マキタ ベルトサンダ 9911は、動きのクセが少なく初心者でも扱いやすい、軽めの商品を探している人におすすめです。広範囲を効率よく研磨できるのが特徴の「角型」の本商品。実際に使用したところ、横方向の暴れがほとんどなく滑るように動き、「操作が難しい」という口コミに反する使いやすさでした。2.6kgと非常に軽量で取り回しやすいのも魅力。また、コード式給電のため、作業量が多いときに役立つでしょう。木材を研磨してみると、粉塵がほとんど舞わず「粉塵が多く出る」という口コミとは異なる結果に。比較した商品には粉塵によりスペースが汚れやすいものもあったなか、付属の吸塵パックが飛散を防止。掃除の手間が少なくてすむうえ、目や喉へも入りづらいです。集中して作業に取り組めるでしょう。研磨力においても十分。1×4材を1分間で90%削れました。比較したなかの全体をしっかり削り出せた商品には及ばないものの、物足りなさは感じません。必要十分なパワーがあり、成形の加工にも難なく対応できそうです。研磨力を調節できる変速機能や、吸塵パックがスライドの蓋つきである点も魅力。本体を裏返すと据え置き型としても使えます。しかし、固定用クランプは別途購入が必要なうえ、ベルトの微調節にドライバーを要すのは惜しいポイント。手軽さには欠ける印象です。稼働音は91.9dBとやや大きめ。比較したなかの最大値96.6dBほどではないものの、時間や場所は選ぶでしょう。速度調節で音は抑制できますが、付加機能の豊富さや稼働音が控えめな商品にこだわる人は、ほかの商品を検討してみてください。
HiKOKI コードレスランダムサンダは、研磨力の高さを重視する人におすすめです。カラーニスを塗った木材を研磨した結果、10秒でニスがしっかりと剥がれました。比較したなかには、力が伝わりにくく磨き具合にムラが出たものもあったので、謳い文句のとおり優れたパワーを備えていることがわかります。材料の形を大きく変えたいときでも、あまり苦労することなく研削できるでしょう。口コミのとおり、スイッチを押すときに若干タイムラグが出ましたが、1秒程度ですばやくブレードの回転が止まるのも魅力。変速ダイヤルがあり、6段階で回転スピードを変えられるのも便利です。付属品も豊富で、サンディングペーパーや集塵機アタッチメントがついています。黒いシートの上で研磨したところ、粉塵が空気中に少し飛散したものの、シートに粉塵が残るほどではありませんでした。完全に粉塵を吸引したい人は、アタッチメントで集塵機に接続してください。一方、稼働音は78.8dBで掃除機よりもうるさいのが気になります。音を抑えたい人は、回転数を落として使ってみましょう。回転数が高速のときに、本体が安定しにくいのも惜しいところ。また、口コミの指摘のように握る部分がやや大きいため、手が小さな人は持ちにくく感じるかもしれません。より握りやすくて、音が控えめなほかの商品もあったので、あわせてチェックしてみてくださいね。
高儀 EARTH MAN 吸じんオービタルサンダー SD-100SCは、研磨力にこだわる人におすすめ。カラーニスを塗った木材を30秒間研磨してみたところ、口コミとは反対にニスが最低限剥がせました。比較したなかには、ニスがほとんど落ちないものもあったので、パワーが必要な作業にもある程度は対応できるでしょう。吸塵パックと本体の接続がゆるめですが、「集塵力はいまひとつ」との指摘に反し漏れた粉塵の量は少なめ。集塵機への接続はできないものの、粉塵が舞って目や口に入るほどではありません。吸塵パックにはファスナーがあるので、たまった粉塵を捨てるときに散らばってしまう心配も少ないといえます。回転数が最大時の稼働音は約70.4dBと若干大きめですが、変速ダイヤルで研磨力を落とせば音量が抑えられました。研磨力を最小にして短時間だけ使うのであれば、集合住宅でも周りに迷惑がかかる可能性は低いでしょう。一方で、研磨中の動きにクセがあるのは気になるところ。グリップ付きで滑りにくいものの、ときどき暴れてしまいます。慣れるまでは、弱めの研磨力で使ってみてください。サンドペーパーの固定はクランプ式のみなので、面ファスナー式にも対応したものに比べると、作業効率が落ちるかもしれません。また、穴開けパンチプレートが付属していないのも惜しい点です。付属品・機能が充実しているもの・コントロールが簡単なものがほしいなら、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
