アイリスオーヤマ 布団クリーナーハイパワー FCA-B2Hは、コストを抑えて、とりあえず布団掃除用のクリーナーがほしい人におすすめです。1万円台の格安モデルですが、口コミどおり吸引力はパワフル。髪の毛はもちろん、繊維になじませた細かい木粉までスッキリと吸い取りました。フケを想定して撒いたパン粉が、放出される温風で吹き飛んでしまう場面はあったものの、細かなゴミまでパワフルに吸い上げるパワーのある1台といえます。近年主流となっているハンディ型で、持ち手からヘッドまでのリーチも長いので扱いやすいでしょう。1.99kgと口コミ通り重量級ですが、そのぶん吸い込み口は24cmと、比較したなかでもトップクラスにワイド。コードも4mと十分な長さがあるので、キングサイズのベッドでも効率よく掃除できるでしょう。ゴミ捨ても2ステップで非常に簡単。ブラシに毛が絡みにくく、フィルターやダストケースは水洗いできる点も清潔に保ちやすいと好印象です。ただし、ゴミ捨て時にはフィルターに手で触れる必要があるのは惜しいポイント。お手入れが必要なパーツも6か所と、比較したなかでもかなり多かったのもネックです。スモークを吸い込ませてみると、白んだ空気が排気されてしまったのも評価を落とす要因に。比較した半数程度の商品は濁っていない空気を排出できていたのに対して、本商品は赤ちゃんの近くでは使いにくいといえます。稼働音は、標準・強モードともに74dB前後を記録。一般的な布団クリーナーと同様に音は大きめなので、昼間に使うとよいでしょう。値段は公式サイトにて税込18,480円(※執筆時点)。ECサイトでは1万円台前半で販売されていることもあり、かなりリーズナブルです。それでいて細かなゴミも取り切るパワフルさがあり、コスパに優れた1台といえます。ハンディ型で使いやすいものの、重さやお手入れの手間が気になる人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
レイコップ UVふとんクリーナー RJS-100JPPWは、フケや髪の毛をしっかり取り除きたい人におすすめ。検証ではフケを想定したパン粉をほとんど吸引できました。また、比較したなかには髪の毛がシーツに残るものもあったなか、本商品は高い吸引力と搭載されたフィンパンチブラシで髪の毛すべてを除去。「ほこりがよく取れる」という口コミどおり、大きなゴミを取り除く性能が高いです。一方でアレルゲンなど小さなゴミを想定した木粉の吸引はやや苦手。パッと見てわかるほどシーツ全体に薄く粉残りが見られました。ハウスダストなどアレルゲンをしっかり除去したい人には向いていません。吸い込んだ煙がほとんど漏れず、排気のきれいさは優秀でした。稼働音は比較した商品の平均が79.6dB(※執筆時点)だったのに対し、平均68dBと小さめ。音によるストレスを感じにくいといわれている65dBに近いので、うるさいとは感じにくいでしょう。持ち手と本体が一体化した扇型ボディで掃除範囲が狭いのは気になるところ。口コミどおり重量が1.95kgと重いので、細かく移動しながら使うには不向きです。使いやすさにこだわるのであれば、持ち手と本体が離れたハンディ型を選ぶようにしましょう。お手入れパーツが5つと多いうえ、ブラシに髪の毛が絡まりやすいのはネック。ゴミ捨て時はダストケースのフィルターを手で引き抜く必要があるのも気になります。とはいえ、大きなゴミを吸引する力や排気のきれいさは魅力。使いやすさやお手入れしやすさを重視するのであれば、より高評価だった商品も検討してみてくださいね。
レイコップ PRO2 RS3-300JPWHは、温風で掃除はできますが、前モデルに比べ吸引力は物足りないといえます。シーツに置いたゴミの上を商品で一往復したところ、フケを模したパン粉はある程度吸引できたものの、髪の毛は1~2本残りました。前身モデルの「RAYCOP PRO RS3-100JPWH」を含む比較したほとんどの商品は髪の毛をしっかり吸引できていましたが、本商品はヘッドが髪の上を通りすぎ上手く吸い込めません。アレルゲンを模した木粉も全体的に残ってしまう結果に。本商品はブラシが装備されているものの、シーツと距離ができてしまい、細かなごみを掃き出す効果を発揮できませんでした。「吸引力が強い」という口コミがありましたが、しっかり掃除したい人には物足りないでしょう。扇形のためか、快適に使うならコツが必要です。持ち手から吸い込み口までは20cm、吸い込み口は17cmほどと、比較したハンディ型よりも短く狭いつくりでした。ガードつきですがローラーが搭載されていないため、スムーズなかけ心地ともいえません。本体は2.17kgあるため、口コミにもあるように「重くて使いにくい」と感じる人もいるでしょう。通常の使用では、生活空間を汚すほどの排気はないといえます。スモークマシンの煙を吸引させ排気具合をチェックすると、少しだけ立ち上がる様子が見えるレベルでした。静音性は1m離れた場所から稼働音を計測すると、71dBと少し大きめでした。口コミ通り音が気になるレベルなので、使用する際には時間帯に気をつけましょう。フィルターやダストケースは水洗いができ、工具なしでも分解可能な点では「お手入れが楽」という口コミどおりでしょう。一方でダストケースの出口が狭いのでゴミが捨てにくく、ゴミ捨ての際にはフィルターを引き抜かなければならないのは気がかり。手入れが楽で細かいゴミまでしっかりと吸引したい人は、ほかの商品も検討してみてください。
