レイコップ PRO2 RS3-300JPWHは、温風で掃除はできますが、前モデルに比べ吸引力は物足りないといえます。シーツに置いたゴミの上を商品で一往復したところ、フケを模したパン粉はある程度吸引できたものの、髪の毛は1~2本残りました。前身モデルの「RAYCOP PRO RS3-100JPWH」を含む比較したほとんどの商品は髪の毛をしっかり吸引できていましたが、本商品はヘッドが髪の上を通りすぎ上手く吸い込めません。アレルゲンを模した木粉も全体的に残ってしまう結果に。本商品はブラシが装備されているものの、シーツと距離ができてしまい、細かなごみを掃き出す効果を発揮できませんでした。「吸引力が強い」という口コミがありましたが、しっかり掃除したい人には物足りないでしょう。扇形のためか、快適に使うならコツが必要です。持ち手から吸い込み口までは20cm、吸い込み口は17cmほどと、比較したハンディ型よりも短く狭いつくりでした。ガードつきですがローラーが搭載されていないため、スムーズなかけ心地ともいえません。本体は2.17kgあるため、口コミにもあるように「重くて使いにくい」と感じる人もいるでしょう。通常の使用では、生活空間を汚すほどの排気はないといえます。スモークマシンの煙を吸引させ排気具合をチェックすると、少しだけ立ち上がる様子が見えるレベルでした。静音性は1m離れた場所から稼働音を計測すると、71dBと少し大きめでした。口コミ通り音が気になるレベルなので、使用する際には時間帯に気をつけましょう。フィルターやダストケースは水洗いができ、工具なしでも分解可能な点では「お手入れが楽」という口コミどおりでしょう。一方でダストケースの出口が狭いのでゴミが捨てにくく、ゴミ捨ての際にはフィルターを引き抜かなければならないのは気がかり。手入れが楽で細かいゴミまでしっかりと吸引したい人は、ほかの商品も検討してみてください。
ダイソン V8 Focus Clean HH15は、敷布団やマットレスをきれいに掃除したい人におすすめです。実際に使用したところ、触れ込みどおりの高い吸引力を発揮。強モードで1往復させるだけで、パン粉や髪の毛はもちろん、比較した多くの商品が苦戦していた細かい木粉もほとんど見えなくなりました。「さすがダイソンというべき吸引力」との口コミにも納得です。底がパカッと開き、ワンタッチでゴミ捨てできるのも利点。ダイソン独自のスクレイパーがフィルターのゴミをこそぎ落とすので、ゴミに直接触れることもありません。ゴミが舞いやすいのは難点ですが、手軽にゴミ捨てできるので掃除を習慣化しやすいでしょう。掃除中の排気はほとんどなく、ゴミ捨て以外でアレルゲンやゴミが漏れ出るリスクは少なめです。「手入れしやすい」との口コミどおり、お手入れパーツはダストボックスとフィルターの2つのみ。フィルターは水洗いもできて清潔を保てます。分解するのにドライバーやコインが必要な商品もあったなか、本品は難なく取り外せました。ヘッドの毛絡み防止スクリューツールによって毛絡みはまったくなかったので、ペットのいる家庭にもおすすめです。一方で、毛絡みしにくいヘッド形状と吸引力の高さが仇となり、布団に張りつきやすかったのが惜しいところ。ヘッドの進行を助けるガードやローラーもついておらず、シーツを手で押さえながら掃除する必要がありました。軽い掛け布団より、持ち上がりにくい敷布団やマットレスなどの掃除に向いています。執筆時点での価格は約4万円と高め。比較したなかでもダイソンのモデルは他メーカーより1~2万円高額でした。とはいえ、その分多彩なアタッチメントが付属しているので、布団だけでなく車内や家中の掃除にも使いたい人には有力な候補となるでしょう。ゴミを跡形もなくきれいに吸引したい人は、ぜひお手に取ってみてはいかがでしょうか。
結論からいうと、アイリスオーヤマのKIC-FAC4は、吸引力をはじめとした総合的な性能が高いクリーナーや、ゴミセンサー付きをお探しの人におすすめです。実際にゴミを撒いたシーツとマットレスを掃除してみたところ、「パワフルに吸引」との謳い文句どおり、ゴミの種類を問わずきれいに除去できました。マットレスには若干のざらつきが残ったものの、ほかの商品と比べてもよく吸引できています。「ダニちりセンサー」を搭載し、ゴミが取れたかどうかひと目でわかるのも利点。温風機能もあり、ダニ予防にも役立ちます。重量は2.2kgと全体平均より若干重めですが、シーツに張り付くことなく動かせるので負担に感じにくいでしょう。充電不要のコード付きで、家族分をまとめて掃除したいときにも重宝しますよ。また、フィルターはゴミの処理が簡単な使い捨てタイプ。ダストケース・集じんフィルターは水洗い可能で、衛生的に使い続けられます。運転音は全体平均と同レベルの80dB弱ですが、「音がうるさい」との口コミのとおり静かとはいえないため、夜間の使用は控えるのがよいでしょう。価格は執筆時点で税込20,690円(公式サイト参照)。今回比較した商品のなかでは高価格ですが、機能性や使い勝手に大きなデメリットのない扱いやすいアイテムです。ただほかの高級モデルのなかにはより吸引力に優れたものもあるので、あわせてチェックしてみてくださいね。