ボッシュ 吸じんオービタルサンダー GSS23AE/MFは、使いやすさに優れた理想的なオービタルサンダーです。低振動設計で暴れが少なく、実際に木材の表面を滑るような感覚で研磨できました。比較したほかの商品にはコントロールが難しいものもあったなか、トップレベルの使いやすさです。ソフトラバーのグリップは手に馴染んで握りやすいため、長時間の使用でも疲れにくいでしょう。さらに、使用中の粉塵の舞いにくさも優秀です。吸塵パックにマイクロフィルターシステムを内蔵しており、30秒使っても粉塵が舞う量はごくわずかでした。集塵機に接続できるのもメリット。部屋が汚れにくいので、室内で作業したい人にも向いています。研磨力をチェックした検証では、油性のカラーニスを塗った木材を30秒研磨した結果ある程度まで剥がせました。ほとんど削れない商品もあったため、「思ったよりも削れない」という口コミほどの物足りなさはないといえます。サビ落としなどパワーが必要な作業にもよいでしょう。変速ダイヤルを利用すれば、スピードは6段階で調節可能。最大パワーに設定して稼働音を測定したところ、約74dBと控えめな音量でした。より静かに使いたいなら、回転数を最小にしてみてください。サンドペーパーの固定方法は、クランプ式・面ファスナー式の両方に対応。パンチプレートも付属品に含まれています。研磨作業に必要な高い性能を備え、付加機能・付属品のすべてが充実しており、自信を持っておすすめできるオービタルサンダーです。この機会にぜひ購入してみてくださいね。
マキタ 仕上サンダ BO3710は、オービタルサンダー初心者の人におすすめです。研磨しながら粉塵を吸いあげるバッグがあり、集塵機とも接続できます。実際に木材を研磨した検証では、吸塵バッグ付きでも粉塵が舞った商品があるなか、ほとんど飛散せずトップクラスの吸引力を発揮。口や鼻に入ることもなく、後片付けの手間も省けますよ。肝心の研磨力も優秀です。「深くは磨けない」との口コミがありましたが、検証では、木材に塗ったニスをある程度剥がすことができました。パワーのいる作業もできる研磨力でありながら、研磨中の音は71.6dBと控えめ。変速機能がなく回転数を落として稼働音を抑えることはできませんが、集合住宅などでも作業しやすいでしょう。振動が少なくコントロールしやすいのも魅力です。比較したほかの商品には暴れて制御が難しいものもあったなか、こちらは安定して作業できました。持ち手のグリップも手にフィットします。スイッチ式のように押すだけではないものの、トリガーのロックボタンも押しやすく、普段使う電動工具と同じ感覚で扱えますよ。ただしパンチプレートや面ファスナー式のパッドは別売りです。標準では付属しないので、一度使ってみて必要であれば買い足しましょう。粉塵が舞いにくいうえに音も控えめで扱いやすいので、はじめて買う人も買い替えを検討中の人も、ぜひチェックしてみてくださいね。
BLACK+DECKER ブラック・アンド・デッカー コンパクトオービタルサンダー
ブラック・アンド・デッカー コンパクトオービタルサンダー KA320Eは、長い時間研磨作業をする人におすすめです。実際に木材を研磨してみると、振動が少なく動かしやすい印象でした。比較したなかには動きにクセのあった商品もありましたが、こちらは長く使っても疲れにくいといえます。グリップが滑らず、手にしっかりフィットするのも魅力です。電源ボタンはスライド式で、ワンタッチで作動し続けます。作業中にトリガーを握り続ける必要がないので、手元の作業に集中できますよ。パワーも十分で、検証では油性のカラーニスを短時間で削れるほどの研磨力を発揮。幅広い用途に活躍する実力を備えていました。「集塵機能が物足りない」という口コミに反し、研磨中に出た粉塵は吸塵パックがしっかり吸引。黒いシートに粉塵がたっぷり残る商品があるなか、ほぼ落ちておらず掃除の手間を軽減できます。研磨力は6段階に調節でき、削りすぎ対策が可能。サンドペーパーのセット方法はクランプ・面ファスナー兼用式のため、状況や作業内容に合わせて使い分けられます。市販の安価な紙・布やすりを使用できるのは魅力でしょう。穴あけパンチプレートが付属し、やすりに穴を開ける作業も簡単です。ただし、稼働音は97dBとかなり大きめ。比較したほかの商品には75dB以下の商品があったことを思うと、「音がうるさい」との口コミどおりの結果といえます。使用時は周辺に配慮しましょう。音を気にせず作業をしたいなら、ほかの商品をチェックしてみてください。