ビタクラフト ごはん鍋は、アウトドアでもおいしいご飯を楽しみたい人におすすめです。実際に商品で炊飯すると、みずみずしいツヤのあるふっくらしたご飯を炊けました。人気のstaubのラ ココット de GOHANは粒同士がくっついていたのに対し、こちらは1粒1粒がしっかり立っています。香りはさっぱりとしているものの、ふくよかなお米の甘味を感じられますよ。実際にご飯をモニターが試食してみると、「しっかり甘味を感じられた」「余韻が長く感じられた」とプラスの声が相次ぎました。なかにはあっさりとした味わいで物足りなさを感じた人もいましたが、噛めば噛むほど甘味を感じられるのが特徴です。比較したなかには水っぽさを感じた商品もあったのに対し、粒は硬めでしゃっきりとした食感を楽しめます。本体は1.31kgと比較したなかでも軽量。しかし、手入れしにくいのは気がかり。内部に汚れをこびりつきにくくする工夫はありません。「汚れが簡単に落ちる」との口コミに反し、ご飯を炊いたあとはスポンジなどでよく擦る必要があります。「ご飯を炊くのが難しい」という口コミどおり、調理に手間がかかる点も気になりました。比較した大半の商品と同様に内部にはメモリがなく、水量を測るには計量カップが必須です。フタは本体と同じくステンレス・アルミニウム製で、調理中の内部を気軽に見れないのもネックでしょう。吹きこぼれにくい構造ですが、温度調節機能はなくこまめな確認が必要です。執筆時の価格は16,500円(公式サイト参照)と高価格帯の商品なだけあって、おいしいご飯を楽しめるのが魅力。「ふっくらおいしく炊き上げる」という謳い文句にも納得の一品です。もっと簡単に炊けるものが欲しい…という人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
北陸アルミ 文化ごはん鍋は、楽に手入れや持ち運びができるものをお探しの人におすすめです。比較した商品の多くが1~3kg以上あるなか、本商品は0.86kgとトップクラスの軽さ。取っ手は大きくて掴みやすく、持ち運びも簡単です。シンクのなかでも手首に負担をかけずに洗えるでしょう。本体内部にはフッ素加工が施されています。お米はこびりつくものの、比較したフッ素加工なしの商品よりも短時間のつけ置きで簡単に洗い流せました。手入れがしやすく軽いため、休日だけ使用する人やアウトドアで使うのにも向いていますよ。炊きあがりは、水分が多めで粘り気のある仕上がりです。しかし、鍋底が平らな形状のためか対流が起きにくく、試食したモニターからは「柔らかい部分と硬い部分が混在している」との感想も複数あがりました。香ばしい香りや噛むほど増す甘みはありますが、炊きムラがあるのは惜しい点です。火加減調節が必要なのも初心者には難しいポイント。比較した約半数の商品は温度調節不要だったなか、説明書も目安の記載のみのため、ご飯鍋を使い慣れていないと失敗するリスクがあるでしょう。中の様子はフタを開けないと見えず、水位目盛りもありません。入れ込むタイプのフタで吹きこぼれは防げますが、慣れるまではハードルは高めです。とはいえ、アルミニウム製で軽く扱いやすいのは大きな魅力。お米を食べる頻度が少ない人でも、炊飯器の代わりに気軽に扱えるでしょう。持ち運んでアウトドアでも使いたいという人も、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
HARIO(ハリオ) フタがガラスのご飯釜は、初心者でも火加減を気にせず簡単に炊ける商品を探している人におすすめです。比較した商品には水の量を自分で計るものがあったなか、計量カップ不要の水位線つき。透明で中が見えるフタは、本体内側に収まり吹きこぼれを防止します。温度調節不要で火を消すタイミングをお知らせするホイッスルなど、工夫が満載です。実際に炊いたご飯をモニターが試食したところ、柔らかめが好きな人からは好印象でした。一方で、硬めが好みの人からは口コミのように「ご飯がべチャッとする」という意見も。水分をしっかり含んで柔らかくもっちりした弾力ですが、好みは分かれそうです。香りや甘みは控えめで、ほとんどのモニターが「あっさりしている」と回答しました。ややネックなのは、2.63kgという重量と大きさのために手入れがしづらい点。