レイコップ RS4 Pet+ RS4-100JPWHは、布団クリーナーを探しているすべての人におすすめです。ゴミを設置したシーツを商品で1往復したところ、吸引力は優秀。比較したなかにはゴミを取りきれない商品もあったのに対し、パン粉・髪の毛に加え、ブラシで細かな木粉もかき出し吸い取れました。「びっくりするくらいホコリが取れる」との口コミにも納得です。本体重量は1.42kgと軽量。同じ布団専用タイプのアイリスオーヤマ ふとんクリーナー ハイパワーは1.99kgだったのに対し、「重い」との口コミに反し手軽に扱いやすいでしょう。ハンディ型で可動範囲や吸い込み口が広く、一度に広範囲を掃除できます。ヘッドにはシーツの巻き込みを防ぐガード・ローラーがついていて、かけ心地はスムーズ。コードレスタイプなので電源の位置を気にする必要もありません。お手入れのしやすさも良好。フィルター・ダストケースは水洗い可能で、ブラシも髪の毛が絡みにくく、簡単に除去できます。UVヘッドがついているためお手入れが必要な箇所がやや多めですが、工具を使わず分解でき、手軽に掃除できるのはうれしいポイントです。ゴミ捨ても楽ちん。捨てるときにフィルターに触れる必要がないため手が汚れにくく、周囲にゴミが舞いにくいのもメリットです。吸ったゴミが排気されにくいのもポイント。煙を充満したアクリルボックス内で商品を稼働させても、本体から煙が漏れませんでした。しかし、静音性には欠けます。布団クリーナーの稼働音を騒音計で測る検証では、比較した大半の商品が70〜80dBで音が大きいとされましたが、こちらも例外ではありません。標準モードでも平均80.96dBで、「音がうるさい」との口コミを払拭できませんでした。執筆時の値段は税込22,800円(公式サイト参照)。中価格帯の商品ながら、比較したなかで40,000円以上した高価格の商品に負けない、優れた吸引力とまるで撫でているかのようななめらかなかけ心地が魅力です。同メーカーの最軽量モデル(※執筆時点)を謳うだけあって、力に自信がない人にもぴったり。ぜひこの機会にチェックしてみてください。
レイコップ UVふとんクリーナー RJS-100JPPWは、フケや髪の毛をしっかり取り除きたい人におすすめ。検証ではフケを想定したパン粉をほとんど吸引できました。また、比較したなかには髪の毛がシーツに残るものもあったなか、本商品は高い吸引力と搭載されたフィンパンチブラシで髪の毛すべてを除去。「ほこりがよく取れる」という口コミどおり、大きなゴミを取り除く性能が高いです。一方でアレルゲンなど小さなゴミを想定した木粉の吸引はやや苦手。パッと見てわかるほどシーツ全体に薄く粉残りが見られました。ハウスダストなどアレルゲンをしっかり除去したい人には向いていません。吸い込んだ煙がほとんど漏れず、排気のきれいさは優秀でした。稼働音は比較した商品の平均が79.6dB(※執筆時点)だったのに対し、平均68dBと小さめ。音によるストレスを感じにくいといわれている65dBに近いので、うるさいとは感じにくいでしょう。持ち手と本体が一体化した扇型ボディで掃除範囲が狭いのは気になるところ。口コミどおり重量が1.95kgと重いので、細かく移動しながら使うには不向きです。使いやすさにこだわるのであれば、持ち手と本体が離れたハンディ型を選ぶようにしましょう。お手入れパーツが5つと多いうえ、ブラシに髪の毛が絡まりやすいのはネック。ゴミ捨て時はダストケースのフィルターを手で引き抜く必要があるのも気になります。とはいえ、大きなゴミを吸引する力や排気のきれいさは魅力。使いやすさやお手入れしやすさを重視するのであれば、より高評価だった商品も検討してみてくださいね。
結論からいうとRISOUのRS-014は、取り回ししやすく、除菌・ダニ退治できるものをお探しの人におすすめです。重量は1.6kgと今回比較した布団クリーナーのなかでは軽く、動かしやすいのが魅力。UVランプや温風機能もあり、ダニ退治や繁殖予防にも役立ちます。お手入れのしやすさも良好で、ゴミはダストケースからフィルターを外すだけで簡単に捨てられました。ダストケース・フィルターは水洗いにも対応し、内部の清潔さをキープできるのも利点。ただし稼働音は多くの商品同様大きめなので、夜間の使用は控えるのがよいでしょう。肝心の吸引力については、ゴミの取り残しが目立ち低評価に。シーツやマットレスに撒いたゴミを掃除してみたところ、「思ったよりゴミが取れない」との口コミのとおり、すべての種類のゴミを残してしまいました。溝に入り込んだゴミも十分取れず、全体的にパワー不足といえます。価格は執筆時点で税込12,800円(公式サイト参照)。布団クリーナーのなかではまずまずの価格帯ですが、肝心の吸引力が物足りないのは気がかりなポイントです。吸引力が高くダニ退治機能が豊富な商品がほしいなら、ほかの商品もチェックしてみてください。