Dreame Technology 4wayコードレス水拭き掃除機 H12 Dualを検証レビュー！布団クリーナーの選び方も紹介

Dreameの「4wayコードレス水拭き掃除機 H12 Dual」は、1台で水拭き・布団・ハンディ・スティッククリーナーの4とおりの使い方ができる汎用性の高さが魅力。ただし、本体重量がかなり重く普段使いはしんどいのが難点です。唯一無二の魅力も少なからずあるものの、総合的に考えるとおすすめできません。

肝心な吸引力のスコアは、フローリングは上々。しかし、カーペットでは自走機能が強すぎて壁を登ろうとするほど。軽快に進むものの、ゴミを吸い切る前にカーペットを通過し、表面に砂が残りました。

本体重量が5.13kgとコードレス掃除機とは思えない重さ。さらに壁際のゴミを吸わせようとすると壁を登らないように掃除機を押さえつける力が必要になり、ほかの掃除機にはない疲れやすさや扱いにくさを感じました。

また、水拭きクリーナーからスティッククリーナーに切り替えるにはノズルやヘッドなどをつけ替える必要があるため、さまざまな使い方で掃除するのは面倒。日々掃除をしていくうちに、どれかひとつの使い方で固定される可能性が高いでしょう。

一方で評価がずば抜けてよかったのはバッテリ持続時間の長さとお手入れのしやすさ。スティッククリーナーとして使う場合、最大60分間稼動します。ヘッドには髪の毛が絡みにくいうえ、モップの自動洗浄・乾燥機能つきという多機能ぶり。吸い込んだゴミの自動収集機能はないものの、水拭きをメインで使うならほとんどお手入れはいりません。

弱みと強みがはっきりと分かれており、多機能とあって価格も高額。4wayやモップの自動洗浄といった独自性に惹かれる人でなければ、選ぶ理由はありません。