本体に搭載されたブラシでペットの細かい毛もしっかりと絡み取ると謳う、レイコップ UVふとんクリーナー RJS-100JPPW。「ほこりがよく取れる」と評判な一方、「やや重い」という気になる口コミも存在するため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の8つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の布団クリーナーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、布団クリーナー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
レイコップ UVふとんクリーナー RJS-100JPPWは、フケや髪の毛をしっかり取り除きたい人におすすめ。検証ではフケを想定したパン粉をほとんど吸引できました。また、比較したなかには髪の毛がシーツに残るものもあったなか、本商品は高い吸引力と搭載されたフィンパンチブラシで髪の毛すべてを除去。「ほこりがよく取れる」という口コミどおり、大きなゴミを取り除く性能が高いです。
一方でアレルゲンなど小さなゴミを想定した木粉の吸引はやや苦手。パッと見てわかるほどシーツ全体に薄く粉残りが見られました。ハウスダストなどアレルゲンをしっかり除去したい人には向いていません。
吸い込んだ煙がほとんど漏れず、排気のきれいさは優秀でした。稼働音は比較した商品の平均が79.6dB(※執筆時点)だったのに対し、平均68dBと小さめ。音によるストレスを感じにくいといわれている65dBに近いので、うるさいとは感じにくいでしょう。
持ち手と本体が一体化した扇型ボディで掃除範囲が狭いのは気になるところ。口コミどおり重量が1.95kgと重いので、細かく移動しながら使うには不向きです。使いやすさにこだわるのであれば、持ち手と本体が離れたハンディ型を選ぶようにしましょう。
お手入れパーツが5つと多いうえ、ブラシに髪の毛が絡まりやすいのはネック。ゴミ捨て時はダストケースのフィルターを手で引き抜く必要があるのも気になります。とはいえ、大きなゴミを吸引する力や排気のきれいさは魅力。使いやすさやお手入れしやすさを重視するのであれば、より高評価だった商品も検討してみてくださいね。
実際にレイコップ UVふとんクリーナー RJS-100JPPWと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ布団クリーナーと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
レイコップ UVふとんクリーナー RJS-100JPPWのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
レイコップ UVふとんクリーナー RJS-100JPPWは、UVランプの力でウイルスを除去し、ダニの動きを抑制する「光クリーンメカニズム」を搭載した布団クリーナー。「パワフルたたき」機能でダニのフンや死がいを含むハウスダストをしっかりとたたき出し、吸引できるとメーカーは謳っています。
メーカーの「レイコップ・ジャパン」は、韓国にあるレイコップ・コリアのグループ会社として2012年に日本で誕生。これまでUVランプ・フィンパンチブラシなど様々な機能を搭載した布団クリーナーを販売してきました。
本商品は2023年11月に発売されたサイクロン式の布団クリーナー。除菌機能を搭載したUVランプやペットの細かい毛も絡み取れるフィンパンチブラシを採用しているのが特徴です。
値段は税込19,800円(※執筆時点・公式サイト参照)と、布団クリーナーのなかでは中価格帯。コードレス対応やゴミセンサーといった便利機能は搭載されていません。
本体はコンパクトな扇型デザイン。カラーはシンプルなホワイトのみで、部屋に置いていても目立ちにくくなっています。
サイズは幅30.9×高さ15.2cm。重量は1.95kgとハンディタイプのなかではやや重めです。本体がコンパクトな分、持ち運びの際は重さが気になるかもしれません。
今回は、レイコップ UVふとんクリーナー RJS-100JPPWを含む布団クリーナー全20商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、吸引力の高さの検証です。
布団のシーツのうえに作成した5×30cmの枠内にパン粉・髪の毛・木粉をまき、各商品の最も強いモードで1往復掃除します。残ったゴミの量を確認して、少なかったものほど高評価としました。具体的な検証条件は以下のとおりです。
<シーツにまいたゴミの量>
<チェックしたポイント>
フケを想定したパン粉は1往復の掃除で2gから0.11〜0.2g以下に減少。比較したなかには1.44g残ったものもあったなか、パン粉残りはほとんどありませんでした。やや大きめの粒子であれば、問題なく取り除くことができます。
