




40秒のスピード着火が売りの、ダイニチ 石油ファンヒーター SGXタイプ FW-5724SGX。しかし、ネット上には口コミが少なく、本当の評判が気になって購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の9つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の石油ファンヒーターとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、石油ファンヒーター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
| 灯油タンク容量 | 9.0L |
|---|---|
| 最大適用畳数の目安(木造) | 15畳 |
| 通常モード時の光熱費(実測値) | 約16.6円(30分あたり) |
| エコモード時の光熱費(実測値) | 約14.5円(30分あたり) |
エコモードの速暖性も優秀です。着火後、温度が5℃上昇するまでにかかった時間は、足元は約6分・部屋の隅は約11分30秒でした。室温をしっかり保てるのもメリットです。室温が17℃を超えてから15分後の平均室温は21.8℃をキープ。通常モードでは23.1℃まで上昇しましたが、エコモードは設定温度をほぼ維持できました。
エコモードを活用すれば、光熱費も抑えられます。室温に合わせて灯油の燃焼量を調整できるのが特徴。通常モードの30分運転時の光熱費は灯油代・電気代含めて16.6円と特別安くありませんが、エコモードは合計14.5円でした。通常モードより12.42%光熱費を節約できるため、部屋が暖まったらエコモードに切り替えるとよいでしょう。
灯油の独特なニオイが気になりにくいのもメリットです。ニオイを確認した臭気判定士の石川さんは、「独特の刺激臭がない」とコメント。比較したなかには消火後も不快臭がしばらく続く商品もありましたが、こちらはニオイに敏感な人でも使いやすいでしょう。チャイルドロックや不完全燃焼防止機能など安全機能も充実しているので、子どもがいる家庭にもおすすめです。
タンクは9Lと大容量のため、給油の頻度を減らせます。フタは本体と一体化されているうえ、ワンタッチで開閉が可能。上部に持ち手があり、楽に給油できます。灯油の残量もひと目で把握できる設計です。公式サイトでは税込70,400円と高額(※2024年10月時点)ですが、価格に見合った性能を備えています。石油ファンヒーター選びに迷ったら、ぜひ検討してみてください。
<おすすめできない人>
上下にスライドすることでファンフィルターの掃除ができる「かんたんフィルタークリーナー」を搭載。こまめに掃除しやすいため「ムダな灯油の消費を抑えられる」と謳われています。ツートンカラーのシンプルなデザインは、インテリアにもなじみやすいでしょう。
パワーの基準となる適用畳数は、部屋の広さと家の築年数に応じて選ぶのがポイント。断熱性が低い築40~50年ほどの古い家は、適応畳数のどおりの機種を選ぶのがおすすめです。断熱性の高い築5年以内の新築の場合は、表記の適応畳数よりひとまわり小さいモデルでも十分でしょう。
SGXタイプは、全3種類が販売されています。部屋の広さに合わせて選んでみてくださいね。
<ラインナップ一覧>
通常モードでの速暖性に優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「電源を入れてすぐに足元から暖まり、冷え症の人でも快適に過ごすことができる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
エコモードでの速暖性に優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「エコモードでも電源を入れてすぐに足元から暖まり、冷え症の人でも快適に過ごすことができる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
通常モードでの室温の維持しやすさに優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「設定温度付近で燃焼をしっかり弱め、暑くなりすぎない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
エコモードでの室温の維持しやすさに優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「エコモードでも設定温度付近で燃焼をしっかり弱め、暑くなりすぎない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
光熱費が安い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「メインの暖房として1日6時間使い続けても1ヶ月の光熱費が3,000円以内に収まり、8畳用エアコンの光熱費と大差がない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
ニオイの少ない商品としてユーザーがとても満足できる基準を「着火時・運転中・消火時いずれもあまり灯油のニオイを感じない商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
給油がしやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「給油の頻度を抑えられるうえ、タンク自体の工夫もなされており手を汚しづらく、給油のストレスを可能なかぎり抑えられる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
使い勝手のよい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「画面が見やすく、付加機能も使いやすい商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
安全性への配慮が十分された商品としてユーザーが満足できる基準を「基本的な安全機能にくわえ万が一の事故を防ぐ工夫もあり、ボタンも触れて問題ない熱さの商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
すべての検証は
マイベストが行っています
通常モードの速暖性は優秀です。温度・湿度を一定に管理できる恒温恒湿室を使用して実際に稼働したところ、足元の温度は着火してわずか5分7秒で温度が5度上昇しました。比較したなかには20分以上かかる商品もありましたが、こちらはスピーディに暖まります。
部屋の隅も着火時間を含めて8分11秒分で、温度が5℃上昇しました。比較した一部商品は15分以上かかったのに対し、本商品なら短時間で部屋全体を暖められます。
着火スピードが平均41.7秒と高速なのがポイント。比較したなかには着火に1分以上かかる商品もあったのに対し、40秒のスピード着火を売りにしているのにも納得の結果です。
室温が15℃以下だと自動で最大火力を10~15%アップさせる「オートターボEX運転機能」を搭載しているため、冷え込む日もスピーディに暖まれるでしょう。
通常モードでは23.1℃と、設定温度より約3℃室温が上昇しましたが、許容できる範囲です。エコモードの方が設定温度を維持しやすいため、通常モードで部屋を暖めたらエコモードに切り替えるとよいでしょう。
温風が床を這うように遠くまで広がる「快温トリプルフラップ」を採用している点が特徴。冷えがちな足元もしっかりと暖められる構造です。スイング機能も搭載しているので、お好みで風当たりをコントロールできますよ。

