細かく温度調整ができるうえ、小型で取り回しもよいと評判の東芝 コードレススチームアイロン TA-FDX950。ネット上には高評価の口コミが多く見られますが、レビューの全体数が少なく購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のパナソニックや日立などのスチームアイロンとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、スチームアイロン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
東芝 コードレススチームアイロン TA-FDX950は、滑らかなかけ心地を求める人におすすめです。比較したなかでも数少ないニッケル加工のかけ面で、大半のチタン・フッ素加工の商品を圧倒する滑らかさを実感できました。実際に使用した40~50代の女性モニター10名全員が、「とてもスムーズ」「まったく引っかからない」と絶賛しています。
先端が尖っており、細かい箇所に届きやすいのも利点。袖口のボタン周りや襟元も、小刻みに動かしてシワにアプローチできました。モニターからも「360度きれいに動かせた」と好評で、なかには「趣味がアイロンがけと言いたくなるほどのスムーズさ」との声も聞かれています。ストレスのない使用感でアイロンがけが楽しくなるでしょう。
実際にワイシャツとハンカチにアイロンをかけた結果、大部分のシワを伸ばしきれなかったのが惜しいところ。とはいえ、襟元は比較的きれいにシワを伸ばせていました。加えて、シワを伸ばしやすくするスチームショット・パリッと仕上げる霧吹き機能が搭載されている点も評価が伸びたポイントです。
かけ面の面積は153cm2と広め。比較した全商品の約半数が150cm2以下だったのに対し、安定感を保ちつつ一度に広範囲をプレスできました。満水時の重量は1.13kgと何度も持ち上げるには少々重ためながら、モニターから「重い」との指摘はありません。スチームの連続噴射もできるため、軽い力でササッとアイロンがけが行えるでしょう。
熱いままでも被せられるケースが付属しており、安全性にも配慮されています。比較した半数近い商品がスタンドのみだったのに対し、小さな子どもがいる家庭でも使いやすいでしょう。電源を切り忘れると電子音が鳴るのも親切です。最終的には自動で電源が切れるので、つけっぱなしも防止できますよ。
総合的に見て、少々仕上がりのきれいさには欠けるものの、滑らかなかけ心地のよさは特筆もの。制服やスーツなどをパリッと仕上げたい人よりも、私服などのカジュアルな衣類を楽にアイロンがけしたい人に向いています。気になる人は、ぜひお手に取ってみてくださいね。
実際に東芝 コードレススチームアイロン TA-FDX950と比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
東芝 コードレススチームアイロン TA-FDX950よりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
東芝ライフスタイル
かけ心地がよく仕上がりも優秀な1台。かぶせるケース付き
そもそも東芝のコードレススチームアイロン TA-FDX950とはどんな商品なのか、詳しくご紹介します。
日本の大手総合電機メーカー、東芝。その関連企業である東芝ライフスタイルは、主に白物家電の開発・販売を手がけています。
今回ご紹介するTA-FDX950は、同社のコードレスアイロンLa Coo(ラクー)シリーズの高級モデル。59個のスチーム孔と全面スチームラインを備えた「美ラクルベース」がポイントです。衣類にまんべんなくスチームを浸透させ、ガンコなシワを伸ばすと謳っています。
尖った先端はボタン周りなどの細部のシワ伸ばし用、後端の傾斜はプリーツなどのプレス用と、前後で形を変えているのも特徴的。細かいデザインにも対応できるので、仕上げ用としても重宝します。
蒸気を出しながらシワをのばすスチームアイロン。特徴の似た商品に衣類スチーマーがありますが、アイロン台でプレスできる分、スチームアイロンのほうがパリッと仕上がります。タンク容量も大きく、給水頻度を減らせますよ。
本商品のタンク容量は160mLのたっぷりサイズです。満水にしておけば、数人分のアイロンがけを一気に片づけられます。La Cooシリーズとしては唯一タンク内の水の除菌も可能。きれいな水で衣類を抗菌すると同時に、タンク内の水垢やスチームを噴出する孔の目詰まりなども抑制できます。
本体サイズは長さ約21.9×幅約10.3×高さ約12.3cmと、比較的コンパクト。重量も約0.95kgと軽量です。カラーは、使う人を選びにくい上品なサテンゴールドの1色を販売しています。
給電用スタンドは、スマートに収納できるコードリール式。置くたびにスピード給電され、適温を保てます。かけ面に手が触れにくい設計やオートパワーオフ機能など、安全面も配慮されているのがうれしいですね。使用後はカバーを被せておけば、直接高温のかけ面に触れずに済みますよ。
今回は、東芝 コードレススチームアイロン TA-FDX950を含むスチームアイロン全11商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、仕上がりのよさの検証です。
綿のワイシャツとハンカチを用意し、アイロンをかけて仕上がりをチェック。ワイシャツのポケットや袖口、襟元などに注目してシワが伸びているかを評価しました。
実際に使用すると、全体的にシワが残ってしまい高評価には一歩及ばず。比較したほとんどの商品がポケットなどのアイロンをかけやすい箇所は十分シワを伸ばせたなか、少々物足りない仕上がりです。ハンカチや袖口は伸ばしきれなかったシワが目立ちました。
一方、シワを伸ばしやすくするスチームショット機能が搭載されているのは利点。生地をパリッと仕上げられる霧吹き機能も備えているため、機能性は充実しています。襟元は比較的きれいにシワを伸ばせたのも評価にプラスに働きました。
続いて、かけやすさ・疲れにくさ・効率のよさの検証です。
