毛がやわらかく、おどろくほど生地がきれいになると評判の、NAKATA HANGER 洋服ブラシ(馬毛)。インターネット上では高評価の口コミが多い一方、「ホコリをきれいに取れない」という気になる声もあり、購入に踏み切れない人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、NAKATA HANGER 洋服ブラシ(馬毛)を含む全20商品を実際に使ってみて、汚れの取りやすさ・生地へのやさしさ・使い勝手のよさ・機能性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
NAKATA HANGER 洋服ブラシ(馬毛)は、リネンやカシミヤなど、デリケートな素材に使いたい人におすすめ。実際にウールとニット生地をブラッシングしたところ、キメ細かい天然の馬毛が使われているため、どちらもほとんど繊維が乱れませんでした。比較した約半数の商品では生地の傷みや繊維の大きな乱れが見られたなか、高評価です。
汚れの取りやすさも良好な結果に。5回のブラッシングでおよそ9割の擬似ホコリを除去できました。口コミの指摘どおり、細い毛は残りやすかったものの、8回のブラッシングで取り除けています。
ブラシ部分が15cmと大きく、1度に広範囲をブラッシングできるのもメリットです。しかし、重量103gとやや重く、持ち手が細すぎて握りにくいのは惜しいポイントでした。手が大きい人が長時間使うと、少し疲れを感じてしまいそうです。
機能は持ち手の紐のみと最小限で、静電気除去機能はついていません。衣類をケアすると同時にホコリが吸い付くのを防ぎたい人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
そもそも洋服ブラシとは、衣類をブラッシングすることで汚れをはらうだけでなく、毛並みを整えたり型崩れを防いだりするもの。定期的にケアすることで、洋服をきれいな状態で長持ちさせられます。
NAKATA HANGER 洋服ブラシ(馬毛)は、生地を傷つけにくい、やわらかくキメ細い天然の馬毛を使用しているのがポイント。日本で唯一の木製ハンガーメーカー・中田工芸が手掛ける商品で、同メーカーの人気ハンガーと同じ、華やかで気品のあるマーズブラウンカラーが魅力です。
今回はNAKATA HANGER 洋服ブラシ(馬毛)を含む全20商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、汚れの取りやすさの検証です。20cm四方のウール素材を用意し、擬似ホコリをつけます。5回ブラッシングしてどの程度ホコリが取れるか、すべて取り切るまで何回ブラッシングが必要かをチェクしました。
汚れが落ちやすいとされる馬毛でできているだけあり、5回ブラッシングすると約9割のホコリが取れました。
しかし、全体的に細い毛の取り残しがあったのは惜しいポイント。すべてを取るには、8回のブラッシングが必要でした。上位商品が4回だったのに対し、やや多い印象です。
「ホコリをきれいに取れない」と口コミのとおりだったので、完全にホコリを除去したいときは複数回しっかりブラッシングするとよいでしょう。
次に、生地へのやさしさの検証です。デリケートな素材であるウール生地とニット生地を用意し、それぞれブラッシングします。その後、マイクロスコープで生地の状態を確認し、どの程度ダメージがあったかチェックしました。
キメ細かく毛質がやわらかい馬毛でできているため、ウール生地へのダメージは少なく高評価。比較した商品の約半数に繊維の乱れや生地の損傷がみられたなか、表面繊維にほとんど影響はありませんでした。
メーカーの謳い文句どおり、リネンやカシミヤなどにも、生地を傷めずに使えそうです。
ニット生地をブラッシングしても、繊維へのダメージはほとんどありませんでした。比較したなかには大きく繊維の流れが変わってしまったものもあるのに対し、生地は傷みにくいといえます。
ニット生地の衣類にも問題なく使えるので、毛玉ができるのを抑えて長持ちさせられるでしょう。
続いて、使い勝手のよさの検証です。形状や大きさ、重量などに着目し、スムーズに使いやすいかをチェックしました。
全長は25.5cm、ブラシ部分は15cmと大きめです。比較したブラシ部分が9cmほどのものに比べ、広範囲をすばやくブラッシングできる点が好印象。表面積の大きいコートなどの衣類を、すばやくきれいにできますよ。