温風が上にいってしまう商品が多いなか、本商品は足元にしっかり熱を伝えられました。つま先から快適に暖まりたい人におすすめです。
実際に運転して灯油の消費量と消費電力を確認したところ、通常モードで30分運転した際の光熱費は、電気代が1.55円・灯油代が15.1円の合計16.6円でした。比較したなかには約11円で済む商品もあり、上位商品には及びません。
エコモード30分あたりの光熱費は、電気代が1.55円・灯油代が13.0円の合計14.5円です。満足の基準値とした14円と、ほぼ同じ結果でした。エコモードを使用すると通常モードより12.42%光熱費を節約できます。ランニングコストが気になる人は、上手に使い分けてみてください。
消化時に気化器から放出するガスを瞬時に止め、残ったガスを燃やし切る「秒速消臭システムプレミアム」機能を搭載しているのが特徴です。比較したなかには消化後もニオイがしばらく続く商品もありましたが、本品ならニオイに敏感な人でも使いやすいでしょう。
給油がしやすい設計も魅力です。タンクのフタは、ワンタッチで開閉が可能。本体と一体化されているので、汚れたフタの置き場に困ることはありません。また、取っ手が上下にある「タンクWとって」構造のため、給油後もひっくり返さずにそのまま持ち運べます。
タンク容量は9.0Lと大容量。比較した商品には5L以下と容量が少ないものもあったのに対し、給油の頻度を減らせるのはうれしいポイントです。タンクを満タンにすると約9.50kgと重たいものの、容量をふまえれば許容範囲といえるでしょう。
また、灯油を保管するポリタンクは18Lのものが多いため、2回の給油できっちり使い切れる点もメリットといえます。灯油がちょっとだけ余ってしまう心配がありません。

本体は全体的にマットな質感で、高級感がありました。冬の間ずっと置きっぱなしになる暖房器具だからこそ、デザインが気になるという人におすすめです。
時刻は電源コードを抜くたびに再度設定が必要ですが、オンタイマーは2種類セットでき、生活時間に合わせて使い分けが可能です。
ダイニチの石油ファンヒーター SGXタイプ FW-5724SGXにはよい点がある反面、気になる点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
ダイニチ製品の下位モデルのなかで適用畳数が同じ「FW-57EL1」は、税込36,300円とお手頃価格。最新の高性能モデルゆえに、購入コストがかさんでしまう点がネックです。
| 灯油タンク容量 | 9.0L |
|---|---|
| 最大適用畳数の目安(木造) | 15畳 |
| 通常モード時の光熱費(実測値) | 約16.6円(30分あたり) |
| エコモード時の光熱費(実測値) | 約14.5円(30分あたり) |
良い
気になる
| 本体幅(公称値) | 47.6cm |
|---|---|
| 本体奥行(公称値) | 41.3cm |
| 本体高さ(公称値) | 44.5cm |
| 本体重量(公称値) | 13.9kg |
| 待機時消費電力 | 1W |
| 着火時間(公称値) | 40秒 |
| ニオイ低減機能 | |
| 不完全燃焼防止機能 | |
| 給油時自動消火機能 | |
| バックライトあり | |
| フタとタンクが一体型 | |
| 高地対応 | |
| 秒速点火機能 | |
| 特徴 | おしゃれ |
| 秒速タイマー機能 | |
| 空のタンクの重量(実測値) | 約2.3kg |
| リモコン付き | |
| 過熱防止機能 | |
| タイマー機能 | |
| チャイルドロック機能 | |
| アウトドア向け |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
46,530円
(最安)
販売価格:47,000円
ポイント:470円相当
送料無料

49,800円
(+3,270円)
販売価格:49,800円
ポイント:0円相当
送料無料
(15,176件)
49,800円
(+3,270円)
販売価格:49,800円
ポイント:0円相当
送料無料
(609件)
49,800円
(+3,270円)
販売価格:49,800円
ポイント:0円相当
送料無料
(7,846件)
ここでは12畳までの部屋におすすめの商品をご紹介します。
タンクは9.0Lと大容量で、こまめに給油する手間がかかりません。フタとタンクは一体化されており、手を汚さずにワンタッチで開閉できました。画面が少し見づらいものの、洗練されたデザインなので、インテリアにもなじみやすいでしょう。
ダイニチの石油ファンヒーター SGXタイプ FW-5724SGXは、公式ウェブショップで購入できます。3年間の本体保証付きのため、ぜひチェックしてみてください。
また、楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトや、ヤマダ電機・ヨドバシなどの家電量販店でも取り扱いが確認できました。サイトにより値段が異なるため、しっかり比較してから購入することをおすすめします。
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。