また、髪の毛も7本すべて吸い込むことができました。ヘッド上部の隙間をつたってスルスルと髪の毛が吸われていきます。大きめのゴミの吸引は申し分なく、「ほこりがよく取れる」という口コミにも納得です。
パン粉や髪の毛より細かな木粉をまいて1往復掃除してみたところ、すべてをきれいに吸い込むことができずやや粉残りが見られる結果に。極端に小さな粒子だとしっかり取り除くのはむずかしいようです。
比較したなかには拡大しても木粉が残っていないものもあったなか、パッと見てわかるほど範囲全体に薄く粉残りがありました。ダニのフンや死がいなど目に見えないほど細かな粒子を取り除くのには向いていません。
次に、軽さ・使いやすさの検証です。
「体力に自信がない人でも疲れを感じることなく掃除できる」という観点のもと、各商品の重量を測定。1.1kgを基準に軽いものほど高評価としました。
また、「好きな姿勢でスムーズに掃除できて、毎日使うのが苦にならないか」という観点のもと、各商品の形状や電源コードの長さなどをチェック。使いやすい商品ほど高評価としました。具体的なチェックポイントは以下のとおりです。
<チェックしたポイント>
口コミどおり、本体重量は約1.95kgとやや重め。基準とした1.1kgには遠く及ばず、2kg弱もあるため使っていると重みを感じやすいでしょう。
比較したなかで最も軽い商品は約0.89kgと1kgを下回りました。本商品とは1kg以上の差があるので、できるだけ少ない負担で使いたい人は本体が軽い商品を選ぶのをおすすめします。
本体の形状は扇型で掃除範囲が狭いのがデメリット。比較したなかだとハンディ型はヘッドの可動域が広く遠くまで掃除できるので、使いやすさは高評価となりました。
また、持ち手から吸い込み口までの長さが24cmとやや短いのも気になるところ。扇型は本体に持ち手がついているため、スティック型と比べて持ち手までの距離が短い傾向がありました。掃除できる範囲が狭いので、細かく移動しながら使う必要があります。
一方で吸い込み口の幅は17cmとワイドな点は魅力です。シーツの巻き込みを防ぐ吸い込み口のガードや、スムーズなかけ心地を実現するヘッドローラーが搭載されているのも高評価。電源コードは4.9mと長いので、キングサイズの布団でも余裕を持ってかけることができるでしょう。
続いて、お手入れのしやすさ・ゴミ捨て時の清潔さ・ゴミ捨て時の簡単さの検証です。
お手入れが必要なパーツ数や掃除後にヘッドブラシに髪の毛が絡んでいないかなど、5つの観点で各商品をチェック。工数が少なくて手軽にお手入れできるものほど高評価としました。具体的なチェックポイントは以下のとおりです。
<チェックしたポイント>
また、ゴミ捨て時に手が汚れないか・ゴミが周囲に舞わないか・フィルターにゴミが残らないかも確認。あわせて簡単にゴミ捨てできるかもチェックし、清潔かつ簡単にゴミ捨てできるものほど高評価としました。
お手入れパーツは、フィルター・マイクロフィルター・ダストケース・UVランプ・フィンパンチブラシの5つと多め。比較したなかにはダストケースとフィルターのみのものもあったなか、お手入れのたびに5つすべて掃除するのは手間がかかります。
また、ヒレ状の突起を持つフィンパンチブラシは髪の毛が絡みやすく、掃除しにくいのも気になるところ。特殊なブラシ形状は布団の髪の毛を取り除くのには役立ちますが、お手入れには向きません。
一方、フィルターとダストケースをさっと水洗いできるのはよいところです。パーツを取り外す際に工具も必要ないので、汚れが気になったときにすぐにお手入れできるでしょう。
ゴミ捨て時はダストケースにはまったフィルターを手で引き抜く必要があるため、触れずに捨てられる紙パック式の商品と比べると清潔とはいえません。また、ゴミ捨ての際はケースを傾けるので、周囲にゴミが舞いやすいのも気になります。できるだけゴミ箱の奥に手を入れて捨てるようにしましょう。
ゴミ捨ては本体からダストケースを取り外し、フィルターを外すだけなので簡単です。しかし、ケース出口に返しがあるため、ゴミが内部にひっかかりやすいのは惜しいところ。ケースを揺らして捨てるか、手で掴んで捨てる必要があり手間です。
次に、排気のきれいさの検証です。アクリルボックス内に充満させた煙を各商品で2秒間吸引し、漏れ出る排気の様子を確認。煙の漏れが少なかったものほど高評価としました。
検証の結果、煙の漏れはごく僅かと高評価。排気はきれいでゴミやアレルゲンの漏れが少ない商品といえます。比較したなかには煙が多く漏れ出るものもあったので、ハウスダストなどアレルゲンの除去を気にするのであれば排気のきれいさにも注目してみてください。
最後に、静音性の高さの検証です。各商品から1m離れたところに騒音計を設置して稼働音を計測。22dB程度の環境音のなかで標準モード・強モードで動かし、60dBより静かなものほど高評価としました。