シンクが狭いと洗いづらく感じるでしょう。炊飯後のお米がこびりつきやすいのも懸念点です。比較した約2割の商品はフッ素コートつきで簡単に汚れを落とせたのに対し、こちらは長時間水につけ置きしてスポンジなどでしっかり擦り落とす必要があります。公式サイトの値段は税込9,900円(※執筆時点)と、比較したなかでは中価格帯です。おいしさは好みが分かれ、手入れも簡単とはいえないものの、口コミにあるように簡単に炊ける工夫がたくさん詰まっています。炊飯器を買うほどではなくても気軽にお米を炊きたい人は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
三鈴陶器 ごはん鍋 3合炊きは、ご飯鍋を検討中のすべての人におすすめ。モニター全員が炊きあがりのおいしさに満足しました。比較したなかでは底面が平らなものは炊きムラになりやすい傾向があったのに対し、本品は丸い鍋底が特徴。中で対流が起きやすいため1粒1粒にしっかり火が通り、「ふっくら炊ける」との口コミどおりに炊きあがります。釜の内側に水量目安の線があるため、水を入れる際は手間がかかりません。また、比較したなかでは炊飯中の温度調節が不要だと炊きやすい傾向があり、本品も同様。やや強めの中火で15分間炊くだけなので、「初心者でも上手に使える」との口コミどおり、はじめてご飯鍋を使う人にも向いています。本体の重さは1.6kgで、持ち運びやすい点も魅力。比較したなかには3kg以上の商品もあったことを考えると、シンクでも洗いやすいといえます。一方で、フッ素加工が施されていないため、お米がこびりつきやすいところはデメリット。洗う前に、少し長めに水に浸けておくのがよいでしょう。ぽってりとした丸いフォルムのおかげでムラなく炊飯でき、炊きあがりのおいしさはトップレベル。ほどよい硬さながらもちもちした食感も楽しめ、お米の甘さ・香ばしさを感じられます。とにかくおいしいご飯を炊きたい人にぴったりなので、ご飯鍋選びに迷った際は購入を検討してみてくださいね。
リンナイ 炊飯鍋 ガラス蓋は、手入れのしやすさとストレスを感じない扱いやすさが魅力。本体内側のフッ素加工が功を奏し、お米がこびりつきにくいうえ、軽く洗い流せばすっきり汚れが落ちました。比較した商品にはヌメリが落ちにくいものがあったなか、手入れのしやすさはトップレベルの評価を獲得しています。使いやすさも申し分ありません。フタが本体の内側に収まり吹きこぼれにくいのがメリット。フタはガラス製なので、沸騰したタイミングもわかりやすいですよ。比較した商品には水位線がないものもあったなか、白米・全がゆ・七分がゆなど、種類ごとに目盛りが細かく記載されていたのもよい点です。一方で、肝心の炊き上がったご飯のおいしさはいま一歩。炊き立てはお米の甘さが感じられず、五つ星お米マイスターの山辺さんは「水分量が足りずパラパラしている」とコメントしました。解凍後も少し水分が増えて食べやすくなる程度。ご飯の仕上がりにこだわる人は、ほかの商品も検討してみてください。
ウルシヤマ金属工業 謹製 釜炊き三昧 3合炊きは、しゃっきりと硬めのご飯が好きな人におすすめ。実際に炊き立てを試食した専門家は、「羽釜の目指すべき仕上がり」と評価。同じ金属製でも、水分が少なすぎて粒がパラついた商品もあったのに対し、おいしさを損なわない程度の硬さです。さっぱりとしつつも、土鍋の商品と同じようにお米本来の甘さも感じられました。毎日でも飽きにくい、すっきりとした味わいですよ。冷凍解凍後も甘さは残りますが、お米同士がくっついてダマになります。基本的には、食べ切れる量を炊くのがよいでしょう。重量1.45kgと軽く、扱いやすいのも魅力です。2.5kg前後が多かった陶器製の商品と比べ、洗うときや食卓へ移動させるときも苦労しません。計量しやすいよう、水位線があるのも好印象でした。しかし、二重フタなどの吹きこぼれを防ぐ工夫はありません。口コミにあったようにコンロ周りが汚れてしまう可能性があります。フタが不透明で、調理中に中身が確認できないのも惜しいところ。口コミで洗いにくさを指摘されていたとおり、お米のぬめりも残りました。炊飯後の後片付けの楽さを重視したい人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。