工事不要の浴室暖房機のおすすめ人気ランキング【2025年】

まず防水性能を示すIPコードをチェックし、最低でもIPX4以上のモデルを選びましょう。防水性能が不十分な浴室暖房機を使用すると、内部に水分が入り込み故障の原因となるだけでなく、漏電による感電や火災など重大な事故につながる恐れがあります。IPX4は、あらゆる方向からの水しぶきに耐える性能があるため、常に湿気にさらされてシャワーの水滴が飛び散る環境でも故障しにくいでしょう。

洗い場の近くに設置する場合や、小さな子どもがいる家庭で、浴室暖房機に直接シャワーをかけてしまう可能性がある場合は、IPX5以上のモデルを選ぶのがおすすめです。IPX5は、あらゆる方向からの水流に耐える性能を持っています。もしシャワーの水流を直接かけても、内部に水が入り込みにくいでしょう。

なお、防水機能があるからといって、意図的に水をかけることは絶対に避けてください。また、本体は防水でも、電源プラグやコードは防水仕様でない場合がほとんどです。コンセント周りに水がかからないよう、設置場所や使い方に十分注意することが大切です。

浴室暖房器具の設置方法には壁掛け、吊り下げ、床置きなど複数のタイプがあります。家族構成や浴室の広さ、使い勝手などを考慮し、あなたのニーズに最適な設置方式を選ぶことが、快適な入浴環境への第一歩です。

浴室暖房機を選ぶ際は、過熱防止機能と転倒時自動消灯機能が備わっているかどうかを確認してください。過熱防止機能は、温風の吹き出し口がタオルや衣類で塞がれた場合や、ホコリが溜まって異常発熱した場合に自動的に電源をオフする仕組みです。浴室や脱衣所は湿気が多く、タオルや衣類も置きがちのため火災のリスクがありますが、この機能で火災リスクを大幅に軽減できます。

また、転倒時自動消灯機能も重要です。とくに床置きタイプの暖房機は、子どもやペットが誤ってぶつかって倒してしまう可能性があり、火災のリスクがあるためチェックするとよいでしょう。

さらに、切り忘れ防止タイマー機能も役立ちます。電源を切り忘れると、長時間の稼働による過熱や電気代の無駄につながるため、不安な人はチェックしてください。また、小さな子どもがいる家庭では、誤操作防止のためのチャイルドロック機能も候補になります。