20,000回以上の折り曲げにも耐えると謳う、Anker 541 エコフレンドリーナイロン USB-C & ライトニング ケーブル 0.9m A80A5011。ネット上では「端子がガッチリしている」と評判です。その一方、「断線が早い」と気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のType-C ライトニングケーブルとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、Type-C ライトニングケーブル選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
Anker 541 エコフレンドリーナイロン USB-C & ライトニング ケーブル 0.9m A80A5011は、断線を気にせず使いたい人におすすめ。屈曲試験機を使用したところ、メーカーが謳うように20,000回の折り曲げにも耐久しました。比較したなかには2,000回で断線した商品もあったので、耐久性はかなり高いといえます。「断線が早い」という口コミは気にしなくても問題ありません。
端子も頑丈で、20kgの重りをぶら下げても折れない耐久性があります。コジリ試験機を使用した結果、比較したなかには100N未満で折れる商品もあるなか、本商品は上限の200Nまで耐えました。頻繫に抜き差ししたり、充電中に手や足で引っかけたりしても端子が折れる心配は少ないでしょう。
付属のケーブルバンドで束ねやすいのも魅力です。シリコン素材のバンドには大きな縦長の穴が空いており、スムーズにケーブルをまとめられます。比較したバンドが面ファスナーの商品に比べて、シリコンのバンドは取り扱いやすく、ゴミがつきにくい傾向がありました。ケーブルをきれいに束ねたい人にぴったりです。
一方で、取り回しはよいとはいえません。ケーブルの外皮はざらざらとした硬めのナイロン素材で、反発力が強め。束ねるために曲げても元の形に戻ろうとし、一度曲げると強いクセが残りました。実際にケーブルを触ったモニターからも「扱いづらい」「曲げクセが邪魔になりそう」と指摘されています。
価格は執筆時点で税込2,190円(公式サイト参照)です。比較したなかではやや高価ではありますが、高い耐久性を備えているので長期間使用できます。ケーブルバンドが付属しているので、持ち運ぶ機会が多い人にもおすすめです。とはいえ、取り回しのしにくさが気になる人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね!
Anker 541 エコフレンドリーナイロン USB-C & ライトニング ケーブル 0.9m A80A5011の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
Anker
ケーブルもバンドもすべてシリコン製。高耐久かつ束ねやすい
CIO
断線しにくく長く使える!シリコン製で取り回しも良好
MOTTERU
20,000回の屈曲に耐える高耐久。なめらかで絡まりにくい
オウルテック
コネクタ・端子部分は高耐久。ケーブルはシリコン素材で細め
Type-C ライトニングケーブルは、12~14シリーズのiPhoneに付属している新規格のケーブルです。Type-Aのライトニングケーブルより充電速度が向上しています。USB PD(USB Power Delivery)の高速充電規格に対応しているケーブルであれば、iPhoneの急速充電が可能です。
今回紹介するAnker 541 エコフレンドリーナイロン USB-C & ライトニング ケーブルは、ケーブル本体とコネクタの外装に、植物由来のナイロンを採用しています。トウモロコシやサトウキビなどから作られたバイオマス素材を用いることで、石油系プラスチックを削減。環境へのやさしさに配慮されているのが特徴です。
製造元のAnkerは中国の電子機器メーカー。モバイルバッテリーの分野で有名です。そのほかに、ワイヤレスイヤホンやプロジェクターなども取り扱っています。Type-C ライトニングケーブルでは、外装にシリコン素材を使用した高耐久のものも販売していますよ。
最大30WのUSB PDに対応しており、iPhone 14 Proであれば、30分間で50%まで充電できるとのこと。また、Apple MFi認証も取得。iPhone・iPad・Airpodsなどライトニング端子を搭載する機器へ、安全に急速充電できるといいます。
パッケージにおいても、石油を原料としたプラスチック素材を削減した紙箱を採用。同社の一貫したエコへのこだわりが伺えますね。
ケーブルの長さは0.9m・1.8mの2つから選べます。カラー展開はブラックとグリーンの2色です。また、シリコン素材のケーブルバンドが付属しています。
今回はAnker 541 エコフレンドリーナイロン USB-C & ライトニング ケーブル 0.9m A80A5011を含む、Type-C ライトニングケーブル全24商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初に、断線のしにくさの検証です。
ケーブルメーカーからレンタルした屈曲試験機を使用して、ケーブルの折り曲げを行いました。1,000回ごとにMacBookとiPhoneを接続して認識されるかどうかで断線しているかを確認。20,000回を上限に、耐久回数が多いものほど高評価としました。
屈曲試験機を使用したところ、メーカーが謳うように20,000回の折り曲げにも耐久しました。見た目に変化はなく、充電とデータ転送を問題なくできます。毎日10回ほど折り曲げたとしても、5年以上は使用できるでしょう。「断線が早い」という口コミは気にしなくても問題ありません。
検証した結果、20,000回の折り曲げをクリアしたのは比較した商品の半分ほどでした。なかには2,000回で断線した商品があったことをふまえると、耐久性は非常に高いといえます。
次に、端子の頑丈さの検証です。
コジリ試験機を使用して端子部分に負荷をかけました。200Nを上限に、耐久値が高いものほど高評価としています。なお、200Nとは端子部分に約20Kgの重りをぶらさげた際にかかる負荷です。
コジリ試験機で端子部分に負荷をかけたところ、正確に測定できる上限の200Nまで耐えました。20kgの重りをぶらさげても折れない耐久性なので、頻繫に抜き差ししたり、充電中不意に負荷がかかったりしても端子は折れないでしょう。
比較したほとんどの商品は200Nまで耐えましたが、なかには100N未満で折れたものも。100N未満で折れる商品は、充電の抜き差しだけで端子が折れる可能性があります。ケーブルを買い替える際は、本商品のように200Nまで耐えるものを選んでみてくださいね。