また、毛の長さは3.5cmと長めです。3cm以上だとブラシのかけ心地がやさしい傾向がありましたが、やや削るようなかけ心地でした。ブラッシングしている感覚をしっかり味わいたい人によいでしょう。
持ち手の太い箇所は3.3cmあるものの、かなり細くくびれているため、手にフィットしない印象でした。丸みがあり握りやすい上位商品に比べると、持ちやすさはいまひとつです。
重量も103gとやや重めでした。手が小さい人は問題なく使えそうですが、手が大きいと持ちにくさを感じるでしょう。
最後に機能性をチェックしたところ、以下のとおりでした。
機能は持ち手の紐のみ。フックなどに引っ掛けておけるのは利点です。しかし、比較した商品の約半数に備わっていた静電気除去機能は備えていません。静電気でホコリを吸い付けるのを防止したい人は、静電気除去機能付きのものを選ぶとよいですよ。
NAKATA HANGER 洋服ブラシ(馬毛)は、公式サイトのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます
販売価格は、執筆時点で税込7,700円(公式サイト参照)です。オプションで330円のギフトラッピングや550円のネーム入れサービスもつけられるので、プレゼントにもぴったりですよ。
ブラッシングは、テンポよく作業することがポイント。まず、繊維の流れに逆らうようブラシをかけ、ホコリを浮かせたあとに、繊維の流れに沿ってブラッシングし整えましょう。
こまめなお手入れで、クリーニングの頻度を減らしたり虫に食われて生地が痛むのを防止したりできますよ。繊維が整った美しい状態に保ってくださいね。
正しい手入れをすることで、洋服ブラシを長持ちさせられます。
毛先に汚れがついてきたら、手で取り除きましょう。中の毛に絡んだ汚れは、目のつまったくしを差し込んで下からすくいあげるときれいに取れます。
また、水洗い可のもの以外は水洗い厳禁なので注意してください。木製ブラシを誤って水洗いすると、割れてしまうこともあります。衣類の繊維を傷付ける可能性もあるので、事前に確認しましょう。
最後に、静電気除去機能が付いた洋服ブラシを紹介します。
池本刷子工業のグランドイケモト 洋服ブラシは、マット加工された滑りにくい持ち手が特徴です。198gと重めですが、17.5cmの大型ブラシでストレスなく作業できます。生地に付着した疑似ホコリは、5回のブラッシングですべて除去。やさしい馬毛のためデリケートな生地にも使えます。
池本刷子工業の高級洋服ブラシは、なめらかなかけ心地が魅力です。ホコリの取りやすさの検証では擬似ホコリを4回のブラッシングで除去し、トップクラスの評価を獲得しました。毛足の長い馬毛でできていて生地へのダメージも少なめ。丸みのある木製の持ち手も、手によくフィットしました。
毛の種類 | 白馬毛 |
---|---|
ブラシ部分の長さ | 不明 |
良い
気になる
重量 | 約178g |
---|---|
柄の素材 | チェリーウッド |
持ち手あり | |
ブラシの全長 | 29.5cm |
持ち手のカーブあり |
池本刷子工業 グランドイケモト 静電気除去洋服ブラシ IKC-3822をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | 据え置きタイプ |
---|---|
形状 | ブラシタイプ |
毛の種類 | 白馬毛、銅イオン含浸アクリル繊維 |
機能 | 不明 |
幅 | 5.8cm |
奥行 | 25cm |
高さ | 5.3cm |
重量 | 96g |
柄の材質 | 天然木(チェリーウッド) |
毛の長さ | 3.4cm |
柄の素材 | 天然木(チェリーウッド) |
持ち手あり | |
持ち手の紐付き | |
持ち手の幅 | 2.1cm |
ブラシ部分の長さ | 13.5cm |
静電気除去機能 | |
水洗い可能 | |
マット加工 | |
ブラシの全長 | 25cm |
携帯性 | |
本体サイズ | 5.8×5.3×25cm |
特徴 | 不明 |
池本刷子工業 グランドイケモト 高級洋服ブラシ IKC-3222をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。