KDDIが提供するキャッシュレス決済アプリ、au PAY(auペイ)。「スマホだけで支払いができる」「Pontaポイントを即現金化してチャージできて便利」と評判である一方、「レジ前で使えないことがわかった」という気になる口コミも存在するため、利用を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はau PAYの口コミや評判が本当か確かめるため、以下の3つの観点で検証を行いました。
さらに、楽天ペイやPayPayなどのキャッシュレス決済アプリとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説します。ポイント還元率を上げる使い方やお得なキャンペーンも調査したので、キャッシュレス決済アプリ選びに迷っている人は参考にしてくださいね。
大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
すべての検証は
マイベストが行っています
本コンテンツに記載の検証結果は2024年09月までの情報です
良い
気になる
au PAY(auペイ)は、利用できる店舗を事前に把握したい人におすすめです。アプリの使い勝手を調べたところ、機能が非常に充実。地図機能では加盟店の住所・電話番号だけでなく、道順までわかります。事前にアプリで調べておけば、「レジ前で使えないことがわかった」という口コミのような事態を防げるでしょう。
税金・公共料金支払い機能や出金機能など、チェックした機能をすべて搭載。比較したなかでは珍しく、わりかん機能も備えていました。グループで食事したときも個人間送金ができるので、小銭がなくても慌てずに済みますよ。
ポイント還元率も高めです。基本の還元率は0.50%ですが、au PAYゴールドカードでチャージすると1.50%還元にアップ。ほかにもPontaポイントカードの併用などで、最大2.50~3.00%還元も可能です。3,000Pontaポイントが当たる抽選会をはじめ、auユーザー以外でも参加できるキャンペーンも充実しています。
対応店舗の多さの検証では、実店舗が多く対応。検証当時、主要なコンビニ・スーパー・飲食店・家電量販店ではほぼ使えました。使える店舗が多いぶん、どんどんPontaポイントを貯められるのがメリットです。
一方、主要なECサイトには非対応。楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・ZOZO TOWN・メルカリのいずれにも対応していませんでした。ネットショッピングがメインの人には不向きですが、Pontaポイントを貯めている人やauユーザーにはぜひ使ってほしいアプリです。
au PAYは、KDDIが2019年の4月より提供しているスマホ決済サービスです。お好きな方法でau PAY残高にチャージして、さまざまな決済手段で支払いに使えます。auユーザーはもちろん、ほかのスマホキャリアを使っている人も利用可能です。
今回はau PAY(auペイ)を含む人気のキャッシュレス決済アプリを調査して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証の結果、au PAY(auペイ)には4つのメリットがあることがわかりました。利用を検討している人は、最後までチェックしてくださいね。
au PAYのアプリの魅力は多機能さ。アプリの使い勝手を調べた結果、ほかにはない機能を搭載していることがわかりました。
地図機能は比較したほとんどのアプリにありましたが、au PAYは加盟店の住所・電話番号だけでなく道順までわかります。事前にアプリで使える店舗を把握しておけば、「レジ前で使えないことがわかった」との口コミのような事態も避けられるでしょう。
税金・公共料金支払い機能に加え、au PAY残高を現金化できる出金機能も搭載。わりかん機能もあり、個人間送金が可能です。グループで食事した際に、小銭がなくても慌てなくて済みますよ。
<アプリの機能の有無>
au PAYは、au PAYゴールドカードと組み合わせるとお得です。通常の還元率は0.50%と比較したなかでは平均的ですが、au PAYゴールドカードでオートチャージするとチャージ額の5.00%がポイント還元されます。
クレジットカードとのポイント二重取りができないアプリもあったのに対し、通常還元率+au PAYゴールドカードでのオートチャージ額5.00%=5.50%もポイントが還元される点は魅力的です。ただし、一般のau PAYカードからのチャージでは二重取りできないので注意しましょう。
なお、Pontaカード加盟店とau PAYの合わせ技で、最大2.50~3.00%還元も可能です。詳しい手順はのちほど紹介するので、あわせてチェックしてくださいね。
au PAYゴールドカードやau PAYカードの利用で貯まるPontaポイントは、au PAYにチャージできます。サブスクや公共料金などのクレカ引き落としで貯まったPontaポイントも、au PAYにチャージすれば普段の買い物に使うことができますよ。
毎月5のつく日と8日に開催しているお得なイベントも見逃せません。毎月開催の「たぬきの吉日」にau PAYで決済をすると、抽選で最大3,000Pontaポイントが必ず当たります。
キャンペーンの内容は以下のとおり。なお、抽選にはauユーザーでなくても参加できます。日用品や食品の買い物はキャンペーン日に合わせるのがおすすめです。
<たぬきの抽選会>
<対象店舗でポイント還元>
対応している店舗数も充実しています。検証当時、主要なコンビニ・スーパー・飲食店・家電量販店にはほぼ対応していました。あちこちで使えるので、そのぶんポイントが貯まるチャンスも広がります。
チェックした店舗のなかでも、とくに広くカバーしていたのは飲食店です。ライフやヨドバシカメラなど一部非対応の店舗もありましたが、比較したサービスの多くも同様の結果でした。店舗ごとの検証結果は、以下のとおりです。
