コストの安さやリターンの高さ(実績)、下落率の低さ(実績)が気になるアセットマネジメントOne たわらノーロード先進国株式。実際に利用しないとわからず、迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、実際にアセットマネジメントOne たわらノーロード先進国株式を徹底検証しました。iDeCo商品38サービスの中で比較してわかったアセットマネジメントOne たわらノーロード先進国株式の実力をレビューしていきます。iDeCo商品の選び方も紹介しているので、検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
すべての検証は
マイベストが行っています
集計したデータ、およびシミュレーションの結果は過去のものであり、運用成果を保証するものではありません。
本サイトは情報提供が目的であり、個別の金融商品に関する契約締結の代理や媒介、斡旋、推奨、勧誘を行うものではありません。本サイト掲載の情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切の責任を負いません。
良い
気になる
一方、先進国の景気動向に大きく影響を受けるため下落リスクは高く、急落時の値下がりが大きくなりやすい点はデメリットです。コロナショック時の下落は-20.2%と大きく、リスクが気になる人にとっては向かないといえます。とはいえ低コストで長期投資が可能で、リスクを考慮できれば資産形成に役立つ商品といえるでしょう。先進国株式の値上がり益を効率的に獲得したいなら、ぜひ検討してみてくださいね。
マイベストが検証してわかったアセットマネジメントOne たわらノーロード先進国株式の特徴は、ひとことでまとめると「コストを抑えてリターン獲得。長期投資におすすめな先進国株」です。
実際、たくさんあるiDeCo商品の中で、コストの安さやリターンの高さ(実績)、下落率の低さ(実績)はサービスによってどのくらい差があるのか気になりますよね。ここからは、アセットマネジメントOne たわらノーロード先進国株式を含むiDeCo商品の検証方法や、自分に合ったiDeCo商品を選ぶためのポイント、検証で高評価を獲得したサービスを紹介していきます。
今回は、アセットマネジメントOne たわらノーロード先進国株式を含むiDeCo商品38サービスを実際に利用して、比較検証を行いました。
以下のコンテンツで行われた具体的な比較検証のポイントはこちらです。
検証①:コストの安さ
検証②:リターンの高さ(実績)
検証③:下落率の低さ(実績)
コストの安さが十分な商品として、ユーザーがとても満足できる基準を「信託報酬がインデックス型の商品の業界最安水準である0.10%以下の商品」とし、以下の方法で各商品・銘柄の検証を行いました。
各iDeCo商品・銘柄の信託報酬を公式サイトから集計。調査した信託報酬を以下の点数テーブルと照らし合わせ、信託報酬が安いものほど高評価として点数づけを行いました。
【信託報酬の点数テーブル】
5点:0.10%以下
4点:0.20%
3点:0.40%
2点:0.70%
1点:1.00%以上
リターンの高さ(実績)が十分な商品として、ユーザーがとても満足できる基準を「20年間積立投資したときに、投資資金が3倍になる年率10.10%以上のトータルリターンの商品」とし、以下の方法で各商品・銘柄の検証を行いました。
各iDeCo商品・銘柄の2018年10月31日から2025年4月3日におけるトータルリターンを公式サイトから集計。集計したトータルリターンを以下の点数テーブルと照らし合わせ、高いものほど高評価として点数づけを行いました。なお、検証したiDeCo商品・銘柄のなかで設定日が最も新しいものの日付を開始日として、集計期間を設定しました。
【トータルリターンの点数テーブル】
5点:10.10%以上
4点:6.60%
3点:2.60%
2点:0.50%
1点:0.00%以下
下落率の低さ(実績)が十分な商品として、ユーザーがとても満足できる基準を「暴落時に下落せず、逆に上昇した銘柄」とし、以下の方法で各商品・銘柄の検証を行いました。
なお、金融商品本来のリスクは期間中にどれだけ変動するかを指すものです。一方で、短期間で起きた大きい下落も投資家の売買判断に大きく影響する情報といえます。そこで、今回紹介しているiDeCo商品・銘柄すべてが経験しており、十数年に一度起きるかどうかの暴落であるコロナショックの期間を対象に、暴落時の下落率をリスクとして集計・評価しました。
各iDeCo商品・銘柄の2020年2月3日の基準価額と、2020年3月31日の基準価額を集計。集計した基準価額から下落率を算出して以下の点数テーブルと照らし合わせ、低いものほど高評価として点数づけを行いました。
【下落率の点数テーブル】
5点:0.00%以下
4点:10.00%
3点:15.00%
2点:30.00%
1点:50.00%以上
運用スタイル | インデックス型 |
