そこで今回は、BOYA レーザー距離計 40Mを含むレーザー距離計全11商品を実際に使ってみて、計測精度の高さ・使いやすさ・機能の充実度・持ち運びのしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
DIYアドバイザー・DIY工作アドバイザー・日曜大工士。乙種第4類危険物取扱者免状を取得しているほか、フォークリフト運転技能講習を修了。2023年まで、ホームセンターの資材館の販売員として電動工具・建築資材・農機具などの接客に従事。現在はマイベストにて、インパクトドライバーや丸ノコなどの電動工具を中心に徹底的に検証。メーカーや価格を問わず、ユーザーが「買ってよかった」と感じられるようなコンテンツ制作に日々努めている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
BOYA レーザー距離計 40Mは、DIYや模様替の際におすすめです。「十分な機能性」との口コミどおり、距離測定はもちろん、2辺の距離から算出される面積測定・ピタゴラス測定も可能。垂直・水平器や20回分の記録機能も備えています。比較した商品には測定機能のみのものがあるなか、機能性の充実度はトップレベルです。
測定可能な距離は0.1~40mで、レーザー照度は192ルクスあります。実際に使ってみると、レーザーは部屋の明るさに関係なくよく見えました。大きなディスプレイに測定結果がはっきり表示されるのも便利。ディスプレイにはバックライトがついており、暗い場所でも難なく測定できます。
サイズは幅46×奥行110×高さ25mm。比較したほかの商品に比べると少々大きめですが、同程度の大きさのものが100gを超えるなか重量は92gと軽量でした。「コンパクトで持ち運びやすい」との口コミどおり、付属の収納ポーチに入れて気軽に持ち運べるでしょう。
ただし、計測精度の高さは惜しいところ。実際に5mの距離を数回測った結果、平均9.3mm程度の誤差が生じました。比較したなかでも上位商品は4~8mm程度に抑えられていたため、だいたいの距離を把握するには申し分ありませんが厳密に測りたい人には不向きです。
ボタンの固い・本体に滑り止め加工がないといった、手振れにつながる要素が見受けられる点も気になります。機能性は充実していますが、よりブレにくく精度が高いレーザー距離計がほしい人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
実際にBOYA レーザー距離計 40Mと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
BOYA レーザー距離計 40Mよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
そもそもレーザー距離計とは、レーザーを用いて、対象物との距離を瞬時に計測できるアイテム。長距離も1人で測れるので、メジャーを使うよりも手間がかかりません。
今回ご紹介するレーザー距離計 40Mは、測量用品や測定工具などを販売している、BOYAの一品です。測定可能な距離は、0.1~40m。10mの距離を測った際の誤差は、±2.0mmと公称しています。
雨の日の屋外でも使えるよう、IP54仕様の防塵防水機能を搭載。一定時間、無操作状態が続くと電源が自動で切れるのも便利です。
本体サイズは、幅46×奥行110×高さ25mm。ボタンには触り心地のよいゴム素材を採用しています。
付属のストラップをつければ、使用中に手から滑り落ちる心配はありません。そのほかの付属品は、ターゲットプレート・単4形アルカリ乾電池2本(動作確認用)・日本語取扱説明書です。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初は、計測精度の高さの検証です。JIS1級のメジャーを使用して5mの距離を設定。その後、同じ場所をレーザー距離計で3回測定し、どのくらい誤差が出るかチェックしました。
その結果、誤差は平均約9.3mm。比較した商品の誤差は8mm前後(※執筆時点)だったため、極端に計測精度が低いというわけではありません。
誤差を平均3㎜程度に抑えた上位商品にはおよびませんが、引っ越しや模様替えなどでだいたいの距離を測りたい人には事足りるでしょう。
次は、使いやすさの検証です。
ボタンの押しやすさ・手振れのしにくさ・測定結果の見やすさなどをチェックしました。
本体は手になじみやすく形状で、床や壁への接触面も大きめ。しかし、滑り止め加工がないのは気がかりです。床や壁に密着させた際に本体がずれ、計測結果に影響が出やすいといえます。
