今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証しレビューを行いました。
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すべての検証は
マイベストが行っています
目次
スノーピーク エントリー2ルーム エルフィールドは、居住スペースの快適さが魅力の商品です。内部の天井高は210cmあり、平均的な身長の人であれば快適に過ごせる高さ。加えて出入口も高く、実際に使ったモニターからも「かがまずに通れる」と好評でした。比較した商品には出入り口が低い商品もあるなか、楽に出入りできるでしょう。
左右の出入り口には大きめのメッシュパネルがついており、通気性も良好です。メッシュがうまく機能しない商品もあるなか、こちらはモニターからも「風通しがよい」との声が多く、必要な量の風をしっかり取り込めるでしょう。メッシュパネルはファスナーで簡単に開閉できるので、気候に応じて調整も可能。メッシュの目も細かく、虫除けとしても十分機能しますよ。
テント内にはランタンフックやインナーポケット、出入口にはひさしもつき、便利な機能が充実しているのもうれしいポイントです。リビングスペースには外気の侵入を軽減するサイドスカートがあり、夏場はもちろん寒い季節のキャンプにも対応できます。
一方、全体が広めに設計されているぶん、収納時の重量・サイズともに大きめなのがネック。比較したなかには、カバンのように肩掛けで持ち運べる商品もあるのに対し、本商品の幅は83cmと場所を取る印象です。車のラゲッジスペースを大きく占有する可能性があるため、心配な人は購入前にサイズを確認しておきましょう。
メーカーの謳い文句に反して、設営にもやや手間がかかります。フレームの組み立てはスムーズでしたが、ルーフシートや吊り下げ式インナーテントの取りつけは高評価だった商品に比べて複雑でした。初心者は難しい場合があるため、もっと楽に組み立てたいなら、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
そもそも2ルームテントとは、寝室と広い前室(リビング)の2部屋を備えたテントのこと。これ1つあれば、就寝から食事までキャンプに必要なスペースを確保できるのが魅力です。
今回ご紹介するエントリー2ルーム エルフィールドは、日本を代表するアウトドアメーカー・スノーピークの商品。リビングルームとベッドルームが一体化したシンプルな構造で、キャンプ初心者の人にも設営しやすいと謳うエントリーモデルです。
就寝用のインナールームは大人2人・子ども2名で寝られる広さ。インナールームを取り外せば、6~8人程度が余裕をもって寛げる大型シェルターとして使えるとアピールされていますよ。
テントの上部を覆うルーフシートを標準装備し、保温・結露対策が期待できるのもメリットです。本体の両側にはサイドドアがつき、両サイドからも楽に出入りできます。
本体とルーフシートの材質は、75Dポリエステルタフタをポリウレタンコーティングしたもの。1,800mmの耐水圧に加えて、UVカット加工・テフロン撥水加工も施されています。
今回はスノーピーク エントリー2ルーム エルフィールドを含む2ルームテント全12商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、組み立てやすさの検証です。
コンテンツ制作チームの男女5人で、実際に組み立て作業を実施。フレーム・リビング部分の組み立てや、インナーテントの取り付けが簡単にできるかどうかチェックしました。
フレームそのものの組み立てやすさは、5人のモニター全員が満足と回答。「フレームに継ぎ目がなく、組み立てやすい」などのコメントが多数あがりました。比較したなかにはフレームの継ぎ目がひっかかってスリーブに通しづらい商品もありましたが、スッと通しやすいのも利点です。
フレームのつくり自体もしっかりしており、安定感も上々。スリーブにあわせてフレームが色分けされているので、迷わずスムーズに作業できるでしょう。
一方、リビングスペースの組み立ては煩雑です。とくに手間がかかったのは、比較したほかの商品にはなかったルーフシートの取りつけ作業。数人がかりで行う必要があり、かなり労力が必要でした。スピーディに設営できると謳う商品ですが、慣れないうちは時間がかかりそうな印象です。
<フレームそのものの組み立てやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
インナーテントの取りつけやすさについては、モニター全員が不満と回答し、あまりスムーズにはいきませんでした。テントの天井にシートを引っかける吊り下げ式のため、モニターからは「フックの取りつけ位置がわかりづらい」という声があがっています。
さらに外に打ち込んだペグに、インナーテントの端を引っかけて固定しなければならないのもネック。こちらも「外からの取りつけが面倒」と、マイナスのコメントが多く寄せられています。
検証の結果、吊り下げ式よりもスリーブ式のほうが組み立てやすいことがわかりました。インナーテントをスムーズに設営したいなら、スリーブ式の商品を選びましょう。
<インナーテントの取りつけやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
コンテンツ制作チームの男女5人が実際に使ってみて、風通しのよさ・出入りのしやすさ・メッシュの取り扱いやすさをチェックしました。
出入りのしやすさはモニター5人中4人が満足と回答し、高評価を獲得。「出入り口が広くて楽ちん」「出入り口がたくさんあって便利」など、好意的な意見が集まりました。
比較したなかには出入口が低くてかがまないと通れない商品もありましたが、本商品は高さがあります。テント内の天井高も210cmと十分高いので、普通の身長であれば楽に出入りできるでしょう。