検証の結果、標準モード・強モードともに稼働音は平均68dB。比較した商品の平均79.6dB(※執筆時点)よりもかなり小さく音は気になりません。布団クリーナーは掃除機類のなかでも稼働音が大きい部類ですが、音によるストレスを感じにくいといわれている65dBに近い68dB程度であれば、うるさいとは感じにくいでしょう。
重量 | 1.95kg |
---|---|
モデル | 布団専用タイプ |
コードレス対応 | |
ヘッドの幅 | 30.9cm |
吸い込み口の幅 | 17.0cm |
運転音(最強モード) | 68.0dB |
良い
気になる
充電時間(公称値) | |
---|---|
温風機能 | |
たたき機能 | |
UV機能 | |
幅 | 30.9cm |
奥行 | 37.6cm |
コードの長さ | 5m |
高さ | 15.2cm |
集じん容積 | 不明 |
HEPAフィルター付き | |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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布団に存在するダニは60℃以上の高温で死滅するといわれています。布団乾燥機やコインランドリーの布団乾燥機能を使えばこの環境を作り出せますが、ダニの死がいまでは除去できません。
布団クリーナーは布団に付着したダニの死がいやフンといったアレルゲン(アレルギーの原因物質)を取り除くのに用います。死滅したダニを除去すれば再び増えるのに時間がかかるので、しっかりとダニ対策をするのであれば布団クリーナーを使って死がいまで取り除くようにしましょう。ダニ対策の効果的なタイミングは以下のとおりです。
週に1〜2回程度布団クリーナーをかけることで布団をきれいな状態で保てるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
レイコップ UVふとんクリーナー RJS-100JPPWは、メーカー公式オンラインサイトで購入できます。また、執筆時点ではAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングでも取り扱いがありました。
値段は税込19,800円(※執筆時点・公式サイト参照)。取り扱い店舗によって実際の値段は異なるので、購入の際には複数のサイトを比較してみてくださいね。
最後に、使いやすさで高評価だった商品をご紹介します。
とにかく使いやすい商品がほしいなら、レイコップ RS4 Pet+ RS4-100JPWHがおすすめ。持ち手と本体が離れたハンディ型で掃除範囲が広く、コードレスで持ち運びしやすいのが魅力です。吸引力も申し分なく、大きなゴミから小さなゴミまでしっかりと除去できました。
お手入れしやすい商品がほしいなら、ダイソン V7 Mattress HH11COMがおすすめです。毛絡みが起こりにくい円すい型ブラシでお手入れがラクなうえ、ワンタッチでゴミを捨てられる独自のダストケースも魅力。比較したなかでトップクラスに吸引力が高く、細かな木粉もしっかりと除去できました。吸引力にこだわりたい人にもおすすめです。
重量 | 1.42kg |
---|---|
モデル | 布団専用タイプ |
コードレス対応 | |
ヘッドの幅 | 25.0cm |
吸い込み口の幅 | 19.0cm |
運転音(最強モード) | 76.1dB |
良い
気になる
充電時間(公称値) | 3.5時間 |
---|---|
温風機能 | |
たたき機能 | |
UV機能 | |
幅 | 25.0cm |
奥行 | 61.3cm |
コードの長さ | |
高さ | 14.2cm |
集じん容積 | 不明 |
HEPAフィルター付き | |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 |
レイコップ RS4 Pet+ RS4-100JPWHをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
重量 | 1.75kg |
---|---|
モデル | ハンディ兼用タイプ |
コードレス対応 | |
ヘッドの幅 | 14.5cm |
吸い込み口の幅 | 12.0cm |
運転音(最強モード) | 74.9dB |
良い
気になる
充電時間(公称値) | 3.5時間 |
---|---|
温風機能 | |
たたき機能 | |
UV機能 | |
幅 | 14.4cm |
奥行 | 40.4cm |
コードの長さ | |
高さ | 20.6cm |
集じん容積 | 不明 |
HEPAフィルター付き | |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 |
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