加えて、ボタンが固いのもマイナスポイント。比較ではスムーズにボタンを押せる商品のほうが手振れしにくい傾向にあり、評価はいまひとつです。
レーザー照度は192ルクス。比較した175ルクス以下の商品は明るい場所では暗く感じた一方、本商品は周囲の明るさに関係なく対象に当てられました。
大きなディスプレイには、暗い場所でも見えやすいようバックライトを搭載。角度によっては少々暗くなるときもありますが、文字が大きく測定結果をパッと確認できます。
続いて、持ち運びのしやすさを検証しました。
本体の体積は123.75㎤。比較したなかには100㎤以下の商品が多く、サイズはやや大きめでした。
とはいえ、比較した同じくらいの大きさの商品は100gを超えるなか、重量は92gと軽量です。ポケットに入れると少し重みを感じますが、付属の収納ポーチを使って気軽に持ち運べますよ。
最後は、 機能の充実度を検証しました。結果は以下のとおりです。
機能の充実度は、比較した商品のなかではトップレベルでした。距離測定以外に、面積・体積・内角測定機能を搭載。ほかにも2辺の長さを測定すると残りの1辺の長さが算出されるピタゴラス測定機能や、加減計算が可能です。水平・垂直を知らせる気泡菅もついていますよ。
計測終了時には測定音が鳴りました。そのうえ、20回分の結果を記録できるのも便利なポイントです。
比較したなかには最低限の距離測定機能しか備えていない商品もあり、DIYや模様替えなどで重宝するといえます。
計測誤差(5m測定時) | 9.3mm |
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レーザー照度 | 192ルクス |
すべり止め付き | |
バックライト付き |
良い
気になる
最小測定距離 | 0.1m |
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幅 | 46mm |
奥行 | 110mm |
高さ | 25mm |
素材 | 不明 |
防塵・防水機能 |
BOYA レーザー距離計 40Mは、Yahoo!ショッピング・楽天市場などのECサイトで購入できます。
同シリーズには、最大測定距離が40・50・60・70・100mの全5種類がそろっているので、用途に合わせて選んでみてください。
レーザー距離計の使い方はとても簡単。測定する起点位置を決めて、対象にレーザーを当てるだけです。正確に測定できるよう、レーザー距離計は壁や床に固定させましょう。
最後に、測定しやすいうえに、誤差が小さかった商品をご紹介します。
XiaomiのMijia 高精度デジタル距離計は、アプリ連動で40回分の記録や面積・体積測定が行える一品。5mの計測で出た誤差は平均3.6mmと非常に小さく、測定環境に左右されず精度を保ちました。重量が60gとかなり軽量なので、あちこち持ち運んで使えますよ。
ボッシュのGLM 40 PROFESSIONAL レーザー距離計は、DIY向けの機能が充実。レーザー照度は438ルクスと非常に強く、面積・体積・ピタゴラス測定も可能です。5mを計測した際の誤差は平均7.7mmに抑えられました。床や壁との接触面に滑り止めがあり、手振れを防げるところもポイントです。
計測誤差(5m測定時) | 3.6mm |
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レーザー照度 | 209ルクス |
すべり止め付き | |
バックライト付き |
良い
気になる
最小測定距離 | 0.05m |
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幅 | 35mm |
奥行 | 21mm |
高さ | 80mm |
素材 | 不明 |
防塵・防水機能 |
計測誤差(5m測定時) | 7.7mm |
---|---|
レーザー照度 | 438ルクス |
すべり止め付き | |
バックライト付き |
良い
気になる
最小測定距離 | 0.15m |
---|---|
幅 | 41mm |
奥行 | 24mm |
高さ | 105mm |
素材 | 不明 |
防塵・防水機能 |
ボッシュ GLM40 PROFESSIONALをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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