展開時のサイズは、幅380×奥行600cm。最大収容人数は4人ですが、荷物置き場や余裕を持ったスペースがほしいなら、3人で使うのがおすすめです。
<出入りのしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
風通しのよさについては、モニター5人中3人が満足と回答しました。前面とサイドにあるドアパネルの上半分がメッシュパネルになっており、モニターからも「風通しがよい」と好評です。比較したなかにはメッシュパネルが小さく熱がこもりやすい商品もありましたが、メッシュパネルは大きく、必要な風を取り込めます。
メッシュの目も細かいので、虫の侵入対策にも十分。メッシュパネルはファスナーで簡単に開閉できるので、季節や気候に応じて使い分けられますよ。
<風通しのよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いてベンチレーター(換気用の穴)やひさし・ランタンフックなど、便利な機能が充実しているかチェックしました。調査の結果、以下のパーツが備わっており、機能性はまずまずといえます。
ほとんどの商品にひと通りの機能がそろっており、本商品もひさしやランタンフック・インナーポケットなどの便利な機能を装備。リビングスペースには、外気の侵入を軽減するサイドスカートを搭載しており、寒さが増す秋冬のキャンプにも使いやすく、オールシーズン使用可能でしょう。
しかし、高評価の商品に備わっていたテントの通風機となるフライシートのベンチレーターや、電源コード用ジッパーなどは備わっていなく、やや評価を下げました。空気の循環が気になる人はベンチレーターつきのものを検討してみてください。
最後に、収納のしやすさの検証です。収納時の重量・体積をチェックし、車への積み込み・自宅での保管がしやすいかどうかチェックしました。
その結果、収納時の重量は約15.5kgと重めです。比較したなかには10kg以下の商品もあったため、重量感は否めません。比較した全商品の平均である約12.95kg(執筆時点)も上回っています。
また、収納時のサイズは幅83×奥行30×高さ34cm、体積は0.085㎥とサイズも大きめ。自宅で保管するぶんには問題ない範囲ですが、車のラゲッジスペースではスペースをとりそうです。車種によっては圧迫感を感じる場合もあるので、心配な人は購入前にサイズを確認しておきましょう。
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スノーピーク エントリー2ルーム エルフィールドは、公式オンラインストアで購入可能。執筆時点の販売価格は税込104,500円です。インナールームの中に敷く、専用のマットシートも販売されていますよ。
このほか、Amazon・楽天市場・YahooショッピングなどのECサイトでも取り扱いがあります。サイトによって価格が異なるので、安く買えるところを探してみてくださいね。
スノーピーク エントリー2ルーム エルフィールドは、雨の日でも使えます。1,800mmの耐水圧を備えているため、強い雨にも対応できますよ。
全方向にウォールがあるため、雨や風の侵入を防ぎ、突然の雨でもテント内が濡れる心配がありません。付属のルーフシートは、雨音を抑えてくれる効果も期待できますよ。
ここで、スノーピーク エントリー2ルーム エルフィールドの組み立て方法を改めてご紹介します。
<組み立て方法>
より快適な居住空間を作りたいなら、別売りのエルフィールド マットシートセットもおすすめです。
こちらはフロアマットとフロアシート、それぞれの収納ケースがついたセット。マットはインナールームの内側に、シートはテントを地面の汚れから守るため、インナールームの下に敷きます。テントの中でゆっくりくつろぎたい人は、合わせてチェックしてくださいね。
最後に、より組み立てやすい2ルームテントをご紹介します。
コールマンのタフスクリーン2ルームハウスは、組み立てやすさが比較したなかでトップクラス。フレームやインナーテントの取りつけがスムーズで、初心者でも組み立てやすいでしょう。テントの上下にベンチレーターがついており、効率的に換気ができる点も魅力です。
コールマンの4S ワイド2ルームトリオも、アルミ製のフレームで取り回しが楽ちん。フレームとスリーブが赤と緑で色分けされており、迷わず組み立てできました。比較的小ぶりなサイズながら天井の高さも十分あり、快適に過ごせる商品です。
設営方式 | 自立式 |
---|---|
展開時の高さ | 215cm |
最大収容人数 | 5人 |
フライ耐水圧 | 約2,000mm |
フロア耐水圧 | 約2,000mm |
形状 | テント型 |
重量 | 17.0kg(付属品含む) |
---|---|
展開時サイズ | 幅560×奥行340×高さ215cm |
インナーポケットあり | |
焚き火対応 | 不明 |
設営方式 | 組み立て式 |
コールマン タフスクリーン2ルームハウス MDXをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
設営方式 | 自立式 |
---|---|
展開時の高さ | 190cm |
最大収容人数 | 2〜3人用 |
フライ耐水圧 | 約3,000mm |
フロア耐水圧 | 約10,000mm |
形状 | 不明 |
重量 | 約15kg |
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展開時サイズ | 幅490×奥行255×高さ190cm |
インナーポケットあり | |
焚き火対応 | |
設営方式 | 組み立て式 |
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