EcoFlow RIVER 2を徹底レビュー！実際に使ってわかったよい点・気になった点は？

スマホやパソコンなどの小型家電を充電したい人向きです。実容量を測定した結果は177Whと、比較した商品内には600Whを超えるものが多かったなか少なめ。しかし最低限の充電用途や、LEDランタンを使うには十分です。短時間であれば小型ヒーターも使用できます。

容量が少ない分、価格を抑えられるのもメリットです。価格は29,900円（※2024年12月時点・公式サイト参照）。同時期に発売されたRIVER 2 Maxより約3万円 、RIVER 2 Proより約5万円安く購入できます。

持ち運びのしやすさは、比較した商品のなかでもトップクラス。本体の寸法は幅24.5×奥行21.5×高さ14.2cm・重量は3.5kgと、コンパクトかつ軽量です。

車輪はついていないものの、本体の天面片側に持ち手がついています。アウトドアシーンや災害時などでも、片手で楽に持ち運べるでしょう。力に自信がない人にぴったりです。

EPS機能は0ms（ミリ秒）での切替えには非対応なので、データサーバーやワークステーションのような完全なUPS機能を必要とするデバイスでは利用できません。

River2シリーズのなかでも一番低い定格出力です。X-Boost機能によって最大450Wの出力に対応しているものの、RIVER 2 Maxの500W・RIVER 2 Proの800Wには劣ります。なお、2つのモデルもX-Boost機能があり、最大出力はRIVER 2 Maxが750W・RIVER 2 Proは1,000Wです。

購入前に自分が使いたい家電の消費電力をチェックし、300Wの本商品で大丈夫かどうか確認しておきましょう。

実容量は177Whとかなり少ないので、バッテリーが足りなくなる可能性があります。上位モデルのRIVER 2 Maxは実容量402Whを記録しており、比較したほかの商品には600Whを超えるものが多数ありました。

本商品の場合は消費電力50Wの電気毛布を3時間程度しか使用できません。口コミに「使用時間が短い」とあったとおり、消費電力の大きな家電や季節家電を長時間使うのは難しく、真夏・真冬の屋外キャンプには向かないでしょう。

EcoFlowから発売しているDELTA 2シリーズのように容量を拡張することもできません。また、ランタン機能もないので、別途ライトを用意する必要があります。防災用としては物足りないといえるでしょう。