次に、絡まりにくさ・束ねやすさ・取り回しやすさの検証です。
ケーブルの素材・構造、ケーブルを束ねるバンドの有無などを確認し、絡まりにくさ・束ねやすさを評価しています。あわせて、iPhoneを日常的に使用している5人のモニターがType-C ライトニングケーブルを実際に触って、取り回しやすさをチェックしました。
ケーブルの表面には植物由来のナイロン素材が使用されています。硬めの素材でクセはつきやすいものの、ケーブルが太いので絡まりにくい印象です。
ケーブルの表面に使われている素材はおもに、シリコン・ナイロン・PVCの3種類です。比較したところ、ナイロン素材のケーブルはシリコン素材よりクセはつきやすいものの、PVC素材よりは絡まりにくい傾向がありました。
シリコンのバンドは扱いやすく、ゴミもつきにくいのが魅力。比較したなかにはバンドが面ファスナーの商品もありましたが、ケーブルを固定する際に手間がかかり、ホコリなどが付着しやすい傾向がありました。ケーブルをきれいに束ねたいなら、本商品のようにシリコンバンドのものがおすすめです。
<検証結果>
比較したなかにはゴムのように自由自在に曲げられる商品があったことをふまえると、取り回しはしにくいといえます。ケーブルを曲げにくいため、束ねるときには苦労するでしょう。
<ケーブルを曲げやすいかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
しかしケーブルが硬く曲げにくい反面、一度曲げるとクセがつきやすく、次からは楽に束ねられます。実際に束ねたあとにほどくと、束ねていたときの形がクセとして残りました。モニターのなかには、「クセが強いぶん、収納はしやすい」と好意的に捉えた人もいます。
とはいえ、大半から「束ねていた状態に戻ろうとする力が強い」と指摘されました。比較したなかには手で伸ばすとまっすぐに戻る商品もありましたが、本品は伸ばしてもなかなか戻りません。充電しながらスマホを操作したい人は、うねったケーブルにストレスを感じる可能性があります。
<ケーブルの曲げ跡・曲げクセが気にならないかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
データ通信機能 | |
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MFi認証 |
ラインナップ | 0.9m、1.8m |
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ケーブル素材 | ナイロン系 |
ケーブルバンド付き | |
ケーブルバンドの種類 | シリコン |
カラー | ブラック、グリーン |
折り曲げに耐えた回数(実測値) | 20,000回 |
端子の耐久値 | 200N |
メーカー保証期間 | 24か月+6か月(会員登録後) |
メーカー所在地 | 中国 |
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2,168円
(最安)
販売価格:2,190円
ポイント:22円相当
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(19,325件)
Anker 541 エコフレンドリーナイロン USB-C & ライトニング ケーブル 0.9m A80A5011は、公式サイトから購入できます。値段は執筆時点で税込2,190円です。会員登録を行うと、通常24か月の製品保証が最大30か月に延長しますよ。
そのほかの取扱店舗は、Amazonやヨドバシカメラ・ビックカメラなどの家電量販店です。送料やポイント還元率など含めて比較してみてくださいね!
最後に、取り回しのよさの検証で高評価を獲得した商品をご紹介します。
Anker PowerLine III Flow USB-C&ライトニングケーブルは、持ち運ぶ機会が多い人におすすめ。断線に強く、ケーブルを束ねるバンドも付属しています。シリコン素材のケーブルは絡まりにくく、クセもほぼつきません。充電しながらスマホを操作しても、ケーブルのうねりにストレスを感じることはないでしょう。
MOTTERU MOT-SCBCLG100は、柔軟で取り回しやすいのが魅力。ケーブルはシリコン素材で曲げやすく、束ねたあとにはするんとほどけました。クセがほとんど残らずなめらかなので、充電器周りがごちゃつかずに済みます。充電しながらスマホを使いたい人にぴったりです。断線のしにくさにも秀でており、長く使えますよ。
データ通信機能 | |
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MFi認証 |
ラインナップ | 0.9m、1.8m |
---|---|
ケーブル素材 | シリコン系 |
ケーブルバンド付き | |
ケーブルバンドの種類 | シリコン |
カラー | ミッドナイトブラック、ミントグリーン、クラウドホワイト、コーラルピンク、ラベンダーグレー、アイスブルー、レモンイエロー、ライトパープル |
折り曲げに耐えた回数(実測値) | 20,000回 |
端子の耐久値 | 200N |
メーカー保証期間 | 18か月+6か月(会員登録後) |
メーカー所在地 | 中国 |
Anker PowerLine III Flow USB-C & ライトニング ケーブルをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
データ通信機能 | |
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MFi認証 |
ラインナップ | 1.0m、2.0m |
---|---|
ケーブル素材 | シリコン系 |
ケーブルバンド付き | |
ケーブルバンドの種類 | シリコン |
カラー | スモーキーブラック、ペールアイリス、パウダーブルー、ピスタチオ、ラテグレージュ |
折り曲げに耐えた回数(実測値) | 20,000回 |
端子の耐久値 | 200N |
メーカー保証期間 | 24か月 |
メーカー所在地 | 日本 |
MOTTERU USB-C to Lightning シリコンケーブル MOT-SCBCLG100をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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