---|---|
信託報酬 | 0.09889% |
トータルリターン(検証時) | 14.94%(2018年10月31日〜2025年4月3日) |
良い
気になる
リターン(1年) | 6.30% |
---|---|
リターン(3年) | 14.71% |
リターン(5年) | 24.29% |
標準偏差(1年) | 14.40% |
標準偏差(3年) | 0.15% |
標準偏差(5年) | 0.15% |
シャープレシオ(1年) | 0.42 |
シャープレシオ(3年) | 1.00 |
シャープレシオ(5年) | 1.59 |
純資産総額 | 64.86億円(2025年4月3日) |
純資産推移 | -6,243.50億円 |
設定日 | 2015年12月18日 |
運用会社 | アセットマネジメントOne |
iDeCoでは、長期投資・分散投資でリスクを抑えながら運用することがおすすめです。
iDeCoで拠出する投資信託にローリスク・ハイリターンな理想の商品はありません。だからといって、リスク・リターンの低い商品で運用しても、老後資金の形成という目的に見合った結果が得られるわけではないでしょう。商品ごとのリスク・リターンの成績も重要ですが、自分の状況にあった運用方法でリスクを抑えることも重要といえます。
リスクを抑える運用方法は、長期投資・積立投資・分散投資の3つが有名。積立投資は、決めた期間で一定額ずつ定期的に商品を購入し、購入のたびに取得価格が平均化されることで長期の値下がりリスクを抑える運用方法です。iDeCoでは、毎月掛金を拠出することから自然と積立投資を行うことになるので、長期投資か分散投資に注目して商品選びをするのが良いでしょう。
長期投資は、購入した商品を20年以上と長期間保有する運用方法のこと。ハイリスク・ハイリターンな金融商品であっても投資期間が長いほど、年平均のリターンの振れ幅が小さくなる、つまりリスクが軽減される傾向があります。株式などは企業の成長に合わせて値上がりするので、長期投資なら安定したリターンを狙えるでしょう。
分散投資は、運用資産の構成を地域・商品を分散して組み上げる運用方法のこと。世界中の株式・債券・不動産などに投資することで、各投資先のリスクの平均値より組み上げた運用資産のリスクが小さくなります。資産構成によっては、分散した投資先のなかで最も高いリターンの商品に並ぶリターンを出しつつ、その商品より小さいリスクでの運用が可能です。
本来は、長期投資・分散投資どちらも掛け合わせるのがおすすめですが、初心者がすべて意識するのは難しいので、自分の年齢にあった運用方法に絞ってiDeCoで投資する商品を選ぶのが良いでしょう。例えば、20代の人なら投資期間が40年近くと長期投資になるため、長期投資の強みを最大限活かせる商品を選ぶのがおすすめです。
運用期間を長く見積もれる20〜30代の人は、株式型投資信託がおすすめです。株式型投資信託とは、文字どおりリスク・リターンが高い傾向の株式で運用している投資信託のこと。長期的には経済成長に株価が連動するため、リターンに期待できiDeCoの非課税メリットを活かしやすいのが強みです。
株式型には、1つの国・地域の株式に絞った商品もあれば、世界中の株式に分散している商品もあります。そのなかでもおすすめなのは、米国株式型・全世界株式型・国内株式型の3種類。どのタイプもローリスクな先進国債券のリターンを超えており、一定以上のリターンに期待した運用ができます。
とくに、米国株式型は直近20年間のリターンが最も良く、高いリターンを狙いたい人におすすめです。全世界株式型は国内・先進国・新興国の株式へ投資しており、実質的に世界経済へ投資できるので難しいことを考えず投資したい人に向いています。国内株式型は、直近20年間の成績はいまひとつであるものの、ここ2〜3年は調子が良く為替リスクも軽減できるため、投資の選択肢に入る商品といえるでしょう。
今回人気なiDeCo商品38銘柄の2018年10月31日〜2025年4月3日におけるトータルリターンを調べたところ、バランス型は1商品を除いて年率6〜9%・株式型は年率5〜21%でした。とくに、外国株式で運用している商品のリターンは年率10%以上なので、20年以上の長期投資ができる人は株式型の投資信託で運用するのが良いでしょう。
運用期間にかなり余裕のある20代の人は、リスクをより積極的に取る株式100%の運用も選択肢のひとつ。長期間であるほど株式のリスクも小さくなり、金融庁の分散・積立投資シミュレーションの研究結果では、20年間の積立で株式は年率2〜8%を実現しています(参照:金融庁)。
長く運用できない40〜50代の人は、バランス型投資信託がおすすめです。バランス型投資信託は、世界中の株式・債券・不動産などに1商品で分散している投資信託のこと。世界中の資産へ分散投資するとリスクを抑えられるので、運用期間の短い人でもバランス型の投資信託なら変動の落ち着いた運用ができます。
