Overtime OT-FDW133TEをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
大きな画面で見やすいと評判の、Overtime（オーバータイム）OT-FDW133TE。ワンセグ・フルセグ対応で屋外で使用できるのも魅力です。しかしインターネット上には口コミが少なく、購入に踏み切れないという方も多いのではないでしょうか？
そこで今回は、Overtime OT-FDW133TEを含むポータブルテレビ11商品を実際に使ってみて、画質・音質・使いやすさを比較してレビューしたいと思います。購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね！
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
【総評】ノイズが多く、画質はいまいち。キッチンで利用可能な防水性能付き
今回検証したOvertime OT-FDW133TEは、高画質で視聴したい方にはおすすめできません。
ノイズが目立ち、輪郭がぼやけて見えたのがデメリット。特に濃い色味の映像では画質が粗さが気になりました。音質についても軽さを感じ、音がこもって聞こえます。
さらに機能面も物足りない印象です。充電に要する時間が7時間と長いうえ、フル充電でも2.5時間しか再生できません。防水性能は付いているものの、IPX6レベル。水没のリスクがあるお風呂で使うには懸念が残ります。
キッチンでは問題なく使用できますが、性能・機能面にこだわる方は他の商品も検討してみてください。
Overtime OT-FDW133TEとは
今回ご紹介するのは、地デジ・フルセグ・DVD視聴に対応したポータブルテレビです。
本体には地デジチューナーを内蔵し、電波状況に合わせてフルセグ・ワンセグを自動的に切り替えます。サイズは、約幅36×奥行き4.8×高さ24.7cm。モニターサイズが、13.3インチと大きいのも魅力です。
スタンドには、180℃可動式を採用。好きな角度で画面を視聴できるのが便利ですね。専用のフックが付属しているので、壁掛けもできます。
SDカード・USB端子を搭載しているため、保存している映像・音楽の再生も可能。さらにCDから録音できるのもポイントです。
給電方法は、AC・充電バッテリー・車載用DCの3種類に対応。屋内だけではなく、移動中の車内で視聴できるのも魅力のひとつです。
実際に使ってみてわかったOvertime OT-FDW133TEの本当の実力！
今回は、Overtime OT-FDW133TEを含むポータブルテレビ11商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。検証では1～5点の評価をつけています。
検証①：画質
検証②：音質
検証③：使いやすさ
検証① 画質
はじめに、画質を検証します。
mybestのスタッフ3名が、映像の安定感・コントラストの2点を軸に画質をチェック。ストレスなく視聴できるか評価しました。
この検証での評価は、下記のようにつけています。
- ほとんどまともに映像視聴ができず、著しくストレスを感じる
- 精細さに欠け、見ていてストレスを感じる
- ストレスがないわけではないが、安定感・画質ともに平均点
- 満点には達しないものの、ストレスをほとんど感じない
- 映像が安定しており、ノイズなく精細な画質
画質が粗く、輪郭のノイズが気になる。画面全体の発色も白い
画質の検証では、2.2点と低評価です。
ノイズや色飛びが多く、輪郭がはっきりしません。色味の濃い部分は粗さが目立ちます。また全体的に発色が白く、濃い色と薄い色が混ざるように干渉してしまいました。
検証② 音質
続いて、音質を検証します。
mybestのスタッフが、聞き取りやすさ・立体感・迫力の3点を軸に音質を評価します。音のこもりなどの違和感がないかをチェックしました。
この検証での評価は、下記のようにつけています。
- ストレスを感じるほど音質に違和感がある
- 音声がこもって聞こえるなど、立体感・迫力に欠ける
- 音声の聞き取り・立体感・迫力それぞれ平均点
- 聞き取りやすさ・立体感・迫力ともにまずまずの音質
- 聞き取りやすい音声で、立体感・迫力に優れている
音質が軽くこもりがちだが、特別聞き取りにくくはない
音質の検証でも、3.3点とやや低めの評価です。
特別聞き取りにくさは感じないものの、音声が軽く、若干こもって聞こえます。通常のテレビ視聴と比較すると、音質は劣る印象です。
検証③ 使いやすさ
最後に、使いやすさを検証します。
mybestのスタッフが、実際に各ポータブルテレビを使用します。防水性能・映像配信対応・重量・録画機能・連続再生時間・フル充電までの時間の6項目をチェックし、総合的に使い勝手を評価しました。
この検証での評価は、下記のようにつけています。
- 付加価値機能がない
- 僅かに付加価値機能が搭載されている
- 付加価値機能を備えている
- 全てではないが付加価値機能を多く備えている
- あると有用な付加価値機能を全て備えている
充電時間が7時間と長め。IPX6の防水性能を備える
使いやすさの検証でも、3.3点と低評価となりました。フル充電までの時間は7時間と長めで、充電後の再生時間が2.5時間。バッテリー性能はいまいちでした。
防水機能は、キッチンなどで水がかかっても平気なIPX6レベル。ただし、一時的な水没には耐えられないので、お風呂で使用したい方には向いていません。
画質・使いやすさにこだわる方は、こちらの商品がおすすめ
Overtime OT-FDW133TEは、性能・使い勝手にこだわる方にはおすすめできません。最後に、他のおすすめ商品をご紹介したいと思います。
パナソニックのプライベート・ビエラは、自然な色合いの画質が魅力。ノイズもないクリアな画像を映し出し、快適に視聴できます。音質も通常のテレビ視聴と変わらないクオリティ。録画機能・動画配信サービス対応で、機能面も充実していますよ。
使いやすさを重視する方は、シャープのポータブル液晶テレビをチェック。重量は約1.36kgと軽く、持ち運びしやすいのが◎。さらに映像処理能力も高く、検証ではトップクラスの高評価を獲得。防水性能はIPX7を備えているため、お風呂でも問題なく使用できます。
パナソニックプライベート・ビエラ ｜ UN-15CTD10-K
| 重量 | 1.5kg |
|---|---|
| 画面サイズ | 15インチ |
| 連続再生時間 | 約3時間 |
- ワンセグ対応
- 不明
- フルセグ対応
- 不明
- 受信可能放送
- 地上デジタル、BSデジタル、110度CSデジタル
| 画素数 | 1354×760 |
|---|---|
| チューナー | 分離型 |
| 電源 | DCアダプター、内蔵バッテリー、充電池 |
| 防水性能 | IPX7 |
| 録画機能 | 内蔵HDD録画、外付けHDD録画 |
| タッチパネル操作 | |
| リモコン操作 | |
| ブルーレイ・DVD再生 | |
| Wi-Fi対応 |
パナソニック プライベート・ビエラ UN-15CTD10をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
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