Adoricのデジタルノギス 150mmは、手軽に寸法を計測したい人やホビー用途で使いたい人におすすめです。「デジタル式ですばやく測定できる」という口コミのとおり、実際に使ったモニター5名全員が目盛りの読みやすさに満足。アナログ式のノギスのように、本尺・副尺を読み取る必要がありません。「精度が悪い」との口コミに反し、測定精度も優秀でした。ブロックゲージの外側測定・内側測定・深さ測定を試した結果、どの箇所の誤差もごく僅か。比較した商品の平均器差である±0.24mm(※執筆時点)より小さく、比較的正確に測定できるといえます。使いやすさも高評価。比較したなかにはスライド時に引っかかりを感じるノギスがあったのに対し、滑らかにスライドできました。実際に試したモニターからは、「手にフィットする形状で持ちやすい」「ピタッと止まるのがよい」との声も。重量が90gと軽く、腕が疲れにくい点も魅力です。ただし、付加機能が少ない点は惜しいところ。オートパワーオフ機能やZEROリセット機能は搭載していましたが、スライダー固定ネジ・HOLD機能には非対応でした。測定物を片手で持つしかない点は少々不便に感じそうです。付加機能が豊富なものがよい人は、ほかの商品も検討しましょう。
シンワ測定 デジタルノギス 大文字2 150mm 19995は、ノギスを探しているすべての人におすすめです。実際に外側・内側・深さの3つを測定したところ、どの数値も許容器差内の±0.03mmに収まりました。比較したなかには器差(計測時の誤差の許容値)より大きな誤差が出た商品もありましたが、本商品は精密な作業や細かい寸法を測るのにも向いています。実際に使ったモニターからは、持ちやすさも好評でした。ステンレス製でやや角ばっていますが、「細くも太くもなく持ちやすい」と支持されています。重量は「少し重い」と指摘されていたように、155gと比較したなかではやや重め。とはいえ、片手でも負担に感じるほどではなく、軽すぎないことで安定感もありました。大きな液晶のデジタル式で、測定値も「大きく読みやすい」と好評です。口コミのとおりスライドはやや抵抗感が強めながら、スムーズに動きました。比較したアナログ式の商品のように自分で目盛りを読む必要がなく、ノギス初心者でも正確に測定できるでしょう。付加機能も豊富に備わっています。スライダーを動かしてもディスプレイの測定値を固定しておける、スライダー固定ねじ・HOLD機能を搭載。使用しないときに自動で電源がOFFになるオートパワーオフ機能もついており、電池の消耗を抑えられるのも利点です。ハードケースつきなので、保管や持ち運びもしやすいですよ。公式サイトの販売価格は税込8,721円(※執筆時点)と高価格帯ではありますが、あらゆる寸法を正確に測定できるうえに、使い勝手にも優れたバランスのとれた一台です。DIYやプラモデル・ミニ四駆のカスタムなど多様なホビー用途で活躍しますよ。ノギス選びで迷ったら、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
ミツトヨ M形標準ノギス N15 530-101は、精度が求められる本格的なDIYに使いたい人におすすめです。実際にブロックゲージを測定したところ、外側・内側は誤差がまったくなく、深さも0.01mmと許容器差±0.05mmの範囲内でした。比較したなかには器差(計測時の誤差の許容値)以上の誤差が見られた商品もあったのに対し、正確さはトップクラスです。「精度が高い」との口コミどおりでした。副尺には反射を抑えるための傾斜があり、目盛りの数字がくっきりと見やすいのもポイント。アナログ式ながら、目盛りの数字をはっきりと確認できました。「スライダーの動きが固い」との口コミに反し、使用したモニターからは適度な抵抗感も好評です。動かしやすいしズレにくい」などの声もあり、目盛りさえ読めればスムーズに測れるでしょう。太さが適度で、モニターからは「手にフィットする」と持ちやすさも好評でした。比較したプラスチック製の商品ほど軽くはないものの、ステンレス製としては重すぎず重量は143g。バランスよく安定して持てました。耐久性に優れた素材なので、長く愛用したい人にもぴったりです。最低限の付加機能も備わっていました。スライダー固定ねじを搭載しており、測定後はスライダーの位置をそのまま固定できます。比較したデジタル式の商品とは異なり、アナログ式で電池切れの心配がないのも利点です。ただし、付属しているのはソフトケースのため、持ち運び時の衝撃で破損しないよう注意してくださいね。最小読取値が0.05mmのため、基本的には布・革・木などの素材におすすめですが、高い精度が求められる金属やガラスの加工にも活用できるでしょう。価格は税込7,216円(※執筆時点)と高価格帯ではあるものの、使いやすいアナログ式のノギスをお探しの人は、ぜひ購入を検討してみてください。
