シンプルな機能で誰でも簡単に操作ができると人気の扇風機「山善 リビング扇」。インターネットの口コミでも一定の高評価がみられますが、実際はどうなのか気になっている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は山善 リビング扇を実際に使って、涼しさ・心地よさ・静かさ・使いやすさを検証レビュー。評判の真偽を確かめてみました!購入を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
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ACモーターで5枚羽根という昔ながらのスタンダードな扇風機です。涼を取るには十分な風量を感じられますし、しっかり風を取り込んでまっすぐ送ってくれる点も◎。
しかし、風の強さと比例して音が大きくなるのがマイナスポイント。かなりうるさいと感じる動作音でした。またシンプルな扇風機ですが、リモコンがついていないのが残念なところ。遠隔操作できないため、いちいち行ったり来たりするのも不便に感じます。
とはいえ、押しボタン式で簡単に風量が変えられるなど、初めての方でもすぐに使いこなせるのは魅力。風が直接肌に当たるのが苦手という方はサーキュレーターとして使うなど、いろいろな使い方ができるのも嬉しいポイントです。
一家に1台あると便利なスタンダードな扇風機。ここでは、使いやすく手入れもしやすい「山善のリビング扇」の特徴について解説します。
山善のリビング扇は立体首振り機能付きで、左右に自動首振り、手動で上下にも角度調節が可能。座布団やソファーなど、それぞれの位置に合わせて調整することができます。
また、部屋全体に風が行き渡るので、空気を循環させるサーキュレーターとして使うことも可能。冷たい空気をリビング全体に行き渡らせることができるので、夏場にすぐ部屋を涼しくしたい時にも一役買ってくれますよ。
風量の切り替えは弱・中・強の3種類。ボタンを押すだけで調節できるので、誰でも簡単に扱えますよ。
また、タイマー機能は3時間まで「切り時間」を予約可能。寝苦しい時間帯だけ扇風機をつけることができるのも嬉しいポイントですね。
本体は組み立て式ですが、組み立ては誰でも簡単にできるようシンプルな作りになっています。羽根を外して洗うなど、日常的なメンテナンスも楽チンです。
また、重量が3kgと軽量なので子どもや高齢の方でも持ち運びやすいのも◎。リビングではもちろん、熱がこもりやすい個室で使うにも簡単に移動させられますよ。
シンプルな扇風機ですが、ネット上には「音がうるさい」というマイナスな意見も。しかし、実際のところは使ってみないとわかりませんよね。
そこで今回は、山善のリビング扇を実際に使って以下の4点について検証してみました。
検証①:涼しさ
検証②:心地よさ
検証③:静かさ
検証④:使いやすさ
まずは、扇風機の一番大事なポイントともいえる涼しさの検証です。
風の強さと風の直進性の2つの観点から検証します。風力は風速計で測定。直進性は風の流れが見えるセットの元、スモークを発生させて風の流れを撮影し画像を見て評価しました。
検証の結果、風の強さは4.3m/sと街路樹の葉っぱがそよそよ動くレベル。評価も3.6点とまずまずで、直接当たってしっかり風を感じることができます。また、画像を見てもわかるようにまっすぐスモークが進んでおり、直進性があるのがわかりますね。
扇風機として風を送る機能はしっかりしていますが、残念ながらあまり遠くまで風を送ることはできなさそう。使用する場合は、風を感じられる範囲内に置くのがベストです。
次に、風が当たったときの心地よさについて検証します。
ポイントは肌に当たる風は柔らかいか、刺激は強すぎないかという2項目。一定の距離から実際に当たってみて「快適な風」かどうか体感で評価しました。普通を3点とし、心地いいほど高得点となります。
一般的な扇風機と比べるとやや硬めの印象を受けます。もちろん我慢できないレベルではありませんが「快適な風」という観点でいうと、肌当たりはやや悪いので結果は2.5点。
長時間風に当たっているとだるくなるという方には、もっと柔らかい風の扇風機をおすすめします。とはいえ、特にこだわりがない方なら気になるほどではありませんよ。
次に、静かさについて検証します。テレビの音や会話を邪魔するような大きな音では、使いにくいですよね。今回は、扇風機の一番強風モードで騒音量をチェック。扇風機から出る音量を騒音計で測定し評価しました。
測定結果は、57.9dB。強モードでは、うるさいと感じるレベルの音です。普通の扇風機の音を3点とすると、少し耳障りに感じるため結果は2.7点。とくに就寝時は動作音が気になって眠れない、という方もいるかもしれません。
とはいえ、強モード以外ならそこまで音は気になりません。就寝時は中または弱モードを利用するなど、工夫して使ってみましょう。
次に、使いやすさを検証します。簡単に使えるかどうかは、最近の電化製品を選ぶ上でも大切なポイントですよね。
扇風機に設置されている各種モードを使ってみて、使いやすさを5段階で評価します。一般的な扇風機のオフタイマーや3段階風量調節を標準スペックの3点とし、「首振り幅が広い」「チャイルドロック機能つき」「リモコン操作」など使いやすい機能は加点、ないものは減点とします。
上下左右の首振り機能やオフタイマーがついている普通の扇風機です。難しい操作もなく至ってシンプルですが、リモコンがついていない点はマイナスポイント。評価も2点と平均以下となりました。
とはいえ、扇風機の背面には持ち手もついていて重量も3kgと標準。持ち運びも簡単で、直感的に操作ができるのは魅力的です。シンプルな扇風機が欲しいという方は検討してみると良いでしょう。
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