洗濯物をしっかり乾かせると評判の、コロナ 衣類乾燥除湿機 Hシリーズ CD-H1023。「スピーディに除湿できる」と高評価の口コミが多くみられる一方で、「運転音がうるさい」といった気になる声もあり、購入をためらっている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の除湿機とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、除湿機選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
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目次
良い
気になる
コロナ 衣類乾燥除湿機 Hシリーズ CD-H1023は、夜間や早朝に使いたい人におすすめです。口コミに反して運転音は控えめで、音量は弱モードで39.27dB・強モードで41.7dBを記録。比較した全商品の平均である弱モード42.59dB・強モード52.33dB(※2024年8月時点)よりも抑えられており、静音性はトップクラスでした。
除湿力も申し分ありません。実際に湿度72.66%の部屋で使うと、15分後には40.28%まで低下しました。比較したなかには湿度が50%以下になるまでに30分以上かかる商品があったことをふまえると、短時間で除湿できます。ヒーターを使わずに除湿するコンプレッサー式のため、部屋が暑くなりにくいですよ。
衣類乾燥力も十分です。実際に5時間使用したところ、厚物のパーカーやチノパンは生地が重なった部分などに水分が残りましたが、薄いTシャツやワイシャツはしっかり乾きました。除湿能力は10Lとパワフルなため、薄手の衣類であればカラッと仕上げられます。
1時間あたりの電気代が6〜7円と安いのも利点。比較したほかの商品には消費電力が300Wを超えるものもあったなか、除湿時で約200W・衣類乾燥時で約240Wと低めでした。また水を溜めるタンクは4.5Lと大きめで、排水の頻度を減らせます。手入れが必要なフィルターが1つしかなく、メンテナンスがしやすいのもうれしいポイントです。
本体重量は11.67kg(※実測値)と軽いかつ、ハンドル・キャスターが備わっているため、部屋間を移動させて使えます。パワフルながら運転音が静かなど魅力は多いですが、上位商品には厚手の衣類まで乾かせたものもありました。衣類乾燥力を重視して選びたい人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
実際にコロナ 衣類乾燥除湿機 Hシリーズ CD-H1023と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイの除湿機と、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
コロナ 衣類乾燥除湿機 Hシリーズ CD-H1023のデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
今回ご紹介するのは、エアコンや暖房器具などの空調設備を手がけるコロナの衣類乾燥除湿機 Hシリーズ CD-H1023。洗濯物を効率よく乾かせるよう、標準・夜干し・eco・厚物と4つの衣類乾燥モードを搭載しているのが特徴です。風向きも自由に変えられるため、洗濯物の量やシーンにあわせた使い方ができます。
除湿方式には、暖かい空気を冷やして除湿するコンプレッサー式を採用。除湿運転時の湿度は、50〜70%の間で5段階に設定できます。除湿可能面積は鉄筋の場合が23〜25畳・木造の場合が11〜13畳です。
モードは除湿・衣類乾燥機能のほかに、サーキュレーターモードも備わっています。室内の空気を循環させられるため、冷暖房を使用しているときのも活躍しますよ。
背面には、抗菌・防カビフィルターと10年交換不要のウイルス抑制・除菌・脱臭フィルターの2つを装備。フィルターでしっかりキャッチし、「ウイルス・菌・タバコのニオイを抑制する」と謳っています。なお、詳しい商品情報は以下のとおりです。
人気の除湿機を実際に使用したところ、コロナ 衣類乾燥除湿機 Hシリーズ CD-H1023には6つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
実際に衣類乾燥モードを5時間使用したところ、Tシャツ・ワイシャツといった薄手の衣類はしっかり乾きました。
比較した商品内では除湿能力が8L以上あれば衣類の水分に負けることなく除湿できる傾向があったのに対し、本品は50Hz帯で9L・60Hz帯で10Lと十分な性能を備えています。仕事用のワイシャツを部屋干しですばやく乾かしたいときに重宝するでしょう。
除湿能力は10Lあり、除湿力もパワフルです。室温25±1℃・湿度73.2±5%に設定した恒温恒湿室(約2畳)で使用したところ、スタート時点では72.66%だった湿度がわずか10分で50%を切りました。15分後には40.28%まで低下。比較したなかには30分以上かけてようやく湿度50%に下げられた商品もあったことを考えると、こちらはスピーディに除湿できます。
除湿方式がヒーターを使用しないコンプレッサー式のためか、1時間の運転で室温が5.7℃しか上昇しなかったのも利点です。比較した同じコンプレッサー式の商品には、1時間後の室温が7℃程度上がったものもありました。夏場でも使いやすいでしょう。
運転音はかなり静かでした。実際に音量を計測したところ、弱モードは39.27dB・強モードは41.7dBを記録。比較した全商品の平均である弱モード42.59dB・強モード50.93dB(※2024年8月時点)を下回っており、静かさはトップクラスです。
「運転音がうるさい」との口コミに反する結果となったため、早朝や夜間に使いたい人にも向いています。
