ティファール フリームーブミニ FV6470J0をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

実際にアイロンがけしたところ、かけやすい部分のシワはきれいに伸ばせました。ワイシャツの前身頃・ポケット・ハンカチなどはほぼ撃退できています。

一方で、袖口にややシワが残ったのが惜しいところ。比較したほとんどの商品が袖口など細かな部分には苦戦しており、パナソニックのハイエンドモデル NI-WL707-Cのように細部までシワを伸ばせた商品は少数でした。こちらもフォーマルなビジネスシャツに使うにはやや物足りない仕上がりです。

目立ちやすい部分はきれいに仕上がったため、普段着・カジュアルなシャツであれば気にせず着られるでしょう。

実際に使用したところ、「軽量で滑りがよい」との口コミどおりほとんどのモニターが「スムーズにアイロンがけできた」と回答。比較したところ、かけ面の素材によって滑らかさに大きく差が出ました。かけ面がチタン加工のパナソニック カルル・フッ素加工のアイリスオーヤマ SIR-01Aはひっかかりを感じたのに対し、セラミック素材のこちらはなめらかに動きます。

袖口の細かな部分にも丁寧にアイロンがけでき、モニターから「本体が小さめでいろんな角度からかけられる」といった声が多数あがっています。襟は折りたたんだ状態でも伸ばした状態でもひっかかりにくく、「先端のとがり具合が襟に合っている」と好評でした。

先端に丸みがありつつ出っ張っているため、ボタン周りにもすっと差し込めます。本体の大きさ・かけ面の厚さを指摘する声もありましたが、「細かい部分まで届いた」「小回りが利く」と好評。「細かい部分の仕上げもラクラク」との謳い文句にも頷けます。ボタンの少ないパンツ・タックの多いブラウスにぴったりです。

コメントは一部抜粋

満水時の重量は1.02kg。比較したなかには1.2kgを超える商品もあったのに対し、軽量で疲れにくい設計です。持ち手部分にはスチーム・ドライの切り替えレバーがあり、連続噴射が可能。ボタンを押し続けなくてよい分、プレス以外に余計な力が要らずラクに使えます。

かけ面は前後非対称なので、アイロンがけしたい場所によってアイロンを持ち替える必要があります。比較した前後対称型の商品に比べるとやや手間がかかるものの、軽量なので持ち替えがそれほど負担にはならないでしょう。

立ち上がりにかかった時間は、1分23秒。比較したなかには1分を切る商品も複数あったことを思うと、立ち上がりが早いとはいえません。

かけ面の面積は127cm2。比較によると140cm2を超える商品も多くあったのに対し、こちらは小ぶりなサイズを売りにしているとおりコンパクトです。横幅はやや広めなので、手元は安定しやすいですよ。

大量の衣類にアイロンがけしたいときには効率がよいとはいえないものの、安定感があるため1〜2人分の衣類にアイロンをかけるにはちょうどよいでしょう。

安全性も高評価です。電源を切ってから80分後の温度は36.8℃を記録。比較したパナソニック・アイリスオーヤマなどを含むほとんどの商品が、40℃以下になるには1時間以上かかりました。とくに冷めるのが早かった商品でも20分以上かかっており、出しっぱなしにするときはやけどに注意が必要です。

とはいえ、本商品にはケースがあるため、すぐに収納すればやけどのリスクを減らせます。比較した商品のなかには、スタンドしか付属せずケースがないものもありました。

自動オフ機能により、約8分間使わずに放置していると自動的に給電が止まるのもポイント。安全性に関わる工夫が複数あるため、幼児やペットがいる家庭でも使いやすい商品といえるでしょう。