HITACHI パワかるスティック スティッククリーナー コードレス式
日立 パワかるスティックPV-BL30Kは、毎日の掃除を楽にしたい人におすすめです。「パワかる」という商品名どおり、重量1.4kgと軽いのが特徴。比較した商品には2kgを超えるものもありましたが、こちらはほどよい重さで、自走式のヘッドの動きもスムーズでした。高い吸引力も備え、疲れにくさとパワーを両立した一台です。とくに相性がよいのはカーペット。実際にゴミを撒いたカーペットの上を1往復すると、比較した商品の多くが苦戦するなか、こちらはほとんどのゴミを吸い上げました。一方、フローリングは軽さゆえに吸着力が足りず、お菓子のクズをはじく結果に。とはいえ壁際以外のゴミは吸えます。ヘッドの動きも自由自在。幅228mmの狭いヘッドで、机やイスの下にもしっかり入り込み、ひねればテレビ台やソファの下にも差し込めました。暗闇を照らす緑色のLEDライトやスティックスタンド、電池切れを知らせるライトもあり、使い勝手は良好です。バッテリーは強モード約8分・標準モード約40分と長持ちで、2LDKでも一度で掃除しきるスタミナも備えています。お手入れも楽ちんです。ワンタッチでゴミ捨てでき、ダストケースは分解して水洗いが可能。「からまんブラシ」の名前のとおり、ブラシに髪の毛も絡みにくい構造でした。比較した商品にはお手入れブラシが付属しないものもあったなか、本体に内蔵していてサッと取り出して掃除ができるのも便利です。稼働音もそこまでうるさくありません。1.5m離れた位置の騒音値は、標準モードで61.13dB・強モードで73.87dBでした。70dBは地下鉄の車内の騒音程度(参照:環境省)のため、「強モードだと音が大きい」との口コミにも頷けるものの、標準モードで70dBを超えたSharkのLC351Jよりは静かです。値段は執筆時点で4万円台と、比較したなかでは中価格帯。「カーペットのゴミが取れにくい」との口コミに反し、実際に使ってみると「軽いうえに吸引力も十分」と評判どおりの実力を発揮しました。これといった欠点がなく、疲れにくい掃除機がほしい人に、ぜひ手に取ってみて欲しい商品です。
レイコップ RS4 Pet+ RS4-100JPWHは、布団クリーナーを探しているすべての人におすすめです。ゴミを設置したシーツを商品で1往復したところ、吸引力は優秀。比較したなかにはゴミを取りきれない商品もあったのに対し、パン粉・髪の毛に加え、ブラシで細かな木粉もかき出し吸い取れました。「びっくりするくらいホコリが取れる」との口コミにも納得です。本体重量は1.42kgと軽量。同じ布団専用タイプのアイリスオーヤマ ふとんクリーナー ハイパワーは1.99kgだったのに対し、「重い」との口コミに反し手軽に扱いやすいでしょう。ハンディ型で可動範囲や吸い込み口が広く、一度に広範囲を掃除できます。ヘッドにはシーツの巻き込みを防ぐガード・ローラーがついていて、かけ心地はスムーズ。コードレスタイプなので電源の位置を気にする必要もありません。お手入れのしやすさも良好。フィルター・ダストケースは水洗い可能で、ブラシも髪の毛が絡みにくく、簡単に除去できます。UVヘッドがついているためお手入れが必要な箇所がやや多めですが、工具を使わず分解でき、手軽に掃除できるのはうれしいポイントです。ゴミ捨ても楽ちん。捨てるときにフィルターに触れる必要がないため手が汚れにくく、周囲にゴミが舞いにくいのもメリットです。吸ったゴミが排気されにくいのもポイント。煙を充満したアクリルボックス内で商品を稼働させても、本体から煙が漏れませんでした。しかし、静音性には欠けます。布団クリーナーの稼働音を騒音計で測る検証では、比較した大半の商品が70〜80dBで音が大きいとされましたが、こちらも例外ではありません。標準モードでも平均80.96dBで、「音がうるさい」との口コミを払拭できませんでした。執筆時の値段は税込22,800円(公式サイト参照)。中価格帯の商品ながら、比較したなかで40,000円以上した高価格の商品に負けない、優れた吸引力とまるで撫でているかのようななめらかなかけ心地が魅力です。同メーカーの最軽量モデル(※執筆時点)を謳うだけあって、力に自信がない人にもぴったり。ぜひこの機会にチェックしてみてください。
結論からいうとRISOUのRS-014は、取り回ししやすく、除菌・ダニ退治できるものをお探しの人におすすめです。重量は1.6kgと今回比較した布団クリーナーのなかでは軽く、動かしやすいのが魅力。UVランプや温風機能もあり、ダニ退治や繁殖予防にも役立ちます。お手入れのしやすさも良好で、ゴミはダストケースからフィルターを外すだけで簡単に捨てられました。ダストケース・フィルターは水洗いにも対応し、内部の清潔さをキープできるのも利点。ただし稼働音は多くの商品同様大きめなので、夜間の使用は控えるのがよいでしょう。肝心の吸引力については、ゴミの取り残しが目立ち低評価に。シーツやマットレスに撒いたゴミを掃除してみたところ、「思ったよりゴミが取れない」との口コミのとおり、すべての種類のゴミを残してしまいました。溝に入り込んだゴミも十分取れず、全体的にパワー不足といえます。価格は執筆時点で税込12,800円(公式サイト参照)。布団クリーナーのなかではまずまずの価格帯ですが、肝心の吸引力が物足りないのは気がかりなポイントです。吸引力が高くダニ退治機能が豊富な商品がほしいなら、ほかの商品もチェックしてみてください。