日頃からアイロンがけを行っている40~50代の女性モニター10名が実際に使用し、衣服にひっかかることなくスムーズに動かせるか・襟スチームは連続で噴射するか・満水時の軽さなどをチェック。あわせて、かけ面の面積の広さ・立ち上がり時間など、効率よくアイロンをかけられるかも評価しています。
実際に使用したモニター10名が満場一致で、「まったく引っかからない」「とても滑らか」と絶賛する結果に。「美ラクルベース」というニッケル加工を施したかけ面により、抵抗なくスルスルと動かせました。比較した大半の商品で採用されていたチタン・フッ素加工のものとは圧倒的なかけ心地の違いを実感できるでしょう。
先が細いため、袖口や襟元など細かい動きを必要とする箇所も非常にスムーズです。モニターからも「360度きれいに動かせた」と好評でした。小さくて小回りが利くため、全体から細部までストレスなく使用できますよ。
<布の上をひっかかりなくスムーズに動かせるかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
満水時の重量は、1.13kgと少々重ため。とはいえ、比較した約半数の商品が1kgを上回ったため、本品が特別重いわけではありません。なかには軽すぎてプレスにかなり力が必要だった商品もありましたが、こちらは使用したモニターから「ほどよい重さ」と好評でした。
スチームを連続噴射できるのも利点。都度ボタンを押す必要がなく、腕が疲れにくいですよ。霧吹き機能も搭載しているため、シワの度合いに応じて使い分けられます。
かけ面の面積は153cm2と大きめ。比較した全商品の約半数が150cm2以下だったのに対し、一度に広範囲のアイロンがけが可能です。手元がぐらつきにくく、安定感がある点も高評価につながりました。
立ち上がり時間は1分26秒と少々長めですが、比較したほとんどの商品が1分30秒程度と大差はありません。一度温まれば効率よくアイロンがけできるため、手早く衣類のシワをのばしたい人にも重宝するでしょう。
最後は、安全性の高さの検証です。
収納ケースの有無・40℃以下になるまでの時間・自動オフ機能といった、安全性に関わる項目をチェックしました。
使用後に40℃以下になるまで100分かかったものの、熱いままでも被せられるケースが付属しており、安全性は高評価を得ました。比較した半数近い商品がスタンドのみだったのに対し、子どもやペットのいる家庭でも使いやすいでしょう。
自動オフ機能が搭載されているのもうれしいポイント。アイロンをスタンドに放置すると、10分後に「ピッピッ」という電子音と温度表示ランプの点滅で切り忘れをお知らせします。その後は自動的に電源が切れるので、万が一切り忘れてもつけっぱなしを防げますよ。
かけ面の面積 | 約153cm2 |
---|---|
かけ面の素材 | ニッケル加工 |
コードレス | |
収納ケース付き |
良い
気になる
本体重量 | 0.95kg |
---|---|
水タンク容量 | 160mL |
かけ面の形状 | 平底型 |
コードの長さ | 1.4m |
水漏れ防止機能 | |
本体幅 | 10.3cm |
本体奥行 | 21.9cm |
ハンガーショット機能 | |
本体高さ | 12.3cm |
コードリール式 | |
オートオフ機能 | |
温度調節機能 | |
付属品 | 収納ケース、給電台座 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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最後に、ほかのおすすめ商品をご紹介します。
パナソニックのNI-WL707-Cは、自重でしっかりプレスできるのが特徴。重量約1.1kgとほどよく重く、力を入れなくてもシワが伸びます。両端が尖ったWヘッドベースを採用しており、全方向にアイロンをかけられるのも便利。袖口や襟の細かなシワまで伸ばせてクリーニングのような仕上がりでした。
衣類スチーマー・アイロンの2WAY仕様で使える、日立のCSI-RX70もおすすめです。アイロンでプレスすると、細かな部分のシワまできれいに取り除けました。ハンガーにかけたままサッとシワを伸ばせるうえ、わずか24秒ほどで立ち上がる手軽さも魅力。コンパクトなので一人暮らしにも向いています。
かけ面の面積 | 約160cm2 |
---|---|
かけ面の素材 | ニッケル加工 |
コードレス | |
収納ケース付き |
良い
気になる
本体重量 | 1.10kg |
---|---|
水タンク容量 | 160mL |
かけ面の形状 | 左右対称型 |
コードの長さ | 1.4m |
水漏れ防止機能 | |
本体幅 | 11.0cm |
本体奥行 | 22.6cm |
ハンガーショット機能 | |
本体高さ | 13.0cm |
コードリール式 | |
オートオフ機能 | |
温度調節機能 | |
付属品 | 収納ケース、給電台座 |
パナソニック コードレススチームアイロン NI-WL707をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
かけ面の面積 | 約53cm2 |
---|---|
かけ面の素材 | セラミック素材 |
コードレス | |
収納ケース付き |
良い
気になる
本体重量 | 0.69kg |
---|---|
水タンク容量 | 130mL |
かけ面の形状 | 左右対称型 |
コードの長さ | 2.3m |
水漏れ防止機能 | |
本体幅 | 8.5cm |
本体奥行 | 18.0cm |
ハンガーショット機能 | |
本体高さ | 13.0cm |
コードリール式 | |
オートオフ機能 | |
温度調節機能 | |
付属品 | プレスアタッチメント、スタンド、注水カップ |
日立 衣類スチーマー CSI-RX70をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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