<使えるコンビニ|4店舗中4店>
<使える飲食店|5店舗中5店>
<使えるスーパー|5店舗中4店>
<使える家電量販店|5店舗中4店>
執筆時点でau PAYが使えるガソリンスタンドはJA-SSのみでした。加えて、リニューアル前のau PAY プリペイドカード(磁気カード)があれば、出光サービスステーションでも利用できます。
いずれも一部の店舗を除く
au PAY(auペイ)にはデメリットが1つありました。ECサイトでよく買い物をする人にとっては、使いづらい可能性もあるでしょう。
主要なECサイトで使えないのがデメリットといえます。検証時点では、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・メルカリ・ZOZO TOWNのいずれの支払いにも非対応でした。ネットショッピングをする際は、クレジットカード決済を選びましょう。
どうしてもau PAYをネットショッピングで使いたい場合は、au PAYマーケットを利用するのもひとつの手。au PAYマーケットはau経済圏のユーザーのために誕生したショッピングサイトで、もちろんau PAYで決済できますよ。
なお、ネットショッピングをするならPayPayがおすすめ。Amazon・Yahoo!ショッピング・ZOZO TOWNに対応しており、対象店舗が多いといえます。
ポイント還元率(前払い) | 0.50% |
---|---|
最大還元率 | 5.00% |
送金機能あり |
良い
気になる
ポイント還元率(後払い) | 0.50% |
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ポイントを二重取りできる主なクレジットカード | au PAYゴールドカード(オートチャージのみ) |
貯められるポイント | Pontaポイント |
請求書払い可能 | |
出金機能あり | |
利用明細機能あり | |
わりかん機能あり | |
チャージ方法 | 銀行口座、現金、クレジットカード、キャリア決済 |
ここでは、au PAY(auペイ)とは異なる魅力を持つキャッシュレス決済アプリをご紹介します。
ポイント還元率の高さを重視するなら、楽天ペイがおすすめ。基本還元率が1.00%と高いうえ、チャージ払いを選べばチャージ方法を問わず1.50%還元に。比較したなかではトップクラスの還元率です。
さらに、楽天ポイントカードの対象店では、ポイントを二重取りして最大2.50%還元がに。検証時点で対応していたECサイトは楽天市場だけでしたが、飲食店・コンビニなどはほぼ対応していたので、実店舗メインで使うなら問題ないでしょう。
アプリの機能も豊富です。地図・送金機能・税金・公共料金の支払いなど、便利な機能がそろっていました。楽天経済圏の人はもちろん、普段の買い物や固定費の支払いなど幅広く使いたい人にも向いています。
対応店舗の多さで選ぶなら、PayPay(ペイペイ)をまず検討しましょう。検証の結果、チェックした5つのECサイトのうち3サイトに対応。AmazonやYahoo!ショッピング、ZOZOタウンの利用頻度が高い人にはうってつけです。
利用できる実店舗の数もトップクラスで、シェアの広さがうかがえます。もちろん、請求書払いや国税支払いも可能。地図機能も搭載しており、アプリのスペックは高めです。
ポイント還元率は0.50%~最大2.00%までアップ。ただし、PayPayカードと紐づけたうえで、所定のステップをクリアする必要がある点には注意しましょう。ポイント還元率を上げるハードルはやや高めといえます。
先述したように、使い方次第でより効率的にPontaポイントを貯められます。以下の①〜④を組み合わせれば、最大2.50~3.00%の還元も可能です。
au PAYでよく決済するなら、ぜひ活用したいのがauスマートパスプレミアムです。毎月3日・13日・23日に開催されるキャンペーン「三太郎の日」には、auスマートパスプレミアム会員限定でポイント還元率がアップ。au PAY マーケットのショッピング送料が無料になるのもうれしいポイントです。
auスマートパスプレミアムとは、月額548円で映像・音楽・書籍などのエンタメコンテンツを利用できるサブスクリプションサービス。auユーザーでなくても加入可能です。利用可能なサービスには以下のようなものが含まれます。
<利用可能なサービスの一例>
au PAYの使い方は簡単です。以下の4ステップではじめられますよ。
<au PAYをはじめる手順>
チャージ方法は以下の8種類。残高の上限金額は100万円で、チャージ上限額はそれぞれの方法ごとに異なります。なお、auかんたん決済・auじぶん銀行・au PAY カードは、オートチャージ対応です。
<チャージ方法・チャージ上限額>
au PAYについてのよくある質問への回答をまとめました。
au PAYカードでチャージできない場合、主に以下の3つの原因が考えられます。
<au PAYカードでチャージできない理由>
カードを本人限定受取郵便で受け取った場合、受け取りから2営業日ほどはau PAY残高へのチャージ方法として設定できないので注意しましょう。
au PAY カードとau PAY 残高が、操作しているau携帯電話回線と同じau IDに紐づいていることも確認してくださいね。
au PAYはモバイルSuicaと連携可能です。200円のSuicaチャージごとに、1Pontaポイントが貯まります。
au PAY Suicaの使い方は、au PAYアプリ上にSuicaを発行してau PAY残高からSuicaにチャージするだけ。モバイルSuicaをau PAYアプリで新規発行することもできますよ。
機種変更をしても、au PAYを継続して使用できます。変更前の機種で使っていたau IDとパスワードでログインしましょう。
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