中4名が「持ちやすい」と回答しています。
重量も149gと重すぎません。軽すぎて不安定だったり、重心バランスが悪くて使いにくかったりする商品もあるなか、扱いやすく感じました。
ただし、口コミと同じくモニターからも「角張っていて手触りがよくない」との指摘が。ノギスは尖った部分が多いので、ステンレス製よりプラスチック製のほうがケガはしにくいですよ。子どもが使う場合には、プラスチック製もご検討ください。
<持ちやすさのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
スライダーの固定ネジがあり、測定物を挟んだまま目盛りが見れない場面でも、正確に寸法を測定できます。アナログ式のため電池切れの心配はなく、必要なときにすぐ測定が可能。深さを測るためのデプスバーも備えていました。
ジョウの閉じ具合を微調整するサムローラーこそないものの、比較した商品のほとんどが非搭載です。布などの柔らかい素材を測定するのでなければ、なくても困らないでしょう。
ただし、ケースはソフトタイプです。ハードケースほど衝撃には強くないので、保管中にキズがつかないように気をつけてくださいね。
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シンワ測定 普及ノギス 150mm 19899は、公式オンラインショップやAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます。
公式サイトでの販売価格は、執筆時点で税込4,840円です。止ネジやデプスバーの抑え板なども販売しているので、あわせてチェックしてみてくださいね。
最後に、スムーズに目盛りを読めたおすすめの商品をご紹介します。
0.01mm単位で正確に計測したいなら、シンワ測定のデジタルノギスがおすすめ。実際に外側・内側・深さ測定を行ったところ、いずれも誤差は器差の範囲内に収まりました。デジタル式なので読み方を覚える必要はなく、簡単に寸法がわかります。ハードケースがあり、保管しやすいのも助かりますね。
ミツトヨのM形標準ノギスは、本格DIYにも使えるほど精度が高いアナログ式。外側・内側測定の誤差はなく、深さの誤差も器差の範囲内でした。アナログ式は目盛りが見にくい傾向にあったなか、数字が読みやすかったのが好印象。副尺に傾斜があるため、反射で見えない…となりにくいですよ。
種類 | デジタル式 |
---|---|
測定範囲 | 0.01~150mm |
最小読取値 | 0.01mm |
器差 | ±0.03mm |
シンワ測定 デジタルノギス 大文字2 150mm 19995をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
種類 | アナログ式 |
---|---|
測定範囲 | 0~150mm |
最小読取値 | 0.05mm |
器差 | ±0.05mm |
ミツトヨ M形標準ノギス N15 530-101をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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