高儀 大画面ステンレスデジタルノギス 150mmは、布や革素材などを測定したい人におすすめです。比較した商品で唯一、ジョウの当たり具合を微調節できるサムローラーを搭載した商品(※執筆時点)。実際に使用したモニターからは口コミのように空回りの指摘もあったものの、「細かい調節はかなりしやすい」と好評でした。薄い・柔らかいものの測定にも向いています。測りやすさは、比較したなかでもトップクラスの評価に。モニターからの満足度は高く、「スムーズにスライドできる」「ディスプレイが大きくて見やすい」などと支持されました。デジタル式のため、比較したアナログ式の商品に比べてひと目で測定値が確認できます。くっきり濃い文字や操作ボタンの配置など、使いやすくするための工夫も見られました。肝心の精度も問題ありません。実際に外側・内側・深さを測定したところ、誤差はすべて許容器差である±0.03mmの範囲内に収まりました。口コミに反して0.01mm単位で正確に測定できるため、材料の加工や組み立てといった本格的なDIYをする人にも向いています。目盛りの位置を固定できるスライダー固定ねじなどもあり、測定値がズレません。握り心地もよく、モニター全員が形状について「持ちやすい」と回答しました。比較した商品には50~150gと片手でも疲れにくい重さのものもあったのに対し、190gあるのは惜しいところですが、両手で支えれば問題ないでしょう。腕への負担を減らせ、手元も安定しやすいですよ。プラスチック製と比べて変形しにくいステンレス素材が使われており、衝撃からノギスを守るためのハードケースが付属するのもうれしいポイント。オートパワーオフ機能など付加機能が多く、汎用性も高い商品です。使いやすさだけでなく、長く愛用できるものをお探しの人も、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
コーナン商事 LIFELEX ステンレスノギス 150mmは、十分な精度なうえ、持ちやすく測りやすい点が魅力の商品。実際に使った5名のモニターからは「適度な重量で持ちやすい」「手にフィットする形状」と好評。比較した結果、細く短いものは持ちづらい傾向がありましたが、本品はほどよい太さがあるうえ重量バランスが良好で、安定した計測ができました。モニターが実際に使ったところ、スライダーのなめらかさと抵抗感のバランスがよく、測りやすさも上々です。副尺の数字がやや小さいものの、数字・目盛りの色がはっきりしており、「読みやすい」というモニターの意見が大半でした。精度も十分です。実際にブロックゲージを3種類の測定方法で計測し、比較した全商品の誤差の平均値(※執筆時点)と比較。その結果、内側測定の差は+0.13mmと大きくなりやすいものの、外側測定・深さ測定は5回以上測定してもそれぞれ値にズレが少なく高精度でした。プラモデルなどのパーツや部品の厚さを測るには問題のない精度です。ただし、比較した大半のアナログ式と同様に付加機能が豊富とはいえません。耐久性の高いステンレス製ですが、付属ケースはソフトタイプなので丁寧に保管する必要が。また、本品を対象物からはずしても目盛りがズレないスライダー固定ねじを備えているものの、サムローラーやオートパワーオフ機能は搭載されていません。メーカーオリジナルの使い勝手のいい商品ですが、付加機能の少なさがネックです。比較したなかには、シンワ測定「デジタルノギス 大文字2」のように付加機能が豊富で、目盛りがより読みやすいデジタル式もありました。バランスのよい1台を探しているなら、ほかの商品にも目を向けてみましょう。
シンワ測定 普及ノギス 150mm 19899は、プラモデルやミニ四駆などのパーツを正確に測りたい人におすすめ。実際に3種類の測定を行ったところ、外側・内側測定とも誤差はゼロでした。深さ測定も誤差0.01mmと、器差の範囲内。比較したなかには、器差を0.05mmも超えるほどの誤差が出た商品もあり、正確さはトップクラスです。使用したモニター5人からは、スライダーの滑らかさも高評価でした。抵抗感がなくスムーズに測定でき、固定ネジを使えば対象物からノギスを外すときも目盛りがズレません。太さ・長さ・重さもほどよく、「手にフィットして全くストレスなく使える」との回答も見られました。一方で、目盛りが若干見にくいのはネック。モニターからは、口コミ同様「目盛りが薄い」といった意見が複数出ています。明るい場所であれば問題なく読めますが、反射すると読みにくくなる印象でした。「手触りがよくない」との意見も出ています。比較したほかのステンレス製も同様の回答が見られたものの、口コミで指摘されていたとおり、痛いと感じた人もいました。ソフトケースしか付属しないので、保管中の破損にもお気をつけください。正確にあらゆる寸法を測れるのは利点ですが、比較したなかには、もっと目盛りが読みやすかった商品もありました。ノギスの扱いに慣れていない人は、デジタル式も含めて検討してみてはいかがでしょうか。