スタイリッシュなデザインが人気のスノーピーク ギガパワーツーバーナー。コンパクトに折りたためる点も評判です。しかしインターネット上には口コミが少なく、購入を迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、スノーピークのギガパワーツーバーナーを含む7商品を実際に使ってみて、使い勝手・火力の強さ・耐風性を比較してレビューしました。購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね!
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
今回検証したスノーピークのギガパワーツーバーナーは、耐風性を重視する方におすすめです。実際に送風下でお湯を沸かしてみると、およそ5分ほどで96℃に到達。今回比較した商品の中でもトップクラスの高評価を獲得しました。
また通常時でも1分半程度で100℃付近をキープ。さらにガス交換も簡単に行えるため、手早く調理したい方にも向いています。風防を広げて角度調整できるので、調理器具も乗せやすいですよ。
一方、お手入れのしやすさにこだわる方には不向きです。本体は凹凸が多いつくりのため、掃除に手間がかかります。加えて、点火装置・ガス調節つまみが扱いにくいのも気になりました。風防の着脱に力を要する点も減点ポイントです。
風のある海辺などのキャンプには向いていますが、使い勝手に優れている商品は他にもあります。より使いやすいツーバーナーをお探しの方は、レビューを参考に他の商品もチェックしてみてください。
創業から60年にわたり、独創的なアウトドア用品をつくり続けてきたsnow peak(スノーピーク)。ラグジュアリーなアイテムを多数手掛けており、海外からも人気のアウトドアメーカーです。
今回ご紹介するツーバーナーは、シンプルでスタイリッシュなデザインが特徴。着脱式スタンドが付いているので、卓上にセットしてバーベキューが楽しめます。
本体の素材にはサビにくいステンレスを使用しています。調理の際の熱効率にもこだわり、凹型バーナーヘッドを採用。
また掃除がしやすいよう、ゴトク下の床面はフッ素加工が施されています。
最大出力は、バーナーひと口あたり2,800kcal/h。
同メーカーのゴールド・シルバー缶の両方が使用可能です。ゴールド缶の場合は、約230分燃焼できます。
収納サイズは、幅50×厚さ11×奥行き36cm。コンパクトに折りたためるのも魅力のひとつです。
オプションで専用ケースやグリルテーブルも販売されています。さらに同シリーズには、外気に影響されない液出しタイプも展開。寒い季節にアウトドアを楽しみたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
今回は、スノーピークのギガパワーツーバーナーを含むツーバーナー全7商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証の内容は以下のとおりです。各検証で1点〜5点の点数をつけています。
検証①:使い勝手
検証②:火力の強さ
検証③:耐風性
ます、使い勝手の検証です。
mybestのスタッフ3名が実際に各ツーバーナーを使用します。ガス交換のしやすさ・お手入れのしやすさ・コンロの広さ・風防の脱着のしやすさ・火力調節のしやすさをチェックし、使いやすさを評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
使い勝手の検証では、3.0点と平均点に届きませんでした。
風防を着脱する際、取り付け用のピンが固いため強い力が必要です。安定感があり角度調整はしやすいですが、その反面強い弾性を感じます。モニターからは、「指が痛くなる」と不評でした。さらに、本体の背面が取り外しできない点もデメリットです。
お手入れの面についても、凹凸が多い構造が難点。「拭き取り掃除に苦労する」「油汚れは特に落ちにくそう」などの意見が出ています。
バーナーの床面がコンロより1段下がっているため、余計に掃除がしづらく感じました。
また点火装置が固く、ライターを使用しないと着火できませんでした。加えてガス調節のつまみが細く、若干ぐらつきを感じます。「突っかかりを感じる」「指が疲れる」などの声がみられました。細火から強火まで細かい火力調節もしづらい印象です。
ただし、ガス調節つまみの細さを評価したモニターもいました。
一方、コンロの広さは問題なし。一般サイズのアウトドア用ケトル・調理器具を十分乗せられるスペースがあります。
コンロ間の距離は若干近いですが、風防を外側に角度調節できるのが好印象。大きめの鍋を置いても不自由は感じません。
ガス交換もしやすいと好評でした。ガス缶が本体手前にぶら下がっているので、取り外しも簡単。取り付けの際は下から覗き込む必要がありますが、地面と6〜7cmほど隙間があるため、ガス缶の底を持ちながら回せます。
コンロの広さやガス交換のしやすさは評価できますが、総合的にみるとやや欠点が目立ち、評価はいまひとつ伸び悩みました。
次に、火力の強さの検証です。
mybestのスタッフが、実際に各ツーバーナーを使用して200mlの水を加熱します。沸騰するまでにどの程度の時間がかかるかを評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
火力の強さは、4.8点と高評価を獲得。着火してから44秒ほどで泡が出はじめ、1分30秒を過ぎた頃には99.5℃付近をキープしました。
完全に沸騰させるには3分以上かかりましたが、短時間でお湯を沸かせられるので火力は十分。また、ヤカンを置いたあとの音が静な点も好印象でした。
最後に、耐風性の検証です。
mybestのスタッフが送風下で各ツーバーナーを使用し、200mlの水を加熱。お湯が沸くまでの時間を計測します。
具体的な検証の内容は以下のとおりです。
耐風性の検証では、4.5点を獲得。今回検証した商品の中でもトップクラスの好成績です。
点火してから2分30秒で泡が立ちはじめ、約5分後には96℃をキープ。噴出口の形に工夫がみられ、風の影響を受けにくいと考えられます。特に中央付近の火力が強く、炎はなかなか倒れませんでした。風が吹きやすい海辺などの場所でも、十分活躍してくれるでしょう。
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スノーピークのツーバーナーは、耐風性に優れているものの、使い勝手に欠ける点が気になりました。そこで最後に、他のおすすめ商品をご紹介したいと思います。
お手入れのしやすさを重視する方は、SOTOのツーバーナーがおすすめです。全体的に凹凸が少ない構造なので、使用後の拭き取りも簡単。また通常時はもちろん、送風下でも十分な火力を発揮します。風防は溝にはめ込むだけなので、楽に着脱できる点も魅力です。
より調理のしやすさにこだわる方は、イワタニのFLAT TWINをチェックしてみてください。家庭用コンロのように、点火から火力調節までつまみひとつで行えるのが魅力。耐風性にやや欠けるものの、通常時の火力は申し分なし。誰でも直感的に使えるので、初心者の方にもおすすめです。
ブランド | イワタニ |
---|---|
フッ素加工あり | 不明 |
燃料 | ガス式CB缶 |
使用時幅 | 62.7cm |
使用時奥行 | 43.9cm |
使用時高さ | 40.9cm |
収納時サイズ | 62.7×41.9×15cm |
最大発熱量 | 2800kcal/h |
本体素材 | スチール(静電塗装) |
耐荷重 | 不明 |
ダッチオーブン対応 | 不明 |
点火装置付き | |
風防付き | |
風防の取り外し可能 | |
収納ケース付き | |
重量 | 6.9kg |
CB-TBG-2をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
ブランド | SOTO |
---|---|
フッ素加工あり | 不明 |
燃料 | ガス式CB缶 |
使用時幅 | 47.3cm |
使用時奥行 | 25.2cm |
使用時高さ | 14.5cm |
収納時サイズ | 46.8×25.1×11.6cm |
最大発熱量 | 2500kcal/h |
本体素材 | ステンレス |
耐荷重 | 不明 |
ダッチオーブン対応 | 不明 |
点火装置付き | |
風防付き | |
風防の取り外し可能 | |
収納ケース付き | |
重量 | 2.3kg |
SOTO レギュレーター2バーナーをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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