快適ワークのモニターアーム DA112の口コミ・評判は？実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー！

1人でセットアップしやすいのがうれしいところ。VESAのブラケットはモニターに取り付けられるので、あとはアームにひっかけるだけで設置できます。比較したモニターを支えながらブラケットを取り付けるタイプのように、2人以上で作業する工程はありません。「組み立てが簡単」という口コミにも納得です。

クランプを自分で組み立てる必要はあるものの、デスクに挟むクランプ式と穴を空けて固定するグロメット式を選べるのは利点。アームが結束バンドで収納されていないので、箱から出したあともスムーズに組み立てられます。付属の工具のみで作業ができ、比較した追加工具が必要な商品のように自分で用意する手間もありません。

ネジ調整の対応数も3つと多く、アームの動きを使い方やモニターに合わせて細かく調整が可能。回転範囲を変えられる制限ネジがあり、閉めれば90度・ゆるめれば180度になります。ほかにもテンションを調節するネジ、画面のおじきや回した際に勝手にもどるのを防ぐネジもありました。

ただし、モニター背面の凹凸がある場合に干渉を避けるスペーサーは非搭載。万が一モニターの形状がVESAマウントに合わないときは調整ができません。モニターを取り付けるネジの長さも1種類と少なく、比較したスペーサーが付属された商品やネジのバリエーションが多いものより、汎用性は低めです。

1. クランプが組み立てられた状態か｜組み立てられていない
2. アームが結束バンドで収納されているタイプか｜非結束バンド
3. VESAのブラケットをモニターにあらかじめ取り付けられ、はめるだけでモニターが取り付けられるか｜可能
4. 追加の工具が必要か｜不要
5. モニターを取り付けるためのスペーサーのバリエーション｜なし
6. モニターを取り付けるためのネジの長さのバリエーション｜1種類
7. ネジ調整の対応数｜3つ

ケーブルを覆って収納できるケーブルホルダーがあり、配線もスマート。1アーム目と2アーム目にそれぞれあるので、アーム内にケーブルを隠しながら配線できます。比較したクリップや結束バンドでケーブルを固定するタイプよりケーブルが目立ちにくく、デスクまわりをスッキリと整理したい人にぴったりです。

ケーブルの取り出し穴は1cmと狭め。比較した商品内には3cm以上あるものがあったなか、モニターの電源コードがギリギリ入るレベルです。複数のコードや太めのコードは通しにくいにくいでしょう。ケーブルホルダー内部にケーブルを固定する仕組みもなく、モニターに多くのケーブルを接続したい人は注意が必要です。

1. アームの収納性｜アームに収納可能かつケーブルホルダーが2つ
2. ケーブルホルダー内部の構造｜なし
3. クリップ・結束バンドの数｜なし
4. ケーブルの取り出し穴の太さ（横幅）｜1cm

スタイリッシュなデザインも注目したい点です。光沢を抑えたマットな仕上がりで、素材はアルミ合金・スチール・プラスチックを採用。比較した素材がプラスチックだけの商品のようにチープさを感じさせません。

値段は2025年1月時点で8,910円（※公式サイト参照）と、1万円以下でありながら2万円以上の高価格帯商品に劣らない高級感があるデザイン。自室やオフィスなど様々な場所で違和感なく利用できるでしょう。

カラー展開は3色と豊富。オールブラック・グレー・ホワイトのなかからデスク環境や好みに合わせて選べます。見た目にもこだわりたい人にうってつけです。

前後・左右・上下・角度のどれも幅広く調節できるのも見逃せません。モーションキャプチャーをモニターに取り付けたあと、実際にアームを動かして可動域をチェックしました。

前後も左右も広範囲にアームが動きます。特に左右方向は97.4cmと可動域が広め。比較したなかで90cmを上回る商品は多くなかったなか、大きめのデスクでも位置が調整しやすいといえます。前後方向の可動域も53.8cmと十分。比較した全商品の平均値55cm（※2025年1月時点）とほとんど同じ数値でした。

上下方向も28.2cmまで無段階調節が可能。比較した全商品の平均値26.75m（※2025年1月時点）を上回りました。腰や背中、首などの負担が少ない姿勢で作業できるでしょう。アームがどの方向にも自在に動き、「動きの自由度が少ない」という口コミを払拭しました。

上下の角度は133.1cm・横方向の角度は201.53cmと角度調節の範囲も広め。高評価の基準値の上下60cm・横方向180cmを上回りました。回転もできデスク以外からも画面を見られます。「様々なシーンで柔軟な操作が可能」という謳い文句どおり、作業に合わせてベストポジションを追求できるでしょう。

1. 前後｜53.8cm
2. 左右｜97.4cm
3. 上下｜28.2cm
4. 上下の角度｜133.1cm
5. 横方向の角度｜201.5cm
6. 回転｜可能

前後と上下の位置を軽い力で調節できるのもメリット。モニターアームのVESAマウントにモニター専用の治具を取り付け、専用機器でアームを動かすのにかかった力を実際に、前から後ろ・後ろから前・上から下に動かしそれぞれ3回計測しました。

結果、前後にアームを動かすのにかかった力はわずか平均10.7N。比較した商品の平均値22.9N（※2025年1月時点）の半分ほどの力で動かせます。

上下方向の調節に必要な力も平均61.80Nと軽め。惜しくも比較した商品の平均値57N（※2025年1月時点）よりも少し力が必要でしたが、口コミのように「上下方向は少し動かしにくい」と感じるほどではありません。座ったり立ったりと、作業姿勢に合わせて高さ調節をよくする人もそこまで負担にはならないでしょう。

上下の角度調節にある程度力が必要だったのは気がかりです。実際に専用機器でアームを動かすのにかかった力を上方向と下方向それぞれ3回計測したところ、平均59.5Nを記録。比較した全商品の平均値49.2N（※2025年1月時点）と、高評価の基準値40Nの両方より重い結果でした。

力に自信がない人は角度調節をしづらく感じる可能性があります。角度を頻繁に動かすのは負担になる場合があるので、最初の設置時によく使う角度を見つけておきましょう。