排水作業も簡単に済ませられました。比較した商品内ではタンクの容量が4L以下のものが多かったのに対し、本品は4.5Lと大きめため排水の頻度を減らせます。タンクに持ち運びに便利な取っ手・フタも付属しているのもメリット。フタは隅部分だけを開けられ、水をこぼさす捨てられます。
フィルターは2つありますが、1つは10年ごとの買い替えが推奨されており、手入れは不要です。手入れが必要なフィルターは1か所のみと少なく、手で取り外しせます。メンテナンスがしやすく、排水・フィルター掃除ともに手間はかかりません。
大容量かつ水を捨てやすい構造のタンクですが、連続排水も可能です。ただし連続排水するためには、ドライバーで背面に排水穴を開けてヤスリで仕上げると必要があると、取扱説明書には記載されていました。
ほかのメーカーの商品と比べると手間がかかる印象なので、連続排水を行う際はその点に留意して使用しましょう。
電気代の負担軽減が見込める機能が備わっているのも利点です。タイマーは1時間単位で、最長9時間まで設定できます。
除湿自動モードに加えて、衣類乾燥時に自動停止する機能も搭載。標準・厚物モードで運転すると周辺の湿度・温度をセンサーが検知し、洗濯物が乾いたタイミングで乾燥が終了します。無駄な運転を減らせるのはうれしいですね。
比較したなかには消費電力が300W以上と大きい商品が多くありましたが、除湿時は約200W・衣類乾燥時は約240Wと小さめ。1時間あたりの電気代は除湿時が6.2円・衣類乾燥時が7.4円でした。省エネ性能が高く、節電につながるでしょう。
持ち運びにも手こずりません。サイズは幅36.5×奥行20.2×高さ57cmで、本体には手をかけるハンドルがついています。比較した商品の多くで重量が13kgを超えていたのに対し、実測値で11.67kgと軽量。置き場所を変えたいときは持ち上げて移動が可能です。
また、底面にはキャスターがついています。キャスターが動くのは横方向のみですが、転がせれば部屋間を移動させやすいですよ。
コロナ 衣類乾燥除湿機 Hシリーズ CD-H1023にはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
厚手の衣類が乾きにくいのはネックです。実際に5時間運転したところ、パーカーの胴部分は乾きましたが、フード・ポケット内は濡れたまま。チノパンも裾が乾いただけで、ポケット・ウエストには水分が残りました。
比較したほかの商品には同じ運転時間でパーカー・チノパンともにおおむね乾かせたものがあったことをふまえると、生地が重なっている部分まで風が届きにくいといえます。厚手の衣類はしっかり広げて、風が広範囲に当たるよう工夫して干しましょう。
高さ | 57.0cm |
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除湿方式 | コンプレッサー式 |
タンク容量 | 4.5L |
定格除湿能力(50Hz) | 9L(50Hz)/10L(60Hz) |
除湿可能面積(鉄筋) | 23畳(50Hz)/25畳(60Hz) |
ルーバー(羽)あり |
良い
気になる
幅 | 36.5cm |
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奥行 | 20.2cm |
コードの長さ | 2.0m |
除湿可能面積(木造) | 11畳(50Hz)/13畳(60Hz) |
消費電力(除湿) | 約200W |
消費電力(衣類乾燥) | 約240W |
衣類乾燥時間 | 約87分 |
最大運転音 | 41.7dB |
最小運転音 | 39.2dB |
フィルターあり | |
フィルター取り外し可能 | |
除菌機能 | |
消臭機能 | |
空気清浄機能 | |
衣類乾燥機能 | |
スポット乾燥機能 | |
冷風機能 | |
イオン機能 | |
自動ストップ機能 | |
連続排水機能 | |
タイマー機能 | |
温度センサー機能 | |
湿度センサー機能 | |
チャイルドロック機能 |
ここでは、コロナ 衣類乾燥除湿機 Hシリーズ CD-H1023のデメリットをカバーする商品をご紹介します。自分に合った除湿機を選ぶためにも、ぜひ参考にしてみてください。
三菱電機のMJ-PHDV24WXは、除湿能力24Lとパワフルなのが魅力です。実際に使用すると、部屋の湿度は15分で73.65%から39.84%まで下げられました。
厚手の衣類も乾かせるほど、衣類乾燥力に優れています。5時間運転するとチノパンのウエストやパーカーのフード裏には少し湿り気が残ったものの、ほぼ乾かせました。タンクは5.5Lと大容量のため、排水の手間も少なく済むのも高ポイントです。
運転音は弱モードで40.13dB・強モードで50.93dBと抑えられていました。早朝や夜間でも使いやすいでしょう。1台で除湿・空気清浄・脱臭ができるので、はじめて除湿機を購入する人にもおすすめですよ。
パナソニックのF-YHVX200-Wは、比較した全商品のなかでもトップクラスの除湿力を発揮。実際に湿度73.24%の部屋で使用すると、スタートからわずか9分後に50%以下まで低下しました。梅雨時期や冬場の結露対策に役立ちます。
除湿能力は20Lとパワーは申し分なく、衣類感モードでは薄いTシャツ・ワイシャツはもちろん、厚手のチノパンも乾かせていました。部屋干しをよくする人にもぴったりです。
大型ながら運転音は静かで、音量は弱モードで41.3dB、強モードで49.1dBとどちらのモードも日中であれば気にならないレベルでした。弱モードであれば、時間帯を気にせず使えますよ。
コロナ 衣類乾燥除湿機 Hシリーズ CD-H1023は、楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトにて購入可能です。フィルター・タンク・タンクのフタなど交換が必要なパーツは、公式オンラインストア「CORONA STORE」にて販売されています。検証結果を参考にぜひ検討してみてくださいね。
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