今回検証したオムロンの体組成計は、体重や体脂肪率をできる限り正確に測りたい人・部位ごとに計測をしたい人におすすめです。体重の計測精度の検証では、医療用の体組成計とまったく同じ数値を記録。体脂肪率の検証でも誤差は1.8%とかなり少ない結果でした。どちらも非常に精度が高く、体の変化を正しく把握したい人にぴったりです。項目数の検証では、全身の筋肉量を計測できないデメリットがありましたが、代わりに部位別の皮下脂肪率および骨格筋率の計測が可能。部位ごとに身体の状態を確認できるので、トレーニングやダイエットに重宝します。さらに、画面の見やすさはトップクラス。かがまずに計測結果を確認できますよ。残念だったのは、計測にかかる時間が16秒とかなり遅いところ。しかし、計測精度の正確性・検証項目数の多さ・画面の見やすさが高評価だったために、順位を伸ばしました。計測完了までの時間さえ気にならなければ、とても優秀な体組成計です。
エレコム ECLEAR HCS-FS01WHは、体脂肪率を正確に知りたいという人にはおすすめできません。体脂肪率の計測精度は非常に低く、基準値との誤差が4.1%も生じてしまいました。また、計測時間は12秒もかかってしまうので、忙しいときにサッと測定したい人にも不向きといえます。しかし、体重計測の検証では基準値との誤差は一切なく、きわめて正確に測ることができます。また、基礎項目に加えて、基礎代謝量・推定骨量・骨格筋率が測れるのも魅力。バックライト機能付きなので、暗い場所でも問題なく使用できますよ。すばやく計測したい人・体脂肪率を正確にチェックしたい人は、ほかの商品を検討してみてくださいね。
今回検証したオーム電機の体重体組成計は、体脂肪率を細かく測定したい方にはおすすめできません。体脂肪率の検証では、基準値との誤差が約8.6%と非常に低い評価となりました。さらに、バックライトが付いていないため、暗い部屋での使用には不向きです。一方で体重の精度は高く、基準値との誤差はわずか100gでした。測定速度に問題もなく、特に不便に感じる点もなく使えます。計測できる項目は筋肉量・推定骨量などの7項目と、日々の健康管理をするのには十分な機能といえるでしょう。毎日気軽に体重のチェックをしたい方におすすめできますが、より使いやすく、体脂肪率の計測精度が高い商品は他にもあります。レビューを参考に他の商品もチェックしてみてはいかがでしょうか。
エレコム エクリア体組成計 HCS-BTFS01は、自分の体の変化を正確に測定したい人におすすめです。モニター13人が使うと、専門機器InBody270との平均誤差は体重0.12kg・体脂肪率3.51%でした。比較した商品の半数以上は体脂肪率の誤差が4~6%あったことをふまえると、「体脂肪が違っていた」という口コミはあまり気にしなくてもよいでしょう。5回連続で測定しても数値のブレが少なかったので、信頼感を持って使えそうです。手軽に測定・記録できるのも魅力。測定時間は6.1秒と、比較した商品の多くが7~20秒かかったなかスピーディでした。測定したデータはアプリへ転送できるため、日ごとの体重や体脂肪率の変化をひと目で確認できます。健康管理をサポートする機能も豊富です。基礎代謝量・BMI・骨格筋率・内臓脂肪レベル・皮下脂肪率・体型判断機能など9項目の測定に対応。測定結果をもとに運動や食事に関するアドバイスも表示します。運動の記録や目標の設定も可能なので、体型管理・生活習慣を改善したい人にぴったりです。説明書が付属しており、初期設定も簡単です。実際に使用したモニターからは「使いやすい」と好評でした。本体重量は1.18kgと、比較した商品内でもトップクラスの軽さ。測定前後の出し入れを楽に行えます。本体の表示は明るく大きいので、測定結果も見やすいでしょう。価格は5,302円(※2025年3月時点・公式サイト参照)とお手頃なので、体組成計選びで迷っている人はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。<おすすめな人>体重・体脂肪率を正確に測定できる体組成計がほしい人毎日手軽に測定したい人長期的な体の変化をグラフで把握したい人<おすすめできない人>とくになし
ビジョンクエスト なわとび エア縄跳びは、どれだけカロリーを消費したか確認しながら使いたい人におすすめです。グリップの液晶画面には消費カロリーが表示され、モチベーションを維持しながら縄跳びできるのが魅力。また、比較した約6割の商品はペンチがないと縄を切れなかったのに対し(※執筆時点)、ハサミで簡単に長さ調節できる点も目を惹きました。比較した商品内では、縄がワイヤータイプのものが跳びやすい傾向があったなか、ビニールタイプながら「遠心力で縄が回って楽に跳べる」とモニターから好評。軽くて柔らかい同じビニールタイプの「アシックス クリアートビナワ」「タニタ カロリージャンプ 」と比べても、ビニールタイプのなかでは足を引っかけにくいといえます。回しやすさもおおむね良好です。「軽くて使いやすい」との口コミどおり、ほどよい重さで疲れを感じずロープを回せました。ただなかには、「グリップについているボタンが邪魔」との声も。グリップはスポンジ素材などで覆われておらずボタンに触れてしまうため、握りやすさはいまひとつです。ロープの結び目の跡が残りやすく、24時間放置後にくっついて絡まってしまった点もネック。跳ぶ際には縄がややうねりやすいため、足を高めに上げるのがよいでしょう。ロープをほどいたあとの絡まりにくさや跳びやすさにこだわるなら、ほかの縄跳びもチェックしてみてくださいね。
タニタサイズ カロリージャンプは、モチベーションを維持して運動を続けたい人におすすめです。検証では跳ぶだけのシンプルな商品が多かったなか、回数と消費カロリー目安が確認できるカウンターが付属。運動量を確認しながら跳べます。エア縄跳び用の重りもついており、天気が悪い日・寒い日でも室内で運動できますよ。比較したなかにはギュッと結んでほどくと跡がつく商品もありましたが、こちらはすぐU字に戻って跳びはじめられました。ロープは柔らかいビニール製で、身長に合わせて簡単にカット可能。使いやすさに配慮した商品といえるでしょう。ただし、肝心な跳びやすさはいまひとつ。「跳び続けにくい」という口コミ同様、15秒間の前跳び・うしろ跳びで跳べた平均回数は、ほかの商品と比べてやや少なめでした。速い前跳びでは、モニターの6人中4人が引っかかってしまう結果に。個人差も大きく、縄跳び初心者には向かない印象です。ロープを回しやすくするベアリングがないうえ、グリップのクッション性もあまり高くありません。機能性にこだわるなら候補に入れてほしいですが、快適に長く跳び続けたい人はほかの商品を含めて検討してみてください。