今回人気なiDeCo商品38銘柄の2020年2月3日〜2020年3月31日の下落率を調べたところ、株式型は約15〜20%なのに対してバランス型は約8〜15%でした。基本的に10%前後の銘柄が多く、なかには1%以下の銘柄もあります。40〜50代で運用期間の短い人は、リスクを抑えられるバランス型の投資信託が向いているでしょう。
ただし、各バランス型投資信託の資産構成を公式サイトの月次レポートなどで必ずチェックしましょう。分散投資をしているとはいえ、株式や不動産などのリスク資産の構成比率が高いとリスクは高めの商品になります。運用できる期間が短い人ほど、債券などの安定資産の構成比率が高い商品を選ぶと年齢にあった落ち着いた運用ができるでしょう。
短期的なリスクとして相場が急落した際の下落率を紹介していますが、一定期間における価格の変動を数値化した標準偏差という指標なら長期的なリスクを測れます。標準偏差の数値は小さいほど変動が少ない、つまりリスクが小さいことを表します。価格変動もチェックしたい人は、銘柄選びの際に参考にするのも良いでしょう。
一方で、長期投資は日々の値動きを気にせず継続保有することが重要なので、日常的に標準偏差を確認する必要はありません。もちろん銘柄の特徴を掴むために標準偏差を参考にするのはありですが、それだけで選ばないように注意してください。
iDeCoで運用する商品を選ぶ際には、運用成果に大きく影響する信託報酬の安い投資信託がおすすめです。
信託報酬とは投資信託の運用維持費のことで、投資金額に対して年率で発生します。長期運用が前提のiDeCoなら数%の差が、20〜30年後には数十万円の差になることも。値上がり・値下がりは相場状況によりますがコストは運用中常に発生するので、信託報酬を抑えることが効率的に運用するための第一歩ですよ。
投資信託は大きく分けて、インデックス型・アクティブ型の2種類があります。
投資した資金を運用してもらうことは一緒ですが、インデックス型の場合は日経平均やNYダウなどの指数に値動きが連動。運用が単純なため信託報酬が安い傾向にあります。
アクティブ型は運用担当者の方針次第で、指数に組入されていない成長力の高い銘柄も投資対象に。インデックス型では運用できない株式にも投資できるのはアクティブ型の魅力です。
しかし、数多くあるアクティブ型のなかでも、インデックス型よりパフォーマンスが高いのは1〜2割ほど。高コストでパフォーマンスが運用担当者次第のアクティブ型より、低コストで効率的に運用できるインデックス型を選ぶほうが無難といえます。
iDeCo商品の検証で上位を獲得したサービスをご紹介します。アセットマネジメントOne たわらノーロード先進国株式以外にも、ぜひ以下のおすすめサービスも検討してみてくださいね。
運用スタイル | インデックス型 |
---|---|
信託報酬 | 0.08140% |
トータルリターン(検証時) | 16.60%(2018年10月31日〜2025年4月3日) |
良い
気になる
リターン(1年) | 6.03% |
---|---|
リターン(3年) | 15.44% |
リターン(5年) | 25.47% |
標準偏差(1年) | 17.31% |
標準偏差(3年) | 0.19% |
標準偏差(5年) | 0.16% |
シャープレシオ(1年) | 0.34 |
シャープレシオ(3年) | 0.94 |
シャープレシオ(5年) | 1.57 |
純資産総額 | 585.87億円(2025年4月3日) |
純資産推移 | -51,192.72億円 |
設定日 | 2018年7月3日 |
運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント |
運用スタイル | インデックス型 |
---|---|
信託報酬 | 0.05775% |
トータルリターン(検証時) | 13.70%(2018年10月31日〜2025年4月3日) |
良い
気になる
リターン(1年) | 6.15% |
---|---|
リターン(3年) | 13.96% |
リターン(5年) | 22.77% |
標準偏差(1年) | 13.51% |
標準偏差(3年) | 0.16% |
標準偏差(5年) | 0.14% |
シャープレシオ(1年) | 0.44 |
シャープレシオ(3年) | 1.02 |
シャープレシオ(5年) | 1.60 |
純資産総額 | 489.28億円(2025年4月3日) |
純資産推移 | -40,810.58億円 |
設定日 | 2018年10月31日 |
運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント |
本サイトは情報提供が目的であり、個別の金融商品に関する契約締結の代理や媒介、斡旋、推奨、勧誘を行うものではありません。本サイト掲載の情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切の責任を負いません。