トヨトミ 電池レス石油ストーブ RS-G30Nを検証レビュー！石油ストーブの選び方も紹介

トヨトミの「石油ストーブ」は、商品名のとおり電池もライターも使わずに手回しで点火可能。冬の停電時など、万が一のときでも頼れる1台です。

木造で8畳向け、コンクリートで11畳向けの本商品。検証で使用した部屋の室温は30分後に平均で5.08℃上昇し、しっかりと部屋を暖められました。熱が正面に流れる反射式のため、とくに本体の正面は点火してすぐにかなりの暖かさを感じられますよ。また、1時間あたりの灯油代は22.57円。オイルヒーターや電気ストーブを最大出力で運転したときより安い水準でした。

対流式とは異なり灯油タンクを本体から外して給油でき、使い勝手は良好。タンク容量は4Lとあまり大きくありませんが、およそ28時間運転できる燃費の良さなので、給油頻度は少なく済むでしょう。

しかし、全体的ににおいが強めな点が気になります。点火時には塗料が焦げるような強い不完全燃焼臭が3秒ほど続くほか、運転中もやや燃焼臭が。さらに消火時にも強い不完全燃焼臭がしばらく続きました。においが少ない商品を探している人にはあまり向いていません。